「律、これなんだ?」
「あっ、いや、それは・・・なんでもないよ」
律の部屋に置いてあった可愛くラッピングされた箱。
「・・・誰かにあげるの?」
「み、澪には関係ないだろ」
そうだよな・・・。
律も女の子なんだし。
一日早いけど、持ってきていたチョコの箱をギュッと握り締めるとグシャッと潰れる音がした。
あーあ、律に食べて欲しくて作ってきたのにな。
何だかむしゃくしゃする。
「律のバカッ」
ぐしゃぐしゃになった箱を律へ投げつけた。
「いてっ・・・」
「チョコ?澪が作ったの?」
「律に・・・食べてほしかったけど、もういい・・・帰る」
「待って!」
開けてみてと言ってラッピングされた箱を渡してきた。
「え?これ、誰かにあげるんじゃないの?」
「澪にだよ。頑張って作ってみたんだ。本当は明日渡そうと思ってたんだけど・・・」
「あっ、いや、それは・・・なんでもないよ」
律の部屋に置いてあった可愛くラッピングされた箱。
「・・・誰かにあげるの?」
「み、澪には関係ないだろ」
そうだよな・・・。
律も女の子なんだし。
一日早いけど、持ってきていたチョコの箱をギュッと握り締めるとグシャッと潰れる音がした。
あーあ、律に食べて欲しくて作ってきたのにな。
何だかむしゃくしゃする。
「律のバカッ」
ぐしゃぐしゃになった箱を律へ投げつけた。
「いてっ・・・」
「チョコ?澪が作ったの?」
「律に・・・食べてほしかったけど、もういい・・・帰る」
「待って!」
開けてみてと言ってラッピングされた箱を渡してきた。
「え?これ、誰かにあげるんじゃないの?」
「澪にだよ。頑張って作ってみたんだ。本当は明日渡そうと思ってたんだけど・・・」
律が箱の中に手を入れチョコを一つ取り出し、私の口へ放り込む。
「っ・・・!」
「うまい?」
「うん」
私も形の潰れたチョコを箱から取り出して律の口に入れてやる。
「おいしい?」
「うん!すっごくおいしい」
その顔が可愛いてどうしよもなかった。
「っ・・・!」
「うまい?」
「うん」
私も形の潰れたチョコを箱から取り出して律の口に入れてやる。
「おいしい?」
「うん!すっごくおいしい」
その顔が可愛いてどうしよもなかった。