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アラフ

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アラフ・セシリアス・ラ・ピテル

アラフ・セシリアス・ラ・ピテル
種族 人間
クラス 魔装士
生年 不明
所属 天空人
異名
家族 ケシス
アラフ・セシリアス・ラ・ピテル(? - )は、黄金要塞のラ・ピテル王家の直系セシリアス家当主、予言の目の継承者、第58代王。

来暦

ラ・ピテル王家とセシリアス家

暗黒暦元年、セシリア・ラ・ピテルの采配によって黄金要塞は、終焉戦争の最中に敵国側の大噴火(イラプション)をあえて受け、氷河期の雲を突き抜け上空へと逃れる。以来、初代王となったセシリアの血筋であるラ・ピテル王家は、初代が残した二千年分以上もの予言と、それを可能とした魔装の目などを継承している。
暗黒暦1600年頃のラ・ピテル王家には直系であるセシリアス家と、分家のスウィフト家、クライン家、イミテリア家とがあり、それぞれに役割を持つ。セシリアス家は、王呈血統書に則って王位と予言の目を継承する役割を担っている。

黎腫の発生

暗黒暦1541年の第55代王ガジェームの治世、スラダ大陸西部の深淵渓谷上空でイゴーロナクが顕現した際、それに便乗するかの如くアトラク・ナクアが呪いを放ったとされる。この呪いが黄金要塞へとたどり着き、天空人は民族病かのように黎腫(れいしょう)を罹患するようになった。凝り固まった魔力が全身に不規則に蓄積することにより、魔力汚染による機能不全と寿命が低下が進行。暗黒暦1600年頃には天空人の半数以上が延命医療を余儀なくされる状況となった。こうした中で黎腫(れいしょう)が遺伝病であるとの見方や、地上人の交流とによって黎腫(れいしょう)を克服できるとの予言が広まり、官民からは地上との縁を求める声が高まった。
しかし、スウィフト家は武力を、イミテリア家は信仰を用いて地上を支配することを目論む中で、地上への安易な侵略が冥王シュウ・アークライトの襲来を招き黄金要塞が滅ぶことを知っていたアラフはそれを周囲に説明できず、時を待つこととなった。

幼少期

アラフは、セシリアス家の双子として弟ケシスとともに誕生した。
幼少期のアラフは王位に対し消極的であったが、ケシスと幼馴染であるスウィフト家のエイルギーズの三人で、スウィフト家当主が管理する王呈血統書を盗み見た際、そこに次期王としてアラフの名が記されているのを知る。王位と予言の目に理想を抱いていたケシスは失望し、アラフとの関係が急激に悪化した。さらに、父である第57代王が、双子が王座を巡って殺し合うという予言を知っていたため、ケシスは黎腫(れいしょう)のため子供がいなかったイミテリア家の養子に出され、王位継承の権利がアラフ一人のものとなった。

ラヴァ族襲来とクーデター

暗黒暦1600年、アラフはラヴァ族の襲来とそれに伴う黄金要塞の敗北を予言した。これに対し、分家のスウィフト家のエイルギーズやイミテリア家のケシスからは抗戦すべきとの反発が起こった。ケシスがクーデターを企てる動きを予言の目で察知していたアラフは私兵を連れ、先んじて黄金要塞を脱出。そのまま自らの予言に従い、サンドラ南方の森に拠点を構え、ノスフェラトゥおよび冥王シュウ・アークライトと接触する。二人とは黄金要塞の封印を前提とした奪還作戦の協力を取り付けたが、シュウより監視を兼ねた《冥界の加護》を授かる。

天鳴戦争

アラフはノスフェラトゥとシュウを率い、私兵を従えて黄金要塞へと帰還を果たし、ラヴァ族の討伐と施設の掌握を目指した。テドラが召喚したアロマ・フィデアにより無人となった管制室を奪還すると黄金要塞のシステムを再起動し、自動で高高度まで飛び上がるよう設定を終える。さらに、システムの障害の原因となったアロマとラヴァの戦いに介入することをノスフェラトゥに勧めた結果。ラヴァは死亡し、途中で顕現したアトラク・ナクアも撃退されたことにより、黎腫(れいしょう)の問題は実質的に解決を見た。
その後、黄金要塞の武力を背景に地上の支配を目論むケシスと再会し、対立。天空人の行く末を決定すべく代理決闘を提案し、アラフはノスフェラトゥを、ケシスは聖石寮から借り受けた戦力である九聖第一席オスカー・アルテミアを選出した。しかし、ノスフェラトゥが生き別れの妹であることを悟ったオスカー敗北を選択。ケシスは激怒してオスカーを殺害した。アラフは、ケシスの銃を《死滅眼(バロール)》で消滅させ、初代王の予言の真相を説いたが、ケシスが納得することはなかった。アラフを殺そうと祝福(ベルカ)《予見》を頼りにナイフを振るうケシスに対し、彼女は《冥葬(メサルテ)》で迎え撃ち殺害した。
その後、残存するイミテリア派をまとめ上げたアラフは、ケシスの遺体を王家の墓に葬ることを指示したあと、ノスフェラトゥに自らのルーツを取り戻させるという報酬を払い、黄金要塞を脱出。さらに、聖石寮の九聖第六席ランダー・バルトリオの協力を得て、オスカーの遺体や神器、大聖石の返還も兼ねて、シュリット神聖王国に身を寄せた。

初代王の予言

セシリア・ラ・ピテルは、終焉戦争もしくはそれ以前から、この天鳴戦争の結末を見通していた。
すなわち、神聖グリニアより黄金要塞を託され、スラダ大陸が迷宮魔法に侵食される中で氷河期をもたらした雲の上空に隠れ、その後1600年近くを直系の王家が予言を継承し続けること。虚無から渡った呪いが天空人を蝕み、襲来する蛮族に移った呪いからアトラク・ナクアが顕現すること。そして、冥王がその力を手に入れ、黄金要塞は来る日まで上空に封じられ、天空人が再び地上に降り立つことである。
ここまでの予言は暦代のセシリアス家当主とアラフにより、天鳴戦争の集結をもって成就することとなった。この先の未来は既に亡くなったセシリアから予言を受け継ぎ、数年先を見渡す予言の目を持つアラフだけが知るのみとなる。

能力

魔装

5年先までの未来を見通す、継承・置換型の魔装の右目にもつ。
運命の特異点となりうる極端に高い魔力を持つ存在が集合した事象においては未来が不確定になりがちであり、いくつもの分岐を慎重に辿ることとなる。
本来の能力は数千年先までを見通すが、両目が揃ったうえで、本来の持ち主であるセシリア・ラ・ピテルのように太陰型ステージシフトとして進化した処理能力がなければ十全に扱うことはできない。

冥域魔術

冥王シュウ・アークライトより《冥界の加護》を授かっているため、視認した物質を消滅させたり、相手の心臓を止めたりなどの冥域魔術を操る。
この《冥界の加護》は子孫にも継承される。
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