教訓 - けいおん！澪×律スレ @ ウィキ

投稿日：2010/03/25(木) 21:44:44

そろそろ春の香りが濃くなってまいりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか
わたくし田井中律、本日の部活は澪と二人きりです。今のところはね。
練習しようにも私はモチベーションがあがらない、澪も今日はちょっとだるーんとしてて
あんま練習ムードじゃないんだよね。澪でこういうパターンは珍しい
んで、やることもないので、掃除がてら色々部室を漁ってみることにした。
今後の活動で使えそうなものなんかも見つかるかもしれないし
例えばどんなものかって、別にどんなものでもないんだけど・・・
そんでもって音楽準備室には不釣合いであろう、タンスを見つけてしまった。
ムギが持ってきたものかと思ったけど、中を開けてその持ち主がさわちゃんであることがなんとなくわかりました
なぜなら、中には学園祭で使用した衣装、ボツになった衣装、その他もろもろが入っていたからです。
勝手に開けて中を漁るってどうなんだって気持ちもあるけど、それなら部室に置いておくさわちゃんが悪いんだ

「ん、これ一年のときのだな」
「ああ！なっつかしいなー」

澪が取り出したのは一年の学園祭で着た、ふりふり付のゴスロリ衣装。今思うとこんなの私たちはよく着たもんだ

「ちょっと着てみれば？」
「い、いやそれは」
「よいではないかよいではないか！それーい」

私は慣れた手つきで澪のブレザー、Ｙシャツ、スカートを脱がし、下着のみにしてやった
なんで手馴れてるかって？それはここで話すことではない
この格好になれば、制服着るのも衣装着るのも労力に大した差はないでしょうよ。
しかし澪は下着姿になってもゴネるばかり・・・転倒縞々茶碗事件が響いているのか・・・

「しっかたないな・・・じゃあ私も着るからあ」

そういって私が自分の着た衣装を手に取ると、下着姿のまま澪がこちらにずいっと寄ってきた
それに一瞬びびっていると、その隙を付くように澪も慣れた手つきで私を下着姿に変えてきた。
脱がし合いの成果がここにはある。いやごめん、なんでもない。気にしないでくれ
部室で二人で下着姿、普通ならこの状況を疑い、妙な気を起こすかどちらかが諭して服を着るべきなのだが
幼馴染かつ、色々事情があってこの状況がある意味では普通になってきている私たちにとっては、
取るに足らぬことでして・・・普通に二人そろって昔の衣装を着始めた。
少しきつくなった・・・なんかスースーする・・・だなんてゴタゴタ言いながら
着てしまえばこれがなかなか懐かしい気分に浸れるもので、二人で簡易ファッションショーを開いてるような気分でした
…だけど私は、そこで変な気を起こしちゃうわけだよ。

「澪のスカート・・・すっごく空気含んでるな。えありーだな。」
「えありーって・・・変な造語だな」
「そうだな。」

口ではさらっと答えながら、私は澪の下半身に飛びつく。その間何秒もない

「ふえっ！な、なにするんだ」
「ここでかくれんぼしよーっと」

澪の制止を振り切り、私はスカートに顔を突っ込んだ。何を思ってこんなことしたんだか

「いやぁっ・・・り、りつぅ・・・やめっ」
「暗いなー」

入ってしまえば半ば私のもの、澪はあくまでゆるく嫌がるだけ、本気で私をつまみ出そうとはしない
若干の湿気と、なんともいえぬ匂いを味わっていると、急に私はわれに帰る

「っ・・・わ、わぁっ！！」
「り、りつ？」

急いで澪のスカートから出て後ずさりをする。私は何をしていた。
わかってはいても動揺が理性を急激に呼び戻し、気づけば澪に謝っていた

「ご、ごめん・・・部室でこんな・・・」
「・・・？」

澪は顔を真っ赤にしながらも、何で急にと言うかのように首をかしげる
なんとも形容しがたい表情になっていた。しかし、澪も生き物である。
少ししょぼんとする私の様子を見ると、急に目の色が変わった

「・・・・まあ・・・おあいこにするか」
「おあいこ・・・？澪、何がおあいこ・・・？」
「ん、私も律と同じことすれば」

澪は先ほどの私よりも大胆に、直接私のスカートをまくりあげ、下腹部近くに顔を寄せると
捲り上げたスカートをかぶった

「あひゃぁっ？！」
「ん、これでおあいこだ。律。」

スカートの中にいながら冷静なその雰囲気、どうやらきれてしまったみたいだ。
このままでは・・・最後までいってしまうかもしれない
動揺とムラムラと理性、全てがぶつかり合い、どうしようもない精神状態に陥っているそのとき、
救いの船ともオジャマ虫とも言える存在がドアを開く

「りっちゃー・・・」
「おくれまし・・・」
「　　」

遅れてきた我らが軽音部、この光景を目にして何を思うのだろう

「あっ・・・お、オソイゾー」
「・・・・り、りつ、かくれんぼはたのしいな」

かくれんぼか。そう、これはかくれんぼ。
そうだった私最初にそういったよね。いったいった・・・
うわあああみないでくれうわああああああああ

教訓
～部室はムラムラする～