ジエールのクローンセンターはジエール帝国連邦国内にあるクローン生育施設であり、家畜用、シュッリルムスライト用、人民クローン用の3つに分けられる。
 クローンセンターは1600年代から建造が始まった。その後も改良がすすめられ、1750年代には生物計画育成技術により生産体制が最適化された。このころからクローンセンターは「マトリックス」と言われるようになる。

概要

家畜用

 家畜用のクローンセンターは1600年の発展型遺伝子改良技術完成から整備された。食肉や牛乳などをより安価に入手するために、クローンセンターの整備が始まった。
 家畜の食肉品質に革命的な影響があり、すべての人民が最高品質の牛肉を食べられるようになった。家畜用のクローンセンターは随時改良がくわえられ、価格も次第に安価になっていった。
 1750年の生物計画育成技術の適用からは値段に革命が起こり、また試作生物創造技術により希少部位の単独生産が可能になったため、高級食材の価格革命も同時に起こった。

シュッリルムスライトのマトリックス

 シュッリルムスライトのクローンセンターは1700年から整備が始まった。クローンセンター内のカプセルの連なる姿はさながらマトリックスのようである。
 ここでシュッリルムスライトの改良研究と生産が行われ、生体発電技術的適用後は維持費が大幅に改善された。

人民クローン用のクローンセンター

 1800年代に意識電脳接続技術による技術革命がおこると、クローンへの意識転送が可能となった。これにより新世代の不死技術が誕生し、人民用のクローンの生産が始まった。
 人民はクローンセンターで自分のクローンを自由にカスタマイズし、地域ごとに決まった年数で無料の配給を受けることができる。また、意識連動型マルチディスクと連動し、万が一の絶命時自動的に意識がクローンセンターの自分のクローンに転送されるように設定が可能となった。
 これにより死亡リスクが大幅にダウンし、幸福度が上昇した。
 また無料期間以外でも課金することでクローンを自由にカスタム、生産を行うことができる。一方で、クローンセンターの普及により遺伝子情報の紛失、盗難など人民の尊厳に関わる事故が発生するリスクも高まった。

関連項目

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最終更新:2020年01月13日 15:55