ブラーフマナ
「真なる不死」を目指す巨大宇宙国家。第四
劫暦において宇宙の覇権を争う三大国家(
三界一如)の一つ。
帝国、
教圏とは三竦みの関係にある。
国状
宇宙最大の国家。
建国者にして現国家元首は
ダクシャ・ブラーフマナ・アタルヴァン。
共和制の国家であるが、実質的にはダクシャたった一人による独裁が敷かれている。
巨大な国家として権力構造は複雑化しており、トップは不動だが中枢では魑魅魍魎の如き者たちによりNo.2争いが行われている。
主星かつ首都は
霊央須弥仙戴ブラフマプラ。
独裁者の思想が当たり前の常識として国家全体を侵している。
連邦では死は“呪い”と考えられており、死の概念の中で最も唾棄すべき痛みという呪いが残る
不死者は偽物の不死、故に痛みを克服した永遠こそが真なる不死身とされている。そのために「老いや病を克服し、傷も瞬時に治す高次生命への進化」を目指す。
そういった思想から酒やタバコといった身体に悪いものは御法度。毒性を消したり味を再現したものであれ、風紀上公然と嗜むことは出来ない。
スローガンは「我らは宇宙を統べる者。世に梵天以外は必要なし」
五大貴族
国を仕切る五家の
大貴族。連邦が誇る五つの宝剣。
元々は
教圏の司祭だったダクシャが連邦を旗揚げした時から功臣だった九つの支族。
しかしダクシャは配下の潰し合いを容認しているため現状残っている家は五つのみ。
五大貴族は国の要所に深く広く関わっており、当主でなくとも、元帥や宰相が多く存在する。そのためどの家も基本的にできないことはない。
ただ建国戦争時に果たした役割がそれぞれ各家の誇りとなっており、そこに関してだけは断固として譲らない。
現存する貴族は400年前の帝国建国時に、新体制に移行するために起きた大粛清の際覚醒した最も恐ろしいとされる五家。
本編四章時点での当主の顔ぶれは、一週間前ほどに当主になったばかりの者もおり、かつ全員が
新世代。これはダクシャの意向であり、荒れるであろう宇宙情勢に対する戦闘体制の構築を目的としたもの。
アンギラス家は連邦最大の軍事力があり、連邦最強の呼び声高い。
歴史上アンギラス家は常に大貴族の筆頭を務めてきた。アンギラス家の本隊が連邦の最高戦力。
アートマン家とは不倶戴天の関係。
ダクシャに絶対の忠誠を誓う家で、アンギラス家と同じく武闘派。攻めに特化しており、
帝国における第二親衛軍“死の舞踊”に相当する。
その忠誠の歴史から当主がやることは絶対的にダクシャのためという構図が成り立っている。
アートマン家とは先祖代々やり合ってきた。
経済の世界に根を張るシャウナカ家は、家中で利害が食い違うなど日常茶飯事。
アートマン家とシャウナカ家は、数百年にわたり争ってきた過去がある。
人材の発掘と派遣を行う組織。それらにより立場を築いてきたラハスヤ家は、見出した者を他家に送り込む。あるときは友好の証として、またあるときは毒矢として。そういった歴史から奴隷商と揶揄される。
アートマン家とはケースバイケースの関係で、ある程度の協力体制を築くことはできる。
歴史
ダクシャの製造した
劫波が第四劫暦401年に『
始まりの地』の存在を告げたことでダクシャと
教圏が対立。
その戦争でダクシャと九支族が教圏の領土を大幅に奪い取り連邦を設立した。
第四劫劫800年頃には教圏との戦争が惰性になっており、九支族の一つが倒れたことで、その利益を奪い合う内輪の政争に貴族達は没頭。現場の戦いは下賤の役目という考えが浸透するなどその体制は腐敗しきっていた。
しかしその空気を読み取った連邦の軍人
カイラスが、八支族が7つになろうとした頃、連邦を裏切り教圏と内通し主家たるシャンカラ家の所領を強襲、その不意を突いて教圏も侵攻したことで連邦は歴史的な惨敗を喫し領土の3割を失う。これによってカイラスは
シャイヴァ帝国の初代皇帝を名乗り、三界一如の宇宙情勢が始まる。
この裏切りに激怒したダクシャは国内の大粛清を敢行し、当時の貴族当主及びその関係者全ての挿げ替え及び、危険人物として冷遇されていた者達を解き放つ。この急激な体制の変化は7年かけて行われ、その間も領土が半分ほどになるまで削られるが、新体制を築いた連邦の大貴族の力で戦線を押し返すことに成功する。
その後は帝国を偏執なまでに追い詰めるが、帝弟ルドラの10年間の奮闘と
ルドリヤを生贄にしたことで戦火の拡大は終結する。
1185年のルドリヤ戦役においては、ルドリヤにラハスヤ家分家を差し向けるが壊滅し、アンギラス家本隊すら
ルドリヤ戦群の前に敗れる。
関連組織
- 連邦国情報軍特別遊撃隊(真我兵団)
- 連邦国第七宇宙軍
関連人物
アンギラス家の始祖である男性。“魔戦公”の異名を持つ、連邦建国戦争における第一武功者。当時の九支族の長の中でも別格の扱いをされ、連邦史上最強の将軍との呼び声が高い。
ファラーダ家の始祖である男性。“鉄鬼公”の異名を持つ。連邦建国戦争にて功を成し、当時の九支族の長の中でも別格の扱いをされる。
関連の土地・星
連邦の主星かつ首都。ダクシャと五大貴族の本拠や連邦の
劫波が存在している。
1988年ごろに教圏と連邦の間で傀儡国家を使った小競り合いが起きていた星。
アリヤの故郷。
サティーの実家がこの星の行政官をしていた。
かつては連邦の領星だったが現在は帝国領。しかし
時輪石の大鉱床が見つかったことで連邦と帝国との間で戦争が発生する。
人類の始祖の一つダヌ族の母星。とうの昔に資源は食い尽くされているが、1995年(4年前)から
劫波結集の地として再開発が進められている。
撹拌が起きた時代には銃火器が発明され、当地の歴史上最大規模の血が流れた。
備考
ブラーフマナとはインドの聖典・シュルティ(天啓)の一つ。
「ブラフマンに属するもの」という意味を持つ。ブラフマンは宇宙の源とされており、個の根源である真我や創造神ブラフマーと同一と考えられている。
関連項目
- 連邦が独裁敷いて、帝国の方が民主的ってのも皮肉 -- 名無しさん (2022-03-06 23:33:07)
- ページ名、ブラーフマナ連邦共和国の方が良かったのでは? -- 名無しさん (2022-03-07 08:28:09)
- ここに属するアリヤの能力名を考えるに、シャクラとかサヴィトリはシヴァの武器の名前とかを能力名に冠しているのだろうか トリヴィクラマ所属の戦士?はヴィシュヌの武器かな -- 名無しさん (2022-03-26 10:06:29)
- アンギラスが最大勢力かな -- 名無しさん (2022-04-08 21:35:04)
- アートマン家と不倶戴天とか言われてるし1番強いんだろうけど、そんなに差はないイメージやなぁ。アンギラスと他2家はズブズブの同盟らしいし、3つ合わせた勢力みたいな感じやろ -- 名無しさん (2022-04-08 23:10:02)
- しかし、連邦は悪っぽい描写や設定で帝国が今の所清廉な描写や設定なのは恒例のどんでん返しがあるからかね?まぁ、今の所主人公が所属している勢力が悪よりってのは在り来りといえば在り来りだが面白い -- 名無しさん (2022-04-22 20:36:35)
- アンギラスとファラーダの次代当主はヤバい奴ららしいが、ダクシャ万歳が行き過ぎた狂人だったりするんだろうかファラーダの方 -- 名無しさん (2022-05-31 14:49:34)
- ファラーダは女当主らしいからな。君主万歳な女性キャラってザミエルくらいだし、また変なの出てきそう。とりあえず先週回でヤバいと言われてたアンギラスとファラーダが先頭切って潰しにきたのめちゃくちゃワクワクしたわ -- 名無しさん (2022-05-31 15:50:57)
- ダグザがどういうキャラかで連邦に対する評価が決まる -- 名無しさん (2022-06-04 19:33:17)
- 突然のケルト神話 -- 名無しさん (2022-06-04 21:56:38)
- 共和制を自称して連邦と名乗っているけど、実質的にはダクシャという君主と五大貴族達が支配する君主貴族制だわな。特にダクシャが権力と不老不死に固執していつまでも王座に居座り続けてるのがよくない。上にいるのは老害独裁君主と既得権に塗れた貴族ばかりとなれば、平民にどれだけ人権があるだろうか? -- 名無しさん (2022-06-04 22:31:01)
- Fateの蟲爺みたいな老害なのかとも思ったけど、ファラーダが命擲つレベルで忠誠誓っているから相応のカリスマ性を持ってるのかね -- 名無しさん (2022-06-04 23:21:56)
- ↑2 上にダクシャが居続けるのよくないってそうやって生まれた国やから、国祖否定するなんて国の否定やろ。既得損益貪った無能は粛正したし、ダクシャは裏切りを許さない。また無能が出てくるなんて、どの家も許すはずないやん -- 名無しさん (2022-06-05 00:33:32)
- それに不死不滅に至るための劫波も完成してないから裏切るにもタイミングが…え?帝国?あの国はダクシャ嫌いで立ち上がった国だからノーカン -- 名無しさん (2022-06-05 05:08:09)
- ダクシャがあの世界でとんでもない偉人なのは間違いないからな。7200年続く不死の呪いを解く具体的な希望の光を与えた人物で、それに賛同してついて行ったのが連邦と帝国民。教圏のスダルシャナに負けないくらい、信奉されてもおかしくない大人物やろ -- 名無しさん (2022-06-05 06:21:30)
- ダクシャが稀代の天才で有能で偉人なのは疑いようがないし、数百年も自分と連邦を維持し続けてるから今でも有能なんだろうが……反逆者族滅はやりすぎ感が否めない -- 名無しさん (2022-06-05 08:39:29)
- アムリタの呪いがある以上今皆を平和にしてくれる人徳者より、強引でも皆を引っ張っていくリーダーの方が慕われそうではあると思う -- 名無しさん (2022-06-05 09:41:03)
- 幹部勢がどいつもこいつも濃すぎだっぴ! -- 名無しさん (2022-06-17 19:39:50)
- 何というか不死化世界で期待してた奴等勢揃いな感じだったな。不死化世界の人体コレクターと全身サイボーグ、サイボーグとかの枠超えたシステムみたいな奴に研究者。らしくもあり、予想の斜め上な感じが良いね -- 名無しさん (2022-06-17 23:17:49)
- アヴェスターでのおおまかな概要的にヤバいのはここだと思ってたが、本当に悪の大幹部めいた連中の集まりだなオイ! -- 名無しさん (2022-06-18 05:44:11)
- 気になったんだがダクシャの部下の五大貴族は世襲制なんだよな?そして社会全体として産めよ増やせよな文化があると・・・そうなるとダクシャも生身時代には子作りしてそうだが、ダクシャの子孫は今は一体何処にいるんだろう? -- 名無しさん (2022-06-18 13:09:06)
- この魔窟で五大貴族の一角を張れる忠誠心とか鉄どころじゃない でも相応しい表現も思い付かない -- 名無しさん (2022-06-18 13:17:22)
- 「一個人で国や星などを破壊する決戦兵器として扱われるような超人はいない」ほんとぉ?(ファラーダ家の当主とそれ以上の実力者と示唆されているアンギラス家の当主をみながら) -- 名無しさん (2022-06-18 16:53:45)
- へ、兵器を埋め込んでるだけで兵器のような力をもった超人ではないから… -- 名無しさん (2022-06-19 09:53:41)
- ↑↑まあそれ言い出したら現実のプーチンとかもその気になれば地球上を滅ぼせるし…… -- 名無しさん (2022-06-19 11:04:24)
- ラトナゴート微妙にセージを思い出す -- 名無しさん (2022-06-19 16:06:51)
- しかし、シャクラが最強と明言されてるってことは今回出てきた連邦側のヤベー奴より強いんだよなぁ……どんだけやばいんだ -- 名無しさん (2022-06-19 16:25:24)
- ↑2リアルではそれやる前にクーデターか暗殺になるで…銃夢で個人が国家規模の戦闘能力を保有することへの危険性について説いていたけど、そんなんがどこにも属さずにフラフラしてたらヤバイ罠 -- 名無しさん (2022-06-19 17:08:30)
- ↑2 サイボーグはルドリヤの起屍鬼と相性悪そうな気はする -- 名無しさん (2022-06-19 18:10:57)
- ルドリヤは常に広範囲EMPぶっ放してるような真似できるだろうから機械でパワー底上げするタイプは勝てないよね -- 名無しさん (2022-06-19 23:04:59)
- 連邦のやべぇ奴ら三人が帝国の皇族狩りに行く感じだが、帝国の戦力もどれほどなのだろう -- 名無しさん (2022-06-20 11:55:36)
- ミトラの最終的な階級的にはこっから出世していくんだろうけども、そのころにはボロボロになってたりするんだろうか連邦 -- 名無しさん (2022-06-24 12:42:46)
- でも五大氏族の長って言わば、大将とかの役職着きかねないやろ。少将ならヴァルナと共に立場上げたら自然とついてくる地位にも見えるな -- 名無しさん (2022-06-24 13:17:39)
- なんで一人の独裁者が統治してるのに帝国じゃなくて連邦なのか疑問だったけど、連邦の定義を見ると一つの主権の元に二つ以上の国が従うのが連邦。つまりダクシャという意志のもと国民という細胞が国体を成してるから連邦なのか…… -- 名無しさん (2022-06-24 14:19:01)
- 「シャンキニー・ラティ・ラハスヤ」「ラトナゴート・ラ・シャウナカ」「アビチャリカ・パイ・ファラーダ」「ウグラスラ・ヴァ・アンギラス」 早く当主たちのビジュアル見たいが、シャンキニーは近々見れるかな展開的に -- 名無しさん (2022-07-16 12:15:32)
- 今の当主全員新世代らしいが、シャンキニーのアヴァターラは戦闘向きなのかまた別なのか 帝国の皇子狩ってこいノルマ課されたラトナゴート、アビチャリカ、ウグラスラは戦闘向きっぽいが -- 名無しさん (2022-07-19 10:31:13)
- 4章5章でも語ってるけど、連邦(悪役)で国同士というよりミトラ達(主人公組)の敵っぽいよな。逆にテルミヌス軍とルドリヤ戦群とヴィヴァスの1-4章でビジュアル出た組はほとんど味方キャラって話だし(そうは見えんけどなぁ) -- 名無しさん (2022-07-24 02:09:06)
- 滅んだ4つの氏族はどんなだったんだろう -- 名無しさん (2022-07-24 13:52:45)
- 滅んだ4つの家も何かしらの誇りを持ってたのかな、後生き残りとかいないんだろうか -- 名無しさん (2022-09-12 05:31:32)
- 外交力、軍略・策謀、インフラ作りとかありそうな気もする -- 名無しさん (2022-09-12 18:13:40)
- 反逆したら族滅だから生き残りはいない、反逆でなくとも連邦で落ちぶれるという事は…アートマン家に拾われるで凄まじくマシな末路だと思うぞ -- 名無しさん (2022-12-05 11:37:32)
- 「八支族が七つになろうとした頃」この七つから五つになった時に滅んだ家二つは付いていけなかったのかなあ新体制 -- 名無しさん (2022-12-05 15:41:06)
- シャンカラ家も支族の一つだったということでいいのだろうか 九支族の一つが倒れる→八支族の一つが内輪もめで倒れる →七支族の一つ(シャンカラ家)がカイラスにより倒れる→六支族の一つが大粛清で倒れる みたいな感じだったのかな -- 名無しさん (2022-12-08 10:20:36)
- ↑カイラスと繋がりあったり、帝国と密かに通じてたり、大粛正に反抗しようとした支族とかが族滅されてそう。もちろんそんな感じで族滅された家系や勢力は大貴族以外にも沢山いたんだろうな。 -- 名無しさん (2022-12-08 13:07:57)
- ぶっちゃけ九支族の消えた組は、No2争いの政治遊戯に夢中になっててダメだった奴等だろうからなぁ。シャンカラ家なんて、部下の将軍のカイラスの反逆に気付けず滅ぼされるレベルだし、新生五大貴族以外はダメダメなイメージだわ。先祖は優秀なんやろうけど -- 名無しさん (2022-12-09 21:52:51)
- まあ正直消えた支族の誇りはなんか別の形で生き残った支族に吸収されるだけだし誇りがどうとか究極的にはどうでも良いのよね -- 名無しさん (2023-01-28 22:04:51)
- 誇り=その支族の強みや利権なら別の支族に踏み躙られてその強みと利権を取り込まれるだけだからなぁ -- 名無しさん (2023-01-28 22:06:52)
- 帝国と連邦のモチーフは銀英伝などの有名SFかな?(あれも民主国家側が独裁になっててラインハルトの帝国の方がよっぽど民主的な事してたし) -- 名無しさん (2023-04-25 18:27:29)
最終更新:2024年03月19日 08:15