ぶしゅぱか・らたん
南方世界の
アニュンリール皇国が外交窓口として唯一海外へ解放している島で、四国と同じくらいの面積を持つ。鎖国体制を取る同国の玄関口。人口は150万人。
軍も配備されているが、偽装が目的であるため、
ワイバーンや帆船艦隊が配備される程度に留まっている。
アニュンリール皇国本土は
神聖ミリシアル帝国に匹敵する繁栄を遂げているが、この島だけは数世紀後退した見た目に仕立て上げており、あたかも
文明圏外国であるように装っている。
他国の目を欺くための重要な施設で、現状ではうまく機能しており、諸外国は真の姿には全く気付いていない。
ただし
日本は例外で、
衛星写真で真の姿と国力を見破っており、実際に訪れた
日本国外務省の
近藤と
井上からもテーマパークの様な違和感を感じ取られている。とはいえ
有翼人の最終目的までは今のところ把握していない。
なおこの地は、実際に勤務している政府や軍の関係者からはかなり不人気である。
あえて低文明を装っているため、
- 本土で使用できる魔導筆記具は使用できない。
- 文明圏外国の様にわざと手続きを非効率な制度に合わせている。
- 他国との外交や貿易が集中するために仕事は多い。
という三重苦のためである。
現地の軍司令本部長
ゴルヴィス曰く「
テーマパーク」、本国の役人たちにも「
タイムスリップ勤務」と揶揄されるなど、国家戦略にとって重要な設備の割には、一種の
島流し的な印象を持たれている。
もっとも、竜騎士(を演じている軍人)が近いうち、花形の古代兵器軍の戦闘機パイロットの異動が示唆されていることから、決して左遷的なものではなく、あくまでキャリアコースの一部の模様。
島民は農民、漁民、配達業者、食堂の店員に至るまで非正規雇用の公務員として扱われているため、ア皇国民全体の公務員比率が上昇、人件費が国家予算を圧迫する事態になっている。
名前の由来は、ヒンドゥー教に登場する空飛ぶ宮殿(戦車)「ブシュパカ・ラタ」より。
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最終更新:2024年02月15日 23:17