セイヴァー
製造国 |
エスペラント王国 |
設計・製造 |
王宮科学院装備開発室(ラベレーオ区工房) |
仕様 |
口径 |
7.62mm |
銃身長 |
約490mm |
使用弾薬 |
7.62mm弾 |
装弾数 |
6発 |
全長 |
950mm±40mm |
重量 |
4kg前後? |
銃口初速 |
750m/秒 |
有効射程 |
300m以上 |
概要
ダクシルド率いる
アニュンリール皇国魔帝復活管理庁復活支援化支援係の策謀により亡国の危機に陥っていたエスペラント王国を救うべく、岡 真司の技術的助言を得ることで開発された7.62mm口径のリボルビングライフルである。
解説に入る前に、そもそもリボルビングライフルとはなんぞや?と言う人も多いだろう。
時は19世紀中盤、まだ小銃には実用性のある連射式はなく、連射は大きな課題だった。
そしてある時、誰かが思いついた。「拳銃に使われているリボルバーの回転機構を小銃にも採用すればいいんじゃないか?」と。
早速作ってみた所、見事に連射できるようになり、コルト社などの大手も参入する。
が、問題発生。
シリンダーギャップから出る発射ガスで手を火傷するという致命的な欠点があり、常に支える手には皮手袋をしなければならなかった。
また当時の技術では整備性も悪く、最悪片手が吹き飛ぶほどの暴発も起きたらしい。
それでも暫くは貴重な連射式小銃として使われており、例えばコルト社は米軍に自社製のM1855を自費で装備させた連隊を作ったほど。
しかし、安全で使い安く精度の高いボルトアクション式が登場するとあっという間に衰退する。その後ベルギーがガス漏れを解決したPieperM1893を開発したが、一部の警察組織で使われただけで軍用としては一切広まらなかった。
そして時は進み20世紀末にアメリカのナイツ・アーマメント社が消音機構を組み込んだ30口径リボルビングライフルを開発したが、特殊すぎる機構と専用の弾薬を使う必要があったためか公式採用はされなかった。しかし性能自体は高く消音性能も中々の物だったらしい。
ここまでが地球のリボルビングライフルの説明。
ここからが、記事のタイトルである救国者について。
岡の助言を受けた王国科学院と
鍛冶職人が総力を上げて開発したエスペラント王国初の自動小銃。
外形は
89式小銃に似せてグリップとストックが分かれており、艶消しの黒色で塗装されている。サイズは多種族故の体格差を考慮して、大中小の3サイズが用意されている。
弾丸は7.62mmの鉛製。薬莢はセンターファイヤのリムルドで、雷管に雷酸水銀、装薬にシングルベース火薬を使用している。
弾速は750m/sと大戦期の小銃並みで、300m先でも非常に高い威力を発揮する。
本銃最大の特徴は、
セイの発明した
20世紀クラスの加工精度で製造された独自の回転機構によって、欠点であるガスの噴出を抑えている事で、皮手袋無しで運用可能になっている。
また、耐久性や信憑性も高く、リボルビングライフルの欠点を殆ど無くしている。
ただし、微量ながら水銀による有毒ガスが射撃時に放出されるため、マスクが必要な欠点はある。
この銃が完成したことで
日本国と
200~300年離れていたエスペラント王国の銃製造技術は一気に
120年ほどにまで縮まることに成功した。これらの功績や上位列強や
グラ・バルカス帝国の小銃と比べても性能面で見劣りしない点を踏まえると本銃は新世界において
歴史に名を残す傑作と言っても過言ではない。
ちなみに救国者という名前は、名付けを頼まれた岡が、誰もが王国を救う戦士になれるという意味で付けた。
作中の活躍
開発着手から10日で試作銃が完成し、それから最終決戦までの15日程で約700丁と弾丸約6万発が生産され、適正検査に受かった者を中心に配備された。
実戦では
ゴブリンや
オークキングなどの上級魔獣を相手に多大な戦果を挙げ、名前通りの使命を全うする。
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〔最終更新日:2024年06月26日〕
最終更新:2024年06月26日 19:08