※魔物被害描写注意
「ピジョンファクターにより〇〇日にこちらに来ると連絡を受けた商人が1週間以上経っても来なかった件」
わたしは、一つの事項をいい終えて指を一つ折る
「リスヴェーリオの森に住む民族から行方不明者が続出している件」
また、一つ指を折り続ける。
「リスヴェーリオの森の野生の獣が減少している件」
また一つ指を折りエドガルド団長へ話を続ける。
「そしてつい先日花摘みへ行った団員が戻る気配がなく、捜索しても見つからなかった件」
また一つ指を折って続ける 。
「以上の事から考えるに異常事態には間違いないでしょうねエドガルド団長はどう思われますか?」
最後の指を折り、エドガルド団長へ話を振る。
「十中八九リスヴェーリオの森にゴブネリア王国が来ているのだろうな。新たな名すら無き魔王という可能性も考えられるが、そうでなければ現在ゴブネリア王国がリスヴェーリオの森にあるのだろう」
「やはり、ゴブネリア王国ですか。前にリスヴェーリオの森を拠点にしていた頃、わたしたちが一般兵だった頃よりも規模が大きくなっているのかもしれませんね」
「ああ、いつまでリスヴェーリオの森をねぐらにするのかは読めないが………続けば国や軍の資金にも影響が出るだろう。住んでいるうちに合同作戦で倒せるのが一番だが………」
いつにもまして厳しい顔つきのエドガルド団長。
わたしの顔もきっと苦虫を噛み潰したような顔つきになっている。
「ゴブネリア王国は移動する、厳しくなれば他の魔物と違って逃げに走り、戦略も並のものではないですからね。合同作戦を持ちかけて成立しても、前と同じもぬけの殻になっている可能性がきわめて高いでしょうから………」
厳しい顔つきで進展のない会議を進める二人。
護衛鎌士団長の方は現在見回り中、ディーネは、信仰的な儀式とフォンターナの上位陣が忙しいのが二人での会議になっている理由の一つだった。
わたしは、一つの事項をいい終えて指を一つ折る
「リスヴェーリオの森に住む民族から行方不明者が続出している件」
また、一つ指を折り続ける。
「リスヴェーリオの森の野生の獣が減少している件」
また一つ指を折りエドガルド団長へ話を続ける。
「そしてつい先日花摘みへ行った団員が戻る気配がなく、捜索しても見つからなかった件」
また一つ指を折って続ける 。
「以上の事から考えるに異常事態には間違いないでしょうねエドガルド団長はどう思われますか?」
最後の指を折り、エドガルド団長へ話を振る。
「十中八九リスヴェーリオの森にゴブネリア王国が来ているのだろうな。新たな名すら無き魔王という可能性も考えられるが、そうでなければ現在ゴブネリア王国がリスヴェーリオの森にあるのだろう」
「やはり、ゴブネリア王国ですか。前にリスヴェーリオの森を拠点にしていた頃、わたしたちが一般兵だった頃よりも規模が大きくなっているのかもしれませんね」
「ああ、いつまでリスヴェーリオの森をねぐらにするのかは読めないが………続けば国や軍の資金にも影響が出るだろう。住んでいるうちに合同作戦で倒せるのが一番だが………」
いつにもまして厳しい顔つきのエドガルド団長。
わたしの顔もきっと苦虫を噛み潰したような顔つきになっている。
「ゴブネリア王国は移動する、厳しくなれば他の魔物と違って逃げに走り、戦略も並のものではないですからね。合同作戦を持ちかけて成立しても、前と同じもぬけの殻になっている可能性がきわめて高いでしょうから………」
厳しい顔つきで進展のない会議を進める二人。
護衛鎌士団長の方は現在見回り中、ディーネは、信仰的な儀式とフォンターナの上位陣が忙しいのが二人での会議になっている理由の一つだった。
そしてしばらく時間が経ったあと。
「とりあえず精霊術士団員及び住民への指示としては、一人で出歩くことの禁止、精霊術士団員に対しては組を作り見回りの際は花摘み等の時でも互いの見える範囲にいること」
「とにかく1人にさせない、声を出せる状態、音を出せる状態にはしておくべきだろうな。あいつらは組んでくる多勢に無勢になってはいけない、しばらくは少数での森の見回りではなく多人数で行うべきだろうな。見回りが少なかったがために全滅させられては元も子もない。こちらの戦力が減るだけだ」
「でしょうね、仲間がやられたとなると軍の士気も下がりますからますは巡回部隊の編成し直しから行いましょう」
こうして、フォンターナ精霊術師団《アクアコントラット》とフォンターナ護衛鎌士団《ドルフィンプロメーザ》の所属人名の書かれた紙を見ながら巡回部隊をどうするかを決める人員配置決めが始まるのだった。
「とりあえず精霊術士団員及び住民への指示としては、一人で出歩くことの禁止、精霊術士団員に対しては組を作り見回りの際は花摘み等の時でも互いの見える範囲にいること」
「とにかく1人にさせない、声を出せる状態、音を出せる状態にはしておくべきだろうな。あいつらは組んでくる多勢に無勢になってはいけない、しばらくは少数での森の見回りではなく多人数で行うべきだろうな。見回りが少なかったがために全滅させられては元も子もない。こちらの戦力が減るだけだ」
「でしょうね、仲間がやられたとなると軍の士気も下がりますからますは巡回部隊の編成し直しから行いましょう」
こうして、フォンターナ精霊術師団《アクアコントラット》とフォンターナ護衛鎌士団《ドルフィンプロメーザ》の所属人名の書かれた紙を見ながら巡回部隊をどうするかを決める人員配置決めが始まるのだった。