ボーダーのノーマルトリガー(ワールドトリガー)

登録日:2025/11/05 Wed 21:54:00
更新日:2025/11/07 Fri 01:38:54NEW!
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この項目では、漫画『ワールドトリガー』に登場する組織「界境防衛機関ボーダー」が運用する武器「トリガー」について解説する。
ポジションなどの用語はボーダーの該当項目を参照すること。


総論

大半のキャラが規格化された量産品の武器で戦闘するという、ワートリ特有のバトル描写を支える武器。

これまで登場した近界各国のトリガーがワンオフなのに対し、ボーダーのノーマルトリガーは手のひらサイズの「トリガーホルダー」に「トリガーチップ」をセットする方式なのが特徴。
不特定多数による運用を前提に置き、汎用化・規格化されており、玄界の強みたる数的有利を活かす形となっている。
基本装備として「トリオン体」「緊急脱出」「レーダー」が標準装備されており、利き手用の(メイン)に4つ、逆手用の(サブ)に4つ、計8つのトリガーをセット可能。
主トリガーと副トリガーは各1種ずつ起動でき、2つの組合せとセットしたトリガーの切り替えで戦う。
両手のトリガーを攻撃用に展開して戦闘することを両攻撃(フルアタック)という。威力こそ抜群だが防御トリガーを併用できないため無防備でもある。つまりほぼ常に二刀流で戦ってたりするA級隊員達はもれなくヘンタイ。

使用せずともトリガーチップはセットしているだけで持ち主のトリオンを消費するので、戦闘時に使用可能なトリオン量が減る。
このためトリガーはたくさんセットすればそのままお得、強いというわけではない。
上記の理由と「実戦使用可能なほど錬度を高め、それらを切り替えながら戦闘を行う」というコトの難しさから必要なトリガーのみをセットするというのが一般的。
なので(汎用性と必須性からシールド二枚・バッグワームのほぼデフォ装備を除けば)主武装だけしか装備してない割り切ったチップ構成の隊員もちらほらいる。

規格化されているが、A級部隊員になれば装備トリガーの改造が可能となる*1
B級でも極端な機能変更でなければエンジニアが対応してくれる模様。

なお、玉狛支部が独自に作成しているトリガーは玉狛支部(ワールドトリガー)の記事を参照。

基本装備用トリガー

緊急脱出(ベイルアウト)

トリオン体が破壊されると本体が自動的にボーダーの基地に送還される他国にはないボーダー独自の機能。必要に応じ自発的に発動もできる。
この時光の筋が現れるが、これは「帰還するための通り道」で、基地には帰還に対応したダクトが設けられている。
敵に倒されても安全圏まで自動帰還し、敵の情報を確実に持ち帰ることができる。
何より隊員は完全に無傷で、消耗したトリオンさえ回復すれば戦線復帰できる、言ってしまえば不死身の軍隊を実現している機能。
ただし黒トリガーとC級トリガーにはこの機能は付いていない。前者は構造上の問題、後者は資金面などの問題が理由である。
遠征時には遠征艇を帰還先として帰還することになる。
名前の由来は戦闘機の脱出機構だろう。そちらのベイルアウトは物理的な危険性から逃れられないため絶対安全ではない。

レーダー

敵(というよりおそらくトリオン体)の位置を知るためのトリガー。バッグワームを起動することで、レーダーの探知から逃れることができる。
スポッターは「強化レーダー」なるトリガーを装備しているが、詳細不明。

◆アタッカー用トリガー

弧月(こげつ)


攻撃力:A
耐久力:A
軽さ:C

大雑把に言えばトリオンで出来た日本刀
ボーダー製ノーマルトリガー中で攻撃力・耐久力が高いレベルでとれた傑作。何気に耐久も特筆すべき点で、物理的に破損して当たり負けることがほぼない*2
アタッカーで一番人気のトリガーで一番安定感がある。傑作、信頼性抜群という評も納得の逸品。
欠点はやや重いことと、形状変化などの特殊なギミックがないこと、自由な出し入れが効かない*3
やや重いのは地味に無視できず、四肢の欠損でバランスが崩れると余程の武芸者でもないと満足に振るえなくなり、両手破損等で握れなくなると当然持つことさえ不可能になる。ここは最悪四肢がなくなろうと攻撃はできるしなんなら高速で動ける隊員もいるスコーピオンとの大きな違い。
トリオン消費量を減らした槍型の弧月も存在するほか、小南の弧月は「小太刀二刀」だったとのこと。

スコーピオン


攻撃力:A
耐久力:D
軽さ:A

形は自由自在で体の部位どこからでも出せる上に重さが無い使いやすい軽量ブレード型トリガー。
だが耐久力が低く、弧月相手に受け太刀すると簡単に折れる。
基本は短刀型にしている隊員が多いが、変形機能の可塑性の高さから様々な活躍をしており、
  • 足から生やして義足代わりにする
  • 枝分かれさせてフェイント攻撃
  • 2つ繋げて射程を延ばす
など色々できる。
元々は迅が対太刀川用に玉狛支部でクローニンの協力の元造り出したもの。

レイガスト


※刃/盾時評価
攻撃力:B/E
耐久力:B/SS
軽さ:D/D

スコーピオン同様ブレードの形が自由自在だが、重量が重めの防御寄りなトリガー。
通常時の(ブレード)モード」と攻撃力を落として防御力を上げる(シールド)モード」に切り替えることができる。
アタッカーはガンガン攻めたがる傾向があるため、重くて防御寄りで上二つに比べて切れ味が劣るレイガストは不人気。
だが、後述するスラスターによる奇襲能力や通常のシールドよりも高い防御力を持つ(シールド)モードなど独自の強みはある。
BBFで確認出来る使い手はわずか4名のみ*4という状態である。その上、その運用方法も防御力を補うサブ的な運用が多くというか修の白兵戦能力が低すぎるためブレードとして使われることはあまりない。

元弧月使いのエンジニア寺島雷蔵が対銃手用として、スコーピオンとシールドを元に造りだしたもの。
つまりアタッカー用トリガーでは一番の後出であり、普及率が低いのもこれが原因のひとつかもしれない。

スラスター

レイガスト専用のオプショントリガー。
トリオンを噴射してレイガストを加速させる。能力は単純なので使い手次第で様々な運用が可能で、そのまま使うと鈍重で威力も中途半端なレイガストの生命線。
例:シールドでの突撃や殴打、なぜかヒュースの顔にヒビが入るブースト筋肉パンチパンチの加速、緊急回避、遠投、空中移動等


◆ガンナー/シューター用 弾丸トリガー

弾丸トリガーは
  • 威力を決める「弾体」
  • 射程を決める「カバー」
  • 弾速を決める「噴進剤」
の3つに構造が分かれている。ミサイルを思い浮かべてもらうといいかもしれない。

アステロイド

追加効果は無いがクセもなく威力が高い通常弾。直線に進む。
弾トリガーにおけるノーマルにして防御を抜く必殺弾的立ち位置。高トリオンのそれはただ撃つだけで防御困難の弾幕となる。逆に低トリオンが使っても威力の差を実感しにくい

メテオラ

炸裂弾。着弾すると爆発する。
炸裂機能にトリオンを割いている分、威力はアステロイドに劣るが、キューブ状に待機させておいたメテオラを起爆*5させることでブービートラップのようなことも可能。

バイパー

変化弾。自由に弾道を変えられる。
大抵は1回曲げる程度か事前に練習想定しておいた軌道を使用するかで、自由自在に軌道を操作するためには空間把握能力など様々な変態レベルの才能が必要。
不意をつくにはもってこいの弾種だが、ただ相手に当てるために軌道曲げたいならハウンドのほうが楽で便利で片付くなど総じて上級者向け。
実戦の中リアルタイムで軌道を設定できるのは出水、那須、ヒュースの三人のみ。このレベルになれば複数回曲げたあと自分のほうに曲がってくる弾道を一瞬で引く等、この弾だけでもエースを張れる滅茶苦茶な弾幕を形成可能。

ハウンド

追尾弾、または誘導弾。
目視した対象、あるいはトリオンを探知させることで目標に向かって弾を追尾させる。
作中ではトリオン反応を追尾する場合は「追尾弾」、目視誘導となる場合は「誘導弾」と漢字表現が使い分けられる。
最初から完全追尾させると一点集中で向かっていってしまうので、効果的に使うには同時発射した弾の追尾性能に強弱を作ってやることで、うまく弾道を散らしたりする必要がある。
バイパーよりも扱いやすいのか使用者が多く、サブウェポンとしてよく入れられ、こちらをメインに使う人もいる。

合成弾

(メイン)(サブ)それぞれの弾丸トリガーを融合して作るもの。
初めて思いついたのは出水で、なんとなくやったらできてしまったらしい。合成に時間がかかりその間防御ができず隙も多い*6ため使用する隊員は少ない。(通常使用よりはさすがに遅いとはいえ)数秒で合成できるのは出水ぐらい。
また銃手が合成弾を撃とうとすると「合成弾しか撃てない銃」をセットせざるを得ないため、ピーキーすぎるせいか現状使用者は射手に限られる。


◆ガンナー用 銃器トリガー

基本機能として射程が20%アップする。
弾丸トリガーとはセットの扱いなのでトリガーホルダーの枠は余分に圧迫しない。また、異なる弾をセットしている場合、取り付けられたツマミを操作して切り替える。
弾速等の弾のパラメータ設定はトリガーセット段階で固定されるため、そのへん自在な射手と異なり戦闘中は変更不可能。
同じ銃でも形状は異なるものがある他*7、A級向けは付加機能が付けられている*8他、個人のこだわりも強いのだろう。
使いこなすには個人のセンスが求められるシューター用トリガーと比べて、自身の訓練の練度が技量・実力に直結する点が売りであり差別点。

拳銃(ハンドガン)

近距離用。その名の通り見た目は拳銃
基本は自動式拳銃(オートマチック)のようだが、弓場は回転式拳銃(リボルバー)を使用しており、6発毎のリロードと射程を代償にシールドを貫通するほどの威力と弾速を得ている。

突撃銃(アサルトライフル)

中距離用。
連射可能。その名の通り見た目はライフル

散弾銃(ショットガン)

中距離用。
火力があり面攻撃ができるが、一度撃つと隙が出来る。主に諏訪隊が使う。

機関砲(ガトリング)

レイジが使用。連射性能がライフルより高いと思われる。

擲弾銃(グレネードガン)

ゾエさんと他1名が使用。曲射軌道で遠くまで届く。


◆スナイパー用トリガー

名前の通り狙撃銃。
銃手用トリガーと違い、通常弾と銃で1セットのためガンナー/シューター用の弾丸トリガーは射出できないが、鉛弾やサイレンサーはオプションとしてセットできる。
トリオン量に応じて固有の性能が上昇する。

イーグレット


威力:B
射程:S
弾速:A
速射:C
軽さ:C

弾速は普通で射程が長い。狙撃銃として最もシンプルなタイプであり、これさえあれば大体OKな万能型。
デザインはボルトアクション式狙撃銃。
使用者のトリオン量に応じて射程が伸びる。威力もほぼピンポイントにまで縮小したシールドでないと貫通されてしまう程度には高い。低トリオンの修はおそらくレイガストでないと防げない
冬真や奈良坂らサカナを避けて本体に当てるゲーム参加可能な変態級熟練のスナイパーは、長距離狙撃でこれを使っている。万能型というだけありランク戦レベルではこれで十分なのかこれ一本で戦う狙撃手も多い。
名前の由来は"Eaglet()"または"Egret(白鷺)"と思われる。

ライトニング


威力:C
射程:B
弾速:SS
速射:B
軽さ:B

威力は低いが弾速・連射性能が高い。デザインは他2つと違いSFっぽいデザインのライフルで、照準もスコープではなく小型ディスプレイ。
使用者のトリオン量に応じて弾速が上がる。銃自体が軽く、弾速が速く命中させやすいという性質から初心者向け。
34話で初めて紹介されて、使用描写があったのが98話と、不遇なトリガーと言われていたが、その後東さんの「適当メテオラの弾丸を撃ち落とす」という変態技能で使用され、千佳の鉛弾狙撃にも使用され、かなり活躍が増えた。
名前の由来は"Lightning(雷光)"と思われる。

アイビス


威力:SS
射程:A
弾速:B
速射:D
軽さ:D

命中は低いが威力は高い、対大型向け。デザインは対物ライフル
使用者のトリオン量によって威力が上がる。
ランク戦ではシールド、壁などの遮蔽物貫通に使われる。
トリオン怪獣の千佳がこれを使うと、射線上の全てを破壊する土木工事長距離砲撃と化す。
名前の由来は"Ibis(トキ)"と思われる。


◆汎用オプショントリガー

シールド

その名の通り透明の盾。
防御範囲を小さくするほど耐久が上がる。25m先までなら遠隔でも出せるため味方の補助や救助にも使える。
バッグワームタグを装備しているトラッパー、スポッターを除けば修と烏丸以外の全員が2つ入れており、2つ一辺に張る両防御(フルガード)は防御面での切り札的な存在である。
文字通り固定する代わりに全方位をカバーする「固定シールド」もあり多彩。
近距離と遠距離トリガーの戦闘においてシールドの性能向上により攻撃手有利に傾いたというのも納得の多機能さ。

エスクード

使い手の手足を伝って地面や壁から凹の形をした分厚い防壁を生やす壁のトリガー。
玉狛支部の隊員*9が使用することが多いため、玉狛支部製のトリガーと勘違いされやすい。
一度に複数個出現させることができ、結構な遠隔にも生やせる他*10多少のサイズ変更が可能。実体の壁であるため、鉛弾の攻撃を防ぐこともできる。
高い耐久力を持つが、旧式のトリガーで消費トリオンが大きく、動かすことが出来ないため使用者は少ない。
ただし閉所や壁が多い場所での戦闘ではかなりの活躍をしており、屋内戦が中心となったB級ランク戦ROUND7では
  • 特定の場所に居座るために使用する
  • 壁や天井などから同時に生やして相手をサンドイッチして拘束
  • 敵を囲んだり道を塞いだりして相手の連携を断つ*11
などの活躍を見せている。
また、ヒュースは飛び出す勢いを生かしたジャンプ台兼カタパルトとしても使い、こちらは人だけでなく軽自動車(約1トン)をも簡単に吹っ飛ばし人にぶつけている。

読み切りの実力派エリート迅でも登場しており、この時でも地面から壁を生やしており、金的「大地の咆哮」に使われたりもした。

バッグワーム

レーダーに映らなくなるマント。起動中は常にトリオンを消費する。
潜伏するスナイパーを中心に、シールドと並んでほぼ必須のトリガー。ただし姿が消えるわけではないので視認されれば見つかる。
変態技術を持つ者が多いランク戦でもほぼ必須で、後述のバッグワームタグ使用者を除けばこれを入れていない人は確認される限り一人もいない。
基本的に茶色だが色は自由に変更可能なようで、目視に対する迷彩効果も狙える。

バックワームタグ

ペンダント型のバックワーム。
1つで枠を4つ分消費してしまうが、代わりにトリオンの消費を抑えることができる。武器を必要としないトラッパー、スポッター御用達。

カメレオン

透明になる光学迷彩トリガー。
起動中は常にトリオンを消費する。
バッグワームと逆で、目視はできないがレーダーには映る
ただしトリガーを使わず敵に触れるだけなら問題なく、解除してからの攻撃を警戒していると透明のまま組み付かれて他隊員の攻撃の的にされることも。

起動中は武器を含む他のトリガーを使用できないため、攻撃も防御も不可で移動に特化した性能。
しかも敵だけでなく味方からも見えなくなってしまうため、互いの連携がかなり困難になってしまう。
カメレオン実装当初はかなり流行したのに現在では使用者がそれほど多くないのもこれらの弱点が周知されたことが大きい。

使いこなすには意表を突いた高度な連携がカギとなってくるが、これを克服したのが風間隊である。

テレポーター

瞬間移動するトリガー。

視線の方向数十m以内に移動でき、瞬間移動した距離に応じて数秒間のインターバルが必要。
仕様を熟知したスナイパーには移動した先を狙い撃たれる可能性もあるが、相当強力なトリガー。
作中では嵐山隊が、射撃の連携に活用している。

BBFで試作トリガーであることが判明。
嵐山隊でのみ試験導入状態。あるいは単に未完成で扱いにくいトリガーなのかもしれない。

グラスホッパー

触れると強力な反発力を付与する板を出す移動補助用トリガー。主に高速で空中を跳ねて立体的に駆ける用途。
シールドと同じくかなりの数を一度に出すこともでき、その場合多くなるほど斥力は下がる。
相手や瓦礫などを跳ね飛ばすなどのトラップじみた使い方も可能。
武器などの物質化したトリガーが触れると弾き飛ばされてしまうが、弾丸などの物質化していないトリガーが触れると弾き返さずに消滅する仕様がある。ただしあまりにマニアックな知識のためにそれを把握している隊員は少ない。
一見すると入れ得レベルで非常に便利そうだがやはりセンスや習熟の問題もあるらしく、使用者はぼちぼち。
名前は英語でバッタを意味する。

スパイダー

ワイヤー。
小さなキューブ状のトリオンから2方向に向かって鏃が飛び出して地面や壁に撃ち込まれワイヤーが展張する仕組み。
保有トリオン次第で一度に出せるワイヤーの数が増減する*12

クモみたいに自分を引き上げたり、相手の足に引っかけたりブービートラップに使うなど、単体では攻撃力がなないが他のトリガーと連動させることでシナジーを生み出す。
色合いの調節もできるためステルス性の強化も行える。
エスクードと同じく“残る”性質のわりに燃費は良いが、トリオン製である以外にはほとんど本当にただのワイヤーであり他と比べあまりに地味であるため使い手は多くない。
修や木虎などのトリオン貧者等が頭と一緒に使うことで真価を発揮するトリガー。

鉛弾(レッドバレット)

着弾すると着弾箇所に「重り*13を埋め込む特殊弾が撃てるようになる。
弾丸本来の破壊力が失われる代わりにシールドを透過する、ガード不可の特殊弾。
…もちろんデメリットがないわけがなく、重くする能力に弾速・射程までつぎ込まれて弾としての性能は大幅に低下するため、アタッカー並に接近しないとそもそも当てられない。
三輪など、遠近両方いけるような上級者向けのトリガー。

射程が保証されるスナイパートリガーなら使えそうだが、弾速が遅すぎるためやっぱり使えない。
……が、千佳の場合は怪物級のトリオン量+弾速重視の「ライトニング」で弾速を底上げ*14し、かつて鳩原が構想した鉛弾(レッドバレット)狙撃が実現した。

スタアメーカー

被弾した箇所にマーカーを付けることができる。
一度打ち込めば、ダミーやステルス状態に惑わされることはなくなり、バッグワームを無効化する。
…が、あまりにも使い道が限られるせいか、ランク戦での使い手は少ない。

サイレンサー

詳細不明。
戦闘シミュレーション試験の一コマにて漆間(のSDキャラ)が使用していたが、その際には銃口に黒壁(ニコキラ)めいたゲルが付着していた。

ダミービーコン

レーダーにトリオン反応を表示させる撹乱用トリガー。試作品。
形状は野球ボール大の球状で使用時は浮遊する。
各所に設置後オペレーターが起動することで設置個所にトリオン反応を検出させる。
手動操作は可能だが、複雑な動きはできないためレーダーをよく見れば動きで人かダミービーコンか判別は可能。また使用可能時間は内蔵トリオンを消費しきるまでの数分間のみ。

韋駄天

設定したルートを超高速で移動することができる。試作品。
超スピードを発揮できる反面、ルートの途中変更や中断はできないため、ルートの途中にブレードを置かれると自分から突っ込んでダメージを受けてしまうという弱点がある。

強化レーダー

バッグワームを無効化して探知することのできるレーダー。
ボーダー唯一のスポッターである尼倉が装備している。

タイマー

詳細不明。BBFで加古が装備していることが確認されている試作トリガー。

魔光

詳細不明。BBFで黒江が装備していることが確認されている試作トリガー。

追記修正お願いします。

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最終更新:2025年11月07日 01:38

*1 例えば木虎の場合、スコーピオンに手元を軸にプロペラのように回転する機構を、拳銃型トリガーにスパイダーの巻き取り機能をつけている。

*2 特殊なトリガーでトリオン体自体の機能不全にされることはあるがこれはほぼ共通の仕様なのでノーカンのようなもの

*3 基本的に鞘に収納する形となり、刀身ごと破壊されるとトリオンを消費して再度作り直す必要がある。これはレイガストや銃型トリガーも同様。

*4 三雲修、木崎レイジ、村上鋼、一条雪丸

*5 作中では「スパイダーと組み合わせたワイヤートラップ」「遠距離からライトニングで狙撃」「レイガストに仕込んでおいて敵に拾わせる」等が使われた。アステロイドでこれをやると「時間差攻撃」「置き弾」と呼ばれる。

*6 修は合成で1分はかかるとのこと。また他の使い手も対面で扱うことはない。

*7 突撃銃でも標準タイプの他ゾエさんが使うサブマシンガン形状、犬飼と若村の師弟が使うFN P90形状などの違いがあるが、基本性能はそんな変わらない模様。

*8 木虎のリール付き拳銃や三輪の弾倉によるトリガーチェンジ機能付き拳銃&鉛弾など。

*9 迅、烏丸、ヒュース

*10 標準で25m、トリオン量次第でさらに延長

*11 高トリオンの暴力で贅沢にシャッター的な設置で閉鎖区画を作り出す暴挙

*12 トリオン怪獣の千佳が使うと膨大な数が出すぎて逆に自滅気味になるそうな

*13 一つにつき100kg

*14 アイビスでも試し撃ちしており、この際は「触れた相手にとんでもない量の重りを出現させる(その相手だった出穂曰く「重いというより浮いてる」)」というとんでもないものだったが、この時はダミービーコンのような大きさの球体がフワフワと浮かびながら飛んでいくというものだったため実用にならないと判断された。