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エルペシオ3

えるぺしおすりー

神聖ミリシアル帝国が開発(再現)した制空戦闘機型天の浮舟。「エルペシオ」シリーズの最新型。制式名称はエルぺシオ3型制空戦闘機。
Web版での名前は「アルファ」。
乗員 1名
動力 魔光呪発式空気圧縮放射エンジン 単発
最高速度 510~550km以上?
巡航速度 時速400㎞超
武装 不明(魔光砲?4門)
例によってラヴァーナル帝国の機体が基になっている。が、様々な要因から多分にミ帝による手が入っており、オリジナルからはだいぶ変わってしまった

元の機体は後退翼だったと思われるが、 現在のミ帝の技術力ではエンジンの推力が足りないためにその性能が生かせず、仕方なく「ゲルニカ」や「マリン」を参考にしテーパー翼を採用した。また、機内圧力調整用の風神の涙の出力の一部を揚力発生に割り振っている。
最高速度の詳細は不明だが、爆撃戦闘型のジグラント2の最高速度が時速510kmであること、アンタレス型戦闘機に対して、速度では劣勢でないことから、550km前後の速度は出ると思われる。
またリニアモーターカーの最高速度より遅いことも明らかになっているのだが、有人走行で600km
を出したと、理論値では700kmでも走行可能と説明されてからの記述のため、どちらより遅いのかは不明。もし700kmの方なら、最高速度は600km超になるので、同水準のレシプロ機に対しても一定のアドバンテージは確保できるのだが?...


書籍版で判明した姿なのだが、機体をぐるりと半周するエアインテークと、Ye-8のようなフィンが特徴的。パッと見はまぁまぁかっこいいが、どことなく違和感が漂う見た目をしている。そしてよくよく見ると、境界層隔壁(ダイバータ)が見当たらなかったりコンダイノズルとテールコーンが同棲していたりとかなり非合理的な設計。
…なんというか、ミ帝らしさがたっぷり詰まっている。このデザインを考え出した高野氏はすごいと思う。

武装は明らかになっていないが、挿絵だと片翼2門づつ魔光砲らしき物が搭載されているのが確認できる。

元はどんな機体だったのかについては、P-59(機首や翼が類似)からF-16(インテークが類似)まで様々な憶測があるが、第三世代ジェット戦闘機相当だとする声が強い。が、前述したように文字通り”魔”改造を受けているらしいので、原型を予想するのは難しいのではという意見もある。
何にしろ、元の機体が魔帝基準で新型か旧式かが不明なため、ここから魔帝の技術力を予想することはできない。

配備状況に関しては、他の戦闘機型の天の浮船に漏れず海軍航空隊の機体しか登場していない。また海軍内でも第1艦隊から第3艦隊の空母機動隊には行きわたっている反面、陸地の航空隊には余り行きわたっていないようで、重要拠点のカルトアルパスにも少数の配備で留まっていた。

本編での活躍


フォーク海峡海戦でカルトアルパス海軍飛行隊第七制空団所属の42機がグラ・バルカス帝国海軍の空母機動部隊の迎撃に向かうが、アンタレス型艦上戦闘機30機の奇襲を受けて全滅。その後も新型の機体を離陸させる指示が出されているが、先の42機も中央や東部から抽出して何とか揃えた数なので、以降の同海戦中にはエルぺシオ3は参戦していない可能性が高い。

バルチスタ沖大海戦でも攻撃隊の護衛として出撃していたが、こちらも全機撃墜された。その後はグラ・バルカス帝国海軍の攻撃隊の迎撃として戦闘しているのが確認できる。

このように一見単なるヤラレ役にしか見えないのだが、意外にも直接戦闘したグラ・バルカス帝国海軍のパイロットからの評価は高く、ケイン神王国の機体に匹敵する強力な機体と評価されている。*1*2実際にフォーク海峡戦でも善戦した機体がいたらしく、バルチスタ沖大海戦でも、当初は一方的に撃墜されていたが、その後にグラ・バルカス帝国海軍の攻撃隊を高空から駆逐しつつあるという記述があることから、全くの無力というわけではない。*3

また作中の描写から考察すると性能差で一方的にやられているというよりは、奇襲されてジェット機の苦手とする格闘戦に誘い込まれて負けるといった、パイロットの練度や運用に問題があるように見える。*4*5またフォーク海峡戦でアンタレスのパイロットが「ドッグファイトになったら容易く撃墜できる」と言ってるため、グラ・バルカス帝国側はこの特性を強く意識して戦っているのが分かる。このことから善戦した機体は、格闘戦ではなく一撃離脱等に特化して戦ったと思われる。
そして仮に前述の考察のように最高速度が600km超の場合は、アンタレスに対して、最低でも50km以上の速度のアドバンテージがあるため、運用次第では十分航空優性を取れると思われる。

物語最新話時点での配備状況等は不明だが、偵察型がデータリンク機能を搭載するようになったのと神聖ミリシアル帝国が日本の技術を積極的に学んでることから、大幅に強化された改修型や新型が配備されている可能性は高いと思われる。
関連項目
兵器神聖ミリシアル帝国天の浮舟

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過去のコメント
  • マルチロールのジグラントが510キロだったわけだし、最高速度は少なくともこれよりは速いと思う。 - 名無しさん (2018-05-12 21:07:49)
  • 仮にほぼ完全に再現できても魔帝の新鋭機に落とされるとかありそうやな - 名無しさん (2018-05-13 11:11:14)
  • 原型が単発かどうかも怪しいな。元は双発だったが推力を同一にできなかったので単発にしたとかもあり得る - 名無しさん (2018-05-16 16:50:24)
  • 同じエンジンでも軽量化で30km/h速くなるかも、第二次大戦レベルなら世代が一つ進むぐらいの強化になる - 名無しさん (2018-06-14 21:25:05)
  • なお二次創作にて、この機体を独自分析・説明する小説?が出た模様。 - ドリフ提督 (2018-07-13 16:12:41)
  • この機体はP-80 シューティングスターと結構似ているですね・・・ - 名無しさん (2018-08-29 15:35:01)
  • 魔光機銃が胴体じゃなくて主翼にあるのか? - 名無しさん (2018-10-12 18:44:15)
  • 思ったんだけど、エルペシオと旧海軍の橘花って、開発経緯似てね?(エンジンがオリジナルの劣化コピー&エンジン出力の関係で後退翼からテーパー翼に変更 - ドリフ提督 (2019-02-16 19:24:52)
    • 橘花はまだ劣化とはいえジェットの体をなしていただけまだマシだし橘花は軽量(エンジンくそだから)だから案外悪くないと思う確かに経緯は似てるかな橘花はコピー元の現物がないけど - 名無しさん (2019-02-27 02:46:10)
    • ネ20自体は戦前のガスタービン開発から発達した物、BMW001は参考にしただけ、劣化コピーの一般論は間違い、これでも予定のエンジンより一ランク上の出力の物に変更している - 名無しさん (2019-04-23 21:49:27)
  • ジェットなのに翼内機銃・・・スーパーマリーンアタッカ―かいな・・・ - 名無しさん (2019-02-17 01:44:58)
    • 機首集中配置が合理的なのは双発重戦時代から鉄板なのにな - 名無しさん (2019-05-26 06:33:13)
  • 5巻139ページで400キロ以上なのは確定で、550キロのアンタレスにおいつけないのであれば、ジグラント3(巡行420キロ、最高510キロ。5巻巻末用語集より)の護衛らしいことを考えると巡行450キロ、最高530キロくらいなのかなぁ? - 名無しさん (2019-09-09 18:41:28)
    • アンタレスに加速性能と機動性で劣るような描写があるから、時速550km以上はあるかもしれない。 - 名無しさん (2020-07-31 17:09:09)
  • pixivにて、『紅茶をがぶ飲みしながら設計したような』と称されているが……色々勉強してようやくこの不合理さとえげつなさに気づいた……ついでに、二次創作では『コスモ○ロでしか見たことない‼』と日本の技術者に怒鳴られる始末……でも面白いからよし(よくない) - 笠三和大 (2020-07-18 15:04:00)
  • どうしてこんなに遅いんだろう?初期の直線よくジェット機でも時速800km/hは出てたのに。 - 名無しさん (2020-07-31 17:06:40)
    • まあ初期型のミーティアF.IやP-59も410mph台となかなか悲惨というか、グリスピやP-51、P-47より遅かったりするからね。後カプロニ・カンピニ N.1とかいう想像を絶するのもあるけどアレをジェットと言ってはいけない気がするんだ - 名無しさん (2020-08-09 19:17:51)
    • エンジンの推力がそれだけ低いということでしょ,家庭用小型ジェット機のBD-5Jは推力1.10 kN のエンジンを積んで最高速度500km前後 - 名無しさん (2020-08-12 01:13:22)
  • 失礼。直線翼 - 名無しさん (2020-07-31 17:07:06)
  • 本編での活躍の項目にある、"グラ・バルカス帝国海軍のパイロットからの評価は高く、ケイン神王国の機体に匹敵する強力な機体"ケイン神王国の機体に匹敵する強力な機体というのは - 名無しさん (2025-11-03 12:16:21)
    • 訂正。本編での活躍の項目にある"グラ・バルカス帝国海軍のパイロットからの評価は高く、ケイン神王国の機体に匹敵する強力な機体"、"実際にフォーク海峡戦でも善戦した機体がいたらしく"という記載はどこのソースからの情報でしょうか。本編にそういった描写は無かったような。 - 名無しさん (2025-11-03 12:20:39)
    • 6巻の空洞山脈の戦いのスぺンズの回想内でそういう記述がある。バルチスタ海戦にもいて戦闘機と書いてあるから消去法でエルぺシオ3しかない。 - 名無しさん (2025-11-03 12:24:13)
      • ありがとうございます。回答来るのが早すぎてびっくりしました。 - 名無しさん (2025-11-03 12:26:46)
        • 本当にしれっと書かれているだけだから調べにくいし記事内に注釈つけとく。 - 名無しさん (2025-11-03 12:32:25)
          • ソースが分かりにくい書き方してごめんね。 - 名無しさん (2025-11-03 12:36:32)
  • A-4の初期型とかダイバータねーしP-80もダイバーダー無いんだけど、この記事って両機体の事disってんの?つかダイバーダーが無かったら不都合があるのか? - 名無しさん (2026-02-05 20:56:27)
    • ソイツらはインテーク内にスプリッターが存在してて境界層を吸い出してるからなんの対策も無いとされてるエルペシオとは根本的に違うんだ...すまない - 名無しさん (2026-02-07 10:42:52)
  • あと境界層の研究論文自体は1904年から提出されてるから最悪ムーも知ってるんだごめんなぁっ!! - 名無しさん (2026-02-12 13:25:00)

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〔最終更新日:2026年02月26日〕
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最終更新:2026年02月26日 00:21

*1 書籍版6巻220P。エルぺシオ3とは書かれていないが、戦闘機でかつフォーク海峡海戦とバルチスタ沖大海戦に参戦している機体だと性能的にもエルぺシオ3以外の機体である可能性は低い。

*2 逆に実際に戦ってないパイロットや指揮官は大したことないと侮っている。

*3 バルチスタ沖大海戦で当初一方的に撃墜されてた理由としては、本編でも書かれているように、レーダーの探知距離の差で迎撃が思うようにいかず先手を取られ続けたのがある。逆に艦隊直上での防空戦では、探知距離による不利が少ないため善戦できたと考えられる。

*4 脅威と呼べる仮想敵が性能で一回り劣るマリンと強力だが高空での戦闘が不向きな風竜しかいない上に、近代国家との戦闘を経験した事がないため圧倒的にノウハウが不足していると思われる。

*5 地球でも速度でレシプロ機の追随を許さなかったMe262が、戦争末期はパイロットの練度が低下したことで、格闘戦に持ち込まれて敗れるといったことが起きている。またレシプロ機同士でも快速だが格闘戦が不得意なP-38が150km近い速度差のある一式戦闘機相手に格闘戦を仕掛けられて劣勢に陥っている。