けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

SS25

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

「あ・・・律にCD貸しっぱなしだった。返してもらわないと・・・」
休日の昼下がり、ラックの整理をしていてふと覚えた違和感
その正体を察し、律の家にCDを返してもらいに行くことにした
(ったく、普通自分から返すよなあ。あがりこんでゆっくりしてやる・・・)
そんなことを思いながら見慣れた道を歩き続け、律の家にたどり着く
近所のおばさんに挨拶をしながらチャイムを押すと、聞きなれない足音が向かってくるのがわかった。
なんというか、軽い足音。子供が走ってるような・・・親戚でも来てるのかな?
そんなことを思っているうちにドアが開き、私は信じられない光景を目にする
「・・・・・・はっ?」
ドアを開いた先にいたのは、可愛らしく、小さい、見慣れた笑顔。
どう説明すればいいのだろう・・・なんというか・・・律が子供になっていた。
「いらっしゃーい!」
「・・・・り、律?」
「ね、ねえちゃーん!ダメだよ勝手に・・・あ、澪さん。」
律を追いかけるように出てきた弟の聡君。その聡君よりも背丈は低くなっている
これは・・・・どういうことだ

「・・・・まあとりあえずあがって・・・中でわけの方を話します」
聡君がそういうんで遠慮なくあがることにした。靴を脱ぐと、律が私の足にしがみついてくる
「あれ、もしかして澪ちゃん?澪ちゃんが大きくなっちゃった」
なんだよこれ、なんだよこの気持ち・・・か、可愛すぎるだろ・・・破壊力ばつぐんだろ・・・
その小さい体を抱き上げたくなる衝動を抑え、聡君にリビングに通された。
「何から話していいか・・・というか、俺も詳しくはわからないんですけど・・・」
非常に簡単な話だった。朝起きてきた律は、子供になっていた。それだけのことだという
「・・・・はあ」
にわかには信じられないものの、目の前にいる幼い律が何よりの立証だった。
正座をしている私の足の上に座ってくる律
「ね、姉ちゃん!迷惑だって」
「いや・・・いいよ。」
「へっ?」
口をついて出た言葉は、この状況の肯定を意味した。焦りや不可解な気持ちもあるが、
ただ目の前にいる幼い律に対する母性というか・・・愛がそれを上回ってしまって
なんだかんだ楽しんでいる自分がそこにはいた
「えへへ、澪ちゃんの足の上きもちー」
や・・・やめろっ・・・理性が吹き飛びそうだ
とりあえず、CDを返してもらうのも兼ねて、律の部屋におじゃますることにした。
っていうかCD返してもらいに来たんだよ私・・・
「澪ちゃん!あそぼ!」
甘い・・・甘すぎる。ロリ声ってやつか・・・一緒に居るうちに悶え死ぬかもしれない。
そんなことを思いながら、特にやることも思いつかず、赤ん坊にやるようにたかいたかいをしてみた
「きゃっきゃ!たかいたかーい!」
自分でも呼吸が荒くなってくるのがわかった。動悸も激しくなってくる
なんだよこの時間・・・なんだよこの空間。幼い律と二人きりなんて・・・SweetTimeなんてもんじゃない
幸せすぎてどうにかなってしまいそうだ


「律ー、どうしてちっちゃくなっちゃったんだ?」
「澪ちゃんはどうしておっきくなったの?」
質問に質問で返すな。いわばこっちは正しい形での成長、お前が勝手に小さくなったんだろ
ただ、首をかしげる姿が愛しすぎてそんな考えはすぐに吹き飛ぶ
「ふあー・・・」
「?どうした律・・・眠いのか?」
「うん・・・眠くなっちゃった」
目を擦る姿もまた愛しい・・・
「それじゃあお昼寝するか」
「うん・・・澪ちゃん、だっこしてー・・・」
なんだこの甘えん坊は!こうして見ると律も今より昔の方が素直だったんだな・・・
リクエスト通り律を抱きかかえると、私の胸に頭をうずめてきた
「んむー・・・澪ちゃんおっぱいおっきいねー。あったかい・・・」
今ほど胸が大きくてよかったと思ったことはないだろう。ありがとう私・・・
私の腕の中で大人しくなり、目をつむる律。子守唄でも歌ってやるか・・・と思うと
「すー・・・すー・・・」
もう寝息を立て始める。遊びつかれたのか?

これから、どうすればいいんだろう。急に子供になってしまった律を・・・
ただ、深く考えるより先に、一つの決心をした
これからは、私が律を守ってあげようと。今まではいつも守られてばかりだった
それは、私が律より弱いから・・・だけど今の律は、守ってやらないといけない存在だ。
急に小さくなった律にとって、周囲の目や景色はキツイものだろう。
こんな姿になっても高校にも行ったほうがいいかもしれないし・・・・
だけど、急にこんなに幼くなった律を、周りは軽く受け入れてくれるだろうか。
何かしらの拒否反応を示すかもしれない・・・そうなれば律は孤独になってしまう
そんなこと許されるはずがない!律は・・・律は私が守る!決定だ!
これからはじまるんだ・・・私と律の生活が・・・・!!

何考えてるんだと自分で言いたくなるような思考の巡り。頭がちゃんと働いていない
それも無理からぬこと、律の見てるこっちまでやすらいでくるような寝顔が、眠気を誘ってくる
少しだけ・・・少しだけ眠ろう。今私は、本当に幸せだ。先のことをごちゃごちゃ考えるのは後回し
おやすみ・・・律・・・


「みんなおはよー!あれ、澪ちゃんどうしたの」
「あら、唯ちゃんおはよう。澪ちゃんたら、朝早くから来て勉強してたみたいなんだけど、眠かったのかしらね。
私が来た頃にはもうこうやってうたた寝してたわ・・・」
「ったくしょうがない奴だなー。いつもはみんなにしっかりしろっていうくせに、自分が部室でうたた寝なんてさー」
「あはは!そうだね。それで、起こすの?」
「うーん、まだ始業まで時間あるし・・・私がみてるから、起こさないでおいてやろうぜ。
いつも頑張ってるから、休憩も必要だろ・・・・」
「うふふ、りっちゃんたら優しいのね。」
「い、いやそんなんじゃ・・・」
「あはは!気配りっちゃん!」
「なんだそりゃ!・・・・ったく・・・」

「・・・澪ー」
「んんむにゃ・・・私が・・・守って・・・やるぞー・・・」
「・・・・ふふっ、たく・・・どんな夢見てんだよ。・・・・かわいいやつめ」


おわり


  • ロりっちゃんかわいい -- アクティブ (2012-02-17 13:45:40)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー