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開拓の代償(画:[[ナプトー>ソプゲン=ナプトー]])
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|>|年月日:1785年月7月15日-1790年X月X日|
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|>|結果:ラゴン政府側の勝利、セティスカトールプ講話条約締結、ファールリューディア講話条約締結|
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|>|[[ギールラング星域戦国軍事同盟]]&br()[[シ=ギーラム濡花処刑団]]&br()[[ファルトクノア共和国]]|
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|CENTER:~歴史|CENTER:~前|CENTER:~同時期|CENTER:~次|
|~[[大宇宙史>大宇宙の歴史]]|[[サイバー戦争]]|[[第二次宇宙大戦]]&br()┣[[ラゴン戦線]](85~90年)&br()┣[[スラーン戦線>第二次宇宙大戦/スラーン戦線]](85~88年)&br()┣[[レセスティア戦線>第二次宇宙大戦/レセスティア戦線]](85~XX年)&br()┣[[レーウス戦線>ジエール・ヴァルエルク戦争]](85~XX年)&br()┣[[ゲルデン戦線>第二次宇宙大戦/ゲルデン戦線]](86~87年)&br()┗[[ロフィルナ戦線>第二次宇宙大戦/ロフィルナ戦線]](88~90年)&br()|[[ファルトクノア内戦]]|
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目次
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*勃発までの経緯
**シャグマ=ラゴンの発見と入植
1702年、惑星シャグマ=ラゴン及びシャグマ=ラゴン星系が発見される。
[[ニーネン=シャプチ]]の第47代タシ=ラ=ジャハン=ニスフェル星衛主席(当時)はシャグマ=ラゴン星系発見からまもなく、国内向けに入植計画を発表。国家規模の一大プロジェクトが開始される。
**通信時代とアンドロイドの台頭
1720年代に入ってアンドロイドが台頭がしてくると、ニーネン=シャプチ政府はシャグマ=ラゴン星開拓のために[[アイローム社]]製アンドロイドを購入し、開拓団に編入。
1733年の[[アクース内戦]]ではアクース政府(資本体制側)を支援し、&bold(){アランダイ軍団}を派兵した。アクース内戦では資本体制側が勝利するものの、後にクーデターが発生し労働組合主義政府がアクースの後継政府となる。ニーネン=シャプチは親密国の一つを失うこととなった。
このアクース内戦での軍事介入が発端となり、当時の連合会議の最重要課題であった「アンドロイド人権問題」に深く関係するようになっていった。ニーネン=シャプチはアイローム派に属していることもあり、ヴァルエルク共和国との関係を見直し、外交関係の修復を模索し始めるようになる。
1740年、[[マーカス内戦]]勃発。当時シャグマ=ラゴン星での開拓プロジェクトにおいて深刻な人手不足に悩まされており、当初の予定よりも大幅に遅れていた。そのため、ニーネン=シャプチ政府は非介入を発表していたが、同年に起こったシャグマ=ラゴンのアイロームアンドロイドらによる&bold(){ナイユスパ=サブラート運動}によって非介入を撤廃し、41年参戦を決定した。
**植民地主導権の喪失
1744年、戦争から3年が経過し反戦派が勢力を増している中で行われた&bold(){大イプカ宣言}では人民の団結と協力を促進し、政府が急速に権威主義に傾倒することとなる。
1745年、&bold(){プゴーニェヴァタイ世直し運動}が起こり、シャグマ=ラゴンの開拓地[[スガイユン>ニーネン=シャプチ/スガイユン]]公社が財閥化。行政代理官(プナンガシドーガン)の設置が認められるようになるとラゴン星開拓の主導権が政府から開拓地公社の手に渡ることとなり、分離独立への下地を生み出すこととなった。
1761年にはニーネン=シャプチで&bold(){十六人委員会}が設立される。十六人委員会は[[資本主義>研鑽主義]]的開拓地開発を推進し、政府と対立した。
&bold(){ライ事件}や&bold(){招民院報道局放送認可取り消し騒動}などが起き、十六人委員会の権威を衰退させる動きを見せたが、1762年の&bold(){幻の「ハシャンガン政策」宣言}でそれまで反十六人委員会側の立場だったジェナウ星衛主席が彼らを保護し支援するようになり、ますます十六人委員会の権限は拡張された。
その後もシャグマ=ラゴン開発の主導権は十六人委員会に握られ続け、&bold(){ジャブローガン地下居住区大規模落盤事故}、&bold(){開拓地財政法}、&bold(){プナフェウ地震}、&bold(){プラーディエ税の増税と反対デモ}、&bold(){ケーシャ税増税と反対デモ}、&bold(){サイユサクラーチ事件}、&bold(){シャグマ=ラゴン二途病流行}などの出来事が起こった。これらの出来事を通じて、十六人委員会や開拓地公社の経営陣は政府の権力を押さえつけつつ、莫大な富を築き上げ開拓地公社の経営陣は莫大な富を築き上げることに成功した。一方で、貧困層は無視されるどころか搾取されこれに追い打ちをかけるかのように疫病や飢餓が起こったためシャグマ=ラゴンの当時の人口の12%が死亡した。
**権威主義の復活
1773年、星衛参事会総選挙が行われ、十六人委員会の政治顧問を務めていた[[ソプゲン=ナプトー]]が当選した。十六人委員会は不正や改ざんを行って彼らの側近とも言えるナプトーを強引に当選させることに成功したものの、そのナプトー本人が十六人委員会を裏切り、&bold(){シュプタイ事件}が発生。これを皮切りに、ニーネン=シャプチの政界では十六人委員会と懇ろの関係にあった政治家たちが次々と彼らを見限るようになった。ナプトー星衛主席は就任演説で&bold(){シュプタイ=ドラヴァング宣言}を行い、5年以内の景気回復と軍備拡張を訴え、改革を行った。この一連の改革によって&bold(){シュトム景気}が訪れた。
1774年、プダージの制限区画ダイユンヴァールにて&bold(){ダイユンヴァール事件}が発生し、十六人委員会のドフィエ=シャ=ラニル家、サッツェタータ家を含むスガイユン経営者の視察中に暗殺された。この事件によって実質的に十六人委員会は運営不能となり、大幅に弱体化された。中産階級や貧困層はこれを熱烈に歓迎し、新たなる時代の幕開けとした。
また、暗殺されたドフィエ=シャ=ラニル家の当主の娘アルチェ(後のラゴン政府代表)は父の死で「自分の人生が狂って」しまったため、ナプトーに復讐を誓った。
その後もナプトー星衛主席は&bold(){集産市場の開設}、&bold(){元老院の閉鎖}、&bold(){タイユ=ウェグナ復活}など権威主義・愛国主義的改革を行い続けた。
**シャグマ=ラゴン飢饉
シャグマ=ラゴン星の天候不順による不作と電力供給不足により30万人が死亡。死者は貧困層に集中した。三大公社は穀物の市場放出を拒否し、ニーネン=シャプチ本国政府による食糧援助が行われなかったため深刻化した。
ナプトー星衛主席が食糧援助が行わなかった理由は極めて政治的なもので、飢饉が起こった時から開拓地公社の経営者陣は自身の権益と富を守るために飢饉の支援をしないことを見抜いており、そのため、食糧援助を渋ってからすることによって、スガイユン公社に対する反感を高めようとしたからである。実際は大きく裏目に出た。食糧援助を渋ったためにシャグマ=ラゴンの国民は政府への強烈な不信感を抱くこととなる。
また、飢饉の最中、&bold(){天命安息地公社集団自殺事件}が起こり、貴族階級の強烈な反発を招くこととなった。
**魔の手運動
反政府活動の勢いは83年を皮切りに増大してゆき、ついには&bold(){サプニャーシ=ユッセ}指導者率いる&bold(){シャグマ=ラゴン開拓地自決団}と呼ばれる分離主義組織が発足する。開拓地自決団は惑星首都ラグマウで&bold(){魔の手運動}と呼ばれる反ナプトー主席運動を展開した。
**シャグマ=ラゴン植民地政府の樹立
1784年、しばらくの潜伏の後、ドフィエ=シャ=ナ=ラニル=アルチェ=イサイプとサプニャーシ=クナーチェはラグマウ開拓記念公園前で「&bold(){亡き兄のための復讐}」と題して演説を行い、&bold(){シャグマ=ラゴン植民地政府}の設立を表明した。政府代表を決める非公式の投票ではクナーチェより約300票の差をつけてアルチェが当選し、政府代表として指揮を取ることとなった。
**巨人との取引
アルチェは「&bold(){植民地政府が建国と独立を宣言し内戦状態に突入した場合、ヴァルエルク軍が援軍としてラゴンに介入するならば、ラゴンのいくつかの要衝と領土をヴァルエルクのものとして認める}」という取引をヴァルエルク共和国のあるエージェントを通じて外交官と接触し、密約を交わした。
**独立宣言
1785年1月10日、アルチェ政府代表によってシャグマ=ラゴン植民地政府の独立がラグマウ開拓地記念公園で宣言される。
この独立宣言を何としても成功させたくなかった本国政府だったが、シャグマ=ラゴン星の住民が偽の情報を流すなどして錯綜し、結果的にそれを許してしまった。
ナプトー主席は直ちにプナ=タイユ=ウェグナや招民院軍部を出動させて事態を沈静化させるべく地上軍を送り込んだ。
*戦争の経過
**シャグマ=ラゴン戦線
・時期:1785年1月~15月?
***アイナヴァンニの反乱
>「何をしておるのだ、この腐れカカシどもが!…貴様らなど二度と使わん!」
> ――激怒する[[ソプゲン=ナプトー]]星衛主席
|>|>|>|CENTER:1785年1月10日~1月15日|
|>|>|>|CENTER:場所:惑星シャグマ=ラゴン アイナム地方|
|>|>|>|CENTER:結果:ラゴン政府側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ニーネン=シャプチ|鎮圧部隊|ラゴン政府|正規反乱軍&br()ラゴン義勇兵|
1785年1月10日から15日にかけて、シャグマ=ラゴン星北部のアイナム地方では中核都市のアイナヴァンニを中心に大規模な反乱が発生。
ナプトー主席の送り込んだ鎮圧部隊は諜報の不備が原因でラゴン星の経済的中心地であるラグマウ地方での反乱に備えていたため、対応が後手に回ることとなった。
プナ=タイユ=ウェグナや招民院軍部は12日夜にアイナム地方への配備が完了し、鎮圧作戦を開始したものの既に中核都市アイナヴァンニはラゴン政府に乗っ取られており、南部のアーフェニェー、トゥーガンクントもまた反乱軍の影響下に置かれていた。
この一連の対応を聞いたナプトーは激怒し、責任者である招民院軍部長官を解雇し後任にスニャールフィエを登用した。
***アイナム鎮圧作戦
>「こりゃ派手にやってくれたなー…爆撃の準備はいいかー?」
> ――鎮圧作戦を開始するスニャールフィエ長官
|>|>|>|CENTER:1785年1月15日~1月未明|
|>|>|>|CENTER:場所:惑星シャグマ=ラゴン アイナム地方・アーフェニェー|
|>|>|>|CENTER:結果:ニーネン=シャプチ側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ニーネン=シャプチ|鎮圧部隊&br()航空戦機大隊&br()第28クナクヌイ親衛大隊|ラゴン政府|正規反乱軍&br()ラゴン義勇兵|
後任のスニャールフィエはラゴン政府のパルチザンを鎮圧すべく航空戦機大隊を投入し、都市部への爆撃を開始。その後、第28クナクヌイ親衛大隊と多数の正規歩兵(クローン兵含む)を都市アーフェニェーに投入した。
緒戦は順調に進行し、アーフェニェー都市部で拮抗状態になるまで進軍は続いた。
***ヴァルエルク介入
1785年2月1日の深夜(ラゴン星現地時間)に[[ヴァルエルク共和国]]が都市部への爆撃に対する非難声明とともにラゴン星の民間人を保護する名目で軍事介入を発表。
***フェントゥオス作戦
|>|>|>|CENTER:1785年2月1日~2月6日|
|>|>|>|CENTER:場所:イ・ヴェウ星系近傍20光年|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊&br()エナトラート艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|サニェーラ|第一主力艦隊†|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
間もなくしてラゴン宇宙港(現在のシチャインピルチ国際宇宙港)に設置されたサナトガン式クファールストレクター・ワープ探知レーダーが[[サニェーラ>サニェーラ独立国]]領イ・ヴェウ星系近傍20光年の位置から接続するゴースト空間レーンを探知。
直ちにナプトー主席は&bold(){国家戦時体制宣言}を発令し、招民院本星系軍第四護衛艦隊イレ=チェディシ=ダナジュラーチ艦隊(ダナジュラーチ艦隊)及び招民院遠星系軍第一護衛艦隊エナトラート=クタ=プナイユート艦隊(エナトラート艦隊)をラゴン星域周辺に派遣した。
その後、直ちに招民院星系軍総司令部は[[サニェーラ独立国]]の[[ラーオル>トゥーオル・ラーオル]]最高指揮官に打電し、増援を要請。サニェーラ独立国宙軍第一主力艦隊が到着した。
ニーネン・サニェーラ両国艦隊は自由解放連合艦隊と交戦し、序盤はヴァルエルク第2艦隊を3個艦隊で十字砲火の形に持ち込んだものの、次々と援軍のヴァルエルク第10艦隊、それに引き続き同盟軍の艦隊がワープアウトした。エナトラート艦隊のニーレン提督が継戦を主張し更なる打撃を与えることに成功したが、サニェーラ第一主力艦隊が壊滅したため撤退。エナトラート艦隊は旗艦小破のため帰還した。
***アルゼオン航路打通作戦
|>|>|>|CENTER:1785年2月10日~2月18日|
|>|>|>|CENTER:場所:イ・ヴェウ星系近傍 S12B星系|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
ロフィルナ艦隊が合流し離脱した戦力の補充には成功したものの、ヴァルエルク宙軍はラゴン星系方面への本格的な攻勢を開始。タシュトヘム同盟艦隊(ニーネン・ロフィルナ艦隊)はヴァルエルク軍輸送艦隊に駆逐艦・狙撃砲艦を多用した一撃離脱で損害を与えたが、ヴァルエルク第5艦隊とヴァルエルク第7艦隊の二個艦隊が合流したため、戦闘を切り上げた。
***S11星系の戦い
|>|>|>|CENTER:1785年3月5日~3月9日|
|>|>|>|CENTER:場所:シャグマ=ラゴン星系近傍 S11星系|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
ラゴン方面への攻勢を食い止めたいニーネン=シャプチ星系軍及びロフィルナ連邦宇宙軍はS11星系のアステロイドリングの内側で自由解放連合軍の艦隊を待ち伏せた。ここでは遮蔽物の存在から大型艦の主砲は意味を成さず、駆逐艦クラスの小型艦か、あるいは宇宙戦闘機でのみ勝敗が決するため、主力艦の喪失を避け、持久戦に持ち込みたいタシュトヘム同盟艦隊にとっては好都合であった。
自由解放連合軍が星系内にワープアウトする形で戦闘が開始された。タシュトヘム同盟艦隊は奇襲攻撃に成功したと確信していたが、実際はワープアウトの奇襲に備えて防御陣形を敷いていたため第一波の攻撃に失敗し、戦闘は泥沼化。
激しい戦闘機戦闘が行われ、双方は艦載機の4割が未帰還の消耗戦となった。そもそもニーネン軍は航空戦が苦手なので劣勢を強いられた。
この戦いでダナジュラーチ艦隊の旗艦特殊強襲艦ストーリスレーフが発電機関にレセスティア軍の電子戦ステルスコルベットの直撃弾を受け爆沈。手痛い損失となった。
***サナウフガン追撃戦
本国政府軍はラゴン政府の残党を掃討すべくアイナヴァンニの東、アイナム地方のサナウフガンからニェールマンニータ及びシェムーディエンガンヴァールにかけて追撃。
途中何度もパルチザンの抵抗に遭遇し、進軍速度が低下。その結果ラゴン政府の代表アルチェや彼女を護衛する本隊を捕捉することに失敗した。
***ショプカ=モーダイWB30の戦い
|>|>|>|CENTER:1785年3月12日~4月2日|
|>|>|>|CENTER:場所:シャグマ=ラゴン星系、ショプカ=モーダイの衛星WB30|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊&br()エナトラート艦隊&br()スナウチプガート艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
|アポラ|第0艦隊|||
アポラの第0艦隊が援軍として到着した。アポラ軍第0艦隊はヴァルエルク軍第7艦隊が直掩する護衛船団に誤射し、一時戦線は混乱状態に陥った。その後、アポラ軍第0艦隊は無断離脱した。ヴァルエルク軍第5艦隊提督の○○○○がブチギレ、自由解放連合軍各国艦隊に向けて「&bold(){クソッタレー!}」と怒鳴りつけるハプニングが起こるも、各国はその後冷静に立て直したため、ニーネン=シャプチ本国政府側艦隊に付け入る隙を与えず、戦闘は自由解放連合側の辛勝という結果に終わった。
***プナウィム陥落
残党を追いかけていた本国政府軍はプナウィムに立てこもったラゴン政府軍の一派を発見し、これを攻撃した。
市街地のゲリラ戦に手を焼いた本国政府軍は第51クナクヌイ自走砲大隊を呼び出し、都市区画ごと砲撃。プナウィム市街地は瓦礫の山になった。それでもゲリラ兵による地雷や待ち伏せで多数の死傷者が出たため、やむを得ずゲリラ兵を高熱プラズマ放射機で市民ごと焼き払った。
***サナウフガン地上点降下
ヴァルエルク艦隊の地上降下部隊がサナウフガン地上点へ降下を開始。複数の護衛戦闘機で防御されていたため、本国政府軍は大気圏戦闘機及び航空戦機を出撃させ、大規模な空中戦が起こった。
ヴァルエルク軍戦闘機隊の優れた機動戦術と性能に圧倒され、本国政府軍は多くの大気圏戦闘機と航空戦機を喪失。ほとんど降下部隊を撃破できないまま、彼らに降下を許すこととなった。
***ドゥオウィオン・ヴオマ作戦
降下したヴァルエルク地上軍はまずアイナヴァンニを本国政府軍の手から解放すべく進軍。
対する本国政府軍はアイナヴァンニで防御を固め、南北の森林地帯の突破を防ぐために重クナクヌイ砲陣地を構築した。
ヴァルエルク軍は先の地上点降下で航空作戦が有効であると判断し、多数の戦闘機と近接支援ドローンを展開した。これに対抗し本国政府の戦闘機隊が迎撃し一時撃退する戦果を挙げるも、シャグマ=ラゴン軌道からヴァルエルク戦闘機隊の増援が現れ、上方からの強烈な襲撃を受けて本国政府戦闘機隊は壊滅。その後すぐに重クナクヌイ砲陣地が爆撃により沈黙。アイナヴァンニは包囲され、本国政府の多数の将兵が投降した。
***第一次ラゴン軌道の戦い
***ニェールマンニータ包囲
本国政府の司令官が包囲の危険性に気づき撤退準備をしているところで、ヴァルエルク軍の降下部隊によりニェールマンニータの都市ごと包囲される。Sint.6日間戦い続けたが司令官は投降を余儀なくされた。
***アイナム地方西部の戦い
アイナム地方はヴァルエルク軍の手によってサナウフガン、アイナヴァンニなどの主要都市が陥落し、本国政府側にとってアイナム地方全域喪失の危機的な状況に立たされた。そこでラグマウ総督府の権限を拡大し、本国からの増員と補給物資の投下で対応した。
ヴァルエルク軍将軍の○○は欺瞞包囲でアーフェニェー北部の陽動部隊に攻撃させ、包囲を恐れた本国政府軍はアーフェニェーに大軍を残した。このチャンスを逃さなかった○○はアイナヴァンニ南方から進撃を開始。本国政府軍は北部からの攻撃の意識を欠いたために前線の突破を許した。
この時、アーフェニェー北西の海岸で2師団が包囲されたが、△△司令官率いる○○師団が包囲するヴァルエルク軍の側面を精妙に突き時間を稼いだことで、残り1師団は海上の救出部隊によって脱出することが成功した。△△司令官は海岸を離れる輸送船団を見届けるとニヤリと笑い、その後押し寄せるヴァルエルク軍の砲火にさらされ殉死した。
北部の前線が崩壊した本国政府軍はなし崩し的にアーフェニェーから退却した。
一方、航空戦ではエナトラート艦隊のクラージェ隊による奮戦により一時的な制空権を確保した。
***アイナヴァンニ爆撃
本国政府軍は一時的な航空優勢を活かし、ヴァルエルクの補給拠点になったアイナヴァンニを爆撃。民間人を巻き込んだ絨毯爆撃であった。
***トゥーガンクントの戦い
本国政府「あ~ヤバい、さすがにラグマウ地方に逃げないとみんな包囲される~(脱出)」
**サニェーラ戦線の始まり
***S13-L星系の戦い
ニーネン「サニェーラの近くの星系にヴァルエルク艦隊が現れたぞ!」
サニェーラ「まあまだ遠いしいいんじゃね?」
ニーネン「イヤァ負けるんですけど!?」
***S13-F2星系の戦い
ニーネン「もうだいぶ近いよ!!ヤバいよ!!」
サニェーラ「まだ準備できてないんだよにぇ」
ニーネン「ふざけんなー!(敗走)」
***第一次イ・ヴェウの戦い
ニーネン「またやらないんでしょ知ってるわよ」
サニェーラ「今です(撃退)」
ニーネン「は?????」
***ナプラ=スターム作戦
ニーネン「この隙にラゴンを取り戻さないと…」
***フェイ・サーフェイ系外の艦隊戦
ニーネン「ま、まあいいよ、これから反撃するってこと?」
サニェーラ「祝勝パーティー」
ニーネン「??????」
***第二次イ・ヴェウの戦い
ニーネン「いつ攻撃するのか全くわからん…」
サニェーラ「今です(撃退)」
ニーネン「えぇー…」
ヴァルエルク「あー、肝心なところで作戦が成功しないデーッス…諦めてロフィルナを攻撃するデーッス!」
**束の間の進撃
***ジャブローグ作戦
ラゴン政府「別の大陸に攻撃かけてみよー」
ニーネン「獣人以外はここを通さないぞ!」
ラゴン政府「ダメかー」
***プナウィム上陸
ニーネン「あれ?これ行けるんじゃね?」
ニーネン「あっ、行けるわ」
***テヴェイジャーグ島の戦い
ニーネン「大陸南方からも攻めるよ」
***クーナフサクラーチの戦い
ニーネン「反乱軍とヴァルエルクの雑兵なんざ一蹴だな!」
**本国政府軍の崩壊
***エシュトハウム作戦
ラゴン政府&ヴァルエルク「機は熟した!今こそ自治国独立の時!」
ニーネン「あ!? ヴァルエルクはロフィルナに攻撃したはずじゃ!?」
***クナウ地方解放
ラゴン政府「クナウ=ヴァリチのみなさーん」
獣人「ケモ耳ついてても大丈夫ですか?」
ラゴン政府「あーダメなんで虐殺しますねー」
ヴァルエルク「もちろんデーッス!」
獣人「こいつらダメだ…みんな、シチャインピルチを応援しよう!(脱出)」
***ウォスエル・スムルトス作戦
ヴァルエルク「ジャイタム地方に強襲上陸仕掛けるデーッス!」
ニーネン「あばばばばば」
***ジャイタンポーグの戦い
ヴァルエルク「獣人は焼き払うデーッス!」
ニーネン「ヤバいよ逃げ道ないよ!(救出輸送船団の手配)」
***サウシュライの戦い
ヴァルエルク「逃げ場はないデーッス! 大人しく投降すれば殺さないデーッス!」
ニーネン「絶対拷問&暴行されるだろ無理無理無理無理かたつむり(シャンマーガ方面から輸送船で脱出)」
ヴァルエルク「そうはさせないデーッス!(対艦ミサイル)」
ニーネン「おぶぇ」
***プナフェウ上陸作戦
ニーネン「まずい、早くエフューラフト全土から防衛戦力を集めないとラグマウ地方まで失われる…!」
ラグマウ総督府「本国政府側辞めてシチャインピルチ応援します」
エナトラート艦隊「うちも辞めてシチャインピルチ応援します」
ニーネン「嘘だろ…」
ヴァルエルク「サーチ&デストロイデーッス!(上陸)」
ニーネン「ああああああ!沿岸防衛間に合ってないのにィィィ!」
***プゴーニェヴァタイの戦い
ニーネン「ラグマウ地方から早く…早く害虫を追い出さないと…」
平民「最後まで本国政府さんを応援するッスよ!」
ニーネン「みんな…!君たちは獣人の誇りだよ…!!」
ヴァルエルク「焼き払うデーッス!」
平民「うおりゃあああ!(自爆特攻)」
ニーネン「どうして…」
***STBB作戦
ニーネン「……。もうやめようこんな無益な戦争!いたずらに血を流していいはずがないよ!」
現地指揮官「??? 本国政府とはいえ冗談が過ぎますよ、人工獣人を大量生産して防衛すればまだ望みはあります」
獣人少年兵「いけー!ぐえっ」
ニーネン「ああ…あ…(絶句)」
*終戦
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|[[ニーネン=シャプチ]]&br()[[ロフィルナ連邦共同体]]&br()[[サニェーラ独立国]]&br()[[ジエール帝国連邦]]&br()[[ルクルシルア星間労働連盟]]&br()[[アクース連合]]&br()[[ベリオン共和国]]&br()[[ショアン王国]]|[[ラゴン政府>アイプゴン自治国]]&br()[[ヴァルエルク共和国]]&br()[[メロア自由共和国]]&br()[[スレフィエ国]]&br()[[サーヴァリア企業連合]]&br()[[レセスティア連邦]]&br()[[スカリア星団共和国]]&br()[[ガイエン宗教社会主義人民共和国]]|
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目次
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}
*勃発までの経緯
**シャグマ=ラゴンの発見と入植
1702年、惑星シャグマ=ラゴン及びシャグマ=ラゴン星系が発見される。
[[ニーネン=シャプチ]]の第47代タシ=ラ=ジャハン=ニスフェル星衛主席(当時)はシャグマ=ラゴン星系発見からまもなく、国内向けに入植計画を発表。国家規模の一大プロジェクトが開始される。
**通信時代とアンドロイドの台頭
1720年代に入ってアンドロイドが台頭がしてくると、ニーネン=シャプチ政府はシャグマ=ラゴン星開拓のために[[アイローム社]]製アンドロイドを購入し、開拓団に編入。
1733年の[[アクース内戦]]ではアクース政府(資本体制側)を支援し、&bold(){アランダイ軍団}を派兵した。アクース内戦では資本体制側が勝利するものの、後にクーデターが発生し労働組合主義政府がアクースの後継政府となる。ニーネン=シャプチは親密国の一つを失うこととなった。
このアクース内戦での軍事介入が発端となり、当時の連合会議の最重要課題であった「アンドロイド人権問題」に深く関係するようになっていった。ニーネン=シャプチはアイローム派に属していることもあり、ヴァルエルク共和国との関係を見直し、外交関係の修復を模索し始めるようになる。
1740年、[[マーカス内戦]]勃発。当時シャグマ=ラゴン星での開拓プロジェクトにおいて深刻な人手不足に悩まされており、当初の予定よりも大幅に遅れていた。そのため、ニーネン=シャプチ政府は非介入を発表していたが、同年に起こったシャグマ=ラゴンのアイロームアンドロイドらによる&bold(){ナイユスパ=サブラート運動}によって非介入を撤廃し、41年参戦を決定した。
**植民地主導権の喪失
1744年、戦争から3年が経過し反戦派が勢力を増している中で行われた&bold(){大イプカ宣言}では人民の団結と協力を促進し、政府が急速に権威主義に傾倒することとなる。
1745年、&bold(){プゴーニェヴァタイ世直し運動}が起こり、シャグマ=ラゴンの開拓地[[スガイユン>ニーネン=シャプチ/スガイユン]]公社が財閥化。行政代理官(プナンガシドーガン)の設置が認められるようになるとラゴン星開拓の主導権が政府から開拓地公社の手に渡ることとなり、分離独立への下地を生み出すこととなった。
1761年にはニーネン=シャプチで&bold(){十六人委員会}が設立される。十六人委員会は[[資本主義>研鑽主義]]的開拓地開発を推進し、政府と対立した。
&bold(){ライ事件}や&bold(){招民院報道局放送認可取り消し騒動}などが起き、十六人委員会の権威を衰退させる動きを見せたが、1762年の&bold(){幻の「ハシャンガン政策」宣言}でそれまで反十六人委員会側の立場だったジェナウ星衛主席が彼らを保護し支援するようになり、ますます十六人委員会の権限は拡張された。
その後もシャグマ=ラゴン開発の主導権は十六人委員会に握られ続け、&bold(){ジャブローガン地下居住区大規模落盤事故}、&bold(){開拓地財政法}、&bold(){プナフェウ地震}、&bold(){プラーディエ税の増税と反対デモ}、&bold(){ケーシャ税増税と反対デモ}、&bold(){サイユサクラーチ事件}、&bold(){シャグマ=ラゴン二途病流行}などの出来事が起こった。これらの出来事を通じて、十六人委員会や開拓地公社の経営陣は政府の権力を押さえつけつつ、莫大な富を築き上げ開拓地公社の経営陣は莫大な富を築き上げることに成功した。一方で、貧困層は無視されるどころか搾取されこれに追い打ちをかけるかのように疫病や飢餓が起こったためシャグマ=ラゴンの当時の人口の12%が死亡した。
**権威主義の復活
1773年、星衛参事会総選挙が行われ、十六人委員会の政治顧問を務めていた[[ソプゲン=ナプトー]]が当選した。十六人委員会は不正や改ざんを行って彼らの側近とも言えるナプトーを強引に当選させることに成功したものの、そのナプトー本人が十六人委員会を裏切り、&bold(){シュプタイ事件}が発生。これを皮切りに、ニーネン=シャプチの政界では十六人委員会と懇ろの関係にあった政治家たちが次々と彼らを見限るようになった。ナプトー星衛主席は就任演説で&bold(){シュプタイ=ドラヴァング宣言}を行い、5年以内の景気回復と軍備拡張を訴え、改革を行った。この一連の改革によって&bold(){シュトム景気}が訪れた。
1774年、プダージの制限区画ダイユンヴァールにて&bold(){ダイユンヴァール事件}が発生し、十六人委員会のドフィエ=シャ=ラニル家、サッツェタータ家を含むスガイユン経営者の視察中に暗殺された。この事件によって実質的に十六人委員会は運営不能となり、大幅に弱体化された。中産階級や貧困層はこれを熱烈に歓迎し、新たなる時代の幕開けとした。
また、暗殺されたドフィエ=シャ=ラニル家の当主の娘アルチェ(後のラゴン政府代表)は父の死で「自分の人生が狂って」しまったため、ナプトーに復讐を誓った。
その後もナプトー星衛主席は&bold(){集産市場の開設}、&bold(){元老院の閉鎖}、&bold(){タイユ=ウェグナ復活}など権威主義・愛国主義的改革を行い続けた。
**シャグマ=ラゴン飢饉
シャグマ=ラゴン星の天候不順による不作と電力供給不足により30万人が死亡。死者は貧困層に集中した。三大公社は穀物の市場放出を拒否し、ニーネン=シャプチ本国政府による食糧援助が行われなかったため深刻化した。
ナプトー星衛主席が食糧援助が行わなかった理由は極めて政治的なもので、飢饉が起こった時から開拓地公社の経営者陣は自身の権益と富を守るために飢饉の支援をしないことを見抜いており、そのため、食糧援助を渋ってからすることによって、スガイユン公社に対する反感を高めようとしたからである。実際は大きく裏目に出た。食糧援助を渋ったためにシャグマ=ラゴンの国民は政府への強烈な不信感を抱くこととなる。
また、飢饉の最中、&bold(){天命安息地公社集団自殺事件}が起こり、貴族階級の強烈な反発を招くこととなった。
**魔の手運動
反政府活動の勢いは83年を皮切りに増大してゆき、ついには&bold(){サプニャーシ=ユッセ}指導者率いる&bold(){シャグマ=ラゴン開拓地自決団}と呼ばれる分離主義組織が発足する。開拓地自決団は惑星首都ラグマウで&bold(){魔の手運動}と呼ばれる反ナプトー主席運動を展開した。
**シャグマ=ラゴン植民地政府の樹立
1784年、しばらくの潜伏の後、ドフィエ=シャ=ナ=ラニル=アルチェ=イサイプとサプニャーシ=クナーチェはラグマウ開拓記念公園前で「&bold(){亡き兄のための復讐}」と題して演説を行い、&bold(){シャグマ=ラゴン植民地政府}の設立を表明した。政府代表を決める非公式の投票ではクナーチェより約300票の差をつけてアルチェが当選し、政府代表として指揮を取ることとなった。
**巨人との取引
アルチェは「&bold(){植民地政府が建国と独立を宣言し内戦状態に突入した場合、ヴァルエルク軍が援軍としてラゴンに介入するならば、ラゴンのいくつかの要衝と領土をヴァルエルクのものとして認める}」という取引をヴァルエルク共和国のあるエージェントを通じて外交官と接触し、密約を交わした。
**独立宣言
1785年1月10日、アルチェ政府代表によってシャグマ=ラゴン植民地政府の独立がラグマウ開拓地記念公園で宣言される。
この独立宣言を何としても成功させたくなかった本国政府だったが、シャグマ=ラゴン星の住民が偽の情報を流すなどして錯綜し、結果的にそれを許してしまった。
ナプトー主席は直ちにプナ=タイユ=ウェグナや招民院軍部を出動させて事態を沈静化させるべく地上軍を送り込んだ。
*戦争の経過
**シャグマ=ラゴン戦線
・時期:1785年1月~15月?
***アイナヴァンニの反乱
>「何をしておるのだ、この腐れカカシどもが!…貴様らなど二度と使わん!」
> ――激怒する[[ソプゲン=ナプトー]]星衛主席
|>|>|>|CENTER:1785年1月10日~1月15日|
|>|>|>|CENTER:場所:惑星シャグマ=ラゴン アイナム地方|
|>|>|>|CENTER:結果:ラゴン政府側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ニーネン=シャプチ|鎮圧部隊|ラゴン政府|正規反乱軍&br()ラゴン義勇兵|
1785年1月10日から15日にかけて、シャグマ=ラゴン星北部のアイナム地方では中核都市のアイナヴァンニを中心に大規模な反乱が発生。
ナプトー主席の送り込んだ鎮圧部隊は諜報の不備が原因でラゴン星の経済的中心地であるラグマウ地方での反乱に備えていたため、対応が後手に回ることとなった。
プナ=タイユ=ウェグナや招民院軍部は12日夜にアイナム地方への配備が完了し、鎮圧作戦を開始したものの既に中核都市アイナヴァンニはラゴン政府に乗っ取られており、南部のアーフェニェー、トゥーガンクントもまた反乱軍の影響下に置かれていた。
この一連の対応を聞いたナプトーは激怒し、責任者である招民院軍部長官を解雇し後任にスニャールフィエを登用した。
***アイナム鎮圧作戦
>「こりゃ派手にやってくれたなー…爆撃の準備はいいかー?」
> ――鎮圧作戦を開始するスニャールフィエ長官
|>|>|>|CENTER:1785年1月15日~1月未明|
|>|>|>|CENTER:場所:惑星シャグマ=ラゴン アイナム地方・アーフェニェー|
|>|>|>|CENTER:結果:ニーネン=シャプチ側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ニーネン=シャプチ|鎮圧部隊&br()航空戦機大隊&br()第28クナクヌイ親衛大隊|ラゴン政府|正規反乱軍&br()ラゴン義勇兵|
後任のスニャールフィエはラゴン政府のパルチザンを鎮圧すべく航空戦機大隊を投入し、都市部への爆撃を開始。その後、第28クナクヌイ親衛大隊と多数の正規歩兵(クローン兵含む)を都市アーフェニェーに投入した。
緒戦は順調に進行し、アーフェニェー都市部で拮抗状態になるまで進軍は続いた。
***ヴァルエルク介入
1785年2月1日の深夜(ラゴン星現地時間)に[[ヴァルエルク共和国]]が都市部への爆撃に対する非難声明とともにラゴン星の民間人を保護する名目で軍事介入を発表。
***フェントゥオス作戦
|>|>|>|CENTER:1785年2月1日~2月6日|
|>|>|>|CENTER:場所:イ・ヴェウ星系近傍20光年|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊&br()エナトラート艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|サニェーラ|第一主力艦隊†|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
間もなくしてラゴン宇宙港(現在のシチャインピルチ国際宇宙港)に設置されたサナトガン式クファールストレクター・ワープ探知レーダーが[[サニェーラ>サニェーラ独立国]]領イ・ヴェウ星系近傍20光年の位置から接続するゴースト空間レーンを探知。
直ちにナプトー主席は&bold(){国家戦時体制宣言}を発令し、招民院本星系軍第四護衛艦隊イレ=チェディシ=ダナジュラーチ艦隊(ダナジュラーチ艦隊)及び招民院遠星系軍第一護衛艦隊エナトラート=クタ=プナイユート艦隊(エナトラート艦隊)をラゴン星域周辺に派遣した。
その後、直ちに招民院星系軍総司令部は[[サニェーラ独立国]]の[[ラーオル>トゥーオル・ラーオル]]最高指揮官に打電し、増援を要請。サニェーラ独立国宙軍第一主力艦隊が到着した。
ニーネン・サニェーラ両国艦隊は自由解放連合艦隊と交戦し、序盤はヴァルエルク第2艦隊を3個艦隊で十字砲火の形に持ち込んだものの、次々と援軍のヴァルエルク第10艦隊、それに引き続き同盟軍の艦隊がワープアウトした。エナトラート艦隊のニーレン提督が継戦を主張し更なる打撃を与えることに成功したが、サニェーラ第一主力艦隊が壊滅したため撤退。エナトラート艦隊は旗艦小破のため帰還した。
***アルゼオン航路打通作戦
|>|>|>|CENTER:1785年2月10日~2月18日|
|>|>|>|CENTER:場所:イ・ヴェウ星系近傍 S12B星系|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
ロフィルナ艦隊が合流し離脱した戦力の補充には成功したものの、ヴァルエルク宙軍はラゴン星系方面への本格的な攻勢を開始。タシュトヘム同盟艦隊(ニーネン・ロフィルナ艦隊)はヴァルエルク軍輸送艦隊に駆逐艦・狙撃砲艦を多用した一撃離脱で損害を与えたが、ヴァルエルク第5艦隊とヴァルエルク第7艦隊の二個艦隊が合流したため、戦闘を切り上げた。
***S11星系の戦い
|>|>|>|CENTER:1785年3月5日~3月9日|
|>|>|>|CENTER:場所:シャグマ=ラゴン星系近傍 S11星系|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
ラゴン方面への攻勢を食い止めたいニーネン=シャプチ星系軍及びロフィルナ連邦宇宙軍はS11星系のアステロイドリングの内側で自由解放連合軍の艦隊を待ち伏せた。ここでは遮蔽物の存在から大型艦の主砲は意味を成さず、駆逐艦クラスの小型艦か、あるいは宇宙戦闘機でのみ勝敗が決するため、主力艦の喪失を避け、持久戦に持ち込みたいタシュトヘム同盟艦隊にとっては好都合であった。
自由解放連合軍が星系内にワープアウトする形で戦闘が開始された。タシュトヘム同盟艦隊は奇襲攻撃に成功したと確信していたが、実際はワープアウトの奇襲に備えて防御陣形を敷いていたため第一波の攻撃に失敗し、戦闘は泥沼化。
激しい戦闘機戦闘が行われ、双方は艦載機の4割が未帰還の消耗戦となった。そもそもニーネン軍は航空戦が苦手なので劣勢を強いられた。
この戦いでダナジュラーチ艦隊の旗艦特殊強襲艦ストーリスレーフが発電機関にレセスティア軍の電子戦ステルスコルベットの直撃弾を受け爆沈。手痛い損失となった。
***サナウフガン追撃戦
本国政府軍はラゴン政府の残党を掃討すべくアイナヴァンニの東、アイナム地方のサナウフガンからニェールマンニータ及びシェムーディエンガンヴァールにかけて追撃。
途中何度もパルチザンの抵抗に遭遇し、進軍速度が低下。その結果ラゴン政府の代表アルチェや彼女を護衛する本隊を捕捉することに失敗した。
***ショプカ=モーダイWB30の戦い
|>|>|>|CENTER:1785年3月12日~4月2日|
|>|>|>|CENTER:場所:シャグマ=ラゴン星系、ショプカ=モーダイの衛星WB30|
|>|>|>|CENTER:結果:ヴァルエルク側の勝利|
|>|CENTER:攻撃側|>|CENTER:防衛側|
|ヴァルエルク|第2艦隊&br()第5艦隊&br()第7艦隊&br()第10艦隊|ニーネン=シャプチ|ダナジュラーチ艦隊&br()エナトラート艦隊&br()スナウチプガート艦隊|
|メロア|第3航宙攻撃隊|ロフィルナ|第2機動艦隊&br()第3機動艦隊|
|スレフィエ|第3群|||
|レセスティア|第6臨時外征艦隊|||
|アポラ|第0艦隊|||
アポラの第0艦隊が援軍として到着した。アポラ軍第0艦隊はヴァルエルク軍第7艦隊が直掩する護衛船団に誤射し、一時戦線は混乱状態に陥った。その後、アポラ軍第0艦隊は無断離脱した。ヴァルエルク軍第5艦隊提督の○○○○がブチギレ、自由解放連合軍各国艦隊に向けて「&bold(){クソッタレー!}」と怒鳴りつけるハプニングが起こるも、各国はその後冷静に立て直したため、ニーネン=シャプチ本国政府側艦隊に付け入る隙を与えず、戦闘は自由解放連合側の辛勝という結果に終わった。
***プナウィム陥落
残党を追いかけていた本国政府軍はプナウィムに立てこもったラゴン政府軍の一派を発見し、これを攻撃した。
市街地のゲリラ戦に手を焼いた本国政府軍は第51クナクヌイ自走砲大隊を呼び出し、都市区画ごと砲撃。プナウィム市街地は瓦礫の山になった。それでもゲリラ兵による地雷や待ち伏せで多数の死傷者が出たため、やむを得ずゲリラ兵を高熱プラズマ放射機で市民ごと焼き払った。
***サナウフガン地上点降下
ヴァルエルク艦隊の地上降下部隊がサナウフガン地上点へ降下を開始。複数の護衛戦闘機で防御されていたため、本国政府軍は大気圏戦闘機及び航空戦機を出撃させ、大規模な空中戦が起こった。
ヴァルエルク軍戦闘機隊の優れた機動戦術と性能に圧倒され、本国政府軍は多くの大気圏戦闘機と航空戦機を喪失。ほとんど降下部隊を撃破できないまま、彼らに降下を許すこととなった。
***ドゥオウィオン・ヴオマ作戦
降下したヴァルエルク地上軍はまずアイナヴァンニを本国政府軍の手から解放すべく進軍。
対する本国政府軍はアイナヴァンニで防御を固め、南北の森林地帯の突破を防ぐために重クナクヌイ砲陣地を構築した。
ヴァルエルク軍は先の地上点降下で航空作戦が有効であると判断し、多数の戦闘機と近接支援ドローンを展開した。これに対抗し本国政府の戦闘機隊が迎撃し一時撃退する戦果を挙げるも、シャグマ=ラゴン軌道からヴァルエルク戦闘機隊の増援が現れ、上方からの強烈な襲撃を受けて本国政府戦闘機隊は壊滅。その後すぐに重クナクヌイ砲陣地が爆撃により沈黙。アイナヴァンニは包囲され、本国政府の多数の将兵が投降した。
***第一次ラゴン軌道の戦い
***ニェールマンニータ包囲
本国政府の司令官が包囲の危険性に気づき撤退準備をしているところで、ヴァルエルク軍の降下部隊によりニェールマンニータの都市ごと包囲される。Sint.6日間戦い続けたが司令官は投降を余儀なくされた。
***アイナム地方西部の戦い
アイナム地方はヴァルエルク軍の手によってサナウフガン、アイナヴァンニなどの主要都市が陥落し、本国政府側にとってアイナム地方全域喪失の危機的な状況に立たされた。そこでラグマウ総督府の権限を拡大し、本国からの増員と補給物資の投下で対応した。
ヴァルエルク軍将軍の○○は欺瞞包囲でアーフェニェー北部の陽動部隊に攻撃させ、包囲を恐れた本国政府軍はアーフェニェーに大軍を残した。このチャンスを逃さなかった○○はアイナヴァンニ南方から進撃を開始。本国政府軍は北部からの攻撃の意識を欠いたために前線の突破を許した。
この時、アーフェニェー北西の海岸で2師団が包囲されたが、△△司令官率いる○○師団が包囲するヴァルエルク軍の側面を精妙に突き時間を稼いだことで、残り1師団は海上の救出部隊によって脱出することが成功した。△△司令官は海岸を離れる輸送船団を見届けるとニヤリと笑い、その後押し寄せるヴァルエルク軍の砲火にさらされ殉死した。
北部の前線が崩壊した本国政府軍はなし崩し的にアーフェニェーから退却した。
一方、航空戦ではエナトラート艦隊のクラージェ隊による奮戦により一時的な制空権を確保した。
***アイナヴァンニ爆撃
本国政府軍は一時的な航空優勢を活かし、ヴァルエルクの補給拠点になったアイナヴァンニを爆撃。民間人を巻き込んだ絨毯爆撃であった。
***トゥーガンクントの戦い
本国政府「あ~ヤバい、さすがにラグマウ地方に逃げないとみんな包囲される~(脱出)」
**サニェーラ戦線の始まり
***S13-L星系の戦い
ニーネン「サニェーラの近くの星系にヴァルエルク艦隊が現れたぞ!」
サニェーラ「まあまだ遠いしいいんじゃね?」
ニーネン「イヤァ負けるんですけど!?」
***S13-F2星系の戦い
ニーネン「もうだいぶ近いよ!!ヤバいよ!!」
サニェーラ「まだ準備できてないんだよにぇ」
ニーネン「ふざけんなー!(敗走)」
***第一次イ・ヴェウの戦い
ニーネン「またやらないんでしょ知ってるわよ」
サニェーラ「今です(撃退)」
ニーネン「は?????」
***ナプラ=スターム作戦
ニーネン「この隙にラゴンを取り戻さないと…」
***フェイ・サーフェイ系外の艦隊戦
ニーネン「ま、まあいいよ、これから反撃するってこと?」
サニェーラ「祝勝パーティー」
ニーネン「??????」
***第二次イ・ヴェウの戦い
ニーネン「いつ攻撃するのか全くわからん…」
サニェーラ「今です(撃退)」
ニーネン「えぇー…」
ヴァルエルク「あー、肝心なところで作戦が成功しないデーッス…諦めてロフィルナを攻撃するデーッス!」
**束の間の進撃
***ジャブローグ作戦
ラゴン政府「別の大陸に攻撃かけてみよー」
ニーネン「獣人以外はここを通さないぞ!」
ラゴン政府「ダメかー」
***プナウィム上陸
ニーネン「あれ?これ行けるんじゃね?」
ニーネン「あっ、行けるわ」
***テヴェイジャーグ島の戦い
ニーネン「大陸南方からも攻めるよ」
***クーナフサクラーチの戦い
ニーネン「反乱軍とヴァルエルクの雑兵なんざ一蹴だな!」
**本国政府軍の崩壊
***エシュトハウム作戦
ラゴン政府&ヴァルエルク「機は熟した!今こそ自治国独立の時!」
ニーネン「あ!? ヴァルエルクはロフィルナに攻撃したはずじゃ!?」
***クナウ地方解放
ラゴン政府「クナウ=ヴァリチのみなさーん」
獣人「ケモ耳ついてても大丈夫ですか?」
ラゴン政府「あーダメなんで虐殺しますねー」
ヴァルエルク「もちろんデーッス!」
獣人「こいつらダメだ…みんな、シチャインピルチを応援しよう!(脱出)」
***ウォスエル・スムルトス作戦
ヴァルエルク「ジャイタム地方に強襲上陸仕掛けるデーッス!」
ニーネン「あばばばばば」
***ジャイタンポーグの戦い
ヴァルエルク「獣人は焼き払うデーッス!」
ニーネン「ヤバいよ逃げ道ないよ!(救出輸送船団の手配)」
***サウシュライの戦い
ヴァルエルク「逃げ場はないデーッス! 大人しく投降すれば殺さないデーッス!」
ニーネン「絶対拷問&暴行されるだろ無理無理無理無理かたつむり(シャンマーガ方面から輸送船で脱出)」
ヴァルエルク「そうはさせないデーッス!(対艦ミサイル)」
ニーネン「おぶぇ」
***プナフェウ上陸作戦
ニーネン「まずい、早くエフューラフト全土から防衛戦力を集めないとラグマウ地方まで失われる…!」
ラグマウ総督府「本国政府側辞めてシチャインピルチ応援します」
エナトラート艦隊「うちも辞めてシチャインピルチ応援します」
ニーネン「嘘だろ…」
ヴァルエルク「サーチ&デストロイデーッス!(上陸)」
ニーネン「ああああああ!沿岸防衛間に合ってないのにィィィ!」
***プゴーニェヴァタイの戦い
ニーネン「ラグマウ地方から早く…早く害虫を追い出さないと…」
平民「最後まで本国政府さんを応援するッスよ!」
ニーネン「みんな…!君たちは獣人の誇りだよ…!!」
ヴァルエルク「焼き払うデーッス!」
平民「うおりゃあああ!(自爆特攻)」
ニーネン「どうして…」
***STBB作戦
ニーネン「……。もうやめようこんな無益な戦争!いたずらに血を流していいはずがないよ!」
現地指揮官「??? 本国政府とはいえ冗談が過ぎますよ、人工獣人を大量生産して防衛すればまだ望みはあります」
獣人少年兵「いけー!ぐえっ」
ニーネン「ああ…あ…(絶句)」
*終戦