フレイミス「―――――………(そして、時は現在へ戻る。5年前…否、1000年も昔から続く因縁の物語。幻影の向こうへと消えていったその話にずっと耳を傾け、少年たちは茫然とした―――――) 」
村野さやか「………そんなことが…あったのですね…… 生前のエリノラさんは、幻影の巨塔と共にみなさんの前から…この世界から消えたんですね… それが、エリノラさんと
開拓者のみなさんが最後に交わした"約束"―――― 」
ニル「……ズズzッ…グスッ、グスッ………!(※霞の語りを聞いて感動のあまりずっと号泣している) 」
アスラン・ザラ「………「忘れること」を望んだ… それが、彼女にとっての救いであり、希望だったのか…あるいは…――――(思うところがあるのか、一人静かに目を伏せる) 」
ネモ「ボクたちの知らないエリノラちゃんの記憶… あの子はずっと独りで…途方もなく長い年月を過ごして、世界を守ろうとしていたんだ…… 」
浮世英寿「……記憶は幻影の彼方へ。だが、忘れても忘れきれない想いが、確かにそこにあったんだ。だから、アンタはもう一度ここへ誘われたんだろう。 」
霞「……ふー。良かったー噛まなくて……ちゃんとお話は整理出来てたかな?……で、出来てたよね?多分。(自信なさげだが、彼女が自信なければ誰がこの話の正確性を保証するというのだろうか)まあ、そんな感じで今私はここにいます……また来ちゃったね。 」
ヴィヴィ「 『世界が私を忘れてくれますように』……か。 ここにも体現者が居たんだね……(杖を抱いて壁に背を預け座り込み、瞼を重く閉ざす) 」
ベール→エルメラ「うわあああああああああああああああああああああああああつれええええええええええええええええええええよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!ほぎゃあああああああああああああああん!!!!!!!!ほぎゃあああああああああああああああああん!!!!!(※大号泣のあまり退化する) 」
キャロル「って覚えとるやないかーい(掌をシュッシュッと振りながら) もしかしてこれ? ぼうけん の しょ を えらんで ください ・・・▼ 」
肆々玖「お前、千年以上生きているのか。……見た目と実力が食い違うと感じていたが、道理で。つまり実際はかなり歳を食ーーー 」
霞「 ニ コ リ 。 (肆々玖に笑顔で凄まじい圧が放たれる!) 」
肆々玖「―――……なんでもない。(……眼力だけて殺されるかと思った、この話はよそう。) 」
ポリゴン2「スッ……( エルメラ に 「しんかのきせき」 を あずけた ! ▼ )BBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 」
マルコ「……儚くも美しいお話だよい。アンタらも、その頂きに至るまで随分苦労したんだな… 」
エルメラ→ベール「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!お胸とお尻がおっきくなっちゃったあああああああああああ!!!!大人みてえだよこれえええええええええええええええ!!!!なんてえっちぃんだあああああああああああああ!!!!(※剣で車なパワーで謎進化した)
ポリゴン2「 ?????? (???????)・・・・・・・・・。 >>爆発四散<< 」
ヒロ「(一つ一つ思い出すように目を閉じていた) 」
アーデルハイト(オーディエンス)「イベントCGにもボイスにもヴィナミス(オリジナル版)が実装されてなかった……(この世の終わりのような顔) 」
笠間「甲ちゃんあの流れで度忘れしてたんすか……?"仕事だから"つってちょっと気使った風にして格好付けといてこれ…………? 」
霞「まあその、覚えてるも何もさっき触れてた通り私は半機械なので……削除しない限り記憶は絶対残るんだよね、うん。(バツが悪いような、ビミョーな表情だ)でもね、それだけじゃないよ。思い出さないといけなかった理由も、ちゃんとあって……だから今私はここにいるんだから。 」
森ノ宮「そういう事言わないでくれよ……全員忘れてんだろ、俺が覚えておける訳ねえだろうが、ったく……他が不甲斐ないからなぁ…… 」
フレイミス「………ありがとう。俺たちの知らない出来事…そのすべてを語ってくれて…。お陰で、この『幻影の巨塔』がなんなのか…そこにずっと根付いていた『
エリノラ』が何者なのか、理解することができた。俺たちは知らなさ過ぎた。その事実が抹消されたものだとしても……それを、
プランダラや
オムニバスという連中が肖る通りにはならない。俺は、『エリノラ』を救いたい。それは…アンタも同じなのか…? 」
霞「―――ふっふっふ。ところが実は今までの年月を経て、私はあのエリノラちゃんの力を我が物にして世界を制服したくなったのです……。(カチ、と下側から指先ライトで悪い顔風味のライティング) 」
肆々玖「……。ツッコミ待ちか?それは。 」
ニル「ヒィィィッ!?そ、そうなんですか…!?(※馬鹿正直に信じている) 」
霞「……って言ったらどうする?っていう冗談のつもりだったんだけど、うん。(カチ、とライト消灯)―――うん、勿論。"あんなもの"見せられてちゃあ、もう放っておけないよ。 」
メノア「……幻影体を呼び起こすエリノラの力……それ、前にどこかで……―――――(思い出すのに時間は必要なかった。ゲームマスターであるギロリとの戦いにて、エリノラから譲渡された彼女のGM権限の一つにあった、あの奇妙なワードと権能を思い出す――――) 」
ヴィヴィ「ある意味、当時の人為的な再現が行われているわけだもんね。 頂上に安置された本体のエリノラ、それに向かって進むもう一人のエリノラ……。構図が当事者によって模倣されたかのような状況だ。どっちのエリノラの尊厳のためにも、見過ごせないのはうなずける 」
アスラン・ザラ「アンタたちが世話になったという本物のエリノラは、オムニバスによって回収され…今はカーディナルゾーンの奥にあるあるグランドクリスタルに閉じ込められている。それに対しエゼルダームの首魁である
セレディは、そこで眠るエリノラを解放し…彼女の中に眠る『ロギア』を再び世に解き放ち、その力を我が物にしようと企んでいる。両勢力ともに、エリノラを委ねては危険だ。 」
霞「ご名答、どんどんぱふぱふ。(機械の身体を活かした指先クラッカーでヴィヴィを称賛)今の状況はかつての再現になっていて、しかもそれが今度は―――"ゲームなんて悪趣味な様相で世界的にひけらかされている"。あの……えっと、えーっと……う、う~~~ん……"ハイディ"?って奴に? 」
キャロル「ちゃうで、やつの名はセレクトボタンや 」
肆々玖「……"セレディ"だな、その名前だとあいつが邪悪なアルプスの少女という事になるぞ。 」
ポリゴン2「違うよ、ロリだよ 」
マッシブーン「違う違う、ハムストリングスだ。二度と間違えるな 」
ベール「潜水艦だ!!!!!!!!!!!!(※違います) 」
霞「……フレ……せ、セレク……せ、セレディ。(めっちゃ迷った)そう、セレディが全国的にこの巨塔をひけらかして、しかも我が物にしようとしている。だから私は放っておけなくて、いてもたってもいられずここに来たんだ。状況は―――最良とは言わずとも、最悪の事態を防げて良かった、のかな? 」
ヴィヴィ「うっせえうっせえうっせえわ(ブチギレ) ひけらかされてる……確かに、過去の経緯を考えると『全国放送』『一般人でも参加しやすいゲーム化』そして極めつけは……エリノラが最も危惧していた『幻影の巨塔にまつわる情報の開示』……。 最悪のカタチで、彼女が望まなかった出来事がフルコースになっている。ここまでくると悪意、いや……ある意味彼女への憎しみすら感じるね…… 」
やせいのヨクバリス「ちゃうで、やつの名はセレディでもフレディでもタナカでもなくって……アスランや。アスラン・ザラ……それがあの鬼畜ショタの名前や 」
マホイップ「…………。(アレックス・ディノを二度見)……そうやったんか。どうりでどっかで聞いたことがある名前やと思ったわ、アスラン・ザラ 」
霞「えっ、アスランって名前だったの?そっか……うーん駄目だなーやっぱり、ちょっと憎い相手とか今すぐ首を斬り落としたい相手だと名前を上手く覚えらんなくて……(物 騒 幼 女) 」
アスラン・ザラ「嘘をつくのはやめるんだ!!!この、バカヤロウ!!!(ポケモンどもを虐待しようとしてムーンに止められる) 」
草加雅人「…エリノラを巡る三つ巴の戦いは、事態が悪化するよりも前から始まっていた。だがそのすべてが「オリジナルのエリノラ」に帰依するのであれば、今すぐ彼女を確保すべきだろう。しかし、それはそれとして……この『偽物』も危険だ。(眠るように横たわる『黒いエリノラ』に鋭い視線を向ける) 」
草加雅人「オムニバスに生み出されたエリノラの『模造品』…だがたった今、あの『ロギア』の幻影体をも生み出す力を持っていることが明かされた。紛い物でありながら、エリノラ本人の力を確かに引き継いでいる。プランダラの連中が最初からこいつを狙っていたのは、あくまで内部に保管されたカーディナルキーを奪取する為だったが、こいつ自身の力も危険だ。このまま、野放しにするわけにはいかない。 」
フレイミス「………何が言いてェ…?(霞たちに向けるそれとは違う、明らかに敵意にも近しい眼差しを草加に突きつける) 」
肆々玖「……あいつの名前ってアスラン・ヅラじゃなかったのか?(未 だ 勘 違 い) 」
草加雅人「わからないかなぁ…?存在意義を失った『模造品』に価値なんてないってことだ。放っておけばまた暴走するぞ。幻影体なんて、いくらでも生み出せるんだろう?もう一度あのバケモノを呼び出されたりしてみろ。事態は更に混乱を招く。そうしている間にも、エゼルダームの連中は真相へと辿り着こうとしている。オムニバスも本腰を上げて動き出すはずだ。なら…後々厄介になる不穏分子は、ここで始末しておくべきなんじゃないかなぁ……? 」
村野さやか「ちょ、ちょっと待ってください…!いくらなんでもそれは横暴過ぎでは…!?確かに、私たちにってのエリノラさんは…人工的に生み出されてしまったがために、自身の存在意義を疑う節はあったと思います。でも…それでも…!彼女の優しさは、人間としてのあたたかみがありました…!ここにいる誰もが、そんなエリノラさんに救われてきたんじゃないんですか…!? 」
ヴィヴィ「(だからこの子がいないとゲームから離脱できないんですって何度言ったらわかるんですかね私戦闘中編みながらもちゃんと言いましたからね原稿用紙なら四行ぐらい使うところをめっちゃ早口で喋って説明しましたからねいい加減にしやがれですどつきましてよ)・・・・・・・。スゥゥゥゥゥゥゥ(罵詈雑言を深呼吸共に飲み込む) あの、やめませんか……。それどころじゃないんですって今。これが一週間、一年と国会みたいに無い頭並べてうんうん言ってる余裕があれば良いんですよ。 でもこの子がいなかったらどの道全滅かもしれない状況なんです、オムニバスの支配領域を抜け出せてない時点で。(ヒクヒクヒク) 」
霞「"模造品"。今までの話を聞いていたら、私が"エリノラ"にそういう感想を抱いていない事は理解して貰えていると思ってたんだけど。(緩んだ空気が―――一瞬で凍りつく)……で、どうしたいの? 」
草加雅人「そのエリノラに殺されかけたんだぞ…!?いつまで善人ぶっている…?それとも…大事な人たちを傷つけられたら、そんな綺麗事も言えないだろう…? 」
オリヴィエ「汚かろうが綺麗だろうが、事実だけを並べるとこのコを生かしとくほうが有益だって猿でもわかりそうなものなんですけどね……あー極限状態あるあるですねこれ。 誰かのぶ代声うまい人います? うぷぷぷ…コロシアイ新学期だよぉ! 」
スパイダーマッ「だがちょっと待ってほしい 」
五月いつか「どうしたピーター!? 」
スパイダーマッ「ピーターではないが、聞いてほしい 」
マルコ「……殺意ってのは前のめりになりやすいもんだ。そういう時は一歩後退ってみろ。広がった視野の先に、自分が何で荒ぶっていたのか理解できるだろう。そしてそれは大抵つまらねえことだったと気づくもんだ。(「言えたじゃねえか」と大人びた笑顔を浮かべて、震えるヴィヴィの肩をポンと叩く)……エリノラは、そうやって俺たちを踏みとどまらせてくれた。こいつはな、ちゃんと善悪の境目を見極めている立派な「案内人」だよい。 」
ポリゴン2「やだ!!!!!!!!!(>>頭雷電<<) 」
ムスカ「なんだねスパイダーン、言いたいことがあるならいいたまえ 」
メノア「それ別人だから(ムスカにツッコミを入れる) 」
スパイダーマッ「幻影体はいくらでも生み出せる。そして彼女は今は安定している。そして更に言うと彼女は我々がある程度制御できる唯一のこの塔のシステム側の存在だ。つまり。 」
マルかいてフォイ「つまり? 」
スパイダーマッ「彼女を制御できるようにしてこっち側でバハムートを運用できるようになれば勝ち(情け無用の男) 」
肆々玖「お前……その発想は……確かに、出来るなら、アリなんだが……出来るのか?それは。 」
スパイダーマッ「彼女の精神は今は安定している。システム的な負荷の改善は、幸いこちらに開発メンバーがいる。それでも解決できなかった部分は……オレにツテがある。スパイダー星のメカすら治してしまった、頼れる未来の仲間がな…… 」
ベジータ「あの野郎は天才だ!!!!!!(スパイダーマッに驚嘆)早速エリノラを確保しに出かける!後に続けピーター!ちゃあああああああああああああああああああ!!!!!ふおおぉっ!?ドヒューーーーーーーーーーーーーーーーン(しかしキャロルに岩盤に叩きつけられてしまった!!!) 」
ポトリヴィット「おうおう、困ってるみたいだなァ良い子ちゃんの皆様よォ(微かな魔力煙と共に、草加達の背後に現れ)"ウチ"が預かってやっても良いぜ、勿論本命はこのガキのダッチワイフじゃあねぇがよォ、そっちはリスクを無くせる。こっちは欲しいモンの断片が手に入る。お互い徳だろ?(立場上、敵対しているはずのプレイヤー達の前で、平然と両手を広げながらヘラヘラと口を開き) 」
キャロル「お前は…………!!(面識がないポトリヴィットを確認。 頭の中で特徴を表すワードがスロットのように陳列される『黒ローブ』『黒ローブ』『黒ローブ』) XIII機関……!! シャキーンッ(
キーブレードを構える) 」
リム「ちげーよ(キャロルからキーブレードを没収して足でへし折る) 」
霞「……お呼びじゃないよ、黒尽くめ。言っておくけど今モメてるのはそこの人で、あんた達じゃない。それを勝手に総意にしないでもらえるかな。(冷徹な視線。ただそれを差し向けるだけで、首元に刃が突き付けられると錯覚するほどの―――……"余計な事をすれば今すぐ首を刎ねる"という宣言に他ならない) 」
ポトリヴィット「オイオイオイ女二人して騒ぐじゃねえか、フェミニスト気取りかァ?平和的でェ、建設的な賢い賢いお話しにきてンのに殺気向ける程余裕ねえのかよぉ、極限状態ってなァ大変だよな?月のアレか?帰れそうにねぇと重いと大変って所か?八つ当たりならその辺の役立たず共にしてろよォ、ゲラゲラゲラ(霞の放つ殺気にも気付いて居ないのか、それとも全く意に介していないのか……逆にゲラゲラと嘲笑を浮かべ)……そのダッチワイフの制御ってのは考えない方がマシだぜ、なんせ……俺達は何処まで行ってもこの世界の"異物"で、そいつは自分の意思も制御できねえ失敗作だぁ 」
ヒロ「草加貴様………!!そんな答えがあるものか!!(キーブレードを構えて草加の首元に突きつける) 」
霞「建設的ってのは"貴方にとって"と"今騒いでいる少数派だけにとって"でしょう、自分にだけ都合よく話を進める人はいつもそうやって主語だけ大きくして喚き散らす。(ただ、淡々と冷えた言葉を突きつけるのみ)あと、"エリノラ"の制御の話を持ちかけるなら相手が悪いよ。それ、私にとってはとっくに通過点だから。 」
ポトリヴィット「(開発メンバー……成程なァ、やっぱりこいつらの行動力の根拠はそこって訳だ。ネズミに気付きもしなかった連中が、穴開けられてんのは手前の身内でも笑えるなァ)ハハッ、その不発弾抱えて僕たち私たちは道徳心に従って歩きますって、ヒーローってのは面倒だなァ?折角上手に使ってやろうってのに……まァ、良いさ。こっちは急ぐ必要もねぇし、"昔話"にも立ち会えたしな… いいや、その括りは狭すぎる。そのダッチワイフはそういう規模の不発弾だが……まァ、今その気が無いならしょうがねぇ、気が向いたらいつでも受け取ってやるから、精々弄り回しなァ(呆れた様に肩を竦めた直後、微かな魔力煙を残して"消える") 」
露の大統領、あの男「つまりエリノラは中がどうなっているかわからないということか? 」
解析璃奈「思考をはじめとした各種プログラムとテクスチャーをはじめとした各種画像データで構成された彼女の肉体は結晶体以外はいわゆる伽藍洞となっています。 」
フレイミス「………(「模造品」「偽物」「人形」「失敗作」… そうして電子体の少女が揶揄される事実を、悔しい気持ちを押し殺して受け止める。霞の語る生前のエリノラに宿る不思議な力の一件もある。所詮AIはどこまで行ってもAI。本人の力を表面的に模倣するだけの存在。そんな偽られた存在を、果たして守る価値などあるのか。)………それでも……(それでも―――――) 」
フレイミス「―――――― 俺たちにとって、『 エリノラ 』はひとりしかいねえんだ…!それがリアルだからだとか、ゲームだからだとか…関係ねェ……!現実と空想を行き来する今の俺たちにとって、『こいつ』は架け橋なんだ…!最初は志がバラバラだった俺たちを、いつの間にかひとつにしてくれた…!エリノラが…そうなるように俺たちを導いてくれたから…!! 」
フレイミス「もし…もしもまた…エリノラが自分を見失いかけて、道を踏み外しそうになったなら…―――― 俺は全力でその手を引いて連れ戻してやる…ッ!!それが…『 友達 《 ダチ 》 』の為だろうが…っ……! 」
村野さやか「……フレイミスさん……(彼の切なる思いに胸を撃たれて、まるで自分に言い聞かせるようにその胸に手を添える)………私も、蓮の皆さんも、はじめて訪れたゲームの世界に困惑する中で、優しく案内してくれたのがエリノラさんでした。彼女の行動指針が、そしてこのゲームという世界が、初めから何かの陰謀によって動かされていたのだとしても…エリノラさんが私たちの為を思って動いてくれたことは、間違いなく、"彼女自身の意思"なんじゃないかと、私はそう思います。 」
メノア「エリノラにはまだまだ未知なる力がある。でも、それでも彼女は万能な娘じゃない。それを自分でわかっているから、"いつだって私たちに頼ってきた"んじゃない?絆や愛なんて科学では証明できないけれど、人の行動理念を突き動かす想いみたいなものってのはいつだってテクノロジーを越えてきた。それをエリノラは、その身で証明してきた。私、見ていてから。彼女が今まで私たちにしてくれたことを…。 」
ムスカ「古より実在する世界を滅ぼす力を導く哀しい少女のことなら、私にも見覚えがあるのだよ。私はかつてその娘を手中に収めることで、世界の覇権をこの手に握ろうとした。だが…その過ちに気づき、私はこのちっぽけな世界の中に新たな希望を見出したのだ。オムニバスは、まるでかつての私そのものだ。だからこそ、止めなければならない。そして…あの娘を…エリノラを救うことは、私にとっての贖罪なのだ。力は、正しき事のために使われるべきである。そしてその力をどう使うかは、"彼女自身が決めること"なのだ。 」
ネモ「強くなって、天辺を目指す…その思いだけでここまでやってきた。たくさんの人たちと出会い、その心に触れて、少しずつ強くなっているような気がした。そうしてくれたのは、きっと…エリノラちゃんが気を利かせてくれたからなのかなって、今ならそう思える。あの娘は…"一人一人が目指している「願い」のために、その後押しを何も言わずしてくれた"。その恩に…ボクは報いたい。 」
ニル「……私も…エリノラちゃんに助けられました。ずっとずっと臆病だった私を、パーティのお荷物でしかなかった私の手を引いてくれた……!恥ずかしくて言えなかった「願い」を笑わないでくれた……!エリノラちゃんがいてくれたから…今、私はこうしていられる…!昨日よりも強くなれた気がしたし、今まで誰かの後ろにいたはずの自分が隣り合わせでいられるようにもなって… 本当に…感謝しているんです…!だから…"今度は自分がエリノラちゃんを助けたい"……!今まで貰ったもの以上のことを返したい! 」
浮世英寿「…「忘れられることを望んだエリノラ」、「自分が誰かの代わりであることに絶望したエリノラ」。どっちも弱くて、だがどこかで違う「エリノラ」だった。あいつがそっとしておいてくれというのなら何も言わないさ。だが、立ち去りはしない。"いつかあいつが本音を語ってくれるその時まで、隣でい続けてやりたい…それが「エリノラ」のしてきたことだからな。" 」
アスラン・ザラ「……俺はここにいる奴らと違ってエリノラとの面識はないし、接点もない。だが、ここまで慕われているそのエリノラのことを心の底から羨ましいと思う。俺がプランダラの迎撃に現れた時、そいつは確かに守られるだけの非力な少女だった。だが、今なら思い出せる。あの時の目は…"攻略メンバーに大きな信頼を寄せていた強い目をしていた"。信じているんだ、お前たちのことを。誰よりも…! 」
マルコ「その昔、生まれも血筋も違うはみ出し者の俺を「息子」だと言って拾ってくれた偉大な親父がいたんだ。ある日な、どうしてこんな俺のことを拾ってくれたんだと聞いたら…馬鹿げるように笑ってこう言ったんだ。「小せぇ事考えやがって、誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ」ってな。気づかされたよい。生まれた意味だとか由縁だとか、そんなことぁどうだっていい。この海みてぇに広い世界に生まれてきたんなら、俺たちはいつだって"ひと繋ぎ"なんだよい。なら、助け合うのは必定なんだよい。」
肆々玖「俺は別に、彼女に対しては"案内人"以上の感想は無い。ただ―――そうだな、今更放って置くのはきっと"胸糞悪い"とか、そういう感情……に該当するんだろう。未だにどうなのかはよくわからないんだが。 」
ベール「同じ名前をした奴がこの世に二人いたってな、「心」まで全く一緒の奴なんかこの世にゃいねーんだよ。"ひとりひとつ"なんだ。どっちが真で偽かなんてない。生まれた時点でみんな違ぇんだよ。だから愛おしいんじゃない。 」
フリーザ「ホッホッホ…!エリノラさんは我がフリーザ軍の未来を担う優秀な最高幹部になる小娘です。私の優秀な部下を嘲笑う奴は惑星諸共皆殺しにして差し上げますよ!? 」
ドドリゲス「(感動シーンの雰囲気をぶち壊すんじゃねーよと思う哀れなトリ) 」
ミツキ「ミツキも…先輩以外のことなんてどうでもいいとは常々思ってます。でも…先輩とこうして一緒にゲームを愉しめていられるのも、エリノラっちのお陰なのは知ってるから…。だから、嫌いじゃない。嫌いにはなれない。AIという創られた存在なのだとしても。先輩の次くらいには…好きでいてあげたい、かな。 」
徒町小鈴「徒町も…!徒町も…ここで自分の弱さと向き合うことができました…!だから、エリノラちゃんがあの日…私たちをゲームに招待してくれたことを、後悔なんてしていません!むしろ…すっごく感謝しています…! 」
安養寺姫芽「ウチもすっごく楽しいよ。大好きなゲームで、ここまでとことん楽しめたのは…生まれて初めて。そうして盛り上げてくれたのもエリちゃんのお陰だから。だからまた、もう一度エリちゃんとゲームしたいな…♪ 」
百生吟子「経験したことのない世界を、エリノラさんに手取り足取り教えてくれた御恩は忘れもしません。あんなに真摯に人と向き合える人のことを疑う余地なんてあるのでしょうか?私は、どこまでも信じたい。たとえエリノラさんが自分自身を疑うことになってしまったのなら、私たちが何度だって肯定してみせます…!あなたは、『あなた』なんだってことを…! 」
リム「……ん、語ると長くなるから簡潔に。(「エリノラLOVE」のカンペを上げる) 」
キャロル「エリノラは私にとってトウモロコシだよ。大切なんだ(ハムスターのように鶏肉を咀嚼しながら) 」
オリヴィエ「んー……もしかして無条件で有機生命体は大切なんだって言いたげだったんです? ナイナイ、結局知的生物は何を思い、何を成すか。それに自我があるなら『意思の生き物』ですから。特別ヨーゴシませんけど、その子が何を思い、何をなしたいかに全部かかってるんじゃないでしょーか 」
ヴィヴィ「うじうじしてないでやりて事ちゃんと見やがれ!!ってスリッパでぶったたきますよ、あんまこじらせてると。 彼女は、それが通用する『相手』だって……他ならぬ"まがい物"である私が知ってますから 」
ポリゴン2「誰も僕の心のケアはしないのはどういうことなの。電子生命体だけどポケモンなんだけど、ふしぎなふしぎないきものなんだけど、おい。 」
マッシブーン「人間、ポケモン、そしてUB……種族も故郷も違う俺達がかつでどうやってわかりあったか知ってるか? それは、お互い鍛えれば筋肉がつくっていうことを知ったからだ。 何も違いはない、血と筋肉の通った存在なんだってわかりあえた…… だからエリノラ、お前にだってあるはずさ。筋肉。早く元気になって、俺達と鍛えようぜ! 」
ウェルド「少女の信頼には無条件で応えるのが責務ですからね。我々も、行動で示したいものです 」
草加雅人「………………………(そこから先、彼が何かを口にすることはなかった) 」
「エリノラ」への想いを綴る者たちの嘘偽りのない言葉を耳にした霞の目に、ふと懐かしい情景が過ったような気がした。
「まるで昔の自分たちを見ているようだ」と。エリノラを取り巻き笑い合うあの懐かしい風景が、彼らの姿に重なったのだ―――――
シーヴァ中将「・・・・・・どうじゃ、思うところはあるかえ?(同じことを考えていたのか、彼らと距離を置いた位置で霞に問いかける) 」
霞「―――ふふ、"懐かしいな"って。(静かに、そして優しく笑う)あと、ここで彼ら彼女らを斬り捨てる必要は無さそうだなって。私あくまでエリノラを助けに来ただけだから、切り捨てるとか言い出すなら、正直全員首刎ねて一人で進むつもりだったし。(……いい話風だった空気が一気に凍った。表情は笑ってるのにやってのける実力も備わっているのだから笑えない) 」
シーヴァ中将「ブワッハハハハッ!!お前さんは変わったのぉ・・・・!じゃが、それでいい!ワシらは既に『塔』を"開拓"した・・・・!もはやあの若造共と慣れ合うことはないじゃろう・・・・!愛弟子(エリノラ)を救い出せば、それでよい。そっから先のことは・・・・・・『あいつら』に任せりゃあいい・・・・・・!(いつか見た仲睦まじい者たち。志をひとつに攻略したかつての同胞たちの姿を思い出し、老犬は不敵に、静かに笑みを零した) 」
エリノラ?「――――――……っ…………?(やがて、少女は時間をかけて目を覚ましだす)……フレー…ミス…?みん、な……?(半分に閉ざされた瞳におぼろげに映るものたちを見渡し始める) 」
フレイミス「……!(ようやく目を覚ましたエリノラに歩み寄りそっとその背中に手を回して彼女の支えとなる)……よっ。悪い夢は醒めたかよ。 」
エリノラ?「………わるい……ゆめ…… う、ん……なんだか、とっても恐ろしい夢を…見た気がする…… 私が、私じゃなくなって……恐ろしい怪物の姿になって…みんなを……この『塔』を…灼いてしまう…… そんな、思い出したくもないような……悪夢だった…… 」
エリノラ?「……でも、ね……そのあと……懐かしい声が聞こえてきたような気がするんだ…… まるで昔…「私」が歩いてきたような、そんな不思議な夢…そこでは初めて会う顔がたくさんあって…でも、みんな笑っていて……懐かしくて……私……どこかで、その人たちに……会ったことがあったのかもしれない……? 」
エリノラ?「…あの悪い夢も…懐かしい夢も……ぜんぶが、私にとって……忘れられないみたいで……でも、身に覚えがなくて………ああ、そうか……そういうこと、か……あれは……私じゃない「私」が視た記憶…だったのかな…… やっぱり……『私』には、何もないのかな……… 」
フレイミス「――――― あるよ。(行く先のない彼女のその手を、確かに掴む) お前にしかないモンが、ちゃんとあんだろ。だから俺たちは出会ったんだろ…?昔のお前じゃない…『今のエリノラ』が「俺たち」を繋いでくれたんだろ……?『お前』は……ちゃんと"ここ"にいるんだよ。 」
霞「うん、変わったよ。前までは"幻が全て"だったけど、他のものだって悪くないって思えるぐらいには余裕が出来たかな。(その目は遠くを、そして近くもまた見つめていた)おはよ、"エリノラ"。あなたは何もないって思ってる?じゃ、あなただけの何かをもっと探しに行こうよ、"私達とエリノラ"がそうだったみたいにね。 」
村野さやか「そうですよ…♪私たちがよく知っているエリノラさんは、『あなた』しかいないんですから。(優しく微笑みかける) 」
ニル「あぅ……大丈夫だからね…エリノラちゃん…!これからどんなことがあっても……私は、エリノラちゃんのこと、信じているから……! 」
浮世英寿「ああ、悪い夢は忘れるに限る。現実にいる『お前』は、夢の中よりももっと恵まれた存在なんだからな。 」
メノア「しゃきっとしなさい、エリノラ!アンタがしっかりしないで、誰が私たちのことを「案内」してくれるわけ?導いてくれるんだよね…天辺まで!(ウィンクを飛ばす) 」
ムスカ「よく眠れたかな?安心したまえ、君は良い子だから。面倒事は全部我々に任せればよい。すべて焼き払ってやるからな!ハッハッハッ!! 」
肆々玖「雨降って地固まる……とか言うんだったか、こういう状況……まあ、別にいいか。(僅かに、ほんの僅かに口角が上がる)ところで一つ提案なんだが、自分を自分だとはっきり確立したいなら名前の改名をしてもいいんじゃないか?案外、様になるぞ。俺がそうだったから。……それに、開拓者の言う方のエリノラとごちゃつきそうだ。 」
夕霧綴理「さやから聞いたよ。悪い奴らに掴まったボクの目を覚まさせてくれたのはキミなんだよね、エリノラ?本当に、ありがとう。キミのことも、さやと同じくらい好きになりそうだ。 」
エリノラ「……みんな……どう、して……(次々と掛けられる優しい言葉が信じられないのか、口を震わせる。しかしそれもすぐに収まる。AIとしての危機察知機能が働いて―――――違う。そんな論理的なことではない。何故なら…)………ぁ…れ……?(―――「涙」など出るはずがないのだから) 」
アスラン・ザラ「よし、なら俺が名をつけてやろう…!お前の名は、インフィニットエリノr―――― 」
ネモ「却下!ハゲ散らかしそうな名前はダメ! 」
アスラン・ザラ「なん……だと……!?(普通に傷ついた!) 」
夕霧綴理「エビノリちゃんでどう?おいしそうだし 」
村野さやか「人の名前と食べ物で遊んじゃいけないって親から言われませんでしたか??? 」
ポリゴン2「(適当なニックネームを付けられた挙げ句交換先でも適当なニックネームをつけられ、変えられなくなりずっとそのままという時代を過ごした思い出がよぎる)おい・・・・・・・お前ら・・・・・・・ そのへんにしておけよ・・・・・名前は、真面目にかんがえろ・・・・・・? 」
フリーザ「ホーーーホッホッホ!!バカ言いなさい!すでに名前など決めてありますとも!エリノラさん、今日からその名を改め、あなたはフリーザ軍最高幹部の「エリンギ」ですよ!!………ん…?エリンギ……?何故私は食べ物の名前を…?この感じ…サイヤ人か…!?思い出すだけでいちいち勘に触るサルヤローどもめが!!!!絶対に許さんぞムシケラ共!!!今度地球に行ったらじわじわとなぶり殺してやる覚悟しろーーーーーーーーーッッッッッッ!!!! 」
ドドリゲス「(自分で言ってて急にキレるなよと思う哀れなトリ) 」
ムスカ「名前なら既にありますとも。これを見たまえ!ラピュタにある黒い石の伝承に彫り込まれた王族の名をメモした私の手帳だ!エリノラ!君の本当の名は「リュシータ・トエル・ウル・エリノラ」!エリはラピュタ語で「王」、ノラは「真」!君はラピュタの正統な王位継承者エリノラ王女だ!! 」
メノア「はいはい嘘乙(ムスカのケツに黄金槍をぶっ刺す♂) 」
肆々玖「……凝ったのを変に付けるより、シンプルなのでいいと思うんだが。それこそ元祖エリノラとカラーリングが違うんだから、そこで少し捩って……【クロノラ】とか。 」
マッシブーン「・・・・・・・・。ピッピッピッピッピッピッピッピッ(名前を決めようと文字盤の上をカーソルが右往左往し……)【 なのみり を つかった ! 】 ピッ スイー スイー (カーソルが壁をすり抜け"なぞのばしょ"へ向かう) 」
夜神総一郎「ガンダムっぽい名前にしたら廃棄処分だ 」
フレイミス「(「涙」を流したエリノラを目に、驚きよりもどこか嬉しさを表す笑みが勝った。彼女もちゃんと"生きている"のだと気づけたから)……いいな、それ。『 クロノラ 』…! 」
ミツキ「はい!私が考えた「シシノラ」よりも先輩の考えたネーミングの方が好きですぅ~♪ 」
霞「拘り薄っ。……って突っ込もうと思ったけど、私も幻も大概拘り無かったしぜんっぜん他人事じゃなかった……でも、確かに変なのを付けるよりずっとマシかも。 」
ヴィヴィ「クロノラにしましょうそうしましょう早く決めましょうこれ以上やばいのが並んで彼女にメンタルダメージを与える前に……!!(クロノラまでのやべー候補とこれからも出てきそうなやべー候補を前に戦慄しまくしたてる) 」
村野さやか「そういえば…生前のエリノラさんは髪が「白」かったと聞きましたね… なら、安直かもしれませんが私もその方が良いと思います、『クロノラ』さん…♪それに……その方が、生前のエリノラさんとは違うアイデンティティが感じられますし…♪ 」
オリヴィエ「 ^^ スッ…… (『瞬殺丸』『神速丸』『斬鉄丸』『血煙林檎郎』 など書かれたカンペをそっと下ろす) 良いと思います、クロノラ 」
マルコ「ああ、いいな…俺の考えた「モビーディックエリノラ」より素敵な名前じゃねえかよい。 」
徒町小鈴「徒町も!『クロノラ』…いいと思います♪ 」
肆々玖「シシノラだと野良の獅子みたいにならないか、それ。俺を組み込むつもりだったなら流石に語呂が悪すぎて嫌だぞ。(だいぶ強めの否定だ、割と単純にイヤっぽい)別にいいだろ、俺だって"449号"だから肆々玖になったんだ。安直でも自分だと分かるのが大切だろう。 」
エリノラ?「……『私』の……『名前』……? 」
フレイミス「…なんだ、気に入らなかったか?俺は好きだけどな『 クロノラ 』。"お前らしい"じゃねえか。「エリノラだけどエリノラじゃない」なんて無粋なこと言われるより、そっちの方がよっぽど個性的だろ?お前は……『お前』であるべきなんだ。他の誰でもない、『お前』として。 」
霞「……はっ。しまった、それだと前の私達は"あのエリノラちゃん"に名前付けてない!状況が状況だったせいもあるけど!(クワッ) 」
ポリゴン2「嫌だったらアセノラでもいいよ。 」
マッシブーン「(ポリ2を他界他界する) 」
エリノラ?「………―――――――――(脳裏に過るは遥か昔の……違う。自分が『自分』として生み出されてから今日にいたるまでの日々。ゲームという新たな舞台に作り替えられた「幻影の巨塔」で起こった、これまでの出来事を。それは千年という途方もない時間を過ごしてきたエリノラにはなかったもの。『自分』しか持ちえないもの) 」
……生まれたことに、意味なんてないんだと思ってた……
それなのに……こんな私のことを、みんなは…受け入れてくれる……
私のことを呼んでくれる 私を頼ってくれる 私の為に命を張ろうとしてくれる……
いつまでも殻に閉じ込められていた……ううん、違う……私は、自分から閉じこもっていただけだったんだ……
本当のことを曝け出すのが怖くて 嫌われることを恐れて かけがえのない記憶を消されることを、逃れて……
でも…そんな私を、そうやって笑って迎えてくれるから……
どんな顔をしてこれから向き合えばいいのか、今更わからなくて……
……でも…そんな私が……『私』としてこれからを歩いていいのなら……
その「願い」が、叶うのなら―――――――――
エリノラ? → クロノラ「―――― グ ス ッ… (黒髪の少女から、大粒の涙が溢れ出す。止めどなく。絶え間なく。涙が手の甲に落ちた時、これまで幾度となくノイズを走らせてきたその不安定な身体が明確に実体化されていくような感が過る。今、"ここ"にいる。他の誰でもない。誰の代わりでもない。『 クロノラ 』として――――――) 」
クロノラ「グ、ズ……っ…… みんな……ありがとう゛……っ…… きっと、これからも…たくさん迷惑を掛けちゃうかもしれない…… でも、頑張るよ…私……!必ず……必ず、みんなを……頂点まで、連れていくから……!みんなの「願い」を、叶えるその時まで…見届けるから…っ……!だから……私を……『 クロノラ 』と……これからも一緒に進んで、いいかな……っ……? 」
フレイミス「 ニ ッ ―――――――――― ったりめーだろ!行こうぜ、"天辺"!お前と、俺たちとで! 」
キャロル「 ボンッッ (突然全身鎧の巨漢になりサムズアップ) >> いいですとも! << 」
村野さやか「はいっ、よろこんで♪ 」
夕霧綴理「頼りにしてるよ、『クロ』~ 」
メノア「ったく、なによ今更……当たり前でしょ?(不敵な笑みで送り返す) 」
ムスカ「はっはっはっ…!それでこそ『クロノラ』王女だ!! 」
リム「 もち (巨漢キャロルの肩から猫のように伸び出してサムズアップ) 」
徒町小鈴「はいっ!こちらこそ、よろしくです!クロノラちゃん!チェストーーー! 」
ネモ「ようやく本当の自分が見つかったみたいだね…♪それでこそ、ボクたちのよく知る『クロノラ』だよ♪ 」
ヴィヴィ「(自己の再認識、自我の再構築。いずれも最初から求め、走り出し……尚も遠かった星に手が届いた少女に、遠い背中を見送るような寂しげな笑みを浮かべ) 昔から人は星を導として船を漕いだんです。そこで輝いて、待っていてくれたから……例え届かなくたって進んでいられた。 案内人はそんな輝かしい星なんですよ、クロノラ。先に箒星になっちゃわないでくださいね 」
浮世英寿「ああ、叶えようぜ…お前の「願い」(手で狐の顔を形作り不敵に笑む) 」
肆々玖「別に俺は願いを持っちゃないんだが……まあ、それでいいなら付いて行くよ、ここまで来てさよならは今更言えそうにない。 」
ポリゴン2「体はロリ並でもそうでなくても、夢はでっかく!目指せ――――― 」
マッシブーン「―――――ファンタズマスター!! 」
ベール「……… フ ッ ――――(幾億の因果を渡り歩いてきた自分にとって、本当の自分に出会うことのできた少女の姿を羨ましく思うように、静かにほくそ笑んだ) また泣きそうになったらお姉ちゃんに抱き着いてこい♪…って、既に私の方が泣きそうなんだけど……うわあああああああああああああああああああああん!!!!!!ほぎゃああああああああああああああん!!!!!!(感動の余韻ぶち壊し) 」
ニル「うんっ…♪これからも、よろしくね……『クロノラ』ちゃん……! 」
マルコ「クロノラ…お前はもう、俺たちの『仲間』…いや、『家族』だよい。 」
アスラン・ザラ「なら、ここから改めて友好を結ぼうか……よろしくな、『クロノラ』。お近づきのしるしにカレーつくったんだが食うか?(なんで?) 」
フリーザ「ホホホホ…!これから懸命に私の為に働いてくださいね、クロノラさん!さあ!ザーボンさんもドドリアさんも後れを取らないように任務に励むのですよ! 」
ドドリゲス「(今更だが俺ドドリアじゃねーしあとザーボンどこおんねんと思う哀れなトリ) 」
霞「うん……行こう、また物語のページを最初からめくるみたいに、この旅をもう一度。あなたも、彼女も、どっちも救ってみせる。 」
スパイダーマッ「……それでこそ、道を切り開くに相応しい戦士たちだ。素晴らしい意気込み……俺も、付き合うとしよう。お前たちの道を切り開く覚悟に希望を見た男……スパイダーマンとしてな!!……ところで……一つ気になることがあるが……今、聞くべきか……? 」
ムスカ「何かねピーター? 」
スパイダーマッ「だからピーターではないのだが 」
ヒロ「よろしくな、クロノラちゃん……これからも頼りにしてるぜ… 」
クロノラ「みんな…… グ ッ (溢れそうになる涙をぐっと堪えようと強く目を瞑り腕で目元を拭った)……ありがとう…っ………!私……もう迷わない……!私が『私』として生きていいんだって、みんなが肯定してくれるなら……!でもやっぱり…私は『エリノラ』。だから……『エリノラ』のことを助けたい…!『彼女』が安心して眠られるように…これ以上、誰かに傷つけられないように……助けてあげたいんだ……! 」
フレイミス「フッ……なら、決まりだな。俺たちの目指すべき場所…やり遂げなければならないこと……―――― 『エリノラ』を助けるぞ。『クロノラ』の為にもな。 」
天照・マルガレーテ・大神「あなたはAI…いいえ。血肉は通っていなくても意思と心を持った存在だから皆を導き、そして見守りなさい。(後光でクロノラの道筋を照らす) 」
村野さやか「そうですね…っ!やりましょう!でも……どうしましょう…っ… プランダラ…エゼルダームの人たちは、既に「エリノラ」さんがいるというカーディナルゾーンへ先に向かってしまったのでは…?それに、さっき見つけた「ゲート」にも行けなくなってしまった…… 」
ヒースクリフ「………やはり行くのだな。(水を差すのは無粋だと思ったのか、それまでのやり取りを静かに俯瞰していた男がようやく言の葉を紡ぐ)察しの通り、カーディナルゾーンへの扉はセレディによって封じられてしまった。二基のヴィジョンドライバー、そしてカーディナルキーがなければ、いくら最上位のGM権限を持っていたとしても「ゲート」を開くことは出来ない。そして…それらすべては今、エゼルダームの手の中だ。 」
キャロル「しゃあねえ、あなをほるで突破するべ 」
ポリゴン2&マッシブーン「せめてツルハシぐらい持たせて?(素手で床をガリガリ削りながら) 」
キャロル「甘えるな!!!! 」
リム「しんらつー(デフォ目でポップコーン感覚でサーターアンダギーを貪っている) 」
クロノラ「………うん…やっぱり、現実としては厳しい状況だね… でも、行くだけ行ってみるよ。みんなのお陰でいろんな何回を乗り越えてきたんだもの。奇跡が起こることを信じて……。(ここで覚悟を決めたように振り返る)カーディナルゾーンのゲート前に繋がるワームホールを開くよ。(何もない空間に両手を伸ばす) 」
ギ ュ ォ ォ ォ ォ オ オ オ ――――――― ッ ! (クロノラの権限により、何もない空間に開かれたワームホール。攻略組はその中を潜り抜ける―――――)
― カーディナルゾーン・ゲート口前 ―
空間が暗転に包まれる。暗闇の視界に真っ先に飛び込んできたのは、七色に変色を繰り返すネオンライトの光線。
その光のラインが空間の輪郭を描くことによってはじめて視認されたそこは、現実世界と大きく乖離した「電子空間」であった――――
フレイミス「………なんだ……この異様な空間は……眩暈がすらぁ……(チカチカと点滅を繰り返すネオンの光に眉を顰める) 」
スパイダーマッ「…………ここが、カーディナルゾーンへの入り口……(それを見上げ、一旦目を伏せて)……この先に全てがある……やはりここに入る前に、聞いておくべきだな。不安材料になりうる……(ゲートから目を外し、ニルたちの方に振り向く) 」
ニル「……ここが…『カーディナルゾーン』………!現実の世界…それに、私たちがいたゲームの世界と…雰囲気が大きく違って………?(見たことのないメタバース空間に目を奪われる中、スパイダーマンの方にふと視線を向けた) 」
安養寺姫芽「ウチが日頃からよく遊んでるVRゲームの世界みたいだ~……(もはや見慣れた空間化のように、何処か好奇心に目を輝かせて周囲を見渡していた) 」
百生吟子「……姫芽……平気なの…?私は……ちょっと、無理そう……長居するのはしんどいかも…… 」
クロノラ「そう……ここが『カーディナルゾーン』。だけど今私たちが立っている場所は入り口ですらないんだ。おそらく…ううん…十中八九、この奥にある「ゲート」は閉ざされていると思う。歩きながら説明するね。(攻略組を先導するように歩きだす)……セレディも言っていたように、カーディナルゾーンは本来『幻影の巨塔』には存在しないものなの。ここは運営「オムニバス」が巨塔を軸に構築した拡張空間… ゲーム世界として巨塔を掌握するために生み出された制御空間みたいなものなの。 」
メノア「幻影の巨塔は、原点に振り返ればエリノラ本人が持つ廻属性クリスタルってやつから生み出されたものなのよね?そんな空想みたいな産物を人為的に押し留めることができるなんて…オムニバスの科学力はどうなっているの…? 」
ヒースクリフ「オムニバスのテクノロジーは、君たちにとって遠い遥か"未来"から来たものだ。それだけではない。数多に遍在する並行世界(パラレルワールド)…各世界の行く先にある未来という未来から誘われた凄腕の技術者たちの結晶なのだ。私もその一人なのだがね。だが、大元の基盤を創り上げた『エグゼクティブプロデューサー』なる人物は、あらゆる時空から来た我々を一驚させた。この時代に、これから先の「未来」を見通した天才がいることにな。私も科学者としてこの目で見てみたいものだが…そもそも実在する人物なのかどうかも定かではない。 」
浮世英寿「……ゲームマスターのギロリも言っていた。オムニバスはそのトップも含めて、まだまだ謎の多い組織だとな。ゲームマスターという管理職ですら全貌を把握できないような組織がこうして団結していることにも疑問だが、おそらくそうなることもトップの人間の思惑の一つなのかもしれないな。いずれにせよ、ここじゃ俺たちの常識は通用しない。運営側の人間が少数でもバックについてくれている現状が幸いと言ったところだろうな。 」
アスラン・ザラ「俺は幻影の巨塔に潜伏するにあたって博士からその都度情報は共有されていた。今のところ相違点はないが…だが、やはりセレディのような危険な思想を持つ輩がトップと繋がっていたという点が気がかりだ。今までプランダラを排除する傾向にあったオムニバスが、なぜ今になって奴らをその懐へ迎え入れたのか……理解に苦しむ… 」
スパイダーマッ「閉ざされている、か。まだ一悶着ありそうだな……(反応するニルに顔を向け、喉を鳴らす)……ああ。君たちに確認しておきたいことがある。 」
ネモ「あの…逃走中のゲームマスターをしていた…えっと…月村さん?だっけ…?あの人、始末されたって聞いたけど……本当なの……?(恐る恐るヒースクリフに尋ねる) 」
ヒースクリフ「…………残念ながら、逃走中がゲームクリアを果たして以来、月村君とは連絡が一向に取れていない。彼の性格から折り返しの連絡は必ず入れてくれるはずだが、それもなかったとすれば……(誠に遺憾である、と目を伏せる) 」
ヒースクリフ「………既に陰謀は動いていた。だから私はその対策を講じるためだけに独自である研究を行っていたのだが…『
ルシオン』という裏切り者が絡んでいたこともあり、失態を犯してしまった。このけじめをつけるべく、私は君たちに力を貸す。運営側の人間で不信感もあるだろう。勿論距離を置いてくれて構わない。だが、質問があれば応えられる範囲で何でも答えよう。これから迫るエゼルダームとの交戦でも力を貸そう。 」
ニル「ふぇっ?わ、私たち……ですか……?(右往左往と首をきょろきょろしながら自分の顎もとを指差す) 」
マルコ「あんなバケモノと共に戦ってくれたんだ。今更疑う余地なんかねえよい。それより…アンタらは一体どこまでその全貌を知っている?他の連中とは連絡を取り合っているのか?ゲームマスターが実質不在のこの状況で、今は一体誰が運営を仕切っているんだよい…? 」
ヒースクリフ「組織の全貌については、各部署によってその共有事項に差異がある。例えば、我々「開発部」はゲームシステムの開発を専門とし、幻影体《ファンタズマン》やバトルフィールド「グレイヴ」の設計から、基本維持システムの管理運営に至るまで、「上」の指示でその開発作業を進めている。つまり、『オムニバス』という組織の先を見据えたその計画は…ゲームマスターが担っている。だが、そのゲームマスターが事実上不在の今、その権威はこの「
カオスファンタズマ」のシナリオを構築している「ゲームプランナー」に移る。君たちも一度目にしたことがあるだろう。糸目をした不気味な双子…『マテライト兄弟』だ。 」
ベール「………そういやいたなぁ…あのうさん臭そうなもやし野郎…(60層ボス戦の後に現れたパックスが脳裏をよぎる)てか、あたしが宛てたアンケートちゃんと読んでくれたんだろうな~~~^?ユーザー様のありがた~~~~いお言葉を頂戴して改善しやがれバッキャロウ!!補填でチャオス114514万よこしやがれバーカ!!!! 」
クロノラ「……パックスさんとマックスさんは…正直なところ私もすごく苦手だったの… 何考えているかまったく見当もつかなくて…にっこり笑っている顔が何だか不気味で…… 結局プランダラと繋がりがかっただけが救いだったけど………あ……!(そんな話をしていると、ついに「ゲート」の前に到着する。黒い電子扉が、そこから先の路を完全に封鎖していたのだ―――) 」
村野さやか「……やはり…閉ざされていますね…… ゲームマスターよりも権威が低いクロノラさんのGM権限じゃ、きっと無理かもしれませんが……何か、手立てはないのでしょうか…? 」
夕霧綴理「100円入れたら開くかも 」
村野さやか「ゲームセンターみたいなノリで言わないでください 」
スパイダーマッ「ああ。今まさに重要な話をしている途中だが、どうしても引っかかる。教えてくれ…… 」
百円猫「 ヒャクエーン (※鳴き声) 」
ピッコロ猫「10円ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!! 」
フリーザ「お黙りなさいッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!(迷い込んできたピッコロ猫を蹴っ飛ばす) 」
ピッコロ猫「クソマァ!!!!!!!!!!!! 」
スパイダーマッ「―――――お前達と行動を共にしていたはずの悪魔超人は何処だ? 」
ニル「あれ???????(言われてみれば、その本人がいないことに今頃になって気づいて慌てて周囲を見渡す)……い、いない……?さっきから声が聞こえないなと思ってたけど……あれ……??? 」
ブロリー猫「俺は悪魔のブロリーです……お前たちがチピチピチャパチャパする意思を見せなければ、俺はヘイヘイユーユーするだけだぁ…!(勝手に例のダンスを踊り出す) 」
スパイダーマッ「……何時からいなくなった?何時まで居た?タイミングによっては……ヤツは今頃…… 」
澁谷千手観音菩薩様「ケンカキックしようとタイキック見舞っても開かないなら、特殊な権限が必要なんだけどね。 」
ベール「氏じんまったのかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!こりゃあえりゃあこっとになったど!!!!!!!!!!!!!墓を立てに行こう!!!!!!!お供え物は悪魔にちょうどいいファンタオレンジでいいか!!!!!よしわかった!!!!!!スーパーかもん!!!!!!!!! 」
ンョ゛ハー゛ 「(カーディナルゾーンの壁を突き破って「店」が「来」る!これぞ「来店」ッッッッッッ!!) 」
ベール「ファンタオレンジ1本ください!!あとあたしがおやつに食うおかき🍘もな!!!!!お代はこれでよろしくなあ!!!!はーーーーーーーーーーマジでベストバイ・・・・・♪(ヒロの財布から勝手に抜き出したクレカで精算し、購入したおかきとファンタを交互にゴクゴクバリバリする) 」
ドドリゲス「(お供え物食ってんじゃん…と思う哀れなトリ) 」
ポリゴン2「 スー ドゥン ドゥン ドゥン ドゥン(ゲートの前に張り付き行き止まりの中移動モーション。ポケモンあるあるな詰まった時の音が鳴るのを確認) 【なみのりをつかいますか?】 →はい いいえ (なぞのばしょに行く方法で突破できないか試みる) 」
ダークライ「!?!?!?!?!?!?!?(なぞのばしょ(=自宅)に不法侵入してきたポリゴン2とばったり目が合う。ちょうどお食事中のようだ!)勝手に入ってこないでください(土下座して帰ってもらう) 」
スパイダーマッ「……死んだ、というなら……まだマシかもしれんな……(テンションのおかしいベールを流しながら、静かに思案していた) 」
ポリゴン2「 ウッススミマセン なぞのばしょにしか行けなかったよ(スイーっと壁すり抜けで帰って来る) 」
ベール「あたしは平常運転だが????????????(右耳でファンタを呑み鼻穴から砕いたおかきの破片を吸い込んでいる) 」
スパイダーマッ「そうか。君は気が触れているようだ 」
ヴィヴィ「このままゲートの前で馬鹿騒ぎしてたらゲートの向こうの誰かが「お、なんかやってるのかな?」って開けてくれないかな(遠い目) 」
マッシブーン「アマテラスの岩戸じゃないんだから…… 」
ゲートの向こうのアルセウス「(誰か我にお供え物してくれないかな…チラチラッ) 」
ニル「ブラックホールさん……(不安そうに胸元に手を添える)……きっと、戻ってきてくれると信じてます……!あの方は、とても強いお方ですから……! 」
マホイップ(おそなえもの)「 し ば く ぞ 」
徒町小鈴「じゃあ…強行突破しちゃいますか…!?おりゃー!ちぇすとーーーー!(ダメもとで飛び蹴りを入れるが言わずもがなびくともしない)うぅっうっ…ダメでした…徒町はダメダメです……(ぴえん) 」
百生吟子「無理矢理で開くなら初めから苦労しないから…(涙目の小鈴を宥める) 」
フレイミス「……俺だったら無理やりにでも突破してやりたいところだが……ここに踏み込んだ時点で流石に理解できる。『ここ』は今までとは明らかに"違う"。悔しいが、実力行使は無理そうだ… クロノラ、他に手段はないのか? 」
クロノラ「う~ん……ごめん…やっぱり、セレディに奪われたアイテムがないと―――― 」
夕霧綴理「ひらけー、ごまっ!(固く閉ざされた扉の前で両腕を大きく開く) 」
村野さやか「そんなおとぎ話みたいなノリで開くわけ――――――(そう落胆した、次の瞬間―――――) 」
カ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ―――――――――――――― ッ ! ! ! (―――禁断の扉が、前触れもなく開かれたのだった)
一同『 『 『 『 『 ! ! ! ? ? 』 』 』 』 』
夕霧綴理「 どやっ (これ見よがしのドヤ顔) 」
マホイップ(おそなえもの)「食べないで(震え声) 」
村野さやか「……うそ……ですよね………???(唖然と開いた口が塞がらない) 」
ヴィヴィ「これやけくそ気味に誰かが一回は言うやつだったじゃん。セキュリティどうなってるの教育はどうなってるんだ教育は 」
クロノラ「―――――!!?(あり得ない…そう張り叫ぶように茫然と震えていた)………な、なんで…っ……?「ゲート」が…急に開いて……?!(何が起こったのかと問いかけるようにヒースクリフに視線を送る) 」
スパイダーマッ「さては―――――誘っているな 」
ヒースクリフ「…………分からない…私も今、驚きを隠せずにいる…っ…… ヴィジョンドライバーとカーディナルキーもなく「ゲート」を開く方法など……―――――?(そんな時、突如耳元のインカムを押さえつける)…………開発部からたった今連絡が入った。ちょうど数秒前…"この幻影の巨塔全域のシステムが一時的にダウンした"らしい……!この様なインシデントは今までなかった… あり得ないことだが……"『何者か』が巨塔のシステムに大規模なハッキング"をしかけたとしか思えない…だが、そんなことができるはずが……! 」
山野淳一郎(SE)「茅場君、私だ。今ハッキングのアクセス源を特定した。それは、"この幻影の巨塔そのものだ"。 外部からではない!内部から巨塔全体に大規模なクラッキングをしかけていたようだ…!しかし、それはカオスファンタズマの運用が決行される前に、全職員でハッキングのテストを何重にも行ってきたうえで盤石のプロテクトをかけたつもりだった。プランダラですらここまでの規模をしかけてくることはなかったが……まだ『何か』が、この塔内に潜んでいると思われる…!それがエゼルダームの者なのか、あるいはオムニバスの内通者によるものかは定かではないが…… 」
アスラン・ザラ「……エゼルダームの連中が誘っているとして、意図が分からない。かといってオムニバスがそう易々と部外者の俺たちを入れ込むとも思えない…。恐らくだが、『第三勢力の意思』が絡んでいる可能性があるな… まさか「開拓者」か…?だが、さっきの話を聞くにシステム面に強く出られる実力者はいないように思えたが…… 」
スパイダーマッ「『何者か』が俺たちを中に誘い込んでいる。俺たちではない……俺たちよりもこのシステムについて理解している何かが。……その『何者か』が敵か味方かまでは分からんがな。 」
フレイミス「……なんだっていい… いずれにしたってこれはまたとないチャンスだ…!これが誰かの思惑だとしても、どの道俺たちはこの先へ進まなきゃならねェ…そうだよな? 」
クロノラ「うんっ……そうだね、フレイミスの言う通りだよ……!カーディナルゾーンへの道は一つしかない…ここを潜らない限り、「エリノラ」が封印されたグランドクリスタルのある奥地には到達できない!エリノラがエゼルダームの手に堕ちる前に、急いで追いつかないと……! 」
―――――――――ならその戦い、『僕たち』も手を貸そう (後略組に語り掛ける声音、そして複数の足音が近づいてくる―――)
ジーン「――――感動の再開だね、みんな (そこに会われたのは、これまでの攻略戦をずっと見守り続けていた『オーディエンス』の者たちだった――――) 」
メトロ「ネモちゃん…!私も来たよ…♪( *´꒳`*) 」
浮世英寿「……!ジーン……!?それに、お前たちは……!(次々と現れる人々に目を丸くする) 」
ネモ「えっ……?!め、メトロちゃん……!?うっそ…どうして、ここに……!?でも、来てくれて嬉しい…♪(思わずメトロと手を取り合い大はしゃぎする) 」
テツヤ「オーディエンスだけじゃないさ。『
みんな』できたやったぞ。 」
百生吟子「テツヤさん……!?貴方まで…来てくれたんですか……!(自分たちが成長にするにあたって助言してくれた恩人の登場に驚嘆する) 」
ピカマン「ポプテピピック!(CV:緑川光)」「ポプテピピック!(CV:悠木碧)」「ポプテピピック!(CV:大谷翔平)」「ポプテピピック!(CV:田中真弓)」「ポプテピピック!(CV:石田彰)」「ポプテピピック!(CV:くじら)」「ポプテピピック!(CV:銀河万丈) 」
クラウス「…………(皆と一緒にやってきたはいいもののなにを話せばいいかわからず)────(コミュ障発動。黙ったままやや俯きがちに) 」
メディ「ええ、「カオスファンタズマ」の危機ですからね。
『オーディエンス』の皆様も、我々『NPC』も、『プレイヤー』の皆さんに全面的に協力するべく一致団結することを決定しました。これから迫る大いなる決戦に備えて、貴方がたに協力したいと志願する者たちが一斉に集いました。 」
ベール「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!メディちゅわあああああああああああああん!!!!!!!愛してるぜえええええええええええええええええええ!!!!!うっふうううううううううううううううううううううううううん!!!!!!!!!!! 」
アサギ「―――うわっ、ちょ…!ギリギリセーフってところっすかね……!(オーディエンスやNPC陣営に続くように、
レギュレイター陣営も集う――――) 」
ラタリア「ロギアが解放されたと聞いた時はびっくりしたけろ、幻影体であって杞憂らったのら…!れも…「本物」を解放するわけにはいかないのら……博士たち『レギュレイター』も総力を挙げて決戦に臨むらよ! 」
ガトウ「お前ら無事だったか!?ロギアの暴走を聞きつけてやってきたが…遅かったみてぇだ…だが、大したもんだ…!あのデカブツを退けちまうなんてな…!俺の筋肉は必要なかったか……だが!今度こそ守り抜いてみせるぞ!この鍛え上げた大胸筋でなァ!! 」
鳳桜・カグヤ・クォーツ「フッ…お前たちのバックにはカグヤ様の後光が差しこんでいる。大胆に、豪快に、✨✨✨ゴージャス✨✨✨に敵を殲滅する 」
優木せつ菜「ヒロさん!!!私たちもいますよ!!一緒に戦いましょう…!!(* ^ᗜ^ *) ペカー✨ 」
片桐「どうもォォォお巡りさんですゥゥゥゥ~~~……今から強制家宅捜査しますゥゥゥ~~……令状これなァァァァ~~~……(健康診断の結果を取り出しながら) 」
仮面ライダークウガ「ザッ……ザッ……(彼らに続いて、ゆっくりと歩いてその場に現れる) 」
ヒロ「せ、せつ菜ちゃん…!応援に来てくれたのか! 」
フロール「………こうして並ぶと、凄い人数が集まりましたね。所属も立場も違う人間が、ここまで集まれる日が来るものなんですね…… 」
イーリア「……全部穢い、全部、全部―――"あの子のため"に。(昏い瞳、昏い殺意、昏い悪意。ただ淡々と、目的のための決意は揺らがない) 」
狼面の男「……(目深にかぶっているフードを外し、カーディナルゾーンを見上げ)……深入りしない筈が、結局こんな所まで来ちまった。でもまあ、仕方ない……こうなったら、なる様になれって具合だな…… 」
ユキ「んふ~~~バチバチしがいがある人がこんなに……♪ ちょっと味見しちゃダメかしら、すみっコの方で1人くらいなら……(にこにこしながらスラ~と垂氷丸を抜きつつ) 」
セルド「おい…!変な気は起こすなよ(汗を浮かべてユキを牽制する)とてつもない事が起こっていて、見ていた時は頭真っ白になって立ち尽くすばかりだったけど……俺も、何かやれることがあるかもしれない。露払いくらいなら喜んで引き受けるよ 」
ホプちゃん「我はメシア、この世を塔を救済する 」
BOB「Hi, i'm Bob. 」
クロノラ「みんな……!!(攻略組、オーディエンス、NPC…このカオスファンタズマに関わってきた大勢が駆けつけてくれたその光景に驚きながらも目に輝きが灯る)……私たちの為に……こんなにも……! ズズッ……ぅ…… ありがとう…っ゛……!(あまりの嬉しさに目に涙を浮かべてしまった) 」
フレイミス「……クロノラ… これもお前が繋いできた絆の結晶だ。お前のしてきたことに意味がないことなんかない。『俺たち』がその証明だ。さあ、行こうぜ。俺たちの『カオスファンタズマ』を取り戻しによ…! 」
クロノラ「――――――― うん…っ……! 行こう、みんな! 」
そして、彼・彼女たちはついに…開かれた禁断の領域へと踏み込んでいく――――――――
しかし、動き出したのは彼らだけではなかった――――――
― 幻影の巨塔・オムニバス施設 ―
ReNa「――――……『カーディナルゾーン』のテリトリーアンロックならびにエゼルダーム以外の侵入者多数を確認。 」
ジョージ・狩崎「No way…とうとうこの時が来てしまったか……だがこのHappeningも面白い! 」
檀黎斗「"真実"を知った者たちは須らく闇に葬り去る。それが善良なゲームプレイヤーであってしてもだ…!神の逆鱗に触れたことを…後悔するがいいッ!!ブェハッ!ブエッハァ!ブェハハハハハハハハ!!! 」
マックス・マテライト「粛正班《デバッガー》全部隊ならびに戦闘可能な職員は直ちに『カーディナルゾーン』へ急行。エゼルダーム、プレイヤー問わず―――――― 侵入者を一斉排除しなさい。 」
ニャイ「 了解 」
銀狼「ハプニングだったらサービス開始予期からずっとそうだし、善良なプレイヤーうんぬんで言ったら悪質プレイヤーでコミュできてて、それが運営の実験に切ってる。ロルとかナイアンティックかな? 」
風摩キリト「………(あともう少しなんだ……この絶好の機会を逃すわけにはいかない…!俺は必ず、必ず成し遂げてみせる……ッ…) 」
パックス・マテライト「 『 オムニバス 』 ―――――― 総力を挙げて反乱分子を排除いたしましょう 」
― カーディナルゾーン・第1区画 ―
ヴァサゴ「――――― ゼェ……ゼェ……ッ……!(深淵を照らす紫電の如きネオンライトの通路を、自らの流血でマダラに染め上げながら彷徨っていた)…ゼェ……ッ……セレディ……セレディ…ッ゛……セレディッ゛……!!( ガ ァ ン ッ ! )(柱のオブジェクトを殴りつける)この俺を黒蟻の様の踏み潰しやがって……だがよォ……巨象もその黒蟻に屠られることがあるってことを…思い知らせてやる……ッ……――――(復讐の憎悪を滾らせる殺戮者は、そのまま更なる奥地へと消えていくのだった――――) 」
― カーディナルゾーン・第2区画 ―
セレディ「―――――――(事態が大きく動き出したその頃、着実にその"真相"に一歩リードしている反社会勢力『エゼルダーム』は滞りなく禁断領域を進行していた。首魁のセレディを筆頭に、その背後には大勢の配下・協力者・スポンサーたちが群れと成して歩いていた) 」
ロイエ「……?(進行する最中、手にしていたタブレットに入ったメールの着信から文面に目を通すとその内容に眉を顰め歩みを止めてしまう)――――― 閣下、一大事です。閉鎖されたはずのゲートが再開し、プレイヤー方が次々と侵入してきている模様です。 」
セレディ「…………なに…?(執事の報告に足を止め振り返る)……ゲートが開いた…?私はそんなことをしたつもりはないが?ヴィジョンドライバー、そしてカーディナルキーは確かに我が手にある。それらが無い状態でゲートを開くことなど不可能なはずだ。(……よもや『トップ』が…?いや……『あれ』はそんな気まぐれに事を動かすような奴ではない。だとしたら―――――)(考え込むように視線をあらぬ方向へ向ける) 」
ルシオン「もしやすると、あの「エリノラ」の仕業でしょうか…?『ロギア』の幻影体を生み出す程の未知なる力を秘めていた彼女であれば……いやしかし、そんな彼女の威権でも、ゲームマスターのGM権限を越えることは不可能のはず… 間違いなく我々の把握できていないインシデントが発生している…? 」
セレディ「……フン、まあいい。起きてしまったことはその都度対処すればいい。さて、ではここで君たちの出番だ、『エゼルダーム』諸君。このカーディナルゾーンは、4つの区画で分類されている。我々が今いるこの場所が第2区画。『オリジナルのエリノラ』が封印されているグランドクリスタルの保管施設は最終地点の第4区画にある。これより私と一部の者たちはそのまま先へ進む。他のメンバーはこの第2区画に残り、侵入者を迎撃してくれ。 」
ロイエ「監視班によりますと『オムニバス』の精鋭たちもこちらへ向かっているようです。我々にとってはプレイヤーとオムニバスを両方相手にするのは困難を極めますでしょう。ですが、必ずしもオムニバスはプレイヤーと共闘関係にあるわけではございません。「運営」の狙いはあくまで"侵入者の徹底排除"。つまり、ここからは"三つ巴の交戦"が大いに予測されます。我々はここで身を潜め、両勢力が衝突した際に漁夫の利を突く。あるいは、単身で迷い込んできた者であれば確実に相手をするのがよいでしょう。 」
ガイ「フン…いいだろう!奴らにはこの前の借りを返したかったところだ。ここでケリをつけてやるのだ…! 」
【ロロ】&〖ポポ〗「【死期が近づいてきたみたいだね、ポポ】〖それはどちらになるのか…結末が楽しみだね、ロロ〗 」
ヴァロナ「……… グ グ グ ッ …(皮膚という皮膚を完全に覆い尽くしたペストマスクの人物が、黒い手袋の嵌められた拳を強く握りしめる) 」
ゲンゲツ「我々「ハンドレッド」もその迎撃に当ろう。今度こそ、ここで奴らを始末してみせる。(その背後に立っていたサイゲツ、タソガレ、ミメイの三名も頷いた) 」
21号「………(冷徹な機械人形の少女は依然変わらぬ佇まいでそこにいる。だが今は、その瞳に微かな憂いが過ったような気がした―――) 」
ジョニー・ブラック「ヘッドもザザもいなくなってしまったぁぁぁ………ここからはぁぁぁぁ……俺が殺るしかねェよなぁぁぁぁぁぁあああ~~~~~????? 」
黒衣の戦士「フン……俺はただ、強き者と闘えればそれでいい。弱い奴はすべて叩き潰す…! 」
11《 シビル 》「オッケー♪楽しくなってきた~♪それにしても…皇帝様が求めていた『ロギア』の力、壮絶だったな~~~~~!なんとしても『本物』を手に入れなくちゃね…♪すべては「
ゼレオロス帝国」のために…♪ 」
12《 トルヴ 》「ああ…来るのか……いよいよ俺に、復讐してくれる奴らが来るんだな……?早く…早く来い…!俺の渇きを満たしてくれ……!! 」
黒フードの人物「…………(一騎当千の猛者たちに紛れている。新規メンバーか、或いは今までそのベールを脱ぐことがなかったものなのかは定かではないが、フードの内側でキリキリと強い歯ぎしりの音が鳴っていた) 」
ベロバ「(オーディエンスルームより、プランダラ / エゼルダームのスポンサーたちも本陣に合流していた―――)―――いいわねぇ~♪ゾクゾクしてきちゃった…❤アタシたちも愉しませてもらうわよ。 」
ケケラ「いいねぇ~…!この殺伐とした混沌(カオス)の空気!この異様な臭いにつられて、あの『珍獣』も必ず現れるだろう…!できれば一目会っておきたいものだ……! 」
セレディ「……そうだ、これを君たち二人に渡しておこう。カーディナルゾーンがこのような事態になった今、もはやこのドライバーに利用価値はない。そもそもはゲートが開ければ用済みだったからね。(そう言うと雪常とルシオンの二人にそれぞれヴィジョンドライバーを譲渡した) 」
ルシオン「(セレディから譲り受けたヴィジョンドライバーの一基を丁寧に両手で受け取る)……このルシオン、必ずやセレディ様のご期待に応えてみせましょう。 」
イーリア「……全部穢い、全部、全部―――"あの子のため"に。(昏い瞳、昏い殺意、昏い悪意。ただ淡々と、目的のための決意は揺らがない) 」
侶梟「―――――――。(踵を返し、背後の暗がりを見据える。 既視感、懐古を感じさせる気配に後ろ髪を引かれたのか目を丸くし)―――――そうか、此度は"敵"か。(悦を含んだ笑みを浮かべ、進むべき方向へ目線を戻し、ブーニーハットを深く被り直した) 」
???「ケケケケ……(そして、黒いフードで顔を隠した何者か達が静かに嗤っていた……) 」
A・マルガレーテ「そう、やっぱりこうなるのね。いいわ。地獄を奏でさせてあげる(カチャカチャと知恵の輪をいじりなが)────……パキン(外れると同時にそれをグシャリと握りつぶした) 」
ガント「あーあ、皆怖い顔しちゃって。肩肘張ってたら幸せ逃げちゃうのに。ま、ま、ボクはボクで自分の仕事はきっちりやるからいいけどネ。 」
ポトリヴィット「"一部の者達"なァ………まァ、付き合ってやっても良いさ。今の俺達は"エゼルターム"異論はねえ。ま、ここにゃあこんだけ集まってる……俺も奥に付き合わせて貰うぜ。なんせ、もう幹部が一人居なくなっちまったし……とりあえず殺っときたい相手は、奥まで来るだろうしよぉ~~………(……お互い様だが、信用は出来ねぇ……俺も目的がある、バカ共の身投げに付き合う気はねぇ) 」
ウンネカーズ「えぇ?ポトリヴィットさん行っちゃうんですかぁ?………まぁ、いいかぁ……こっちの方が楽しめそうですし。お祭りですよぉお祭り。楽しみですねぇ、たっぷり踊って楽しみましょうねぇ 」
雪常「ンフフフ……『ミキサー』は、使っていいッスか?ケヒヒ……(愉しそうにヴィジョンドライバーを受け取り、片手で弄ぶ) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハハ!おい!それ(ヴィジョンドライバー)もくれよ!!!! 」
セレディ「クククッ…♪これからだよ…―――――――本当に娯しい愉しい戦争(ゲーム)は 」
最終更新:2025年07月24日 13:45