日曜日。なのに雨。
宿題も昨日の内に終わったし、買ったまま見れてないDVDでも見ようかな…なんて思っていると。
~♪
律から電話着信が来た。
ピッ
「もしもし?」
『かーめよー♪』
「…」
『…』
「…何?」
『…ソコは「かーめさんよー♪」だろ!?』
「…用事無いなら、切るよ?」
『澪が「もしもし」って言ったから合わせたのにぃ~』
「じゃ、私DVD見るから」
『まってまってまって!!』
「…なんだよ」
『どーせこの雨だしやる事無いだろ?ウチ来てよ!!』
「確かにやる事無いけど…」
『雨の日…部屋で一人ぼっち…私、生きていけないっ!』
「聡とか居るじゃん」
『…』
「ん?」
『………澪と一緒にいたい』
「まったく…」
『来てくれるの!?』
「まぁ、ね。律の言う通り、やる事も無いしな。見ようと思ってたDVDも、持ってくよ」
『ありがとー♪さすがマイハニー♪』
「普通はダーリンの方が来ると思うんだけど…」
『じゃあ、マイダーリン♪』
「はいはい。じゃ、すぐ着くと思うから」
『おう!待ってるぞー♪』
ピッ
「やれやれ…」
私は溜め息をつき、身支度をして、雨の中を急ぎ足で律の家へ向かった。
宿題も昨日の内に終わったし、買ったまま見れてないDVDでも見ようかな…なんて思っていると。
~♪
律から電話着信が来た。
ピッ
「もしもし?」
『かーめよー♪』
「…」
『…』
「…何?」
『…ソコは「かーめさんよー♪」だろ!?』
「…用事無いなら、切るよ?」
『澪が「もしもし」って言ったから合わせたのにぃ~』
「じゃ、私DVD見るから」
『まってまってまって!!』
「…なんだよ」
『どーせこの雨だしやる事無いだろ?ウチ来てよ!!』
「確かにやる事無いけど…」
『雨の日…部屋で一人ぼっち…私、生きていけないっ!』
「聡とか居るじゃん」
『…』
「ん?」
『………澪と一緒にいたい』
「まったく…」
『来てくれるの!?』
「まぁ、ね。律の言う通り、やる事も無いしな。見ようと思ってたDVDも、持ってくよ」
『ありがとー♪さすがマイハニー♪』
「普通はダーリンの方が来ると思うんだけど…」
『じゃあ、マイダーリン♪』
「はいはい。じゃ、すぐ着くと思うから」
『おう!待ってるぞー♪』
ピッ
「やれやれ…」
私は溜め息をつき、身支度をして、雨の中を急ぎ足で律の家へ向かった。
律の家に、到着。
ピンポーン♪
「御免下さーい」
「はーい♪」
速攻で律が玄関に現れた。多分、玄関でずっと待ってたんだろう。
「雨の中ありがとー♪さ、上がって上がって♪」
「うん。お邪魔しまーす」
「母さーん、澪が遊びに来たー!」
律は、家の奥へ声を掛けながら私を部屋へ先導した。
ピンポーン♪
「御免下さーい」
「はーい♪」
速攻で律が玄関に現れた。多分、玄関でずっと待ってたんだろう。
「雨の中ありがとー♪さ、上がって上がって♪」
「うん。お邪魔しまーす」
「母さーん、澪が遊びに来たー!」
律は、家の奥へ声を掛けながら私を部屋へ先導した。
私と律は、テーブルを挟んで向かい合った。
「さーて、何しよっか?…あ、澪、DVD持ってくるとか言ってなかった?」
「うん、…あ」
「え?」
「忘れてきちゃった…」
なんだかんだで律と会えると思った私は、律の家に来る事ばかりで頭が一杯だったらしい。
「もー!しょうがないなぁー、マイハニーは」
「ダーリンじゃないの?」
「じゃあ、ダーリン」
「じゃあ、って…」
「まぁまぁ」
律はゴソゴソとペンとティッシュ。それと、白い布を用意した。
「なに?」
「てるてる坊主!!」
「てるてる坊主?」
「そう!この雨を止ますべく、てるてる坊主を作るのだ!!」
「あぁ…」
私は少し呆れた。
「てるてる坊主を舐めるなよー!!」
「まぁ、舐めてはないけど…」
「この前のデートも、その前のデートも!てるてる坊主様のお力により快晴を迎えたのだよ!秋山くん!!」
雨の日もあった気がするが。
「…ま、やる事も無いしね。作ってみよっか」
「よーし、けってーい☆」
私と律は、てるてる坊主を作る事にした。
「さーて、何しよっか?…あ、澪、DVD持ってくるとか言ってなかった?」
「うん、…あ」
「え?」
「忘れてきちゃった…」
なんだかんだで律と会えると思った私は、律の家に来る事ばかりで頭が一杯だったらしい。
「もー!しょうがないなぁー、マイハニーは」
「ダーリンじゃないの?」
「じゃあ、ダーリン」
「じゃあ、って…」
「まぁまぁ」
律はゴソゴソとペンとティッシュ。それと、白い布を用意した。
「なに?」
「てるてる坊主!!」
「てるてる坊主?」
「そう!この雨を止ますべく、てるてる坊主を作るのだ!!」
「あぁ…」
私は少し呆れた。
「てるてる坊主を舐めるなよー!!」
「まぁ、舐めてはないけど…」
「この前のデートも、その前のデートも!てるてる坊主様のお力により快晴を迎えたのだよ!秋山くん!!」
雨の日もあった気がするが。
「…ま、やる事も無いしね。作ってみよっか」
「よーし、けってーい☆」
私と律は、てるてる坊主を作る事にした。
「雨、強くなってきたねー」
私が窓を見ながら言うと
「そうだなー」
律はてるてる坊主を仕上げながら答えた。
雨足は強まり、屋根の雨音も大きくなっていた。
「…できたー!」
「私も、できたよ」
私と律は、ほぼ同時にてるてる坊主を完成させた。
「澪のはどんなだー?」
「これ」
「澪らしいな…」
「なに?その顔―」
「てるてる坊主って、髪、あるのか?」
「知らない。でも可愛いじゃん…ていうか、律のも髪、あるじゃん」
私は律のてるてる坊主に突っ込んだ。
「コレは、みおちゃん坊主だ!!」
「みおちゃん坊主?」
「どうだー?似てるだろー?」
どうやら私に似せようとしたらしい。
「髪長くてつり目、てだけじゃん…」
「そっくりだってば!!」
「…そう?」
「そっくりそっくり!間違えて思わずちゅーしちゃうくらい♪ちゅっ☆」
律は、みおちゃん坊主に、キスをした。
「なっ…!!」
何故か、恥ずかしくなる私。
「ん?」
「…」
「みおー」
「顔、赤いぞー?」
「へ?」
律に指摘され、私は目を丸くした。
「ん~?」
「な、なんだよ…」
律はからかいたくてたまらないって顔で私の顔を覗き込んだ。
私は、そっぽを向いた。
「澪、みおちゃん坊主に嫉妬した?」
「なっ、なんでだよ!!」
「あかくなってるもーん♪」
「し、知らないよ!そんな事!」
「みみまでまっかっかー♪」
私は律のちょっかいをなるだけ無視して
「ほらっ…てるてる坊主!窓に下げるぞ!」
てるてる坊主を下げようと窓へ向かった。
「…もう!みーお!」
律は私の肩を掴んだ。
「なんだよっ!」
私が窓を見ながら言うと
「そうだなー」
律はてるてる坊主を仕上げながら答えた。
雨足は強まり、屋根の雨音も大きくなっていた。
「…できたー!」
「私も、できたよ」
私と律は、ほぼ同時にてるてる坊主を完成させた。
「澪のはどんなだー?」
「これ」
「澪らしいな…」
「なに?その顔―」
「てるてる坊主って、髪、あるのか?」
「知らない。でも可愛いじゃん…ていうか、律のも髪、あるじゃん」
私は律のてるてる坊主に突っ込んだ。
「コレは、みおちゃん坊主だ!!」
「みおちゃん坊主?」
「どうだー?似てるだろー?」
どうやら私に似せようとしたらしい。
「髪長くてつり目、てだけじゃん…」
「そっくりだってば!!」
「…そう?」
「そっくりそっくり!間違えて思わずちゅーしちゃうくらい♪ちゅっ☆」
律は、みおちゃん坊主に、キスをした。
「なっ…!!」
何故か、恥ずかしくなる私。
「ん?」
「…」
「みおー」
「顔、赤いぞー?」
「へ?」
律に指摘され、私は目を丸くした。
「ん~?」
「な、なんだよ…」
律はからかいたくてたまらないって顔で私の顔を覗き込んだ。
私は、そっぽを向いた。
「澪、みおちゃん坊主に嫉妬した?」
「なっ、なんでだよ!!」
「あかくなってるもーん♪」
「し、知らないよ!そんな事!」
「みみまでまっかっかー♪」
私は律のちょっかいをなるだけ無視して
「ほらっ…てるてる坊主!窓に下げるぞ!」
てるてる坊主を下げようと窓へ向かった。
「…もう!みーお!」
律は私の肩を掴んだ。
「なんだよっ!」
私が仕方無く振り向くと
ぐいっ
肩を掴んだ手を私の後頭部に回し
ちゅっ
キス、してきた。
「……っ」
私の顔は、更に赤くなっていった。
「…んっ」
私の顔は、更に赤くなっていった。
「…んっ」
律は、舌まで入れてきた。
「……っはぁ!!」
律は私の舌を甘噛みして、唇を解放した。
「…なっなにするんだよ!!」
私は顔を真っ赤っかにして、律に詰め寄った。
「なにって…キス♪」
律はきゃっ、と両手を頬にあてて笑った。明らかにからかっている顔だった。
「なんでっ…キスなんか…」
顔を赤くしたまま私が聞くと
「だって…ハニーってば、みおちゃん坊主にヤキモチ妬いちゃった?ておもってぇー」
「…っ!!」
私は、堪忍袋と理性の緒が切れた。
律は私の舌を甘噛みして、唇を解放した。
「…なっなにするんだよ!!」
私は顔を真っ赤っかにして、律に詰め寄った。
「なにって…キス♪」
律はきゃっ、と両手を頬にあてて笑った。明らかにからかっている顔だった。
「なんでっ…キスなんか…」
顔を赤くしたまま私が聞くと
「だって…ハニーってば、みおちゃん坊主にヤキモチ妬いちゃった?ておもってぇー」
「…っ!!」
私は、堪忍袋と理性の緒が切れた。
ぐいっ
「え?」
どさっ
どさっ
私は律の腕を掴み、ベッドに押し倒した。
「み、みおしゃん…?」
困惑した顔の律。
律は、普段ちょっかいとか出してる分、逆に何かされるのには弱いと、私は知っている。
「律が…悪いんだからな」
「いやっ、今日、みんな家に居るからっ!!」
「雨音、強いし。大丈夫だよ」
私は律の反抗を制し
困惑した顔の律。
律は、普段ちょっかいとか出してる分、逆に何かされるのには弱いと、私は知っている。
「律が…悪いんだからな」
「いやっ、今日、みんな家に居るからっ!!」
「雨音、強いし。大丈夫だよ」
私は律の反抗を制し
思いっ切り律の唇を奪った。
律の体から、力が抜けて行った―――――
律の体から、力が抜けて行った―――――
「…みおー」
「なにー?」
「あめ、やまないねー」
「うん…」
私はベッドで胸に律を抱きながら、降り続く雨を映す窓を眺めた。
「なにー?」
「あめ、やまないねー」
「うん…」
私はベッドで胸に律を抱きながら、降り続く雨を映す窓を眺めた。
てるてる坊主とみおちゃん坊主が、仲良く並んでいた。