けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「SS113」で検索した結果

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  • SS113
    投稿日:2010/09/26(日) 23 44 03 澪はああ見えて甘えるということをしない。 いや、一見するとクールな彼女だから甘えるという行為は似合わない気もするが 実際は怖がりだし気の弱いとこがあって、そんな中身を知っているからこそ意外に思えるのだ。 それは恋人同士であってもかわらない。 澪は私に甘えてこないし、だいたい私から澪にくっついていくのがパターン化している。 私はというと(自分で言うのもなんだが)人懐っこいしスキンシップも多いほうだ。 もともと甘え上手なのかもしれないが、 こと澪に関しては、風邪を引いて迷惑をかけた一件以来素直に気持ちを伝えられるようになった。 たいして澪は、私が手を握ったら握り返す、私が抱き締めたら同じように腕を回してくれるくせに 自分から抱き締めてくれたことはない。 それがなんだか面白くなくて、なので最近は一緒にいても余計に...
  • 澪×律 別荘地 16
    ...ということもなく、 SS113 澪はああ見えて甘えるということをしない。 短編143 家を出る時にママは言った 短編144 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」 短編145 「雨、すごいな」 SS114 本当に今日はついてない SS115 「…ふぁー…あ…」 16-480 紬「澪ちゃん、ちょっと」クイクイッ 16-549 「犬ってい言うのはな、ご主人様に忠実じゃないといけないんだぞ。」 くさい仲 くせえ。くさすぎる。間違いなく屁だ、すかしっ屁だ。 短編146 最近澪が甘えてくれない 短編147 「・・・なんだよそのかっこ」 短編148 りつ「みおちゃん今日とまっていきなよー」 短編149 ああ、無気力。何もする気が起きない 短編150 こんにちわ、今日はママと一緒にお部屋のお掃除です。 トップページ
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    ... SS113 SS114 SS115 くさい仲 澪×律 別荘地 16 まとめ1 澪×律 別荘地 16 まとめ2 澪×律 別荘地 17 SS116 SS117 SS118 SS119 澪×律 別荘地 17 まとめ1 澪×律 別荘地 1...
  • SS11
    冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ って言いたいとこだけど 寒いものは寒い 「あぁもう律はまだか!」 そう、私がこんな寒い中、外で待っている理由 それは律が待ち合わせ場所にまだ来ていないから まぁ、遅刻というやつだ いつも学校に行く時は待ち合わせとかしてなくて 登校中にあったら一緒に行くっていう感じだった それで今日は一緒に行こうって律から誘われたものだから、それはもう楽しみにしていたわけで まさか遅刻だなんてな、百年の恋も冷め・・・いや、まだまだ頑張れる …って何言ってるんだ私は きっと寒さのせいだ、そうに違いない 「まだかよ、ばかりつ」 「朝っぱらから馬鹿はひどいなぁ」 冷たくなった手に息を吹きかけながらボソっと呟いた言葉に 待ち人から返事がきた こっちは寒い中待っていたというのに、なんて呑気な返事だろう ...
  • SS119
    投稿日:2010/10/31(日) 07 13 34 今日は10月31日、ハロウィン。 お化けの仮装をする人がいるから、私はあんまり好きじゃない。 でも、イベントごとが大好きなあいつは、きっとノリノリで参加することだろう。 「みーお!」 噂をすれば。律は、私の部屋のドアをぶち破りそうな勢いで入ってくる。 まぁ、それはいつものこと。ずかずかと許可も取らずに人の部屋に勝手に入ってくるのも。 違うことといえば、犬耳、しっぽ、犬の手足っぽい手袋にスリッパ、そして赤い首輪を付けていることくらいか。 どうして犬なのかはわからないけれども、とても似合っているのでいいと思う。 「狼男だぞー!」 …………犬じゃなかった。でも、どう見ても犬。なんか柴犬っぽい。 っていうか。 「狼男って首輪つけてたっけ……?」 「あれ、なかったっけ。……まぁ細かい...
  • SS115
    投稿日:2010/09/30(木) 00 50 51 「…ふぁー…あ…」 「…眠いのか?律」 「あー…ちょっと…」 「まだ昼だろ…はりきりすぎだ、ばか」 「うへへ、面目ねぇ」 大学に通っている私たちは現在同棲中。 恋人同士なんだから当然だ。 今日は久しぶりに二人揃って休日ということで朝からハッスルしちゃったんだぜ。きゃは! だから今二人とも裸でベッドで寝そべっている。 「どっか出掛けるんじゃなかったのか?まぁただの思いつきだろうけど」 言いながらベッドの中から動こうとしない澪しゃん。 どうやら今日はもう家の中で過ごす気満々のようだ。 「昼飯どーしよっか」 「今日は律の当番だろ」 「…もう少し休ませて…」 「寝ちゃうから駄目だ」 くそ、鬼嫁だ。鬼嫁がいるぞ。 私は尻に敷かれるタイプなんだろうか。 まぁさっきは澪を尻に敷いてたわけだが。 「お前は...
  • SS111
    投稿日:2010/09/26(日) 12 21 01 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」 「た、立花さん……!」 ■ 部活も終えた午後六時。外はもう真っ暗だ。 私、立花姫子はローソンでアルバイトをしている。 学校から少し離れたところにあるので、桜高の生徒を見かける事は極稀だ。 一週間に数回誰かがやってくる程度で、あまりバイトをしている姿を見られたくない私にとっては好都合。 いらっしゃいませーなんて言ってる姿は恥ずかしくて見せられない。 だから毎日、何の気なしに接客するだけの日々だった。 でもある日突然、桜高の生徒がどっと押し寄せるようになった。 なぜだろうと考えていたけれど、その答えはすぐに見つかった。 (……うーん、この軽音部クリアファイルか) レジの横に置いてある箱。その中には色とりどりのクリアファイルが入ってい...
  • SS117
    投稿日:2010/10/22(金) 21 59 10  なんだか最近の私はちょっとだけおかしい。  律を見てると、妙にイライラするんだ。  教室の端で笑っている姿、体育ではしゃいでいる姿、部室で遊んでいる姿。  全部ぜんぶ。 「なんか澪しゃん、最近機嫌悪くない?」  夕焼け空の下。  学校からの帰り道を律とふたりで歩いていると、律がそんなことを尋ねてきた。 「別にそんなことないだろ。ほら暗くなる前に帰るぞ」  そんな私の答えに、律は「納得がいかない」とでも言いたげな顔をして、 「あたし、なんかした?」 「別にしてないよ」 「じゃあ、なんで」 「だから怒ってないって言ってるだろ」 「……」  なんだよ、と小さく呟いて、それきり律は何も言わなかった。  家に着いて部屋のドアを開けるやいなや、私はベッドに転がって大きなため息をついた。  ...
  • SS110
    投稿日:2010/09/25(土) 00 28 50 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。 けれども、ついてみれば部屋に連れていかれただけで何も無い。……用事があったんじゃないのか? 仕方が無いので、暫く勝手に過ごすことにする。 あたりを見回すと放置してある雑誌が目に入った。 雑誌は5冊ほどが乱雑とも綺麗とも言いがたい状態で置いてあり、なんとなく右から二番目を手に取る。 表紙を見ると、音楽系の雑誌しかないと思っていたのにまさかのファッション誌。 少し驚いて他のも確認してみると残りの4冊は全部音楽系の雑誌だった。 ま、まぁ律だってこう言うのは読むよなあ。 「なぁ、澪」 「なんだ?」 表紙をめくるのとほぼ同時に、律が声をかけてきた。 折角雑誌を読み始めようとしたところだったのに……なんとなく出鼻をくじか...
  • SS114
    投稿日:2010/09/29(水) 12 42 08 本当に今日はついてない 目覚ましの故障、朝ごはん抜き、教科書を忘れたり、急な夕立.etc とりあえず今日は疲れた…少し夕飯まで眠ろう… 濡れた制服をハンガーに架けて床に落ちているパジャマを取ったその時 ズルッとパジャマの上にあったベースがバランスを崩し、タンスの金属製の取っ手に向かって倒れてしまった もしポッキリと折れてしまったら… 最悪の結果を防ぐため手を伸ばすが間に合わない! 『ガッ』 嫌な予感がした… とりあえず弾いてみるが支障は無いみたいだ。 しかし1cm近くの線傷が出来てしまっていた せっかく律が選んでくれたベースなのに…… ここはやはり律に打ち明けるべきか… ──打ち明けた場合── 律「買ってから1ヶ月も経ってないのに…大事にしてくれると思ったのに……澪とな...
  • SS118
    投稿日:2010/10/24(日) 03 43 54 「くしゅんっ」 思わずくしゃみが一つこぼれた 10月も終わろうとしている中、あの猛暑が嘘だったかのように 街はヒンヤリとした空気を纏いはじめる そうだ、今年ももうすぐ冬が来るんだ・・・ 冬は好きではない。だからって夏が好きってわけでもなくて 春とか秋とか、そういう暑くも寒くもない季節が好きなんだよな 過ごしやすいもん ところで、毎年寒くなってくると これが恒例と言うが如く、あいつはペタペタとくっついてくる 「おはよーみーお!可愛いくしゃみだったなあ」 どこからともなくにょいっと現れて、私の肩に手を回しくっついてくるそいつ 最近ではこの行為にも、どこか季節のにおいを感じるようになってきた。 「毎朝くっついてくるなよ」 「澪しゃんが喜ぶと思ったんだよー」 そり...
  • SS116
    投稿日:2010/10/19(火) 01 27 26 体育祭が嫌いだった。 もとより目立つことが嫌だったし。 もしリレーで転んでしまったりしたら血も出るし注目も浴びるし大変だ。 組み体操とか創作ダンスとかで失敗しても客とか仲間内からの視線が痛い。 そして何より  あいつが目立つ。 「うわーりっちゃんすごーい!!」 「へへ!どんなもんだい!!」 今日は、桜高体育祭。 さっき短距離走の種目が終わったところだ。 「すごいわりっちゃん!1位!」 こいつ…律が1位を取った。 だから今現在律の周りには人だかりができている。 「すごかったよりっちゃん!」 「田井中はえぇー!」 「見た目どおりすばしっこいんだなー!」 いろんなひとにもみくちゃにされてる律。やめろよーなんて言いながら笑顔で接する律。 「あの先輩かっこいいなぁ…」 「ね、ちょっと...
  • SS112
    投稿日:2010/09/26(日) 16 28 21  香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 私たちはいつもの放課後を過ごしていた。  仮にも軽音部という看板を掲げている以上、差し迫った目標が無くとも練習するのが 当然なのだけれど、お茶の合間に気が向いたら練習という毎日に、 いつの間にか身体が慣れてしまっている。特に今日は、普段から率先して練習に励む梓が、 クラスの用事か何かで、まだ部室に顔を見せていない。つまり、だらけた雰囲気に 歯止めを掛ける人間がいないのだ。故に、常にフリーダムな律や唯はもちろん、 それを諫める役目などとっくに放棄したムギと私までもが、楽器にさわりもせず、 各自思い思いに時間を費やしている、というわけだ。  律は持ってきた雑誌を読むのに夢中らしい。唯はといえば、鏡や手帳やその他の小物を、 出したり片付けたり並...
  • 澪×律 別荘地 17
    トップページ 澪×律 別荘地 17 SS一覧 澪×律 別荘地 17 まとめ1 澪×律 別荘地 17 まとめ2 澪×律 別荘地 17 まとめ3 題 1行目 短編151 「いいか、ここはテストに……」 短編152 律はその性格に似合わず、得意とするゲームのジャンルは 17-330 「別についてこなくてもいいのに」 SS116 体育祭が嫌いだった。 17-396 「憂ちゃんくれ!」 SS117 なんだか最近の私はちょっとだけおかしい。 SS118 「くしゅんっ」 SS119 今日は10月31日、ハロウィン。 トップページ
  • SS131
    投稿日:2010/11/12(金) 14 25 06 律「………えっ?」 それは、本当に突然のことだった。 唯「びっくりだよねー」 何だよ……それ。 紬「ほんとね。でも、澪ちゃんだものね」 何をするにも常に一緒で、お互いのことは何でも知っている。 ……つもりだった。 さわ子「彼氏ができるのも頷けるわね」 私ハ、ソレヲ知ラナカッタ……。 律「なん、だよ……それ」 唯「あれ? りっちゃん知らなかったの? てっきり知ってるかと…」 さわ子「結構学校でも有名よ? 澪ちゃんに彼氏ができたって話」 梓「………」 紬「路地裏あたりで2人でいるのを見たって人がいたのよ」 唯「路地裏って、何だかえっちぃね!」 梓「その発想はなかったです」 澪に…彼氏? ははは、何を、バカなことを……。...
  • 澪×律 別荘地 16 まとめ1
    ...ということをしない。SS113   239 :軽音部員♪  2010/09/26(日) 23 45 47   思わず「じゃあ抱き締めてよ」と言いそうになったが、さすがに恥ずかしい台詞すぎたのでやめた。SS113   244 :軽音部員♪  2010/09/27(月) 01 29 14   ルームシェア始めた妄想 *** 家を出る時にママは言った短編143   248 :軽音部員♪  2010/09/27(月) 11 16 49   もちろんおまえらは来月きららに付く書き下ろしカバーも視野に入れてるよな   250 :軽音部員♪  2010/09/27(月) 11 45 12   律「みおー。カバー付ききらら買おうぜー!」 澪「ふふ、当たり前だろ。ここにあるの全部ください」 律「お、おいおい。買い占めは他のお客さんに迷惑だぞ」 澪「じゃあ二冊……」しゅん 律「あー、怒っ...
  • SS132
    投稿日:2010/11/13(土) 22 11 25 いつも通り澪の家にいて隣に彼女がいると私はふと思う。 あ、キスしたい。 「みお」 隣にいる彼女に声をかける。 「なにー?」 何の気ない返事を返してくる彼女。パラパラと雑誌を読む手を止めない。 そんな彼女の肩に手を置き、ぐっと顔を近づけた。 「…りつ?」 流石に彼女も私が何をしたいのか気付き、顔を強張らせた。 相変わらず、綺麗な顔してるな。 女子高に通っているにも関わらず、澪以上の美人を見たことが無い。テレビの女優とか比べもんにもならん。 恋人効果かもしれないけど。しかも今赤面した顔を見ているのだ。もう、たまらない。 そんな彼女に、今からキスをしようとして 「あっ……い、や…!…」 拒否。小さくて口だけだけど、嫌って。 「…うん」 小さい声でそう呟いて、彼女から離れる。 「…りつ」 「ちょ...
  • SS139
    投稿日:2010/11/18(木) 22 56 37 澪(人を素直にさせる薬、か…) 澪(ムギ曰く、副作用はなし。勢いに負けて貰っちゃったけどどうしよう…?) 律「澪、みーお!」 澪「…ん?」 律「どうしたんだよ。朝からぼーっとするなんてらしくないぞ?」 澪「あ…ちょっと考え事してて(今日も私の律はかわいいなぁ)」 律「ふーん?悩み事なら相談しろよー?」 澪「うん、ありが…(いや、ちょっと待て)」 澪「…律、なら早速いいかな?(これを使えば律の本当の気持ちを…)」 律「んー?」 澪「実はダイエット中でさ、飴を貰ったんだけどどうしようか迷ってたんだ。私の代わりに食べてくれないか?」 律「…それだけ?」 澪「…ダメかな?」 律「ん。いいよ」 澪「はい、じゃあ口開けて」 律「あーん。…ん、なんか変な味」 澪「健康にいい成分入れてるらしいからな。一気に...
  • SS13
    澪視点 律の部屋。部屋の主は布団を頭からすっぽりかぶって丸まってる。 「律」 「・・・」 さっきからずっとこう。 何度話しかけても、返事すらしない。 「律ってば」 「なんだよ」 「なんだよ、じゃないよ。どうしたのさ」 「なんもない。・・ほっといてよ。」 どうしたらいいか、わからない、わからないけど。 律の近くに居ないといけない気がした。 だから。 「律、ちょっと奥いって」 「なんで」 「いいから」 「やだ」 …実力行使しか、ないな。 「邪魔するぞ」 「え、おい。澪っ」 「何」 「やだっていったぞ」 「うん」 「・・・」 強引に、丸まった物体の横に寝転がる。 …あれ、なんだろ。 なんか、横になったら、急に眠くなって・・・。 もういいや、寝ちゃお。 「りつ」 「なに」 「...
  • SS137
    投稿日:2010/11/18(木) 00 29 09 ふと、思い出した それはずっと昔の話 私と律が知り合って、1年くらいが経った頃のこと・・・ そのころに起こったとある出来事が 少なからず、今の律と私の関係を築く上で欠かせないものになっているのではないか 最近ではそんなことを思うようになった キッカケが何だったかなんて、もう記憶の片隅にも残っていない ただ、その日の私と律はえらく荒れていて 売り言葉に買い言葉、周囲が引くほどの口げんかを繰り広げていた。 そのときに・・・口をつついて出てきた一つの言葉 それを律に振りかけてしまった 「嫌い」 決して本心ではない、むしろそのとき私は既に 律に心から惹かれ、好きになっていた だから だからこそ 私の気持ちをわかってくれない律に、腹が立って 律の気持ちをわかってやれない私に腹...
  • SS138
    投稿日:2010/11/18(木) 21 51 27 澪とケンカをしてしまった。きっかけは私。 最近二人きりであえる時間が少ないことについて文句を言った。でも澪は我慢しろの一点張り。 「澪は私がいなくても平気なんだな!」そう捨てぜりふを言って逃げてしまった。 今日、私は当てつけるためわざと澪を無視して別の子と話をしたりスキンシップしたりした。 で、肝心の澪はというと全く反応なし。 少しはヤキモチをやいたり、もしかしたら割って入ってくるかも…と思ってたけど結局放課後まで澪からは何もなかった。 仕方がないから今日のところは諦めようとなるべく澪に出会わないように回り道をして家に帰った。 (もう今日は疲れたな…ちょっと休もう。仲直りの方法考えるのはその後だ。) そう思って自分の部屋のドアを開けると 部屋のなかに澪がいた。 澪は学校が終わった後まっすぐ来た...
  • SS130
    投稿日:2010/11/12(金) 01 04 30 あれ?化学って宿題出てたかな? 土曜の夕方、そんなことが気になって私は電話を取る 普通に考えたら和やムギに聞くのが賢明なんだけど なぜか私が選択したのはあいつの番号 でも律が覚えてるわけないかな・・・ そんな嫌味を思い浮かべながら呼び出し音を聞いていると 10回くらいでその音は 睡魔を押しのけ絞り出したような声に変わった 「おはよぉみおー」 なんだよ、寝てたんだな。のんきなもんだよホントに 私が困っているって時に・・・とりあえず何してたかを聞いてみたら 「んー。唯んちで寝てた」 唯も一緒か。たまの休日でも二人は休むことなく遊びに熱中する その熱意を然るべきものに向ければ一定以上の結果を出せるのに 二人とも宝の持ち腐れだよな。 この状態の律に宿題の有無を聞いても打...
  • SS135
    投稿日:2010/11/16(火) 19 39 49 澪は突然立ち止まった。私は勢い余って少し前のめりになる。 「なんだよ澪、急に止まるなって」 振り返って見ると、澪は射的ゲームの屋台を見つめていた。 何かをふと思い出すような――そんな表情を横顔から見せている澪。 私はその顔を覗きこみながら尋ねた。 「どうしたー澪。射的やりたいのか?」 「……」 「澪?」 「……夏休み、ムギに人形取ってやったって言ったよな」 ああ、あれね。 夏休みにムギと一緒に遊んだ時、人形を取ってあげたのを思い出した。 それを澪に話すとしばらく機嫌が悪くなったのを覚えている。 でもなんでその話題が今頃……。 立ち止まっている私たちの横を、ざわめく人々が通り過ぎて行く。 浴衣姿の私たちは、私服の人の波に少しだけ浮いていた。 私と澪は、数秒見つ...
  • SS133
    投稿日:2010/11/14(日) 00 41 31 「今日はちょっと用事あるからここでお別れな!」 「後で家来るんだろ?」 「おう!夕飯食べたあとだから7 30くらいな!」 いつもの帰り道、律は用事があるからと言い出した。 正直、律の用事の内容は想像ついてる。でも… 20 00 案の定、律はこない。どうせ携帯は出ないだろうから家に電話しても 律は帰ってないという。全くあのばかは… 21 00 そろそろあのばかも家に帰ったころだろうからマいやお母さんにちょっと 律のところにいってくると伝え、荷物を持って家を出る。 律のお母さんに挨拶し、階段を上る。 「おーい、律入るぞー」 返事をまたずドアを開けるとベッドで壁にむかってあぐらをかいてるおばか さんを発見。 「おい律、なんで約束したのにこないんだ?心配したぞ?」 「…」 「無視するな...
  • SS136
    投稿日:2010/11/17(火) 01 35 31 「……澪?」 せっかくの祭りだってのに澪が機嫌なおしてくれなくて、悔しくなって ちょっと俯いたら澪を見失ってしまった。 「なんだよ…」 あんなに怒ることないじゃないか。埋め合わせに一生懸命射的でぬいぐるみ 取ってあげて、何度も呼びかけて…大体、あの時だって私の誘いを断ったの は澪じゃないか。でも… 「あーあ、澪のやつ一人になって大丈夫なのかよ」 私が悪いんでもいいから一緒にもっとお祭り楽しみたかったな 「一人で先に帰っちゃおうかな。澪は今頃一人で震えてるかな」 でも… そんなことできるわけない。 「それとも澪は美人さんだからナン…」 あれ?そこまで考えて違和感。 いつもならナンパされて震える澪を想像するのになんでか今日に限って ナンパにのって男と並んで歩く澪が頭に浮かぶ 「…ははっ。な...
  • SS134
    投稿日:2010/11/14(日) 23 14 29 饅頭怖いという落語をご存知だろうか。 かいつまんで言うと、『饅頭が怖い』と言いふらすことで自分に嫌がらせをしようとする人達から大好きな饅頭をせしめる話だ。 そんな話もあったな、とたまたま読んでいた本を眺めながら私は考えていました。 すると突然ひらめいたのです。 えー、その前にまず私自身の話を少々。 私は現在高校生という身分であり、そんな私には一人の幼なじみがいます。 名を田井中律。 カチューシャがトレードマークの笑顔はじける元気いっぱい、そしてたまらなくキュートな女の子です。 彼女の魅力は語り尽くすことができません。 僅かばかりの例を挙げるとするなら、まず自分のことより他人が喜ぶことを優先するようなとってもいい子であるということ。 おちゃらけて自分のことを美少女なんて言ってても、ま...
  • SS10
    はぁ、澪は何時まで写真撮ってるつもりなんだろ 声かけても「んー」とか「あぁ」とか全然かまってくれない あーあ、つまんないなぁ 「りーつっ」 そんな風に考えてたら、私をほったらかしにしてる張本人が声をかけてきた かまってくれなくて結構いじけている私は、むすくれた顔で振り返る その瞬間、パシャリというシャッター音 え? 「ふふっ」 ポカンとした私の目の前にはいたずらっぽく笑う澪 …やられた 「不意打ちは卑怯だぞ!」 「このカメラ、デジカメじゃないからなぁ」 抗議してみるも、暗に消せないということをいって尚も笑う澪 しかも、この写真どうしよっかなぁ~とかいってるし! …ふふん。でもな、この程度で慌てる私ではないのだよ! 「これを見ろ!」 「・・封筒?」 驚くなかれ!この封筒には3日前...
  • 澪×律 4
    トップページ 澪×律 4 SS一覧 澪×律 4 まとめ1 澪×律 4 まとめ2 澪×律 4 まとめ3 題 1行目 SS9 私は今世界中の誰よりも幸福なんじゃないかと思う。 SS10 はぁ、澪は何時まで写真撮ってるつもりなんだろ SS11 冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ 短編21 君は本当に無防備だよね。私を揺さぶるのが好きなのかな 短編22 私が君を好きになったのは必然だったのかもしれない。 短編23 「澪、あっちのバンドでも頑張れよ!」 SS12 「おっじゃまっしまーす」 短編24 律は明るくて、気さくで、誰とでもすぐ仲良くなれるから人が寄ってくる。 SS29 「うーっ、さみーなー!」 短編25 気が付くと見慣れない部屋にいた。 短編26 放課後、律の家に半ば強引に連れてこられた SS30 しとしとと窓の外で雨音が響いている。 短編27 「~で、~~とかさ~・...
  • SS18
    注1 本SSは律澪分、唯梓分が均等に振り分けられて(るはず)ますので 澪×律スレ、唯×梓スレの両方に投下させて頂きます 注2 本SSは某「唯が梓に嫉妬するSS」を参考に作成されています 注3 本SSは既に律澪と唯梓はカップルになってる事を前提で話を進めさせて頂きます また、あからさまなキャラ崩壊が見受けられる可能性がありますのでご注意下さい 唯律澪紬「ワイワイガヤガヤ」 ガラガラ 梓「こんにちは、遅くなってすみません」 唯「あっ!あずにゃん!遅いよ~早く早く~♪」 梓「はい…でもその前に」 唯「?あずにゃんその手に持ってるのなぁに?」 梓「あぁこれは…ラブレターです」 唯「…え」 律「おっ、梓も隅に置けないねぇ~このぉ~」 澪「こら律、あまりからかうn」 ドンッ! ...
  • 澪×律 別荘地 13
    トップページ 澪×律 避難所 13 SS一覧 澪×律 別荘地 13 まとめ1 澪×律 別荘地 13 まとめ2 題 1行目 別れは唐突に...... 「なぁ……澪って幽霊、嫌いだよな?」 短編123 昨日まで澪は2泊3日の家族旅行 短編124 「ねえ、澪。」 SS102 「最近、怖い話とかやんなくなったよなー」 SS103 小学校時代、ちょっかいを出した時に見せる泣きそうな表情が可愛くて、毎日のようにちょっかい出してたっけ。 SS104 「はー・・・進まないなこれじゃー。」 SS105 〇月〇日 短編125 澪「なんで律は歌詞を見せなかったんだ?」 短編126 澪「わたしはロミオ……あっ」グイ 短編127 「劇の練習もあとは通しで細かい修正をするだけだな!」 トップページ
  • SS1
    律「まあ私が一号で澪が二号なのは明らかだな」 澪「なっ、なんで」 律「だって澪どん臭いじゃん。妖怪『コードに足引っ掛けパンモロ女』だし」 澪「うおおいっ!なんだよその汎用性なさすぎな妖怪は!」 律「まあそんなだから、少なくとも技ってガラじゃないね」 澪「どん臭い=力の二号ってのもおかしいだろ…」 律「いやほら背高いし手デカいじゃん。そしてそのデカい手でしょっちゅう殴られる可哀想なアタクシ」 ごちんっ 律「あづーっ!」 澪「お前がそうやって挑発するからだろ!」 律「でも澪しゃ~ん、   自分と同年齢のオナゴをネックハンギングツリーで浮かせられる女子高生なんて結構な逸材だと思いますよ?」 澪「お前がちっちゃすぎるだけだろ。大体どこに適所があるんだよ、その逸材は…」 律「そんなの自分で探せよ。全く、これじゃか弱いりっちゃんはデカ女に押し倒されても貞操を守れませんわ」 ...
  • SS124
    投稿日:2010/11/02(火) 15 22 13 ん・・・あれ、ここ どこだろう・・・ 見覚えのない天井 馴染みのない感覚 少し目を泳がせると、 白衣を着た女性が和と律に何か話をしているのが目に入る・・・ そして律が少し視線をこちらに寄せると私と目が合い それと同時にこちらに飛びつくような勢いで走ってきた 「みお!大丈夫か?!」 「うん・・・おはよ」 大げさに私の手をぎゅーっと握りながら語りかけてくる その律の肩を和が軽く叩き 保健室では静かにしなさいといさめる そういえば・・・体育でバレーボールしてる途中に急に意識がぐらっとして・・・ それから記憶が途切れてるから、多分倒れたんだろうな。 律がこれだけ心配そうにしているのも、そう思えば納得できる 保険の先生によれば少し熱があるとのこと 朝からちょっと風邪気味で、今日は無理...
  • SS14
    冬の日 どんなに寒くても僕は幸せ 白い吐息弾ませて、駆けてくきみを見てると、切りそろえた髪がとても似合ってる でも、前髪を下ろした姿も見てみたい この怪しげな手紙の正体が解かり、不安のモヤモヤは消えたものの 今は新しいモヤモヤが私の胸中を占拠しようとしている 「・・・・意味深だなあ」 歌詞だってのはわかったけど、それにしちゃえらく短い。 それに韻を踏んでる感じもないし、歌詞というよりは手紙って感じ。 そうだよ、やっぱ手紙だよなこれ。 「・・・・・未完成なのか」 それはそれでおかしい。完璧主義の澪が未完成の歌詞を持ってくるだろうか 未完成のうちから私に見せて意見を聞きたい、そういう線もあるかもしれないが、 本人はこれで完成としている様子。できれば続きも書きたいとは言っていたが、 現時点ではこれが完成品なのだ。 澪の歌詞と言えば、甘々かつメルヘンチックに...
  • SS144
    投稿日:2010/11/23(火) 11 23 17 律「みおーお昼ごはん何食べたい?」 澪「律がつくってくれるならなんでもいい」 律「何でもいいが一番困るんだよなあ」 澪「でも…」 律「ん?」 澪「デザートは…パイナップルで…」 律「おっお昼ごはんつくってくる////」 11月23日いい夫妻の日11 23秋山家のそんなひと時 澪「りーつ」 律「わっなんだよ澪!今料理してんだから邪魔するな」 澪「えい」 律「わっカチューシャとるな!料理しづらいだろ!」 澪「いーからいーから。ほらパイナップル~」 律「人の髪で遊ぶな~」 澪「いいだろ。律だっていつも私の髪で遊ぶじゃないか」 律「そっそれは澪の髪が大好きだから…」 澪「ありがとところで律、さっき、デザートで勘違いしただろ?」 律「えっ」 澪「こないだもらったパイン缶のこといったんだけど...
  • SS123
    投稿日:2010/11/02(火) 01 23 53 「仲間内で飲み会やるんだけど秋山さんもこない?」 大学で知り合った友達に飲み会に誘われてしまった。今日は律は講義が ないのでお休み。どうしようかな… 「あんまり遅くならないから行こうよ」 まあ女子大の仲間内の飲み会だし大丈夫かな。律からも友達づきあいは 大事にしろって言われてるし。悪い人じゃないしね。 「うんまあ、あんまり遅くならないならいいよ」 講義も終わってその子と一緒に会場の居酒屋に向かった まではよかったんだけど… 「おっ!待ってたよ~。そちらの可愛い子は?」 「!!!」 「あ~同じ大学の秋山さん。一緒に参加するからよろしくね」 なっ!なんで男の人がいるの!? 「なっなんで男の子がいるの…?」こっそりと聞いてみると、 「あはっ実は合コンのメンバーが一人足りなくてさ。みんな悪い人 じゃないか...
  • SS180
    「む…むり!やっぱむり!」 「…まだ制服のボタン一個外しただけなんですがね澪しゃん…」 「だって…は、恥ずかしいし…無理…」 「…はぁ」 「…りつ、ご、ごめん」 「なんで謝るんだよー」 と私は笑って澪の頭をぱちんとはたく。 んな複雑な顔してんじゃねーよ。 澪が悪いわけじゃないだしさ。 「んーじゃ、帰るよ」 「えっ?泊まってかないのか?」 「あぁ、下着とか持って来てないし」 「え…あ、そっか…」 「気持ち抑える自信も無いしな」 「!…ば、ばぁか…」 んで、澪に玄関まで送られて薄暗くなった帰り道。 澪と付き合って3年とちょっと。 うん…エッチ経験は未だありませんよ。 理由は…まぁさっきの会話通りだ。 手はつなぐ。澪もそこまではできる。 キスは、まだしてない。 付き合って3年なのに遅いって?いやいや、これが普通。 澪と付き合うってんな...
  • SS108
    投稿日:2010/09/11(土) 02 13 04 最近、澪がおかしい。 ――― 「りーつぅー」ギュッ 「…おはよう、澪」 「えへへ、今日も律はかわいいなぁ」ギュー 「そりゃどうも、ところで澪」 「んー?」ギュー 「そろそろ離してくれないか?」 「やだ」ギュー 「このままだと学校行けないだろー?」 「やだ」ギュー 「馬鹿なこと言ってないで」 「やだ」ギュー 「………」ナデナデ 「…まったく、仕方がないな、律は」パッ 「いや私じゃなくて澪が」 「そんなことより律、準備は終わってる?早く着替えて朝食とらなきゃ」 「…あぁ、分かってる」 「うん、じゃあ早く」 「………」 「………」ジー 「………」 ...
  • ジャンル別19
    お祭り 短編163 短編164 SS135 SS136 嫌い SS137 短編165 短編166 澪・律が悪いんだからな 短編167 短編174 11月22日(いい夫婦の日) 短編170 短編171 SS140 SS141 短編172 短編173 SS142 SS143 SS144 短編175
  • SS171
    澪「当ててのよ!」 休み時間! 澪「…と、言う訳で律とのスキンシップが取りたいんだけど…」 紬「確かに、澪ちゃんから甘えに行くの少ないものね。」 澪「そうなんだ…気付いたら律の事を叩いてばっかりだし…」 澪「こんなんじゃ、その内嫌われちゃうかも…」ウルウル 紬「(うーん、そんな澪ちゃんにずっとついて来てるんだから問題ないと思うけど…)」 紬「(律澪見たいから黙っておきましょう!)」 澪「ムギぃ~…」 紬「そうね、今のままじゃ駄目ね!」 澪「う~…やっぱり嫌われちゃうんだ…」ウルウル 紬「(いけない、煽り過ぎた…)大丈夫よ、私に考えがあるの~」 澪「…どんなの?」 紬「ずばり!『足を挫いちゃって歩けな~い、誰か背負ってくれないかな…作戦!』よ!」 澪「…ムギ、ネーm」 紬「...
  • SS142
    投稿日:2010/11/22(月) 23 19 30 「なあ澪、今日が何の日か知ってる?」 律は澪にそう訊ねた。 「なんだよ、11月22日、『良い夫婦の日』だろ?それがどうしたんだ?」 律はにわかに不機嫌な顔つきになり、澪はそれを見てクスクスと笑った。 「何笑ってんだよ、澪?」 「いや、なんていうか、律可愛いなって」 そう言うと澪はまた笑いだした。律は自分の顔がみるみる熱くなっていくのを感じた。 「おい変なこと言うなよ、澪!」 「ごめんごめん」 澪は笑うのを止め、一呼吸おいてからこう続けた。 「でもさ……律ってば何を期待してそんなこと訊いたのかな?」 澪は、今度は声は出さず、悪戯っ子のようなにやにやとした笑みをもって律を見た。 律はいよいよ顔を真っ赤にし、下を向いたきり押し黙ってしまった。 少しの間沈黙が流れると、澪はいよいよ自分がやりすぎたことに気...
  • SS140
    投稿日:2010/11/22(月) 03 45 51 私はヒモりっちゃん 幼馴染で親友でバンドメンバーの秋山澪と同棲中だ。 私はヒモだから当然働いていない。その分澪が働いてくれてる。 今日も澪にお弁当をつくる。 え?お弁当つくってあげるなんてヒモらしくないって? ふっふっふ。甘いな。こうやってサービスして捨てられないように するのだ。ようはアメとムチだ。ふふっさすが私。ヒモの鑑。 あ、この肉団子ひとつだけ辛くしてみよう。ふふっ驚く澪の顔が目 に浮かぶなあ。 ドンナニサムクテモ~♪ 家事を一通り済ませてそろそろ夕飯の買い物に行こうとしたら澪から のメール。何々?今日は遅くなるから夕飯いらない… そっか、澪忙しいのか。まっ家事がひとつ減ってヒモの私としては ラッキーラッキー…。冷蔵庫空だけど買い物明日でいいかな… そうだ、何時に帰ってくるかメー...
  • SS17
    夜、急に澪に会いたい衝動に駆られた。 ちょっと前まで会ってたろ、と自分でツッコミ。 あぁ、意識しだしたらソワソワしてきた。 澪。まだ、寝てないよな。 声だけでも聞けば、収まるかな。 うん。よっしゃ、電話してみよ。 『なんだ?』 「やぁマイハニー」 お互いの電話番号なんてとっくに登録済みだから「もしもし」なんてなし。 『・・・切るぞ』 「ちょ!待った待った!」 澪のことだから、ほんとに切りはしないとおもうけど。 『で。どうかしたのか?』 「ん、特に何もないんだけどな!」 『なんだそれ』 「い、いやぁ。そ、その。あ、会いたいなぁって」 『・・・』 受話器の向こうからため息をつく音がした。 うぅ、やっぱムリかな。夜遅いし。 「や、でも声聞いたら、さ!もう、大丈・・」 『わかった。大人しく待ってろよ』 「あ、...
  • SS16
    朝ごはんも食べて、さて何をしよう。 「澪~」 「なんだ?」 「どこ行きたい?」 「特にないかな」 澪が洗い物をし終えてこっちにくる。 あぁこんなとこも、しあわせ。 抱きしめたくなる衝動をなんとか押さえて、出かける準備っと。 「じゃあ何時も通りでいっか」 「ん」 特に用もなく外に出てウィンドウショッピング。 そんでその時の気分でカラオケいったり、映画見に行ったり。 私たちの休日は何時もこうだ。 店を一通り見て回って休憩。 何をするでもないんだけど、楽しいんだから仕方ないってね。 「この後、どうする?」 「んー。あ、ゲーセン行こうぜ!」 「いいけど、無駄遣いはするなよ」 「わーかってるって」 ふっふっふ!このお宝ハンターりっちゃんの腕、見せてしんぜよう! ゲームセンターへ行くとUFOキャッチャーの手前に...
  • SS15
    「律、何でそんなに怒ってんだよ」 「別に怒ってないし」 「……ほら、怒ってるじゃん」  澪は呆れたような口調でそう言うと、あたしの唇をむいっとつまむ。 「にゃにしゅんだー」  体をよじらせて澪の指先から逃れると、澪に背中を向ける。  と、その拍子、ベッドの枕元に放置してあった一枚の紙が視界に入って、あたしは小さくため息をついた。  不機嫌の原因は、間違いなくこいつ。  ……何が、前髪を下ろした姿も見てみたい、だよ。ひとりごちて横目で澪を見る。 「澪のばか」 「はあ? ……律、本当になんなの、さっきから」  心底不思議そうに首を捻る姿に、今度はあたしが呆れる番だ。 「澪のせいで、あたしがどんだけ悩んだと思ってんだ」 「私のせいで? なんで?」 「……だから、それは……」  思わず口ごもる。澪が書いた歌詞を、自分へのラブレターと勘違いして悶々としてました。 ...
  • SS19
    放課後の音楽室 今ここには唯、ムギ、梓、私の4人だけ 律はムギ曰く先生に呼び出しされていた、らしい 成績のことではないと思うとムギは言っていたけど大丈夫だろうか ドラムが居ないんじゃ合わせようがないということで 律待ちのティータイム まぁ律が来ても練習するかは怪しいものだけど とりあえず席に座りムギから紅茶を貰う いつも思うけれど、どうやったらこんな風に美味しい紅茶が淹れられるんだろう 今度ムギに聞いてみよう そんなことを考えていると さっきまで梓に飛びかかって撫でまわしていた唯と 撫でまわされたせいかは分からないが、若干顔が赤い梓がこちらにやってきた 「ねぇ澪ちゃん、歌詞ってどうやって書いてるの?」 いつもの定位置に座り、ムギに紅茶を貰いながら唯が聞いてくる 何の脈略もないあたりがとても唯らしい 「ん~そうだなぁ。急に思...
  • SS145
    投稿日:2010/11/26(金) 00 07 21 律「唯!誕生日おめでとう!」 澪「おめでとう」 ムギ「おめでとう、唯ちゃん!」 梓「おめでとうございます!」 唯「みんなありがとー!」 ムギ「というわけで、今日はショートケーキを持ってきましたー」 唯「うわああああムギちゃん大好きいいい」 律「じゃあ、早速プレゼント渡すか?」 唯「え!?皆用意してくれてるの?!」 律「当たり前だろー」 澪「ほら、唯」 唯(参考書とか…澪ちゃん空気読もう…) 澪「頑張って勉強しろよ?」 唯「う、うん」 梓「はい、唯先輩」 唯(ギター指南本…新しい嫌がらせなのですか) 梓「唯先輩はこれで練習頑張って下さい」(今日おうちに寄ってもうひとつのプレゼントあげますからそんな可愛い顔しないでください) 唯「あ、ありがと」 ムギ「私はケーキ上げたから、いらないよ...
  • SS160
    その朝、りっちゃんが私のお家に来ました。りっちゃんは私の顔を見ると「メリークリスマス、澪ちゃん!」と言いました。 私は不思議に思ってカレンダーを見たけれど、やっぱり日付は12月26日で、クリスマスは昨日です。 実際に、昨日の夜私はパパとママとツリーの飾りつけをしたり、ケーキを食べたりしました。 朝起きると、今年もサンタさんはちゃんと私のお家に来たらしく、枕元にはプレゼントが置いてありました。 だから私はりっちゃんが「メリークリスマス」なんていうのがとても不思議でした。 私はりっちゃんに聞きました。 「りっちゃん、クリスマスは昨日だよ?りっちゃんは昨日の夜、パパやママとクリスマス会やらなかったの?」 するとりっちゃんは「やったよ」と答えました。 私はますます不思議になってしまい、その表情が顔に出たのかもしれません、 りっちゃんは「ちょっと待っててね」といい、背負ってい...
  • 澪×律 別荘地 19
    トップページ 澪×律 別荘地 19 SS一覧 澪×律 別荘地 19 まとめ1 澪×律 別荘地 19 まとめ2 澪×律 別荘地 19 まとめ3 題 1行目 SS136 「……澪?」 SS137 ふと、思い出した 短編165 「嫌い!!」 短編166 「えへへ、みーお」 短編167 「りつ……?」 SS138 澪とケンカをしてしまった。きっかけは私。 SS139 澪(人を素直にさせる薬、か…) 19-178 澪の嫉妬は凄い。 短編168 「やめろっ……もう自分で書く!」 短編169 唯の家の隣のおばあさんから、また町内会の演芸会のお誘いがあったらしい。 短編170 私が律の部屋で雑誌を読んでいると、持ってきたお茶を机に置き 短編171 私は澪のベースが好きだ。 SS140 私はヒモりっちゃん SS141 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 短編172 11月2...
  • SS121
    投稿日:2010/11/01(月) 02 54 17 もう時間は深夜の一時 草木は眠り、町の明かりもその目を閉じようとしているころ 光を煌々と照らし、ベッドの中で二人語り合う私たちがいた その話題は、さっき見つけたアルバムのこと。 部屋の整頓をしていたら見つけた!と律が持ってきたものだ それは一ページ開いただけで、 忘れかけていたあの日のことを思い出させてくれる魔法の書・・・なんてな。 ベッドに入り律と一緒にそれを眺めていると、不思議なくらいのスピードで時間は進む・・・ 公園で空き缶をドラムに見立て叩いている幼い律・・・それを見ている幼い私。 夏の日のことだろうか?同じ布団に眠る私たちを撮った写真・・・律はやっぱり毛布跳ね除けちゃってる その下に貼ってあるのは、次の日の朝の様子みたいだ 豪快な日本地図の描かれたシーツの前で大泣きする...
  • SS175
    律「みんな来ないなー」 澪「仕方ないだろ。みんな部活だけやってればいい訳じゃないんだから」 律「分かってるけどさー…」 澪「じゃあ大人しくしてろ。もうすぐ来るよ」 律「んー…ん?」チラッ 澪「ん?律?」 律「………」ジーッ 澪「な、なんだよ…」 律「…よし!澪、ひざ枕してやるから、ほら!」 澪「え?え?…み、みんなもうすぐ来るっていってるだろ!///」 律「だからだよ!ほら、ここに頭のせて」ポンポン 澪「そ、そんな律…わざわざ見せつけたりしなくても私は律の…」モジモジ 律「はやくはやく!みんな来ちゃうぞ!」 澪「ぅ…わ、わかった」 律「よし…ってなんで上向いてるんだよ。横向いてくれなきゃ」 澪「え…?どっち?」 律「私の方」 澪「こう…?」ドキ...
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