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アリエット

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アリエット・ロカ

アリエット・ロカ
種族 魔族
クラス 覚醒魔装
生年 暗黒暦1330年頃
没年 暗黒暦1355年頃
所属
異名 初代魔神
アリエット・ロカ(暗黒暦1330年頃 - 暗黒暦1355年頃)は、タマハミ村のロカ族の子、初代魔神。
銀の髪を三つ編みにしている。

来暦

タマハミ村の惨劇

暗黒暦1330年頃、旧コントリアス南部のタマハミ村でロカ族の子として生まれる。村はタマハミ大樹の恩恵によって長い氷河期を凌いでいた。幼馴染のシェリアと親しく交流しながら、ロカ族としての修行に励んでいた。
暗黒暦1340年、アリエットはタマハミ大樹の輝きが弱まっていることに気づく。これは、かつて封じられた暴食タマハミの生命力がついに枯渇し始めたことによるものだった。同年、満身創痍のスレイ・マリアスが村の近くに現れ、アリエットはシェリアとともに彼を保護した。
暗黒暦1350年頃、成人したアリエットは結界守としての役目を果たしていた。しかし、シュリアと結婚し村の守人となったはずのスレイにより襲撃を受け、タマハミ村は壊滅する。激昂したアリエットはスレイに立ち向かうが、右腕を奪われて敗北。意識が朦朧とする中、何者かの声に導かれて魔装を発動。暴食タマハミと繋がり、その力を右腕として取り込んだ。それでもスレイには敵わず、再び敗北し、大樹に磔にされる。
その後、恒王ダンジョンコアを捜索していたアイリスによって発見され、救助される。村を滅ぼされたことで錯乱し、アイリスに襲いかかるも敗北し、気絶。意識を取り戻した後、駆けつけたシュウとアイリスのもとで互いの事情を話し合う。
翌日、村人を弔った後、シュウとアイリスの導きで修行を開始、スレイへの復讐を誓った。

焦燥の復讐

西グリニアの花の街を拠点に修行を積んでいたアリエットだったが、スレイが隣国シュリット神聖王国にいるとシュウから知らされると、怒りに駆られ、授けられた宵闇の魔剣と常盤の鞘を携え復讐へと向かう。しかし、焦燥のまま突き進んだ彼女の力は未だスレイには及ばず、激戦の末に敗北。斬首されるも、体内に宿していた魔石によって即死は免れたが、行動不能となる。アイリスによって救助されるも、敗北を経て己の未熟さを痛感し、宵闇の魔剣と常盤の鞘をシュウに返還。その後、さらなる修行の道へ進むことを決意した。

咎人フェイ

前述の出来事と同時期、迷宮の山水域で修行していたアリエットは、兎系低位級魔物・羽兎(ラビリス)ルーと、ギルド紫水花ゼクト班の探索者フェイと出会う。奪われる立場にあったフェイに共感したアリエットは、ロカ族の時空魔術を伝授することで、彼の亜空間収納の魔装を強化しようと試みる。
しかし、アリエットが気まぐれに授けた召喚石がギルド内で話題となり、フェイは大金を得る。これがゼクトらの知るところとなり、フェイが魔物と交流していたことが魔神教の禁忌に触れ、咎人へと落とされる。
フェイの救出とスレイへの復讐の狭間で葛藤するも、最終的にフェイを救うことを選択。従属させていた狐系魔物天狐(エルクス)を使い、フェイとともに迷宮域へ逃走し、しばらく身を潜めることとなった。

西グリニア滅亡

潜伏の最中、アリエットは咎人レクスに契約の鎖の魔装を施し、魔物の魂と融合させることで新たな種族を生み出す。これを機に、自身を含めた存在を「魔族」と定義。
十分な戦力を得たアリエットは、魔族を率いてアバ・ローウェルへ侵攻し、都市を拠点とした。その後、シュレリア古城をも陥落させ、西グリニアの支配を確立。しかし、アバ・ローウェルに残ったフェイは敵の急襲により死亡。アリエットはシュウの助力を得てフェイの魂と羽兎(ラビリス)ルーを素材に、魔族ルフェイとして再誕させる。
その後、西グリニアは完全に滅亡。アリエットは七仙業魔を選出し、さらなる戦力を整える。そして、本来の目的であるスレイ討伐へと動き出した。
この時期、もともと魔神エル・マギアと魔装を信仰していた西グリニアの元住民たちが、魔族化を経てアリエットを魔神とする新たな形へと変質。宗教の名称はそのままに、実態が異なる「魔神教」へと変容した。

魔神戦役

アリエットはスレイへの復讐を開始し、まずはシュリット神聖王国北部の開拓都市フラエッテを襲撃。さらに隣町ルイオンへと進軍し、七仙業魔とともにスレイに攻撃を仕掛ける。しかし、スレイには及ばず敗北し、死亡。
死に際にアリエットは魔装『契約の鎖』を発動し、自身の魂をスレイへと流し込むことで、彼を人類に仇なす第二の魔神へと変えようと試みる。この試みは成功し、スレイの精神は変容。シュリット神聖王国は長きにわたり、新たな脅威となった魔神スレイに苦しめられることとなった。
アリエットは敗れ去ったが、その復讐は新たな形で継続されることとなった。

能力

アリエットは契約の鎖・迷宮魔力・魔族特性という独自の能力を持ち、これらを駆使して魔族を創造し、戦闘を行った。さらに、ロカ族の空間魔術適性 による索敵能力と、宵闇の魔剣・常盤の鞘 という強力な武具を併用することで、高い戦闘能力を発揮した。

契約の鎖

アリエットが持つ領域・造物型の覚醒魔装であり、鎖を自在に操ることができる。
鎖は物理的な攻撃手段として機能するだけでなく、魂を縛り、自身の支配下に置く能力を持つ。
  • 魔物を従属させる:鎖によって魂を縛った魔物はアリエットの命令に従うようになる。
  • 魂の捕縛と保管:暴食タマハミの魂ストック能力と、迷宮魔力の空間操作能力を組み合わせ、捕らえた魂を自身の魂に保管するという特異な運用を行った。
  • 魔族の創造:捕縛した魂を契約の鎖を通じて他者に流し込み、迷宮魔力で融合させることで、新たな魔族を生み出すことが可能。

迷宮魔力

本来は恒王ダンジョンコアに由来する魔力であり、アリエットは限定的な用途にのみ使用していた。
  • 空間断絶による防御:自身の表皮または服の上に空間的な断絶を形成し、外部の攻撃を遮断する。ただし、光や爆音には影響を受ける。
  • 魂の収容:自身の魂を「空間」として定義し、捕らえた相手の魂を内部に矛盾なく共存させることができる。

魔族特性

融合した暴食タマハミに由来する能力および継承した第二の魔装。
  • 魂のストック:捕らえた魂を蓄え、必要に応じて取り出すことができる。
    暴食タマハミと違い、アリエット自身はこの能力を自身の不死性としては利用できなかったが、配下の七仙業魔が死亡した際には、魂が滅びることなく契約を通じてアリエットの元へ戻る仕組みとなっていた。
  • 疑似ブラックホール:タマハミの力を引き継いだことによる第二の魔装として、吸引半径内にある対象を引き込み、内部で粉砕する「なんでも吸い込む穴」を生成できる。

ロカ族の空間魔術適性

アリエットはロカ族として結界形成や空間認知の能力を持っていた。
  • 結界形成:侵入を阻む結界を展開し、防御・防衛手段として活用する。
  • 空間認知:視界外の敵を感知することが可能。

宵闇の魔剣

シュウから授けられた、闇属性魔術の発動に特化した剣。
  • 自動発動:第一階梯~第十五階梯までの闇属性魔術を、剣に魔力を注ぐだけで発動可能。
  • 闇属性魔術の応用:状況に合わせて闇属性魔術を改変できるほか、剣撃に魔術効果を付与できる。

常盤の鞘

宵闇の魔剣に対応する鞘。
手に持っている間、あらゆる物理攻撃・エネルギー攻撃を冥界へと流し、ダメージを大幅に軽減または無効化する。ただし、魔法による攻撃には対処しきれない場合がある。
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