ウィンダム WINDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM |
型式番号 |
GAT-04 |
全高 |
18.67m |
重量 |
58.20t |
所属 |
地球連合軍 |
搭乗者 |
地球連合兵 |
武装 |
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾 M9409L ビームライフル ES04B ビームサーベル A52 攻盾タイプE |
ウィンダム(ジェットストライカー装備) WINDAM JET STRIKER EQUIPMENT TYPE |
登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM |
型式番号 |
GAT-04+AQM/E-A4E1 |
全高 |
18.67m |
重量 |
58.20t |
所属 |
地球連合軍 |
搭乗者 |
地球連合兵 |
武装 |
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾 M9409L ビームライフル ES04B ビームサーベル A52 攻盾タイプE Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド 空対地ミサイル ドラッヘASM |
ウィンダム(マルチストライカー装備) WINDAM MULTI STRIKER PACK EQUIPMENT TYPE |
登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY |
型式番号 |
GAT-04 |
全高 |
18.67m |
重量 |
58.20t |
所属 |
地球連合軍 |
搭乗者 |
地球連合兵 |
武装 |
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾 M9409L ビームライフル ES04B ビームサーベル A52 攻盾タイプE Mk5 核弾頭ミサイル |
ウィンダム(ドッペルホルン連装無反動砲装備) WINDAM DOPPELHORN TWIN TURRET RECOILLESS GUN EQUIPMENT TYPE |
登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY |
型式番号 |
GAT-04+AQM/E-M11 |
全高 |
18.67m |
重量 |
58.20t |
所属 |
地球連合軍 |
搭乗者 |
地球連合兵 |
武装 |
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾 M9409L ビームライフル ES04B ビームサーベル A52 攻盾タイプE AQM/E-M11 ドッペルホルン連装無反動砲 |
ウィンダム(ネオ専用機) NEO'S WINDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY |
型式番号 |
GAT-04+AQM/E-A4E1 |
全高 |
18.67m |
重量 |
70.70t |
所属 |
地球連合軍 |
搭乗者 |
ネオ・ロアノーク |
武装 |
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾 M9409L ビームライフル ES04B ビームサーベル A52 攻盾タイプE Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド 空対地ミサイル ドラッヘASM |
【設定】
地球連合軍の主力量産型MS。
ストライクダガー、
ダガーLに続くダガー系MSの後継機として開発され、従来のダガー系を凌駕する高い機動性を持ち、当然の様にストライカーパックの換装にも対応している。
しかし両肩の形状からソードストライカーとランチャーストライカーは標準で装備できるかは怪しい所で、問題なく装備できるか、アダプターを挟めば装備できるか、全く装備できないと資料によって記述が分かれている。
領域を問わずに全機が何らかのウィザードを装備していた
ザクウォーリアとは対照的に、地上ではほぼ全機がジェットストライカーを装備し、宇宙ではほぼ全機が無装備といった様に統一的だった。他の装備は劇中でドッペルホルン装備機が1カットのみ登場し、DESTINY ASTRAYでエールストライカー装備機が1機登場した。
スペック上では
ストライクと同等と、完全量産化を達成している事から地球連合軍にとってはMSの一つの集大成または到達点とされている。
ほぼ同時期に普及し始めたザフトのザクウォーリアのスペックはストライクを超えると言われていたが、パイロットによっては渡り合えたらしい…と結構高性能なはずなのにほぼやられ役だったのが本機の特徴。
一応の理由としては終戦を挟んだ事で練度が低く使いこなせないパイロットが多かったためだとか。ストライカーを装備した機体が少なかったのも、装備する必要が色々な意味で無かったからなのかもしれない。
青と白に彩られた一般機の他、ファントムペインの指揮官ネオ・ロアノーク専用の赤紫の機体が存在する。性能的な違いはジェットストライカーのリミッターが外されて高機動になっているのみ。
VPS装甲を採用したという資料もあるらしいが、待機中もカラフルなままだったり、
インパルスのCIWSにコクピットをあっさり貫通されて撃墜された描写から誤記と思われる。
【武装】
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
頭部と胸部に2門ずつが内蔵された機関砲。
ダガーLと共通の武装となっている。
トーデスシュレッケンはドイツ語で「死の恐怖」の意。
Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
両腰アーマーに収納されている投擲用短剣型の爆弾。ダガーLと共通で両腰に2基装備されている。名前は中世期後半に普及した鎖帷子に対抗する為に発明された刺突用の短剣から。
投擲後はロケット推進で標的に向かい、敵機の装甲に突き刺さると装甲内部で爆発を起こしてダメージを与える。投擲用らしくクナイの様な形状をしているがコンバットナイフの様にも使える。
1本のみで
フリーダムのシールドを破壊したりMSを撃墜したりと破壊力は十分ある模様。
M9409L ビームライフル
携行式のビーム砲。
ダガー系のものよりも大型で高い貫通力と威力を持つ…らしいがそれを示してくれる描写は無い。
発射音もダガー系と同じとなっている。
ES04B ビームサーベル
近接戦闘用ビーム兵器。
ストライクダガーに装備されたES01の改良型で刃の色はピンクとなっている。
ダガーLと共通で両腰に2基装備されている。
A52 攻盾タイプE
ウィンダム用のシールド。
先端に近接戦用の衝角を備える他、裏側にミサイルを搭載する。
対ビームコーティングは勿論されているが、インパルスのビームサーベルにはあっさり真っ二つにされた。
Mk438/B 2連装多目的ミサイル ヴュルガーSA10
A52 攻盾タイプEの裏側に2発備わっているミサイル。
ヴュルガーはドイツ語で「百舌(モズ)」の意。
【武装(ジェットストライカー)】
型式番号「AQM/E-A4E1」
大気圏内飛行用のストライカー。
I.W.S.P.のデータが生かされているらしい。
地上では飛行のアドバンテージを余程重視していたのか、ストライカー対応機で装備していた機体は非常に多く、ウィンダムに至ってはガルナハン基地にいた無装備の1機以外、劇中で登場した地上配備機は全てがこのストライカーを装備していた。
Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド
4連装式の実弾兵器。
その名の通り無誘導となっており、ミサイルのような動的目標の迎撃には向かない。
Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
3連装式のミサイル。
空対空の名前通りに、主に航空機などへの迎撃に使用される。
空対地ミサイル ドラッヘASM
対艦攻撃などに使用されるミサイル。
オーブ軍の
ムラサメにも同様の物が装備されている。
ドラッヘはドイツ語で「竜」の意。
複数種を一緒に装備していた機体もいたが、劇中で発射する描写があったのはドラッヘだけを装備した機体のみだった。
連ザではジェットストライカー装備機が3機いたが、ダガーLがロケット弾、一般機がヴュルガー、ネオ機がドラッヘと区別されていた。
【武装(マルチストライカー)】
大型のミサイルランチャーに左右1発ずつ大型ミサイルを装填・発射するためのストライカー。
初登場時に装備していたストライカーで、マルチランチャーパックと表記される事も。
Mk5 核弾頭ミサイルが搭載可能なユニウス条約違反上等のストライカーであり、核ミサイル搭載時には取扱注意のためか更に丁寧にわかりやすい位置に放射性標識が描かれている。
スラスターが一切無いため機動力が大幅に低下するらしく、地上では自立も難しそうなので完全に宇宙用と思われる。
Mk5 核弾頭ミサイル
蒼き清浄なる世界のための核ミサイル。
C.E.71年ではMA
メビウスにリニアガンと換装して搭載されたが、運搬中の自衛力でも求めたのかではマルチストライカーの搭載弾頭としてのみ登場した。
C.E.73年の開戦時にニュートロンスタンピーダーで無効化させられてからは、警戒したのか又はレクイエム建造に切り替えたのか、マルチストライカー共々登場しなかった。
【武装(ドッペルホルン連装無反動砲)】
型式番号「AQM/E-M11」
対艦砲撃用のストライカー。
これもI.W.S.P.のデータが生かされているらしい。
フォーレ攻防戦で1機が1カットのみ使用するシーンがあったが、序盤のダガーLの方が装備した機体数も使用シーンも圧倒的に多いため印象的か。
ドッペルホルン連装無反動砲
対艦攻撃用のキャノン砲。
命中精度と火力に優れている。
反面、機体全長を超える大きさと基部が後方に伸びている事による重心が背部に偏っている事から地上では不安定となる。
【原作内での活躍】
地球連合軍の主力機として登場。
ブレイク・ザ・ワールドの時点で相当数が配備されていたらしいが映像上の初出はプラントとの開戦(フォックストロット・ノベンバー)時。
マルチストライカー装備機で構成されたクルセイダーズという大層な名の核攻撃部隊が迂回ルートの極軌道からプラントへ核ミサイル攻撃を仕掛けるも、放射性標識のせいで偵察型ジンに核ミサイル輸送を捕捉され、待ち構えていたナスカ級戦艦に中性子を強制的に暴走させるニュートロンスタンピーダーの照射を受け、自爆した核ミサイルに巻き込まれた事により母艦ごと文字通り全滅した。
その後ザフトによる積極的自衛権の行使(オペレーション・スピア・オブ・トワイライト)時にカーペンタリア基地を艦隊で取り囲む中に降下して来たザフトMS部隊を相手にジェットストライカーを装備して飛行MS部隊として迎撃するも、特に大きな損害を与えられずに敗退したと思われる。
なお、ニュートロンスタンピーダーについては条約で使用できなくなったニュートロンジャマーキャンセラーをかき集めて作り上げた、一発限りの博打兵器。そのため、複数部隊による波状攻撃や改めて核攻撃が始まっていた場合は対処しきれなかったとされるが、幸いにも地球連合が強く警戒してその後大規模核攻撃を避けるようにしたため助かっている。
その後は
ミネルバの地球降下に伴ってファントムペインと共に部隊単位で行方に立ち塞がるも、ミネルバ艦載のMSには赤服の実力もあってか歯が立たず、特にインパルスには1度の戦闘で約30機を撃墜されてしまった。
その後も度々地球連合軍の主力機として登場するも同世代機のザクウォーリアや
ムラサメ以上に徹底してやられ役となっており、活躍はフォーレ防衛時にザクウォーリアや
グフイグナイテッドを撃墜したらしき描写があるぐらい。それらもビームに貫かれて爆発した事による推測であり、本機が敵機を撃墜したという直接の描写は一切無い。
最終決戦ではダガーLやストライクダガーすらオーブ艦隊と共に行動していたのに本機の姿は見られなかった。地球連合軍の色が強すぎたためだろうか?
一応ヘブンズベース攻防戦(オペレーション・ラグナロク)とオーブ侵攻戦(オペレーション・フューリー)では、ダガーLと共に反ロゴス勢力としてザフトに協力をしたらしき機体もある様で、描写的な区別のためか戦闘シーンこそ無いが
ダニロフ級やスペングラー級の艦上に駐機している姿が見られた。
外伝でもザクウォーリア及びザクファントムとは対照的に誰かの専用機になるとかもなく、モブ扱いのみだった。
『FREEDOM』でもデストロイや旧世代機の105ダガーと共にブルーコスモス残党の機体として登場。アフリカ共和国オルドリン自治区を襲撃する。
相手が既に旧式の
ジンやザウートとはいえ、ウィンダムが明確に敵機を撃破する場面が初めて描かれた。
その後は駆けつけたコンパスに鎮圧され、残存機は撤退する。
ネオ機はインド洋でシンのインパルスを翻弄したりベルリンでフリーダム相手にシールドを破壊するなど善戦するも、最終的にはフリーダムに両腕とジェットストライカーを破壊されて地面に墜落して爆発した。その後の登場も無かったため放棄されたと思われる。
【搭乗者】
ネオ・ロアノーク
CV. 子安 武人
地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」所属の大佐で、黒い軍服を身に纏って黒い仮面で素顔を隠している男。
レイ・ザ・バレルとは因縁があるらしく、彼の事を
機体から「白い坊主君」と呼び、度々煮え湯を飲まされた
シン・アスカのことは「ザフトのエース君」、対面してからは「坊主」と呼んだ。
スティング、アウル、ステラの3人をアーモリー・ワンに送り込んで
カオスガンダム、
アビスガンダム、
ガイアガンダムの奪取を成功させ、撤退待ちの時間稼ぎのために
メビウス・ゼロの流れを汲むMAエグザスで出撃し、3機の帰艦を確認してからはインパルスもあわよくば確保しようとシンを圧倒したが、レイのザクファントムにガンバレルを2つ破壊されてしまったため帰艦、緊急出航して追跡してきたミネルバには切り離した追加燃料タンクを目眩しとして爆破して逃走した。
デブリ宙域での追撃戦ではアンカーを小惑星に打ち込んで船体を隠すと同時に小惑星を半周してミネルバの後ろを取り、小惑星に砲撃してミネルバを小惑星で埋めた。
トドメを刺すために2機のダガーLと共にエグザスで出撃するが、迎撃に出たレイの
ブレイズザクファントムによって2機のダガーLを失い、さらに
アスラン・ザラの奇策でミネルバが小惑星を脱出し、ガーティ・ルーも被弾した事で状況の不利を悟って撤退した。
この戦闘でレイに対して戸惑いを見せ、去り際にはまたいつか出会える日を楽しみにしているなどと呟いてレイとの因縁を感じさせたが、この後の展開でそれらしい一騎打ちなどは無い。尺の都合で全カットとなったらしい。
回想とか省けばイケた気がする。
その後ブレイク・ザ・ワールド後に地球に降下し、ロード・ジブリールの命令の下に(どちらかと言うと嫌々)幾度もミネルバ隊と戦うことになる。
インド洋では自ら出撃してインパルスを翻弄し、アウルの活躍でミネルバのお供のボズゴロフ級ニーラゴンゴを沈めるが、結果として対カーペンタリア前線基地と徴発した30機のウィンダム全てを失い、ミネルバそのものには損害はほぼ無しで終わってしまう。
オーブ艦隊と合流してからはユウナ・ロマ・セイランに飴と鞭で対応しながら母艦のJ.P.ジョーンズ内で指揮に専念し、ダーダネルス海峡では
アークエンジェルの介入によって特に戦果もなく被害だけを被って終わり、ロドニアでは単独無断出撃によるものとはいえステラと
ガイアを失い、クレタ沖ではミネルバを追い詰めるが再びのアークエンジェルの介入によって妨害され、混乱の中SEEDに覚醒したシンの活躍でアウルとアビス、そしてオーブ艦隊を失ってしまう。
その後ステラをシンから返還され、思う所がありながらもステラを
デストロイガンダムに搭乗させてベルリンを侵略させ、自らも随伴として出撃する。
デストロイを破壊しようとするフリーダムとインパルスに割って入るが、気配を察知して怪しんだキラに機体を撃墜され、墜落した衝撃で気を失ってコクピット外に投げ出され、
素顔を見たマリュー達の判断でアークエンジェルに
捕虜として収容された。
なお、高山版では回収された描写はない為か、ネオはベルリンで戦死した事になっているらしく、本作でのネオの正体やその後のアカツキには誰が乗っているかは不明となっている。
【原作名台詞】
- 「よーし行こう! …慎ましくな」
- 劇中におけるネオの第一声。この命令と共にガーティ・ルーとダークダガーL2機は奇襲攻撃を開始。アーモリーワンの宇宙港に損害を与えた。
- この時点ではまだ謎の人物という扱いだったが、声や口調で「まさか…?」と思いつつもなんとなく正体を察した視聴者も少なくなかった。
- 「約束…するよ…」
- シンからステラを返還され、「優しくて暖かい世界に彼女を帰すって!」と約束された際の返し。しかし、ネオには「それ」を出来る権限も手段もなく、返事もどこか罪悪感や後ろめたさを感じさせるものである…
- ちなみにこの返還の場面、シンはガイアの識別信号を出しながら明らかにステラではない声でネオに一人で来るように呼びかけるという、普通に考えたら罠としか思えない手段を取っていたがネオは素直に応じていた。
- 「ああ、ステラもこれでまた、戦わないとな……でないと怖いものが来て、私達を殺す」
- ステラに怖いものを殺せば、ステラも心から解放されると言った。しかし、皮肉にもこの言葉がステラを追い詰める事になってしまう。
- 「やめろ坊主! アレに乗ってるのはステラだぞ!!」
- デストロイを攻撃するシンを止める際に。約束を破った挙句自分が乗せておいて何言ってんだと突っ込まれがちだが、(ネオを擁護する訳ではないが)こうしなければ命令違反になってしまうのも事実。約束を破ってしまったなりにもステラを守ろうとしていたのだろう。
- 小説版ではシンとステラが交友を深めていた事を察しており、二人が殺し合う事も望んでいなかった描写もある。
- 「な、何だよ…一目惚れでもした? 美人さん」
- アークエンジェルに収容され、医務室にて自身を見て驚くマリューに対して。反応は冷めていたものの、軽口を言う姿はまさに戦死したはずの彼そのものであり、マリューも複雑な心境と共に涙を流した。
- 「はぁ…なんでお前までそう呼ぶの? 俺はネオ・ロアノーク、た・い・さ!」
- アスランに「フラガ少佐」と呼ばれた際の反論。この反論を聞いた後、アスランは遅まきながら居るはずのない人物が今目の前に居る事に気づいて驚く。ちなみに『二階級違えばその立場は天と地ほども違う』と言われ、作戦中に命を落とせば二階級特進=階級二つは命の重さ。そう考えればネオも頭に来るというもの。
【漫画版名台詞】
- 「こそくな手をと笑ってくれてかまわんよ! だが今の俺達の戦力でキミらを倒すにはこうするしかないんでね!」
「合体できなければキミの機体はただの小型戦闘機にすぎん! さあどうする!? ザフトのエース君!」- 漫画版オリジナル展開のアナトリア高原での戦闘、ミネルバのインパルス専用カタパルトに奇襲攻撃を仕掛け、合体不能に陥ったコアスプレンダーを追い詰めながら。インパルスを脅威と見做しながらも的確に弱点を突いた作戦だったが、ハイネの介入により形勢逆転、撤退を余儀なくされる。
- もっとも、この件はアスランの命令を無視して勝手に出撃したシンにも非があり、従っていれば戦況も最初からネオ達に優位に働くことはなかったかもしれない。
- 「約束‥‥? そうだな‥‥俺も守りたいと思っていたさ‥‥」
「ステラは‥‥俺達は‥‥戦って‥‥勝ち続けるしか‥‥生き残る術はない!!」- 高山版ではシンから約束を破った事を追及される。これはその際の返し。この直後シンにライフルを突きつけるが、フリーダムに撃墜され、彼は物語から退場する。
- 「やらなきゃやられる」「不本意だが命令だから従う」といったところか。この際、仮面越しに見えるネオの眼差しはどこか哀しげだった。
地球連合兵
CV. 高橋 広樹 ほか多数
地球連合軍の兵士。
オレンジ色のパイロットスーツを着用している。
MSの操縦技術はコーディネイターと比べて劣るが、物量でそれらをカバーしている。
【原作名台詞】
- 「そぉら行けぇぇ! 今度こそ、蒼き清浄なる世界の為に!!」
- 顔芸と共にこの台詞を叫びながら核ミサイル発射するが、ニュートロンスタンピーダーで誘爆した核ミサイルに巻き込まれて戦死してしまった。この場面はある意味有名で、彼は一瞬で退場したモブキャラながら今でも一部からカルト的な人気がある。なお、声優はアーサー・トライン役の高橋広樹氏。
- 「うわぁぁぁ! エリザベス!」
- インド洋の戦闘でシンのインパルスに撃たれた連合兵中尉の断末魔。小説版で中尉はルーカ曹長と同郷出身者であり、故郷に残した婚約者のエリザベスの事を話していることが判明
(完全な死亡フラグである)。それにしてもどこかで聞いた様な断末魔である。
【ゲーム内での活躍】
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZ.A.F.T.II
ジェットストライカー装備機と核ミサイル装備機がコスト280の機体として、ネオ機がコスト420の機体として登場。
ジェットストライカー装備機は扱いやすい万能機体だが、コスト560機体(フリーダムなど)と組みにくいのが難点。
核ミサイル装備機は核ミサイルは強力だが、それ以外の武装が貧弱であり、核ミサイル自体も使用前後共に隙が大きくリロードも長い為使いづらい。あだ名は核ンダム。余りにも特化したコンセプトから核闘機と言われる事も。
ネオ機は耐久力こそは同コスト帯の中では低いが、ジェットストライカー装備機同様扱いやすく、コスト560機体と組みやすい機体となっている。
ジェットストライカーは地上専用なので宇宙
ステージには出撃できないのは地味に忘れられがち。
EXVS.2
ジェットストライカーを装備した一般機がCPU専用機体として登場する。表記は単なるウィンダム。
ライフル、サーベルに加え、ジェットストライカーのミサイル攻撃も行ってくる。
EXVS.2 XB
前作のジェットストライカー装備の他にマルチストライカー装備もCPU専用機体として登場。
やはり核ミサイルは脅威だが、連ザ2同様に使用前後に隙が出来る。
また、弾数設定がなされているのかすぐに連発してこないのが救いか。
【その他の活躍】
ストライクと同等の性能という設定のお陰か、外部作品ではそこそこ活躍している。
ガンダムビルドファイターズトライ
第7話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の3回戦第2試合でジェットウィンダムが登場。使用者は区立常冬中学校のチーム「フェイス」のメンバーであるタニオカ・コウジ。
イズナ・シモンの弟のマモルが素組みで作ったガンプラのため性能は低く、開幕のデナン・ゲーのビーム・ライフルで撃墜された。
後日の準々決勝第1試合ではチームが勝つチャンスを作るためにシモンの事情を知ってしまったため戦いを持ち込んでしまった隙を突いてウイニングガンダムを自機もろとも場外に押し出し、ビルドバーニングガンダムvsシモンの
デスティニーガンダムのタイマンに持ち込ませるという、マスダ・ゴロウの
ムラサメと共に地味ながら重要な活躍を見せた。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
アルスがGBNのデータから本機を元に作り出した「エルドラウィンダム」が登場。
胴体や頭部は結構変わっているが、
ヒロトは一目で「ウィンダム!?」と見抜いていた。
後にプレバンで商品化された。武器はアックス型になっており、スパイクが追加されたシールドは肩に接続可能と、奇しくも原作の仮想敵である
ザクウォーリアを彷彿とさせる姿にする事も可能。
機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY
パック無し、ジェットストライカー装備、ネオ専用機、マルチストライカー装備型の4種類が別々の機体として登場。
パック無しは無難な性能だが、4機種で唯一アークエンジェルルートで使用可能。
ジェットストライカー装備型とネオ専用機は地上専用ながらミサイルの瞬間火力が高く、一気にフェイズシフトダウンにまで追い込める。
マルチストライカー装備型はやはり核ミサイルが強力だが、遠距離だと当たりづらい。
マルチストライカー型はC.E.73ザフトルートの序盤に敵として現れるが、攻撃力と機動力が専用に強化されており、他の敵に気を取られているとあっという間に防衛ラインを突破されて敗北、序盤に支給される機体では到底耐えられない威力の核ミサイルを撃ち込まれる、それが合計9機現れるなどの強敵として立ちはだかる。
ちなみに本機やボンバータイプのメビウスの登場時に聞こえる「青き清浄なる世界の為に」の台詞は、本作のオリジナルパイロットを担当している声優の方々によるもの。
中には
やたらアニメ声なのも混ざっているが、実は
この方が担当していたりする。
スーパーロボット大戦シリーズ
DESTINYが原作再現ありで参戦している場合はやはり敵として多数現れるが基本はやられ役。
『K』や『L』では「擬態獣」や「フェストゥム」といった別作品の生命体に乗っ取られて現れる場合もある他、『Z』ではオリジナルキャラであるツィーネ・エスピオがイベントで乗ってくる事もあった。
『Z』ではジェットストライカー装備のみ登場で宇宙でも装備したまま出て来る。やられ役とはいえミサイル斉射が地味に強力で案外侮れない。
ネオ専用機は流石に強敵となるが、『Z スペシャルディスク』のファントムペインやティターンズの視点から描いたシナリオでは自軍の主要機体として参入し、性能も悪くないので主戦力となる。
SDガンダムGジェネレーション
初登場は『ポータブル』。
機体性能は量産機らしく物足りないが武装は揃っているので改造していけば好みによる起用も苦にならない。
しばらくは量産機の中では使いやすい、というレベルで目立たなかった存在だが、『クロスレイズ』では地位が向上し、現状最も扱いがいいと思われる作品となった。
一部書籍の設定で見られたVPS装甲を標準搭載したため実弾系の攻撃に強くなっている。
JS装備に至ってはマルチストライカーパックと統合化したのか、なんと核ミサイルまで引っ提げている。
ミサイル一斉射もあるためビームに耐性のある鉄血系機体相手にも優位に戦う事ができ、水中以外なら基本的にどこでも投入出来るので本ゲームにおける最強量産機候補に
ジンクスIVと共に名前が挙がる事もあるが、コスパを考えるならこちらに軍配が上がる。
ネオ専用機は核ミサイルに代わりスティレットが追加され、基礎性能の向上、空適正の強化、パイロットのネオの能力から安定したユニットとなる。
ちなみに本作ではSEED時代のムウを乗せてもネオ専用機にはならない。
【余談】
本機の名前の由来は英語で「勝つ」を意味する「WIN」と「状態」を意味する「DOM」を組み合わせた「勝っている状態」と言う意味の造語から。
この名前のせいで商標的に商品化が難しいという噂も…。
ちなみに英語でこれに最も近い意味を持つ単語はビクトリアス(victorious)となる。
本気でストライクを量産化しようとしただけあってなのかツインアイを光らせたり細身で中々ヒロイックなデザインをしているものの、リアル頭身での立体化は長らくの間Mobile suit In Actionのみで放映当時、何故か連合系量産MSは105ダガーとその派生機以外キット化されずに商品展開も00に移行。
プラモはもはや絶望的かと思われていたが、
バーザムショックも影響したのか2019年末、
インフィニットジャスティスガンダムと同時にジェットウィンダム状態でHGで販売されることが発表された。売れ行きも良好だったようで在庫も
原作の如く全滅が相次いだという。
これに影響されたのか、後年更にダガーLやデストロイガンダムまで一般販売のHG化が発表され、全国のブルーコスモスの皆さんを歓喜させた。
さらにプレバン限定とはいえドッペルホルン装備とマルチストライカー、ネオ専用機の販売、後にストライクダガーも発売されることになったため、「最近のバンダイはブルーコスモス派が牛耳っているのでは」「バンダイ社員の9割はナチュラルだからな…」とか「木星とサナリィとティターンズとブルーコスモスに乗っ取られている」などと好き勝手言われることに。
ちなみにネオ専用機は予約開始からわずか3時間足らずで一次受注分が完売、カラバリ商品としては異例の事態となった。
最終更新:2024年04月07日 09:27