アキュラ:
G7を名乗る連中はこれで全て倒した…か
アキュラ:
ヤツらバケモノは、一匹残らずオレが駆逐する…!
聖者
虐げられし者たちに射した導光
救世の巫女――その名はパンテーラ
平和のため、祈りを捧げる少女ひとり
―[STRIKE]―
アキュラ:
要塞内の雰囲気が変わった…
これは鏡…? パンテーラの第七波動が要塞にも影響を与えているのか?
アキュラ:
ノワ、どう思う?
ノワ:
申しわ……アキュ…… …うやら……不安て……
(ボイスは「申し訳ございません、アキュラさま。どうやら、通信が不安定なようで…」?)
アキュラ:
どうやら通信が妨害されているようだな…
ロロ:
ここからは、ぼくたちだけで進むしかないってことか…
テンジアン:
延頸挙踵。待っていたよ…キミを
アキュラ:
貴様…テンジアン?お前は既に…
テンジアン:
倒したハズ――か? そうだ、僕はパンテーラの夢幻鏡で複製された転写体…
魚目燕石。記憶こそ受け継いでいるが、テンジアン本人じゃ、ない
アキュラ:
仮初めの命か…どこまでも神の定めし摂理に背く背徳者め
テンジアン:
妹を救うためならば、自らが厭う第七波動まで複製し、使うキミと同じさ
一意専心…虚のような存在に身をやつそうとも妹だけは守り通す――
アキュラ:
妹…?
テンジアン:
そうだ。これ以上、妹の――パンテーラのジャマはさせない!
―[STRIKE]―
アキュラ:
パンテーラが、お前の妹だと?
テンジアン:
血こそ繋がっていないが、僕たちは同じ故郷で同じ時を過ごした兄妹
義兄妹の誓いを交わした、ただ一人の家族だ
故に守る、仮初めでもかまわない この命を賭して!
アキュラ:
血の繋がらない妹…義妹か
偽りの命に相応しい、偽りの繋がりというわけだ
オレとミチルの繋がりを、そんな紛い物と同じだと…?
巫山戯るなよ? バケモノが…!
テンジアン:
その傲岸不遜な態度…やはり無能力者は変わらない…
三千世界に百害無益!この手で葬り去る!
アキュラ:
神のもとへ…いや、偽りの魂に還る場所などない…
無へと帰せ! 背理の虚像!
テンジアン…ヤツが復活しているということは…
(三枚の鏡があるエリア)
アキュラ:
やはりあったか…
ロロ:
これ、他の能力者が待っているんだろうね…
ガウリ:
YAHMAN! REVIVEしたぜ。そしてSURVIVE.
この基地はオレのHOME TOWN.今からお前をKNOCK DOWN.
―[STRIKE]―
ガウリ:
刻んでいきなオレのリリック! プリズム煌くこのGIMMICK!
アキュラ:
この鬱陶しいバケモノめ…!
ガウリ:
YAH HA! オレがMONSTER?
NO.NO.オレはDANCESTAR!
アキュラ:
踏むな…韻を! 黙れ!
ガウリ:
オレのお口をZIP UP? けれどもバトルはHEAT UP!
相変わらず…めまいのしそうな戯けた口調…
アキュラ:
訊くに耐えん…早々に片付ける!
アスロック:
まさかまた貴様に会うことになろうとは…
手短にすませよう…調理再開だ
―[STRIKE]―
アキュラ:
一度死んでも、貴様の減らず口は治らんようだな
アスロック:
ほざけ…今度こそ、その玉っころと共に、ガレトクローネで割り砕いてくれる
卵を割るように…容易くな…!
ロロ:
た、玉っころって! ぼくは由緒正しいバトルポットだぞ
なんなら、そっちのロボットだって大玉じゃあないか!
アスロック:
主人に似て、小うるさい球体だ…製作者の品が知れるな
ロロ:
むかっ!
アキュラ:
言わせておけ…亡者のたわ言など、気にはならん
お前の優秀さは、オレが一番よく知っている
ロロ:
アキュラくん…!
ニケー:
同志パンテーラによってワタシはまた現世へと舞い戻りまシた…
これもまた星の導き…今再び、戦いを以って、あなたの命運を占いまシょう…
―[STRIKE]―
アキュラ:
戦いの最中に占われるシュミはない!
ニケー:
あなたがここに来ることも、星は告げていまシた…シかシ…
ここから先は…混沌…カオスが満チています…
それハ、星の光すら飲み込む…大いなる光と闇のうねり…
パンテーラは平気、いいまシたが…ワタシは不安、覚えます…
だからワタシ、占います。この戦いで、未来を
アキュラ:
くだらん。貴様に光も闇もあるものか
貴様に待つのは、オレが与える「無」だけだ…
(三人全員を撃破)
パンテーラ:
ようこそ、アキュラ。ベラデンの最奥へ…
アキュラ:
この声、パンテーラ…! くそッ! どこにいる?
(パンテーラ登場)
アキュラ:
見つけたぞパンテーラ。ミチルを返せ…!
パンテーラ:
…出来ません。彼女は、電子の謡精の力を手に入れるためのカギ…
アキュラ:
カギだと?電子の謡精が、ミチルとなんの関係がある?
パンテーラ:
あなたは見ませんでしたか?ミラーピースが、あなたの妹と反応するところを
アキュラ:
それは…!
パンテーラ:
あなたには伝えましょう。わたしが皇神での諜報活動で手に入れた情報を
彼女――ミチルは、生まれた際、とても強力な第七波動を持っていました
アキュラ:
なに…?
(ミチル)
パンテーラ:
その第七波動は、強大すぎる力で、生まれたばかりの彼女の体を蝕んでいきました…
…だから、あなた達の父、神園博士は娘を守るため、
彼女が持つ強大な第七波動“電子の謡精”の因子を手術で取り除いたのです
摘出の代償として、彼女は“声”を失ってしまったようですがね
アキュラ:
電子の謡精が…元々は…ミチルの第七波動だと…?
パンテーラ:
はい…そしてどこで聞きつけたのか、電子の謡精の力に目をつけた皇神上層部は、
(モルフォ)
パンテーラ:
摘出した因子を、極秘裏にシアンという少女に移植し、その力を利用しようとしました
後は、あなたも知る通り。 …シアンは肉体を失い、
ガンヴォルトと一つとなった
アキュラ:
バカなことをッ! ミチルが…能力者だと…!?そんなデマカセが…
パンテーラ:
現にわたしが、皇神への潜入時に幾度となく試み、失敗した電子の謡精の“分離”も
謡精の真の所持者である彼女――ミチルを傍らに置くだけで、容易く実現出来たのです
(画面が元に戻る)
パンテーラ:
ゆえに、彼女はカギ。エデンが強大な力を得るための尊き犠牲…
アキュラ:
犠牲!? 巫山戯るなッ!!!
パンテーラ:
説明は以上です。預けていたミラーピース…あなたを倒し、ここで全て取り戻しましょう
(パンテーラ変身)
パンテーラ♂:
今ひとたびッ!この姿でリベンジだッ!少年!!
―[STRIKE]―
パンテーラ♂:
どうだねッ!このあふれんばかりの愛…!
パンテーラ♀:
あの時はお見せできなかったワタシの愛、とくと感じなさい
姿を変えた途端にこのテンション…自己暗示の類か何かか?いや――
アキュラ:
バケモノに、語れる愛などありはしない
貴様ら能力者は、生きているだけで害悪だが、妹に手を出した貴様の罪過…!
たとえ幾億千生まれ変わろうと濯がれることはない!
パンテーラ♂:
兄妹愛…その愛、実に美しいッ!
パンテーラ♀:
でも、アナタの愛する妹は、あなたが憎む能力者――あなたの言う害悪そのもの
パンテーラ♂:
能力者を守るため、能力者を手にかける――
パンテーラ♀:
アナタの愛は矛盾に満ちていると思わない?
アキュラ:
貴様の言葉を、オレが信じるとでも? それにたとえ…
たとえそれが真実だとしても、貴様という邪鬼を討滅し、ミチルを救い出す――
オレの行動に揺るぎはない…
パンテーラ♂:
感じるよ、その憎悪。憎しみと愛は表裏一体…
パンテーラ♀:
鏡を挟んだ此岸と彼岸…つまりは愛だわ!
アキュラ:
断じて…違う!
(パンテーラ撃破)
アキュラ:
これは…ヤツもまたコピーだったか…
(シャッターが開く)
あの開いた奥の扉…誘っているのか?
ロロ(玉):
感じるよ…あの奥からミチルちゃんの気配
やっぱり、ミラーピースがミチルちゃんと反応してるのって…
アキュラ:
ヤツの戯言に耳を貸すな…今はヤツを倒し、ミチルを救い出すだけだ
ロロ(玉):
そう…だよね…
ミチル…オレは…
(ここから操作可能に)
ロロ:
アキュラくん、ミチルちゃん、無事だよね…?
アキュラ:
……
(ベラデンの最奥に到達)
※歌が流れている状態=ロロがPドール形態でも、このイベント時はロロが強制的に玉っころになる。
アキュラ:
ミチルッ!!
なんだ…? ミチルが浮かんでいる…だと…?
パンテーラ:
わたしの転写体を破り、ここまで来ましたか。想定外のことですが…
どの道これで、全てのミラーピースがこの場に揃いました
今、証明しましょう。貴方の妹の力を…
ロロ(玉):
ううっ…これは…!?
アキュラ:
ロロッ!
ロロ(玉):
うわぁっ!
(ロロから八枚のミラーピースが飛び出し、ミチルの周囲に集まる)
パンテーラ:
さあ、謡精の力を宿せしミラーピースよ、我がもとへ
(宙に浮いていたミチルが落ち、ミラーピースがパンテーラの元へ)
アキュラ:
ミチルッ!?
パンテーラ:
愛する同志G7達と、他ならぬ貴方による運用を重ね、普遍化が完了したミラーピース…
そして、貴方の妹“ミチル”… 二つがあれば、電子の謡精を我が身に馴染ませる事が出来る
(パンテーラ変身)
パンテーラ(謡精):
ミラーピースを介した電子の謡精との完全融合…今、成功しました
次に成すのは…理想郷。無能力者なき、わたし達のエデン――その成就を
―[STRIKE]―
アキュラ:
ミチルは…くそッ! これでは判らん!ロロ、大丈夫か?
ロロ(玉):
う、うん…ミラーピースは取られたけどデータのバックアップは万全だよ
EXウェポンも使えるし、システムに影響はないみたい
人型形態には、なれそうにもないけど…
パンテーラ(謡精):
感じます…取り込んだミラーピースと共に同志たちの力が、この身に息づいている
これが、わたしの新たなる力、“夢想境”の第七波動――
夢幻鏡の虚像ではない…夢想境が生み出すのは真なる実像。すべてを創造する力
アキュラ:
創造だと? 貴様は…神にでもなったつもりか!
パンテーラ(謡精):
同志たちが望むのであれば、そう名乗ることも考えましょう
わたしは、同志――能力者たちを、理想郷へと導く巫女にして先導者
アキュラ:
危険な思想家め…!今ここで断罪する!
パンテーラ(謡精):
来なさい、アキュラ。能力者が勝つか、無能力者が勝つか――
これは、互いの繁栄をかけた生存競争なのだから
アキュラ:
生き残るのは、オレたち人間だ… 思い上がるな、バケモノがッ!
その誤想…オレが討滅する!
(パンテーラ撃破)
パンテーラ:
そんな…何が起きたというの? わたし達の理想…楽園が…
電子の謡精の力は…完全にわたしに…適合していた…はず…
(リザルト画面へ)
※以下は、真EDへの到達条件を満たしていない場合のみ。条件を達成している場合は
祈歌-プレイヤー-に移行
(ミチルの亡骸)
アキュラ:
ミチルッ!!
そんな…バカ…な…?
オレはミチルを抱き上げたが…
既に彼女の脈はなく、身体は冷たくなっていた
もともと身体の弱いミチルだ…いつこうなっていたのか、それすら…
…………
アキュラ:
……ッ!!!
アキュラ(怒):
くそッ…くそッ!!!!なぜだ…なぜお前がッ!!!
ロロ(玉):
アキュラくん…
アキュラ(怒):
能力者とはなんだッ!!第七波動とはなんなんだッ!!
神よッ! 答えてくれ!!
なぜ…なぜ、そんなものが…この世界になければならないんだ…
?(ガンヴォルト):
アキュラ!
(ガンヴォルトが到着)
ガンヴォルト:
その子は…
アキュラ(怒):
……クッ!
ガンヴォルト…!
貴様が…電子の謡精を…!解き放たなければ…!
ミチルは死ぬことはなかったッ!!
ガンヴォルト:
アキュラ…いったい何が…?
(銃を向け合うアキュラとガンヴォルト)
アキュラ(怒):
神へ祈る間も無く、ここで死ね! ガンヴォルト!!!
ガンヴォルト(焦):
くッ!
(スタッフロールへ)
最終更新:2017年07月11日 11:48