カスト

パーパルディア皇国の第3外務局職員であり、元駐アルタラス大使。
性格は傲慢であり、皇国の力を背景にアルタラス王国国王ターラ14世に対して敬語を使わない、罵声を浴びせると言った態度を見せていた*1
また、上流階級に所属しているらしく、中年太りしているとする描写がある。

初登場は、日本と皇国が本格衝突する前の在アルタラス大使館。
そこでターラ14世を呼び出し、「シルウトラス鉱山の献上とルミエス王女の奴隷化」を要求する*2。国王が要求(実質命令)の真意を聞こうとするも、それに対して罵倒したり扱き下ろしたりと言った態度を見せ、ルミエスの奴隷化については「俺が味見をする為」と答える。
この件を切っ掛けにパーパルディア皇国はアルタラス王国へ侵攻を開始し、王国の抵抗も空しく占領され、皇国の州の一つとして併合された。

その後は帰国していたが、国外へ脱出していたルミエスが日本へ亡命し、その日本に皇国が戦争を仕掛けた事で事態は急変する。
ルミエスが日本から再独立の支援を得る事に成功した結果*3アルタラスに駐屯する皇国軍は自衛隊の攻撃で壊滅。アルタラス王国は再独立に成功。
その後も皇国の惨敗は続き、国力と軍事力の大半を失い実質的に降伏。没落して列強の座からも転落した。

戦後、アルタラス側から日本を通じての要求により、カイオスによって人身御供同然にアルタラスに差し出される*4
引き渡されたカストは、泣きながらルミエスに命乞いをするが一顧だにされず、罪状の決定と処罰の執行は彼女の意向によってアルタラス国民に委ねられ*5怒りに燃える彼らに数日間かけてなぶり殺しにされた
尚、こんな末路でもシュサク長官以下アルタラス統治機構職員の大半よりはマシな死に方だったらしい

なお、Web版ではブリガスと言う英国紳士の蔑称みたいな名前になっていて、ベルトランとともに書籍版で名前が変更された人物。
一方、コミカライズ版ではターラ14世との面談シーンそのものが省かれ、内容のみ(ただし、ルミエスに関してのやり取りは含まれていない)をターラ14世が回想するのみとなっており、パーパルディア皇国編が終盤に差し掛かった現在でも登場していない。たぶん彼を出すとパーパルディアにヘイトが向きすぎるのとルミエスに非情なイメージがつきかねないからだと思われる

関連項目
登場人物パーパルディア皇国アルタラス王国

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過去のコメント
  • 最後に王女から豚を見る様な目で見られて良かったじゃん -- er (2017-12-17 10:23:23)
  • ↑あのシーンか。アニメ化されてニコ動とかで流されたら喜びのコメが沢山書き込まれそうだ -- 名無し (2017-12-17 10:28:52)
  • 主に「ありがとうございます!」とか。 -- 名無し (2017-12-17 10:29:16)
  • カスト「エロ同人誌で逆襲だ!」 皇帝「ルミエスは余のもの。手出しは許さぬ」 カスト「…」 -- 名無しさん (2017-12-17 13:17:09)
  • 第3外務局職員ということは、元はカイオスの部下だったんです。つまり、本当の意味で人身御供だったんですよね。 -- 名無しさん (2017-12-17 17:22:12)
    • ということは、反乱が起きた時点で本国に逃げ帰ったものの、後から要求されて元属領に差し出され、処刑された者が何百人といそうだ。 -- 名無しさん (2017-12-28 01:14:58)
    • 元々カイオスは属国や周辺各国への過剰な搾取や圧力とそれに便乗した腐敗は嫌ってたっぽいので、カイオスからしても元部下とはいえカストにある程度の怨嗟はありそう。(貴様らの行動が皇国没落の一因を作ったんだぞ?的な) - 名無しさん (2021-02-03 06:59:24)
      • 一因どころか主因だろう。敗戦がなく - 名無しさん (2021-02-03 08:58:42)
        • 失敗。敗戦がなくてもこいつらをなんとかしない限り、パーパルディアは数十年で没落していたはずだ。 - 名無しさん (2021-02-03 09:07:44)
    • カスト「オッス!オラ人身御供(涙)」 - 名無しさん (2021-07-26 10:09:44)
  • 「ルディアスの耳に入らなかったと思しき描写」、どこにあるのですか。 -- 名無しさん (2017-12-28 14:30:42)
    • 鉱脈献上を蹴られた件がルディアスに報告された際、ルミエスの奴隷化には触れられていませんでした。 -- 名無しさん (2017-12-28 14:34:02)
      • それは単行本の何ページですか。 -- 名無しさん (2017-12-28 14:35:07)
        • 電子書籍の仕様上、ページ数までは把握できません(文字とウィンドウのサイズでページ数が変わる)が、2巻の第1章、最初のあたりです。 -- 名無しさん (2017-12-28 14:42:08)
      • 書籍版では、第2巻47ページでした。 -- 名無しさん (2017-12-28 14:46:27)
  • もしかしたら、本国ではうだつの上がらない奴だったのかもしれませんね。虎の威を借る狐が、余計な欲を出すからこうなったわけで、愚かな自業自得以外の何物でもない。 -- 名無しさん (2018-01-06 10:01:18)
  • ↑正に、インガオホーですな。パーパルディア(各元属領大使)に慈悲はない! -- 名無しさん (2018-01-06 11:44:46)
  • シュサク「大使、お主も悪よのう」 カスト「いえいえ、長官様ほどでは・・」 -- 名無しさん (2018-01-06 14:58:03)
  • 「オレは悪くねぇ! 皇帝がやれって言ったんだ!」 -- 名無しさん (2018-01-07 13:48:55)
    • ルディアス「ルミエスを奴隷にしろと誰が言った?」 -- 名無しさん (2018-01-07 17:14:52)
  • 檻に入れられてたので直接殴殺されたのではなく、格子の隙間から棒で突かれたり石投げ込まれたりしたあげく、誰も食物あげなかったので餓死したんじゃないの。 -- 名無しさん (2018-01-07 20:05:01)
    • 人間、数日食べなくても餓死なんかしませんよ。鎌で切り裂かれたり焼けた材木を押し当てられたり、そんな目に合わされたんでしょう。いや、待てよ? 水の一滴も与えられなかったんだとしたら、数日で死にますね。 -- にしなさとる (2018-01-07 20:14:50)
    • 餓死したんじゃなくて、飢えた結果檻の中で出した自分のウンコ食って死んだんじゃね?(ウンコはションベンと違い腎臓とかで細菌が濾過されないので食ったら白血球が一桁になって人間は死ぬ)。 - 名無しさん (2018-10-22 18:06:47)
      • 中年太りのおっさんがウンコ食うAV…需要が無いな - 名無しさん (2022-04-07 17:51:42)
  • カストやシュサクのやったことなんて、アデムがギムでしたことに比べたら、子供の遊びに見えてくる。 -- 名無しさん (2018-01-29 23:00:03)
    • 延々といたぶられる事とその場で殺される事を比べても意味はないのです。 -- 名無しさん (2018-01-30 00:31:53)
  • 正義の為なら人はどこまでも残酷になれる いい例だと思いました - 名無しさん (2021-06-05 16:37:18)
  • あえて言おう、カスと! - 名無しさん (2021-10-24 07:54:14)
  • コミック版では、消されちゃった。 - 名無しさん (2021-10-27 12:45:09)
    • 消されたというか登場してないだけで存在はしとるやろたぶん - 名無しさん (2021-10-27 14:29:29)
  • 立ったまま座ることもできないような狭い檻の場合、リンパが流れないんで肺に水が溜まって自分お体液でおぼれ死ぬよ - 名無しさん (2022-05-13 20:04:47)
  • web版のブリガスがカストという名に改訂されたのでは? - 名無しさん (2023-06-17 20:15:09)

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〔最終更新日:2025年07月30日〕

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最終更新:2025年07月30日 00:08

*1 これはカストが特殊な訳ではなく、当時の皇国ではごく一般的な光景である

*2 ルミエスの奴隷化は、彼が私欲で勝手に追加した可能性が示唆されている。実際、こちらは皇帝ルディアスの耳に入っていなかったと思われる

*3 日本にとっても、アルタラス王国を植民地解放のモデルケースとしたい思惑があった

*4 所属の関係でカイオスの部下であった為、保身の意味合いもある。尤も、日本を介した要求であった事で庇う事自体不可能だったと思われる

*5 具体的には、檻に入れられた上で広場に晒され、檻の前には王国が皇国に蹂躙されるまでの経緯を記した上で、締めに「国民が彼を好きにしてよい」と記した立て札が立てられた