もう少しで律の家に着いてしまう
そんな時だった
「……なぁ、澪」
ふと律が足をとめた
今日は大学の卒業式だった
4年間慣れ親しんだ校舎ともお別れ
4年間慣れ親しんだ校舎ともお別れ
みんな就職も決まり
これから先毎日一緒に過ごせるわけではないけど、今までと同じようにHTTの活動は続けていく
これから先毎日一緒に過ごせるわけではないけど、今までと同じようにHTTの活動は続けていく
律と付き合うようになってからも3年が経とうとしている
職場まで一緒、というわけにはいかない
不安じゃないわけがない
さみしくないはずがない
不安じゃないわけがない
さみしくないはずがない
でも律もわたしも…皆、もう大人だ
だから今日は大学卒業というひとつの区切りのお祝いをしたのだ
まぁ、また来年になれば梓の卒業祝いをするんだけどさ
わたしと律は卒業式が終わってからまだ実家に帰っていなかったから
二人で先に帰ることにしたんだ
「もう卒業したんだなー、私たち。」
「そうだな。」
「こないだ高校卒業したばっかだってのになー。」
「…うん。あっという間だったな。」
「てことはHTTも結成して6年かー!長いよな!」
「ぅん。」
「私たちも、出逢ってもうずいぶん経つな。」
「…そうだな。」
「これからは職場も違うし、人見知りのみおちゅわんは大丈夫かしらん♪」
「う、うるさいぞ!わっわたしだって十分成長したんだから!!」
「ふふっ……そうかもな。」
「…」
「…」
「…」
「……なぁ、澪」
「ん?」
「…一緒に住まないか?」
「…ぇっ?」
「…けっこん、しよっか。」
- こいつらの公式設定って夫婦じゃなかったっけ -- 名無しさん (2011-05-08 16:27:49)
- クラス公認だったしな... -- 名無しさん (2012-01-21 17:43:58)