ナーシェン
封印の剣、
覇者の剣に登場するベルン
三竜将の一人で
ドラゴンマスター。
しかし、卑劣で小物なうえに自分が世界で最も美しく強いと思いこんでいる強烈なナルシストぶりから、
ブルーニャ、
マードックの二人の竜将に比べて人望は薄い。
キャラクターとしてはトラキア776に登場する
ケンプフと同じで、部下を大事に思っていない。
特にエトルリア軍のクーデター辺りではミスルの古城の防衛を中間管理職の
フレアーに押しつけたり、ナバタの里への侵攻を傭兵に丸投げしたりと、その無責任ぶりが露骨になっている。
挙げ句の果てには様々な失敗によってマードックに責任を負わされ、竜将の座を後輩
ゲイルに奪われそうになった事で半ば自暴自棄のような形でロイ達と対決する事となった。
ケンプフと違って戦闘能力は意外と高く、レア武器である
ルーンソードを持ち、飛行特効を無視する
デルフィの守りを装備しているが、盗賊(無育成でも構わない)で守りを盗めば弓や
エイルカリバーであっさり倒せる。
クラリーネからスッポン呼ばわりされる事に始まり、その後任務失敗や奇怪な言動が面白いように続く為、最初から最期まで強烈なネタキャラとして扱われている。
ヴァルターや
メトジェイは彼の系譜に属すると言われることが多い。もっとも、厳密に言えばケンプフが本家なのだが。
出番が極端に多いわけではないが、原作以上にネタキャラぶりが爆発している。
オリジナルキャラの
ジードの上司という役割もある。当然、どこを取っても良い上司ではないので快くは思われていない。
原作と同じエトルリア王都での戦いにおいて
主人公アルと対峙、隠し毒針など卑劣な策を使い、負けそうになるとアルを生き別れの息子と言い張る珍奇な命乞いに呆れられてトドメを刺される。
と思いきや逃げ延びていてそこをジードに発見されるが、彼の最愛の妹
ジェミーを死に追いやったことを自分でバラしたうえに侮辱したせいで滅多刺しにされて殺されてしまった。
ヒーローズのナーシェン
通常版、イースター版が登場。
どちらも覇者の剣の漫画を担当した山田孝太郎氏がイラストを担当。
通常版はヒーローズの記念すべき大英雄第一弾。
覇者の剣でナーシェンが登場したあたりのタッチを再現しており封印の剣出典というより覇者の剣から来たような印象を受ける。
とはいえさすがに「きィイイィァァアウウウイィーーーー!!」と奇声を発したりはせずセリフの印象は封印準拠。
奥義、被弾時の顔芸は必見。
イースター版は現在の画風で描かれているもののやはり顔芸は健在。
通常版同様封印準拠のセリフだが彼の「ぴょーん!」は必聴。
最終更新:2025年04月15日 09:24