登録日:2025/11/06 Thu 07:44:47
更新日:2025/11/06 Thu 21:12:34NEW!
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塊魂シリーズとは、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)から発売されているゲームシリーズである。
「塊」を雪玉づくりや大玉ころがしのように転がし、周囲のモノを巻き込んで大きくするゲームである。
2011年の「塊魂 ノ・ビ〜タ」以降長らく家庭用新作が発売されずにいたが、初代塊魂発売20周年を機にグッズ販売、コラボカフェ開催、楽曲のサブスク解禁などのコンテンツ展開が積極的に行われ、ついに2025年に家庭用、モバイルともに完全新作が発売された。
【シリーズの特徴】
ゲームシステム
塊を転がすとお菓子や文房具などの「モノ」が塊にくっつく。塊が大きくなるとさらに大きなものが巻き込めるようになる。それで塊を大きくすることがゲームの基本的な目的。
最初は小さいモノしか巻き込めず、人に蹴飛ばされたりするが、大きくなると、人、家具、家、ビル、大地、自然現象と巻き込めるものが増えていく。ポコポコと音を立てながらどんどん巻き込まれていくのが気持ちいい。
特に多くの悲鳴がこだまする中、人やビルを巻き込むときは痛快である。
素敵ソング
本作を語る上で欠かせないのが素敵ソングの存在である。
プレイ中に流すことができる楽曲が多数用意されており、それを素敵ソングと言う。
なんと言ってもその
参加アーティストが多方面かつとても豪華なのである。
田中昌之、松崎しげる、新沼謙治、キリンジ、松本伊代、スキマスイッチ、こっちのけんと……など
豪華な上に演歌歌手である新沼謙治がラップを歌ったり、『学園アイドルマスター』から花海咲季が参加するなど、可能性を拡げたコラボなのも素敵たる所以である。
特に松崎しげる氏は家庭用作品のほとんどに参加している。
サントラも毎回発売されている。
【主な登場キャラ】
身長5cmの王子。操作キャラ。王様の尻拭いで塊を転がすのがお決まりのパターン。
CV:宮崎叶夢(みんな大好き塊魂)
大コスモの王様。キングオブキング。
星より大きかったり人間くらいの大きさだったりする。
酒などの勢いで星や島などなにかを破壊してしまい、王子に塊づくりを押し付ける傍若無人な人物。もし目標に達しなかった場合は罵倒と共にお仕置きを与える。
作品ごとに服装が変わるオシャレさん。
大コスモ一美しい王妃。彼女も身長が場面によって変わる。
正直なところムービーに出る程度。
王様の話によると洗濯物の畳み方で喧嘩したり、散らかった部屋を見られることを想像したら恐ろしいらしい。
「みんな大好き塊魂」では王様との馴れ初めが描かれた。
王子の同じくらいのサイズの仲間達。
シリーズが進むごとに人数が増えていき、「イトコ」→「ハトコ」→「ルーキー」→「メイツ」と呼び方が変化していった。現在60キャラ以上いる。
ステージ内で歩いていたりのんびりしており、塊で巻き込むとそれ以降は操作キャラとして選択できる。
【シリーズ作品】
2004年3月18日発売のPS2用ソフト。巻き込んだものが剥がれやすかったり
起動時の音量がかなり大きいなど初代故の粗はあるが、基本のシステムはほとんどできていた。
ゲームソフトとしては史上初のグッドデザイン賞を受賞した。
2018年に
Nintendo Switchと
Steamで『塊魂アンコール』としてリマスターが発売された。2020年に
PlayStation 4と
Xbox Oneでも発売された。
詳細は当該項目参照。
2005年12月22日発売の
PSP用ソフト。携帯機ということで若干操作性が変わっている。
詳細は当該項目参照。
2006年12月30日にiアプリで配信された携帯電話用ゲーム。「僕の私の塊魂」のエンディングの2Dアクションをベースにしたゲーム。
現在はiアプリ自体ないのでもちろんプレイ不可。
2007年6月に配信された携帯電話用ゲーム。「塊魂くん」のような2Dアクションではなく、従来の3Dアクション。2008年12月にiPhone/iPad touch向けに配信された。
現在は配信終了。
2007年10月18日に発売された
Xbox 360用ソフト。
HD画質に対応してより繊細に綺麗になった。さらに地球を飛び越え星々をも巻き込める程塊を大きく出来るようになり凄まじいスケールに到達した作品。しかしDLC商法は大きな批判を受けた。
下位互換対応ソフトである為、XBOXONE及びXBOXseriesS/Xでもプレイ可能となっている。
詳細は当該項目参照。
2009年3月25日にDSiウェアで発売されたソフト。500ポイント。
モノや壁のブロックを積み上げて道を作り、時々現れる塊で巻き込み星を作るパズルゲーム。ストーリーはビューティフルとほぼ同じ。
DSiウェア自体終了しているのでこのソフトも配信終了している。ちなみに3DSのe-shopには配信しておらず、DSiから3DSへのお引越しが出来ない数少ないタイトルであった。
2009年7月23日発売の
PlayStation 3用ソフト。
初代、みんな大好き、ビューティフルの中から厳選されたステージが収録されている。素敵ソングも過去作のアレンジやリミックスが多く収録されている。王様ロボ初登場作品。
新しく「王子ホッピング」というジャンプやアイテムが使えるようになった。
2011年12月17日発売。
PlayStation Vitaローンチソフト。背面タッチパネルの操作により塊を縦長や横長にできるようになった。縦長にすれば狭い場所も通りやすくなり、横長にすれば通常より多くのものを巻き込むことができる。
ただし「ビューティフル」同様の多くのDLCと、ムービーシーンが
AC部の制作になるなどの作風の変化があった。
2012年3月8日に配信されたiOSゲーム。前述の「塊魂モバイル」の後継作。アプリ自体のダウンロードは無料だが、遊べるのは最初の課題のみでそれ以降の課題はゲーム内課金で遊べるようになる。ストーリーはTRIBUTEに近いものとなっている。
コラボ課題としてパックマンや
鉄拳シリーズに登場するクマを転がすステージも出ていた。
現在は配信終了。
2016年6月30日に配信されたiOS/Androidアプリ。タップして塊を転がして巻き込んでいく、クッキークリッカーと同様のいわゆるクリッカーゲーム。こちらは王子の強化とメイツの呼び出しと強化、転生によるキノコ獲得により王様プレゼントと呼ばれる永続的なパワーアップを獲得して、ステージ3000(バージョンアップにより最終的に3500)を目指す。BGMもおなじみの曲が含まれており、BGM代わりにもできた。現在は配信終了だが、アプリ自体は起動可能。とはいえFacebook連携なども終了しているためプレイ進行はしづらいが。
2017年12月7日に配信されたiOS/Androidアプリ。自動で走り続けるキャラを操作して、1ミスするまでのハイスコアの記録を目指すいわゆるランゲームと呼ばれるジャンルのゲーム。
現在は配信終了。
2025年4月3日配信されたApple Arcade専用ソフト。
今回のストーリーは「久々に地球に来たらみんな配信に夢中だったので王様も配信を始める」という内容で、珍しく王様は何もやらかしていない。
ゲーム内容はオーソドックスな塊魂。コラボ配信という形で人々の悩みや要望を解決する。
【余談】
- Googleで「塊魂」と検索すると検索結果に塊が表示される。それを選択するとブラウザ上で塊魂を体験できる。検索結果の文字列や画像を巻き込むことができる。
- 王様や王子は元々、別のレースゲーム用に制作されたキャラクターだった。頭で人間を殴り、気絶している間に車を盗むという設定で、絶対面白いと感じたが却下されたとのこと。王子や王様の頭にあるハンマーのようなでっぱりはこの設定の名残である。
- 海外版のタイトルは「Katamari Damacy」または「Katamari」。素敵ソングも基本的に翻訳されていないが、海外のプレイヤーの反応を見るに好評な模様である。
- 海外でもかなりの知名度を誇っており、カートゥーンネットワークで放映されたアニメ「チャウダー」では本作のパロディ回が存在している。
追記・修正はかたまりながらお願いします。特に配信終了したモバイル系は情報が少ないので詳しい方お願いします。
- 輝くためには必要なものがある -- 名無しさん (2025-11-06 08:17:32)
- それは自然を愛する心 -- 名無しさん (2025-11-06 08:35:53)
- バランスのとれた食生活 -- 名無しさん (2025-11-06 09:11:00)
- 歌詞コメントは項目凍結の恐れがあるのでご遠慮ください -- 名無しさん (2025-11-06 10:17:43)
- 企画当初がファンシーなGTAなのが怖い・・・いや、今の方が怖いか -- 名無しさん (2025-11-06 13:20:32)
- 作成乙です。ちなみにアイマスの代表曲の1つ(?)とされている団結も元はこのシリーズのコラボ曲だそうです。 -- 名無しさん (2025-11-06 21:12:34)
最終更新:2025年11月06日 21:12