「りつー、行くぞ?」
「あ、あぁ」
私がたまにぼーっとしてると、澪は私の手を引く時がある。
「あ、あぁ」
私がたまにぼーっとしてると、澪は私の手を引く時がある。
細長い、指。
大きな、手の平。
白い、甲。
大きな、手の平。
白い、甲。
ベーシストだから、手入れは欠かさない。
洗い物した後とか、寝る前とか。
マンゴーピーチの香りのハンドクリームを摺り込む。
私はたまに、澪の料理中にカット物を手伝う。
手元が狂って指でも切ったりしたら、演奏に支障が出るから。
洗い物した後とか、寝る前とか。
マンゴーピーチの香りのハンドクリームを摺り込む。
私はたまに、澪の料理中にカット物を手伝う。
手元が狂って指でも切ったりしたら、演奏に支障が出るから。
普段、何気なく触れている、澪の手。
デート中手を繋いだり
嬉しいコトがあってハイタッチしたり
イタズラしようとした私を制したり
嬉しいコトがあってハイタッチしたり
イタズラしようとした私を制したり
一緒に居れば、触れて当たり前。
なんだけど。
否が応にも意識してしまう時が、ある。
なんだけど。
否が応にも意識してしまう時が、ある。
する、時。
優しく撫でてくれたり
乱暴に掴んできたり
温もりを求めてきたり
乱暴に掴んできたり
温もりを求めてきたり
してる時は、手の感触がいつも以上に伝わる。
髪越しに
布越しに
皮膚越しに
布越しに
皮膚越しに
触れられる度に、身体が熱くなる。
そんな意識すら、超える時。
ソレは、澪の指が入ってくる時。
粘膜をすり抜けて、私を意識の向こう側に連れて行く。
ソレは、澪の指が入ってくる時。
粘膜をすり抜けて、私を意識の向こう側に連れて行く。
ソコから先は、大概憶えてない。憶えてられない。
今夜も、連れてかれた。
澪は、私に入れた指を取り出して、私の意識を戻すと
「‥コレ、何?」
濡れた指を見せ、意地悪に聞いてきた。
「……っ」
私は、無言で紅潮した顔を背けるしかない。
「‥コレ、何?」
濡れた指を見せ、意地悪に聞いてきた。
「……っ」
私は、無言で紅潮した顔を背けるしかない。
つーか、めっっちゃくちゃ恥ずかしーし…
澪はそんな私を見てくすっ、と笑い
ペロッ
濡れた指を舐めた。
「なにっ……」
すんだよ、と言い切れない私。
「‥律の、おいしいから、さ」
澪はまたくすっ、と笑い
「‥もっと、ほしいな‥」
臆面も無く、指を入れてきた。
私は、身体を震わせながら澪を抱き締めるだけで精一杯。
「なにっ……」
すんだよ、と言い切れない私。
「‥律の、おいしいから、さ」
澪はまたくすっ、と笑い
「‥もっと、ほしいな‥」
臆面も無く、指を入れてきた。
私は、身体を震わせながら澪を抱き締めるだけで精一杯。
また、連れてかれた。
- もっと連れてけ連れてけ〜!! -- 名無しさん (2012-03-01 17:48:16)
- いいね -- 名無しさん (2012-04-09 02:52:08)
- 良い澪律 -- 名無しさん (2012-04-30 11:36:05)
- 素晴らしい -- 名無しさん (2012-05-13 19:44:55)