ゴールデンウィーク、軽音部の面々は早々に実家に帰ってしまったのだが、
私はバイトもあって澪と二人で寮に残っている組だ。
私はバイトもあって澪と二人で寮に残っている組だ。
律「なあ、澪。正直に言ってもいいかな」
澪「なんだ?」ワクワク
律「晩ご飯な、作ってくれてるのはすごーくうれしい。学食休みだし、私は帰るのが遅いし」
澪「そんな事気にする必要はないぞ。私が好きでやってるんだから」
律「うん、ありがとう。でも私、そろそろショッパイご飯が食べたいんだ」
澪「え?私の作ったご飯が豪華だって事?」
律「いやいや、まあ豪華だとは思う。和三盆とか使われてるし、でもそうじゃなくて、甘く無いご飯が食べたいんだよ!」
澪「・・・ご、ごめん。私の得意料理、デザート系しかなくって・・。」
律「明日から私のバイトも一段落するし、澪、実家に帰らない?私が作ってもいいんだけどさ、
なんか久しぶりに澪のお母さんの親子丼が食べたくなっちゃって///」
なんか久しぶりに澪のお母さんの親子丼が食べたくなっちゃって///」
澪「・・・・・・律、正直に答えて欲しい事があるんだ」ジー
律「な、なんだよ・」汗
澪「ママとはどういう関係なの?」
律「?関係?親子?義理の?」
澪「はぐらかさないで!なんかママと律最近仲いいし、この間は私がいない所でいちゃついてたし、私、見てたんだから・・・」グスッ
律「なんか誤解してるみたいだけど、スキンシップ過剰なのはまぁ苦手だけど、意外と料理上手だし、澪の事も私の事もよく考えてくれてるし、尊敬してはいるよ、うん。」
澪「・・律・・・。私とママと、どっちが好きかはっきりしてよ!!」ガクガクブルブル
律「ええぇぇぇ落ち着け!澪ー!?」
澪の家
澪ママ「で、澪、私と勝負しに帰ってきた、と言う訳ね」
澪「ー」コクリ
澪ママ「澪、勝負と言うからには私は手加減しないわよ」
律「あの、私は帰ってもよろしいでしょうか」
澪「律には、私かママかこの勝負で選んでもらうからな!」
律「いや、選ぶっていっても好きなのは澪しかいな・・」グフッ
ギューーーーー
澪ママ「りっちゃん!おかえりなさい!ご飯にする?それとも、わ・た・」
律「ご飯にします!ご飯が食べたい!!!」
ギューーーーー
澪ママ「りっちゃん!おかえりなさい!ご飯にする?それとも、わ・た・」
律「ご飯にします!ご飯が食べたい!!!」
澪「ちょっと待ったーー!律りつ!ご飯にする?それとも、わ、わ、わわ私に、する///」カー
律(ちょーー可愛いんですけど!!)「澪、私澪が欲しい///」
澪「りつ?やっぱり私のご飯、食べたくないのかな・・」シューン
律「えええ!?澪、じゃなくてご飯が食べたい!です!」
澪「ほんとか!」パー
律(くうー!ほんとはご飯じゃなくて澪が食べたいよー!)
澪「えへへ、実は律が来る前に晩ご飯作ってあるんだ。」
澪ママ「ちょっとー、私のも食べてよね?りっちゃん?」
律「もうこうなったら全部いただくぜ!」
澪「ママ、負けないんだから。」
澪ママ「澪ちゃんが真剣なのはわかってるわ。でもママも勝負に手は抜かないわよ?」
澪ママ「澪ちゃんが真剣なのはわかってるわ。でもママも勝負に手は抜かないわよ?」
第一勝負あーん対決
澪「りつ?ほら、あーん」
澪ママ「りっちゃん?あーんは?」
澪ママ「りっちゃん?あーんは?」
律(澪のお母さんのご飯は、親子丼か。でも意外と美味しい事がこの間食べてわかったからな、
きっと得意料理なのかもしれない。けど、澪の料理、これもまた親子丼だ。これは澪が対抗して選んだ料理なのだろうか、それとも親子丼が澪の望みなのだろうか、いやそんなことは・・)
きっと得意料理なのかもしれない。けど、澪の料理、これもまた親子丼だ。これは澪が対抗して選んだ料理なのだろうか、それとも親子丼が澪の望みなのだろうか、いやそんなことは・・)
澪「律!」
律「あ、ひゃい!」
澪「はやくあーんして!」
律「あ、あーーーん!」
今だ!!
律「もふぉーーいっぺんに!」モグモグごくり
澪・澪ママ「どうだった?美味しかった?」
律「どちらかの料理にマシュマロと卵の殻が入ってました。でも一辺に食べたからどっちかはわからないので・・・澪の勝ち!」
澪ママ「えーずるいー贔屓ひいきー!」
律「味の区別はつかなかったから、いつも作りなれない料理を作ってくれた澪の勝ちにしようかなーと思いまして//って澪いないし」
澪ママ「澪ちゃん!生ゴミはそっちのゴミ箱に捨てるのよ?」
澪「はーい」
律「おい!その親子丼ぜったいマシュマロ入ってただろ!!」
第二勝負お風呂対決
律「で、ほんとに三人でお風呂入るの?」
澪ママ「りっちゃんの身体は私が洗ってあげる、マッサージ付きでね」
澪「律の背中は私が流すんだからな!むむむむ、胸で!!!」カーーー/////
律(なななんか私いろいろヤバいんですけど!!)
ちゃぽーん
澪「律、、手、手、握ってもいい?」
律「う、うん」(胸もあたってます。澪しゃん//)
澪ママ「やっぱり三人で湯船は狭いわね、もうちょっとくっ付いちゃえ!」ギュー
律「せまいーー」(澪の胸はやっぱりお母さん似だったんだな///)
律「だーー!もうあがる!この勝負!ドロー!!」ザバー
澪・澪ママ「」ジーー
律「こら!マジマジと私の裸を見るな!どうせ平ですよー!」
澪・澪ママ(かわいい・・・)
第三勝負布団敷き対決
澪ママ「これはどっちがりっちゃん好みの布団を敷けるかを勝負する対決よ。むろん勝者はりっちゃんと一緒に眠れるの。澪、覚悟はいいかしら?」
澪「うん、負けないもん・・・。律が、私を選んでくれるまで・・」
律「はいはーい」パンパン「この勝負澪の勝ちー」
澪「え?どういう事?まだ・・」
律「バカだな澪、勝負なんかしなくても律っちゃんは澪としか寝ないから!
そもそも、澪、しか、好きじゃないから!!」
そもそも、澪、しか、好きじゃないから!!」
澪「り、りつぅ~」ギュー
澪ママ「あー私の負けねー。でも娘と張り合って面白かった!私もまだまだ現役よね?」
「今日はお詫びに二人っきりにしてあげる。音とか気にしなくていいのよ?澪?」
「今日はお詫びに二人っきりにしてあげる。音とか気にしなくていいのよ?澪?」
澪「もーー!ママのバカ!あ・・ありがとう・・」
夜
澪「ねえ、律。」
律「なにー?」
澪「正直な話、ママに対して今日ちょっとはドキっとした?」
律「んーそうだなードキっとっていうか、安心したよ。」
澪「何に?」
律「澪の胸は20年経っても上を向いてるだろうなって」
澪「ーーーーー!!」
律「あ、でも垂れても私が手で支え続けてやるからな!名付けて『手ブラジャー』!!」
澪「もーーー!律のバカ!!」ゴチン
律「あいたーー!!!」モミモミ
澪「こ、こら!胸を・・・あ・・・」
澪ママ「まあ、なんていうか、まだ家にいるわけですけども。
あんな声だしていつも寮で大丈夫なのかしらねぇ」
あんな声だしていつも寮で大丈夫なのかしらねぇ」
おわり
- 来た親子丼www毎回素晴らしい! -- 名無しさん (2012-06-05 17:41:36)