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#contents()
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***支援C
【ルフレ】
あれ、この言葉…
どういう意味だったかな?
【マリアベル】
ルフレさん、
お勉強ですの?
【ルフレ】
マリアベル。
えぇ…ちょっと調べ物をね。
【マリアベル】
まぁ…庶民も
調べ物をするんですのね。
【ルフレ】
あなた、今あたしのこと
さりげなーく見下さなかった?
【マリアベル】
見下してなどおりませんわ。
素直な感想を述べたまでです。
まぁ…言葉を誤ったのなら
謝罪させていただきます。すみません…
【ルフレ】
べ、別にそんなかしこまらなくてもいいわよ!
で? あたしに何か用事なの?
【マリアベル】
はい。わたくし、貴方のことが
知りたいんですの。
【ルフレ】
あたしのことを?
【マリアベル】
えぇ。記憶喪失であるにも関わらず
天才的な軍師の才がおありだとか。
わたくしの親友であるリズからの
信用も厚いようですし
どういった方なのか
もっとよく知りたいと思いまして…
ま、まぁ、…つまりは、
お友達になりたいということですわ。
…お嫌でなければ、ですけど。
【ルフレ】
マリアベル…! 嫌なわけないじゃないの。
というか、あたしたちもう友達でしょ?
【マリアベル】
ルフレさん…!
嬉しいですわ。
これからよろしくお願い致しますね。
【ルフレ】
もちろん! なーんだ、マリアベルって
可愛いトコもあるのね。
あたしに教えられることなら、
何でも聞いてよ。
【マリアベル】
ありがとうございます。ではまず…
貴方がたのような
貧相な庶民の文化をお教え願えますか?
【ルフレ】
前言撤回。あなたやっぱり
あたしのことを見下してるでしょ!
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***支援B
【マリアベル】
ルフレさん。
先日教わったことについてですけれど…
【ルフレ】
えぇ、庶民がよく使う言葉を
教えて欲しいっていうあれよね?
【マリアベル】
えぇ。さっそく教えていただいた言葉を
使ってみたんですけど
なぜかみなさん、怪訝そうな顔をして
視線を逸らしてしまいますの。
中には笑いをこらえているように
見える方もいらっしゃいましたわ。
【ルフレ】
え…あの言葉、使ったの?
【マリアベル】
その人を知るには、その人の話す言葉を
理解するのが一番でしょう?
そして理解を早めるには実践するのが
もっとも効率的ですわ。
【ルフレ】
あ、あのね、マリアベル。
それはごもっともなんだけど…
あれはいわゆる俗語で、
特に親しい人にだけ使う言葉なのよ。
【マリアベル】
そう…なんですの?
ということは、貴方はわたくしを…!
【ルフレ】
ご、ごめん!
軽い冗談のつもりだったんだけど…
【マリアベル】
特別に親しい人だと思っていると
いうことですわね!
【ルフレ】
…はい?
【マリアベル】
そういうことだとは気づかずに
申し訳ありませんでしたわ。
真っ先に、ルフレさんに
使うべき言葉でしたのね。
【ルフレ】
いえ、違う…
【マリアベル】
へい、兄弟!
調子はどうだい!?
【ルフレ】
や、やめて、マリアベル!
あなたの積み上げてきたものが
音を立てて壊れていくのが見えるわ!
みんなの誤解はあたしが解いておくから、
もう二度とその挨拶はしないで!
【マリアベル】
? よくわかりませんけど…
そこまでおっしゃるんでしたら、そうしますわ。
【ルフレ】
そ、そうしてもらえると助かるわ。
【マリアベル】
…ったく、しゃーねーなぁ!
二度目は無いと思いやがれよ!
【ルフレ】
えぇっ!?
私、今のは教えてないわよ!?
誰?
誰がこんな言葉教えたの!?
【マリアベル】
うふふ…内緒ですわ。
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***支援A
【ルフレ】
ねぇ、マリアベル。今日はあたしに
貴族の文化を教えてくれない?
【マリアベル】
もちろん、かまいませんわ。
なにがお聞きになりたいの?
【ルフレ】
うーん…じゃあ、貴族らしい
立ち居振る舞いとか!
【マリアベル】
そうですわね…では
きちんと立つところから始めましょうか。
【ルフレ】
え…いま、あたし、
ちゃんと立ってるけど…
【マリアベル】
いーえ! ルフレさんの立ち方は
べろんべろんのぐっだぐだですわ!
もっとこう…背中に筋を一本通して、
常に頭頂部を引っ張られている感覚で
まっすぐお立ちになって下さいまし。
【ルフレ】
背中に筋…で、頭頂部を…
こんな感じ?
【マリアベル】
どうして顎を前に突き出すんですの?
【ルフレ】
え、頭のてっぺんを引っ張ると
自然と出るんだけど…
【マリアベル】
顎は引く。
【ルフレ】
こう?
【マリアベル】
なぜ肩が持ち上がるんですか。
肩は下げて胸を張ってください。
【ルフレ】
こ、こうね?
【マリアベル】
…そうですわ!
やればできるじゃありませんの!
うふふ、ルフレさんは
教えがいがありますわね。
もっと修業を積めば、
きっと素敵な淑女になれますわよ!
【ルフレ】
そう? うふふ、照れるわねー。
【マリアベル】
決めましたわ!
わたくし、ルフレさんが
どこに出しても恥ずかしくないような
淑女になるまで、指導致しますわ!
【ルフレ】
え…えぇっ?
そ、そこまでしなくても…
【マリアベル】
いーえ! わたくし、中途半端が
一番嫌いなんですの!
遠慮なさらなくていいんですのよ?
わたくしたち、親友じゃありませんの。
【ルフレ】
いつの間にそうなったの!?
【マリアベル】
つべこべ言うなですわ!
さぁ、次は淑女らしい歩き方ですわよ!
【ルフレ】
ひぃーーーー!
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