ブラーフマナれんぽう
国状
北方のアンギラス大陸の全域を統べる巨大な領土を有しており、ブラーフマナに対抗できる国家は存在していない。
元はスメール王国という
須弥山の麓を支配していた国。約200年前に領土を広げ、北方大陸の過半を征することで連邦制となり、ブラーフマナを名乗るようになった。
須弥山は国の象徴であり、この国の発展は須弥山と共にあるといっていい。須弥山の遺跡調査は国是となっている。
この国の主だったテクノロジーは大体が須弥山の
遺物から復元したものである。
戦争が終わり平和な時代が訪れたものの、国の上層部には出世が期待できない膠着状態を嫌い、内部抗争を狙う輩が出てきている。また、極左系の反戦活動家や、数多くの過激派組織も存在しており、内乱の危険が残る。
歴史
古くは天下取りを目指して神話の強国「
ブラーフマナ」の後継を自称する国家の一つであった。
200年ほど前(第五新暦170年代頃)に連邦国家になった後は、何度かの内乱や小競り合いが発生。
そののち、石油と電気を扱うエネルギー革命により、急速に文明が発展し、世界大戦の時代となる。
第五神暦300年代初頭には、ロケット技術の発達により須弥山の遺跡を発見するが、戦争があり発掘は進まなかった。だが、その40年後に偶発的に回収された遺物からロストテクノロジーを復元。文明は加速し、大戦を有利に進める。
そして6年前(第五神暦371年)に西方大陸の連合国を倒し、事実上の世界制覇を成した。
本編
第五神暦377年、西部国境地帯で連邦の支配を不満に思う少数民族が敵対国家の支援を受けテロを行う。しかしそれには西部方面軍による陰謀が関わっていた。
関連組織
軍関係
先の大戦で最も過酷な局面を指揮した。しかしその大戦の経験から西部方面軍は国に対して恨みを抱いており、テロリストの蜂起に乗じて、西部に独立国家を樹立することを目指している。中央の混乱を招くためにテロの鎮圧と称して、各地の若手を西部軍に集め、殺し合いを演出した。
軍学校
国内軍学校の双璧の片割れ。300年近い由緒正しい歴史を持つ。
国内軍学校の双璧の片割れ。連邦制になった後に設立された。
関連人物
西部方面軍参謀長。国に対する恨みやら、権力欲から西部の独立を目指している。
年齢は四十半ば。連邦西部方面軍・参謀室においては若輩。
ナーロウの父親。怜悧冷徹という言葉が似合う面相の人物で、息子も彼が笑ったことを見たことがない。本人は国に恨みはないが、自分の働きで多くの人間が右往左往することに喜びを抱く性格なので、西部軍の陰謀に関わっていた。
関連する土地
国の北方(首都に位置する)にあり、国の象徴となっている。
この地域は15年前に併合したばかりで、未だ内戦の火種が燻っている。さらに西方大陸の連合国家群とは地峡で繋がっている。
備考
ブラーフマナとはインドの聖典・シュルティ(天啓)の一つ。
「ブラフマンに属するもの」という意味を持つ。ブラフマンは宇宙の源とされており、個の根源である真我や創造神ブラフマーと同一と考えられている。
関連項目
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最終更新:2025年06月06日 21:37