ヴァーチャルシンテーア人とは電脳世界に生きているシンテーア(ジエール)人のことである。
歴史
カルニエート陛下
カルニエート4世陛下はジエールにおいてはじめて登場したヴァーチャルシンテーア人であるが、当初は自我がなく、ヴェオン・レギト人に操られているだけだった。
しかし1800年代には自我プロトコルが導入され、名実ともにヴァーチャルシンテーア人となった。当時初めてヴァーチャルシンテーア人という言葉が使われたが、今後
意識電脳接続技術の発展によって一般的に使われるようになる。
一般ヴァーチャルシンテーア(ジエール)人
1750年代後半になると、意識を電脳世界に接続する技術が誕生する。ジエール各地で電脳世界センターが接続されると、あらゆる人が電脳世界に接続可能になった。電脳世界センターでは様々な世界が再現され、戦争や恋愛などを現実であるかのようにプレイすることができる。
このような電脳世界の登場により、電脳世界依存症が流行語になるなど社会問題に発展した。また、暴力が許される仮想世界にいたヴァーチャルシンテーア(ジエール)人が現実と仮想世界を間違えて暴行事件を起こす事案が各地で点々と発生すると、電脳世界の暴力規制が行われるようになった。しかし、娯楽を求めるシンテーア人たちが反対し、一次は大論争となった。
ヴァーチャル受刑者
意識電脳接続技術の発展によって、次にヴァーチャル受刑者、電脳刑務所が登場した。高レベル地区など、刑務所が足りていない箇所において多く建設がすすめられ、低レベル地区など強制労働施設がある程度整っていた地区では建設されなかった。
ヴァーチャル刑務所に接続された受刑者は電脳世界において思想教育の他に現実世界で使える技術教育などを受けることができた。しかし1年以上の刑期を終了した受刑者が現実世界の肉体との差異感覚に悩まされる問題が多発し、これは肉体電脳依存症候群と呼ばれるようになった。
第3世代シュッリルムスライト
肉体電脳依存症候群の解決がある程度進められると、電脳技術は1800年代後半から人工強化兵
シュッリルムスライトに応用されるようになった。シュッリルムスライトを養殖する巨大施設は
人造人間のマトリックスと呼ばれ、レベル5級機密施設に指定されていた。
カプセル内シュッリルムスライトをそれぞれ電脳世界に接続し、思想教育の他ヴァーチャル訓練を繰り返し受けさせ、連弩の高い強化兵を作り上げるのである。実際この工程で製造されたシュッリルムスライトは多大な戦果を挙げた。
関連項目
最終更新:2020年04月02日 19:54