レム(北斗の拳)

登録日:2025/11/06 Thu 15:57:42
更新日:2025/11/07 Fri 04:24:36NEW!
所要時間:約 4 分で読めます




レムとは北斗の拳の登場人物である。
え?誰!?って思われそうだが、要するに「ターバンのガキ」と呼ばれる人物である。

【配役】



【概要】

サウザーに囚われ、聖帝十字陵の建設のために強制労働させられていた子供の1人。
ターバンのガキという名前の通りターバンをつけた少年…多分少年(少女の可能性ちょっとだけあり)。
髪型は癖っ毛であり、漫画ではトーンの貼られていない白色。アニメでは茶髪となっている。
また原作では名無しであり、レムという名前はアニメでつけられた。よってこの項目でもレムという名前で呼ぶ事とする

とまぁ取り立てて目立つ存在ではないが、彼は慕っていたシュウを殺されたことによりサウザーを憎んでいた。
そして彼が眼の前を通りかかった際に、隠し持っていたナイフを左太ももに突き刺した。

それは明らかに無謀な行為であり、ある意味では狂気とも言える言動。
無論、サウザーは足をナイフで刺された程度ではびくともせず、むしろ誰もが怒りのままにレムを殺す…かと思いきや、サウザーはそんな彼を見て叫んだ。

「見ろこのガキを、シュウへの思いがこんなガキすら狂わす!!
愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」

そしてサウザーは演説する。
かつては自分も愛するものがいた。だが、その愛ゆえに苦しみ、悲しみ…故に愛などいらぬと捨ててしまったことを…。
だが、サウザーはその事を思い出させた少年には特に何もせずに、宿敵ケンシロウとの戦いを続ける。
しかしこの時、サウザーの中に哀しさを知ったケンシロウはやがて……。


という風に、悪逆非道であったサウザーにもこうなった理由があることを視聴者、そしてケンシロウも知ることとなり、最終的には帝王の在り方すらも変えてしまった少年。
であるが所詮はモブであり、サウザーをぶっ刺した後は出番も無かった。
しかし……。


【北斗の拳 イチゴ味での活躍】

サウザーが主役のギャグ漫画にも登場。
かの有名な「ターバンのガキ」という呼び方を定着させた作品。
流石にアニメでは「ターバンの少年」と呼ばれていたが、どちらにせよレムという名前は忘れられている。
本編以上に傍若無人に振る舞うサウザーが唯一恐れる存在。
というのもこの漫画の彼はシュウへの愛とかそんなのどうでもいいという具合に、サウザーの足にナイフをぶっ刺す事に全てを懸けるキャラクターと化した。
彼の前には、サウザーの副官リゾも、ラオウも、ハンすらも無力。
対峙した人間は尽く足を貫かれ、そして彼は不敵に笑い続ける。
終いには分身したり、ボウガンのガキという亜種が登場したりともうわけがわからない。

イチゴ味はギャグ漫画であるが一応のパワーバランスは原作と変わらないのに、彼のみが妙に強化されているように見える。
…が、実はサウザーを流血させたのはケンシロウを除くと彼のみであり、そういう意味ではシュウ以上であり、ある意味では原作通り…なのかもしれない?


北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝での活躍】

演じるのは一般人の子供。
であるが、ドラマ撮影を通じてシュウ役の谷口陣に懐いており、逆にサウザー役の柏葉隆吉には敵意を見せるようになっていた。
谷口は今まで悪役ばかり、対して柏葉は正義の味方役が多く、その為にレム役の少年の反応は互いに良い刺激となった。
それを見ていたスタッフが例のナイフのシーンを思いつき、少年は勢いのままにナイフを突き刺す好演技をした。
だがそのナイフの刺し方はいうなれば野球のピッチャーみたいなものであり、それを見てヤクザものの作品にたくさん出ていた谷口はあろうことか少年に鉄砲玉スタイルの突き刺し方を教えてしまった。
こうしてターバンのガキのシーンは完成したのだが、子供にそれを教える陣はツッコまれまくっていた。




【余談】

コイツ立体化されている。
というのもイチゴ味のサウザーがフィギュア化した際についてきた。

また変に知名度が上がったせいか、コミックゼノンで行われた北斗の拳(イチゴ味ではない)人気投票で16位にランクインするなどカルト的な人気を誇っている。
ただ21位が「ジャギの石像の前で埋められ命乞いをする男」とかいう若干ネタに走ったものなので参考にしていいかはわからないが。







見ろこのガキを!アニヲタの思いがこんなガキすら項目が作られる!!



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最終更新:2025年11月07日 04:24