トリムルティ
第四
劫暦800年に帝国が建国されたことでこの情勢は始まり、
カイラスの弟である“絶楯”ルドラ・イーシュヴァラの奮闘と
ルドリヤを生贄に完成した。
奇跡的とも言える均衡で大方には平穏は保たれている。現状は支配下にある傀儡国家による小競り合いが発生しているが、大規模な戦争は起きていない。
帝国と連邦の直接的な戦闘も80年ほど前が最後。
しかしいつ均衡が崩れてもおかしくなく、そもそも三界一如は三大国の調和を意味していない。真実はどの宇宙国家が他の二国を消し去り勝利するのか、という暗黙の了解による仮初の安定を指す。潰し合いの果てに一つとなる、すなわち遠からず最終戦争が起きる未来を示唆している。
その果てに「
始まりの地」に辿り着き、
撹拌が再び起こされるのだろう。
本編
第四劫暦1198年。帝国領星「
龍の聖櫃」にて
時輪石の大鉱床が発見されたことから、連邦と帝国の戦争が勃発する。
大戦は帝国の勝利で終わるがその後始末といえる戦いで、後に始まりの地に辿り着く6人の若者達の物語が交差する。
帝国は国力に直結する時輪石の保有量で他国を追い抜いた。
第四劫暦1199年。三大国は「始まりの地」の座標を割り出すために3つの
劫波の結集を目論む。そして結集場所をどの国家の所領にするのか決めることが此度の大祭の目的だった。それは最果てを目指すレースの始まりは、どこの国が先頭をとるのかが決まることになる。
勝者は連邦だが、結集場所は
アーディティヤ星となる。しかしどこの領星でもないため、ある意味公正な結果かもしれない。
第四劫暦1199年。帝国は連邦の侵攻で皇帝を喪い、早急に次期皇帝を立てる必要があった。皇帝の葬儀にはすべての帝族が集うので、皇位の継承を巡る戦いが起こることは必至。継承戦には自国に有利な状況に持ち込むために他国も介入する。
次期皇帝が誰になるかで、今後の帝国の国力・方針は決まるだろう。
連邦を舞台にした内戦を経て、不死者たちは始まりの地へと向かっていく。
劫波結集地がアーディティヤに決まった時点で、最終決戦はもう間近。ある時間軸の
ヴィヴァスの予想だと、二年〜三年のうちに全人類の未来を懸ける日がくるとのこと。
備考
トリムルティとは三神一体。ブラフマーとヴィシュヌとシヴァは同一というヒンドゥー教の考え方。
関連項目
コメント
- ウグラスラに皇帝がやられたらゴーラクシャとトリシュラが反撃に出て更に戦いが激化していくのかなあ -- 名無しさん (2022-08-26 23:15:23)
- いや、そもそも文脈と台詞的にウグラスラは皇帝だけでなく首都付近を含めた帝国本土を壊滅状態にするつもり。そんでもって空間系を所持しているウグラスラが皇帝殺害に失敗してダクシャに粛清されるとは思えない……まず最初に落ちるのは、帝国かもね…… -- 名無しさん (2022-08-26 23:23:04)
- アーディティヤ全何話になるかわからないが、ゴーラクシャとトリシュラも中ボスポジションのようなので帝国勢力はまだ持ちこたえそう …大打撃は受けそうだが -- 名無しさん (2022-08-27 10:14:52)
- やっぱ皇帝がウグラスラにやられて皇位継承って流れになるんかな -- 名無しさん (2022-11-25 22:44:10)
- タチ悪い奴が2人いるって、トリシュラは分からんがゴーラクシャはイメージ湧かんなぁ。皇子退場してってるけど、まだ見るヤバい奴いるんかもな。継承編が長引く可能性高いみたいやし -- 名無しさん (2022-11-25 22:53:37)
- 帝国第一皇子が教圏の枢機卿と婚約!第四皇子を連邦のアートマン家、第九皇子をシャウナカ家、ラハスヤ家がサポート!と混沌としていく… -- 名無しさん (2023-06-10 16:32:57)
- ↑でも皇帝の命は貰っていきますという -- 名無しさん (2023-06-10 16:39:20)
最終更新:2025年07月10日 22:02