新世代

クリシュナ


本編の七十年ほど前から発生し始めた既存の科学では解明できない特殊能力を持つ不死者(アムリタ)
現在は数百万人に一人といった割合だが、その発生率は年々上がってきている。
新世代(クリシュナ)と戦うときの基本的な心構えは「どんな不条理も起こり得ると想定した上で向かわねばならない」というもの。

普通の人間からは嫌悪や畏怖、歪んだ羨望といった感情を向けられ、差別の対象となる事が珍しくない。
数の少なさゆえに強化服(スーツ)強化甲冑(ジャガンナート)といった装備は新世代向けに作られておらず、戦場の主役を一般兵たちに譲っている。

特殊性

新世代(クリシュナ)の特殊性は大きく分けて3つ。

①特殊能力アヴァターラを使用可能。
ただし覚醒した時点では能力の特性については分からず、自分で試行錯誤して掴むしかない。
アヴァターラが多種多様なため、新世代と敵対する場合には“もしも”を想定する思考の深さが必要になってくる。あらゆる状況を考えて臨むというのが対新世代の基本戦術。

②トップアスリート並みの高い身体能力が平均値。
一般人類の最高峰レベルが新世代にとっての平均値であり、鍛えればその1.5倍から2倍には達する(常人の2〜3倍)。
ミトラを例として挙げると、石を全力投球した時は時速三〇〇キロ近く出しており、森林地帯を一時間で三十キロ移動できると見積もっている。
ただし人間の範疇を大きく逸脱するほどのものでは無い。例えば数千kgの物体を素で持つことなどの条理を無視するためには固有のアヴァターラによる補助が無い限りは不可能。
耐久力も特筆して高いわけではなく、科学技術が発展した作中世界においては銃弾1発でも殺されてしまうこともある。

また特有な鋭敏な感覚を持っており、星霊大祭編ではサーヴィードルタラがいち早くアビチャリカの襲撃に気づいている。

時輪石(カーラ石)の使用効率が一般人が使用するよりも高い。
時輪石を個人の武器に収める場合は平均で一二〇〇万倍の出力となるが、新世代が使った場合はその六倍強も跳ね上がる。
時輪石を持つ新世代は「歩く反応兵器」とも称される。

誕生原理

新世代(クリシュナ)は生まれついての超人ではなく、後天的に「覚醒」することで成る存在。
個人差はあるがだいたい十代の思春期に覚醒するものの、その条件や法則性は未だ分かっていない。覚醒は基本的に十代前半で、遅くとも一七か八というのが帝国の常識(連邦もおおよそ同じ)。もちろん例外もゼロではなく、かなり珍しいが20代で覚醒する者もいる。
覚醒時には目立った変化は現れず、他者からすれば突然に人類の限界を超えた力を発揮したように映る。

シャクラマルトプラナ・アニラプラナを“まだ”覚醒してないと言うなどルドリヤ戦群には何かしら新世代になる確信となる要素がある模様。

  • 考察
ヴィヴァス宇宙生命説では新世代は不死者の祈りが、宇宙という巨大な生命体に対する癌のようなものとして生んだのだとした。
テルミヌスこの宇宙が人類種の台頭で、その仕組みが心の力に左右される形に変化したと考察しており、人類が撹拌の謎を解くために劫波を育てる英雄たちが必要になるので、みんなが望んだ結果として新世代は出現したとしている。

何らかの事情で心を爆発させることこそ進化のトリガー、一定の域を超えて強い祈りを燃やした者が新世代に生まれ変わる。ほぼ例外なく、人がもっとも多感な十代の頃に覚醒するのもそのため。
積んだ経験に特別はなく、悲劇の主人公など世に溢れている。だというのに誰も彼もが新世代に覚醒するということが起きていない。その理由をテルミヌスは、よく怒る者はあまり泣かない、といった話で説明した。
例えば仮に超常的な力には50の感情が必要だとして、大抵の人間はどんなに思っても必要量に達しない。しかし新世代に覚醒する才を持つものは心の限界が偏っている、もしくは単純に総量が莫大であるため、条件を満たしたときに覚醒する。ということ。

喜の限界 怒の限界 哀の限界 楽の限界 心の総量 説明
25 25 25 25 100 大抵の人間。どんなに思っても必要量を満たせない
5 85 5 5 100 新世代。あまり泣かないが、怒る条件が揃えば覚醒する
250 250 250 250 1000 心の総量が莫大な人種。どの感情でも昂れば新世代へ覚醒する

これは時輪石の粒子障害で仲間同士で意思疎通可能なのも心の力で物理法則を突破したから(仲間間の心の合計値で突破した)という理屈にも関係していると思われ、新世代のアヴァターラの中には粒子障害を無視するものもある。

つまり一種、病的な精神に特化した者(いわゆる中二病的な)が新世代になる。

設定集によると新世代の力(身体能力やアヴァターラ)は精神に宿る。


備考

クリシュナは維持神ヴィシュヌの第八の化身(アヴァターラ)。その名は「黒い」「暗い」を意味する形容詞であり、彫像や絵画では青黒い肌で表現される。


  • 単体では人間の物理的限界を少し超える程度の戦力らしいから、神座の黒円卓や魔将レベルのスペックとは恐らく超えられない差があると思われる それでも異星人を心一つで根絶やしに出来るアーディティヤ民戦闘民族すぎる -- 名無しさん (2022-04-03 13:21:27)
  • そもそも星霊や殺人鬼とかトンデモ種族がいるのがおかしかったんや! -- 名無しさん (2022-04-03 14:22:05)
  • 発現する能力如何によっては、それこそ三騎士を相手に回して蹂躙するようなトンデモ能力も十分にありえる -- 名無しさん (2022-04-03 14:41:16)
  • 異星人根絶した時は新世代いたかも分からんし、異星人側もアムリタだから、新世代どうこうの話ではねぇけどな -- 名無しさん (2022-04-03 15:02:19)
  • 新世代出現は70年くらい前らしいから異星人滅ぼした頃にはいない -- 名無しさん (2022-04-03 15:13:32)
  • まぁ、歴史が成劫の時代は紛失してるから、住劫の時代に新世代が確実にいないとまでは分からんけどな。12000年の歴史で条件が整って生まれたのか、意図的に情報が紛失してて似た存在がいたのかも分からん -- 名無しさん (2022-04-03 15:25:14)
  • 異星人や宇宙進出は心ひとつの光ではなく人奏で何とかしたようなもん。超人異常から普通の人間らしさに帰結する流れの神座や新西暦と違いはじまりの物語だからか逆を辿ってる感じ -- 名無しさん (2022-04-03 15:32:45)
  • 今回の話を見てステラリス極悪難易度で殲滅プレイしたくなった -- 名無しさん (2022-04-03 17:56:30)
  • 連邦最強の新世代はアンギラスの頭首なんだろうけども、帝国最強、教圏最強も気になってくるこの頃 空間系が三人より更に出てこないと決まったわけでもないしな… -- 名無しさん (2022-06-20 14:41:34)
  • 教圏最強イクシュバーク、連邦最強っぽいウグラスラ、後帝国最強とかそんなポジションもどっかの皇族の所にいるんだろうか -- 名無しさん (2022-07-08 21:34:27)
  • 正田卿最強ポジションとか作るの好きそうだから帝国にもいる事にはいそう -- 名無しさん (2022-07-12 13:21:20)
  • 帝国最強をまんまシャクラって考えたら、歴史最強談義で出てきたイクシュバーク、ロマハルシャナ、ルドラの血族に近い位置の奴が順当に強くて収まり良いんだよなぁ。イクシュバークもウグラスラも対ルドリヤの切札って言われてたし、ルドラの血族(姉貴)の力持ってるルドリヤ戦群が帝国側の最強担当と見て良いかもな -- 名無しさん (2022-12-09 21:36:44)
  • 1.4%新世代ガチャ… -- 名無しさん (2023-06-23 20:29:22)
  • このガチャ時間制限付きでね。大人になると引けなくなるんだ -- 名無しさん (2023-06-24 00:52:19)
  • 引けなくなるってって…?諦めたのかよ? -- 名無しさん (2023-06-25 09:44:31)
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最終更新:2024年03月29日 08:31
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