あんたれすがたかんじょうせんとうき
乗員 |
1名 |
動力 |
空冷二重星形14気筒レシプロエンジン 1,100馬力 |
単発 |
最高速度 |
550km/h |
航続距離 |
3,300km前後? |
武装 |
7.7mm機銃 |
各2基 |
20mm機関砲 |
単葉低翼のレシプロ戦闘機で、旧日本軍の
零式艦上戦闘機五二型系統に酷似した外見をしている。
機動性、航続距離等の性能は
二一型と同等だが、エンジン出力と翼面積は二一型より上。
ただし防弾性能は零戦より一枚上手で、パイロットと燃料タンク用の防弾装備を有している。
なお「エンジン製造技術は旧
日本以上で、航続距離が長いのは前世界の影響」とのこと(
情報ソース)。
機体の塗装については、4巻カラー挿絵では緑色だったが、5巻表紙では灰白色になっている。なぜ違いがあるのかは今のところ不明。
また、スピナー(プロペラの中心部)に渦巻き状の模様が描かれているのも見て取れる。史実のドイツ軍が敵味方識別のために同じ手法をとっていた。
艦上戦闘機だが陸軍基地である
バルクルスや
ラルス・フィルマイナにも大量に配備される等、陸海問わない文字通りグラ・バルカス帝国の主力戦闘機であり、パイロットのみならず指揮官クラスもその性能に信頼を寄せている。
特殊攻撃機アクルックスは本機を潜水艦搭載用に改修した機体であり、その応用性は非常に高い。
それはいいのだが、バルクルス基地を巡る攻防戦の時点で登場から4年が過ぎているにも関わらず、未だ後継機の影すら見えない。
地球におけるレシプロ戦闘機の時代は航空技術が文字通り日進月歩の発展を見せ、かの堀越二郎氏も「どんな高性能機でも性能的な優位を保てるのは登場から3年が限度」と述べている。
しかし、戦備は相手に合わせて整備するものであり、転移後はほとんど被害なしで連戦連勝であるため、現有機でも性能上の問題なしと判断し、あえて新型機への更新を行っていない可能性もある。
とは言え、
カルトアルパスで対峙した
風竜に対しては性能的に優位とは言い難く、新型機の開発・配備が進められていない場合は、技術の発展に対する考え方が少々甘いと言わざるを得ない。
作中での活躍
アルー侵攻作戦時に避難民を襲撃していたリークス小隊4機が、救援に駆け付けた
F-2によって全機撃墜されている。
続く
キールセキ侵攻作戦では、本機を含むキールセキ第1次攻撃隊が航空
自衛隊の
F-15J改によって全機撃墜され、バルクルス基地で待機していた機体は、F-2の爆撃で滑走路から飛び立つこともかなわず全滅している(
第一次・
第二次バルクルス基地攻撃)。
以降は完全にやられ役状態になり、海戦のたびに全力出撃する本機が飛び立っては対空ミサイルで撃ち落とされる描写が続くことになる。
名前の由来はさそり座α星、さそり座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ、アンタレス(Antares)からだと思われる。
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〔最終更新日:2021年10月28日〕
最終更新:2021年10月28日 08:57