アルノー・ラランヌ

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「アルノー・ラランヌ」で検索した結果

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  • アルノー・ラランヌ
     アルノー・ラランヌ(Arnaut Lalanne, 1646年頃 - 1701年4月2日)は、ボルドーの出版業者。ボルドーの書肆ジョゼフ・ド・ラランヌの子として生まれた。1670年に出版業者として活動を始め、没年である1701年まで事業を続けた。  名前の綴りが非常にルーズで、アルノー以外にアルマン(Armand)と綴られることもある。また、姓についてもラランヌ以外にドラランヌ(Delalanne)などとも綴られる(*1)。 ノストラダムス関連  『予言集』1689年ボルドー版の異本を手がけた。業者名は n が1つ少ないアルノー・ララヌ(Arnault Lalane)と印刷されている。 名前 ...
  • ピエール・アブグー
    ...存している。こちらはアルノー・ラランヌとの共同出版も行った可能性がある。 名前 コメント
  • ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・マルテル、1689年)
    ...ピエール・アブグーはアルノー・ラランヌとも共同で『予言集』を出版したことあった上、アブグーとジャン・マルテルは共同で出版を手がけることもあったようなので、当初から共同出版の形が採られていたとしても何も不思議ではない。 所蔵先 ボルドー市立図書館 名前 コメント
  • 出版業者の一覧
    ...(17世紀リヨン) アルノー・ラランヌ(17世紀ボルドー) クロード・ラ・リヴィエール(17世紀リヨン) シモン・リゴー(17世紀リヨン) ピエール・リゴー(17世紀リヨン) ブノワ・リゴー(16世紀リヨン) ブノワ・リゴーの後継者たち(16世紀リヨン) ピエール・ルー(16世紀アヴィニョン) ピエール・ルーサン(未作成)(16世紀リヨン) マルタン・ル・ジューヌ(16世紀パリ) ギヨーム・ル・ノワール(16世紀パリ) アナトール・ル・ペルチエ(19世紀パリ) わ 関連するリスト ノストラダムス一族 {{書きかけ}} 名前 コメント
  • アルノートン・ド・ヴェロルグ
     ダヴァン・ド・カルカソンヌ(Davin de Carcassonne)ないしアルノートン・ド・ヴェロルグ(Arnauton de Vélorgue, 1410年頃 - 1473年頃)は、ノストラダムスの父方の曽祖父。アヴィニョンで商業を営んでいた。  ユダヤ人ヴィタル・ド・カルカソンヌの息子で、元々の名前はダヴァン(Davin)といった。父の仕事を継いで商業を始めたが、1417年に教会大分裂が収束したのを機に人口が減少し、ペスト流行と相俟って苦労が多かったようである。  1430年頃にヴァンゲソンヌと結婚した。このヴァンゲソンヌとの間にクレカ・ド・カルカソンヌが生まれた。  父ヴィタルが死んだ翌年(1453年)頃にキリスト教に改宗し、アルノートン・ド・ヴェロルグと改名した。旧姓カルカソンヌがそうであったように、ヴェロルグも南フランスの都市名である。  この改宗に...
  • Vraye prognostication nouvelle, composée par maistre Claude Fabri
     『1552年向けの新たなる真の占筮』(Vraye prognostication Nouuelle,... pour l An Mil cinq cens Cinquante Deux.)は、クロード・ファブリの占筮。アジャンのアルノー・ヴィロト(未作成)が出版した。 【画像】 『1552年向けの新たなる真の占筮』の扉(*1) 正式名 Vraye prognostication Nouuelle, Composée par maistre Claude Fabri, Medecin Astrophile demourant en la noble Ville Vniuersité de Dole, natif de Prelz en Argonne pour l An Mil cinq cens Cinquante Deux.Nouuellement Impr...
  • グルノーブル
     グルノーブル (Grenoble) はフランス南東部、イゼール県の県庁所在地で、イゼール川とドラック川の合流点付近に発達した。 概要  クラロ (Cularo) あるいはグラティアノポリス (Gratianopolis) という古称を持つ。旧市街は3世紀末のディオクレティアヌス帝時代に起源を持ち、市内現存最古の建造物であるサン=ローラン教会(11世紀以降)が残る。近世・近代には手袋製造業が栄え、18世紀には機械技師ヴォーカンソン、作家スタンダールを輩出した。  旧市庁舎がスタンダール記念館となっているほか、稀覯書の所蔵で知られる市立図書館にはスタンダールの草稿も残る。  1968年には冬季オリンピック開催都市となった(*1)。 ノストラダムス関連  南仏の主要都市のひとつなので、当然ノストラダムスは立ち寄ったことがあったろうが、直接的な記録はないようである...
  • ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ピエール・アブグー、1689年)
     『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』(Les Vraies Centuries et Prophéties de Maistre Michel Nostradamus)は、1689年にボルドーのピエール・アブグーによっても出版された。 【画像】左から、1689年アブグー版の扉、第一部扉、第二部扉 (*1) 正式名 全体の扉 LES VRAYES CENTURIES ET PROPHETIES DE MAISTRE MICHEL NOSTRADAMUS.Où se void representé tout ce qui s est passé se passe presentement tant en France, Espagne, Italie, Allemagne, Angleterre, que autres parties du mo...
  • 詩百篇第9巻69番
    詩百篇第9巻 69番* 原文 Sur le mont1 de Bailly la Bresle2 Seront caichez3 de Grenoble les fiers, Oultre Lyon, Vien.4 eulx5 si grande6 gresle7, Langoult8 en terre9 n en restera10 vn tiers. 異文 (1) mont Mont 1672Ga (2) Bresle Bresse 1650Mo 1667Wi 1668P 1672Ga 1716PRb 1720To 1981EB (3) caichez 1568 1772Ri cachez T.A.Eds. (4) Vien. Vien 1607PR 1610Po 1716PRb 1981EB, Vien, 1650Mo, vien 16...
  • 予兆詩第86番
    予兆詩第86番(旧76番) 1562年10月について 原文 Par le legat1 du terrestre marin2 La grande cape3 à tout s accommoder, Estre à l escoute tacite Lorvarin4, Qu à son advis ne voudra accorder. (*1) 異文 (1) legat Legat 1594JF (2) marin matin 1649Ca 1650Le 1668 (3) cape conj.(BC) cappe 1562LN, Cape T.A.Eds. (4) Lorvarin 1589Rec loruarin 1562LN, LORVARIN T.A.Eds. (注記)1562LN は初出である『1562年向けの新たなる暦』...
  • ノストラダムス一族
    父方の先祖・親類 アストリュージュ・ド・カルカソンヌ(ノストラダムスの五世祖) ヴィタル・ド・カルカソンヌ(ノストラダムスの高祖父) アルノートン・ド・ヴェロルグ(ノストラダムスの曾祖父) ヴァンゲソンヌ(ノストラダムスの曾祖母) ピエール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの祖父) トリスタン・ド・ヴェロルグ(ノストラダムスの大叔父) ブランシュ・ド・サント=マリー(ノストラダムスの祖母) ジョーム・ド・ノートルダム(ノストラダムスの父) フランソワ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔父) アルルのピエール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔父) カトリーヌ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) バルトロメ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) マルグリット・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) 母方の先祖・親類 ジャン・ド・サン=レミ(ノストラダムスの母方の曽祖父...
  • パコ・ラバンヌ
     パコ・ラバンヌ (Paco Rabanne, 1934年2月18日 - 2023年2月3日) は、スペイン・バスク地方出身のファッションデザイナーである。本名はフランシスコ・ラバネダ・イ・クエルボ (Francisco Rabaneda y Cuerbo) で、スペイン内戦の影響でフランスに移住した。  アルミニウムやプラスチックなどの斬新な素材を駆使した服を多数発表しており、香水の領域でも活躍した。  2023年2月3日にブルターニュ地方で歿した(*1)。 【画像】パコ・ラバンヌ 『黄金の小道』(ドイツ語) 【画像】Lydia Kamitsis, Paco Rabanne (Fashion Memoir) ノストラダムス関連  パコ・ラバンヌはファッション業界の著名人であるが、終末論的な近未来観の影響が強く、ファッションデザインのモチー...
  • 詩百篇第10巻84番
    詩百篇第10巻 84番* 原文 La naturelle1 à si hault hault2 non bas Le tard retour3 fera martis4 contens, Le Recloing ne5 sera sans6 debatz En empliant7 perdant8 tout son temps. 異文 (1) La naturelle Le naturelle 1597Br 1603Mo 1605sn 1611 1606PR 1628dR 1649Ca 1649Xa 1650Mo 1716PR(a c), Le Naturel 1672Ga (2) hault hault hault 1568X 1607PR 1610Po 1650Mo, haute 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1650Le ...
  • ピエール=ジョゼフ・ド・エーツ
     ピエール=ジョゼフ・ド・エーツ(Pierre-Joseph de Haitze, 1648年頃 - 1736年7月26日)は、フランスの作家、歴史家。主としてプロヴァンスの歴史や、プロヴァンスに縁のある人物の伝記をまとめた。  エーツは、1648年頃にカヴァイヨンで生まれた。ベアルン地方の高貴な出自であったという。彼はプロヴァンスの歴史に特に興味を持ち、様々な調査も行った。その作品は文体の丁寧さや明瞭さが評価される一方、内容が皮相的であることや、調査における批判能力の不足なども指摘されている。 彼は、親戚にあたるジャン=フランソワ・ゴフリディ家に秘書として住み込んでおり、1736年にプロヴァンス地方のトレ(Trets, 現ブーシュ=デュ=ローヌ県内)で没した。 ノストラダムス関連  エーツによるノストラダムスの伝記 『ミシェル・ノストラダムスの生涯(未作成)』(1711年...
  • borneaux
     borneaux は詩百篇第9巻14番に一度だけ登場するが、このような語は現代語にも古語にもない (当時、o と ou が交換可能であったことを考慮して bourneaux と見なしたとしても同じである)。版によってはボルドー(Bordeaux) と綴られることもあるが、従来の論者たちは以下のような読み方を提示している。 懐疑論者や文学者らの説 エドガー・レオニは、そういう名前の村がオート=ロワール県にあるとしていた(*1)。ただし、DNLFには見当たらない。比較的似た綴りということでは、ヴァンデ県のブルノー (Bourneau)、オート=ロワール県やアルデーシュ県のボルヌ (Borne)、ピレネー=ザトランティック県のブルノ (Bournos, ブルノス) などがある(*2)。 ピエール・ブランダムールは bardeaux (屋根板) と校訂した(*3)。 ピーター・ラメジャ...
  • 百詩篇第7巻31番
    百詩篇第7巻 31番 原文 De Languedoc1, Guienne2 plus de dix, Mille vouldront les Alpes repasser Grans3 Allobroges marcher contre Brundis Aquin4 Bresse les viendront recasser5. 異文 (1) Languedoc languedoc 1557B (2) Guienne Guienna 1672, Gujenne 1650Le 1716 (3) Grans Grand 1840 (4) Aquin A quin 1649Ca (5) recasser rechasser 1557B 校訂  1行目から2行目にかけて plus de dix mille (一万人以上)でひとまと...
  • ピエール・マルニオル
     ピエール・マルニオル(Pierre Marniolles)は、17世紀フランスの出版業者。リヨンで1610年から活動し、1621年からはグルノーブルでも活動した。1623年以降はグルノーブルでの活動に一本化した。手がけた出版物は、事件ものが多かった(*1)。 ノストラダムス関連書  エチエンヌ・タンチヨンと共同で『予言集』を出版した。 名前 コメント
  • トリスタン・ド・ヴェロルグ
     トリスタン・ド・ヴェロルグ(Tristan de Vélorgue, 1464年以降 - 1528年頃)はノストラダムスの父方の大叔父。ノストラダムスの祖父ピエール・ド・ノートルダムの異母弟にあたる。  父アルノートン・ド・ヴェロルグが1464年に再婚した後、それほど離れていない時期に生まれたらしい。  マルセイユに住み、1524年8月にマルセイユがブルボン公によって包囲されたときには、防衛隊に名を連ねた。その4年ほど後にはマルセイユの理髪師として記録が残っている(*1)。 その他  五島勉は、ノストラダムスが1530年代にアヴィニョンに住む「父方の大伯父」から、予言能力を開花させるための重要な示唆を受けたとしていた(*2)。しかし、祖父ピエールの兄弟はここで扱うトリスタン以外確認されておらず、住所も生きていた時期も「大伯父」か「大叔父」かも、何ひとつ一致していな...
  • 地名一覧
     地名記事の一覧。未作成の記事が多いがご寛恕いただきたい。* 印は歴史的地名。 あ アヴィニョン アウクスブルク(アウグスブルク) アウソニア* アグド アジャン アスティ アルビ アルマダ アルモリカ* アルル アングレーム アンスウィ アンチーブ(アンティーブ) アンティオキア* アンティポリス → アンチーブ アンフィポリス* イエール諸島 イギリス諸島 イスタンブル(イスタンブール) イラク → バビロン* イラン → ペルシア* イングランド インスブリア* → Insubre ヴァティカン → バチカン ヴァレンヌ ウィーン(未作成) ヴィエンヌ ヴィチェンツァ ヴィルフランシュ ヴェネツィア ウェールズ ヴェルチェッリ ヴェローナ エヴルー エノー エフェソス* エペイロス*(エピルス) エペソ* → エフェソス オセール(オーセール) オルレアン(未作成) か カオ...
  • ピーター・ラメジャラー
     ピーター・ラメジャラー(Peter Lemesurier, 1936年- 2016年(*1))は、イギリスの作家。ケンブリッジ大学卒業。教師、翻訳家、音楽家、ジェット機のパイロットなど様々な職業を経験してきたようである。  ピーター・ルメジャラーと表記されることもある。 【画像】ピーター・ルメジャラー『宇宙からの暗号』 ノストラダムス関連  時系列的に並べると以下の通りである。 ノストラダムス 次の五十年(Nostradamus Next 50 Years, Piatkus Bks., 1993) ノストラダムス 最終的解決(Nostradamus the final reckoning, London Piatkus, 1995) ノストラダムス百科全書(The Nostradamus encyclopedia, London Thor...
  • 百詩篇第6巻46番
    百詩篇第6巻 46番 原文 Vn iuste1 sera en exil2 renuoyé3, Par pestilence aux confins de Nonseggle4 Responce5 au rouge6 le fera desuoyé7, Roy retirant à la Rane8 à l’aigle9. 異文 (1) Vn iuste Unjuste 1672 (2) exil exii 1650Le (3) renuoyé reuuoyé 1653, Anvoyé 1672 (4) Nonseggle Nonfeggle 1557B 1589PV, Nonsegle 1644 1650Le 1650Ri 1653 1665 1668 1840, Non seggle 1672 (5) Responce Respo...
  • mezan
     mezan は詩百篇第8巻35番にのみ登場する語。  参照可能な古語辞典には mezan / mesanはない。  いくつかの意味が提示されているが、大きく分けると地理上の名称と捉えるか、「月」(month) と捉えるかの二通りである。 アナトール・ル・ペルチエは mesa と読み替え、北フランスのムーズ川 (la Meuse) と理解した(*1)。 ミシェル・デュフレーヌはエロー県のメーズ (Mèze) かアルデンヌ県のメジエール (Mézières) と見なした(*2)。 マリニー・ローズはロット=エ=ガロンヌ県の地名ムザン (Mezin) と理解した(*3)。ジャン=ポール・クレベールも同じ読みかたである(*4)。 エドガー・レオニはラテン語で「月」(month) を意味する mensa を韻律の都合で綴り変えたものとみなした。ピーター・ラメジャラー、リチャード・シ...
  • ジャンヌ・ド・ノートルダム (ベルトランの子)
     ジャンヌ・ド・ノートルダム(Jeanne de Nostredame, 1545年8月11日 - ?)は、ベルトラン・ド・ノートルダムの娘で、ノストラダムスの姪にあたる。  サン=レミ=ド=プロヴァンスで生まれた。洗礼に立ち会った代父は、ジョーム・ド・ノートルダムが一時代理を務めた貴族アントワーヌ・アルメランの息子ピエール・アルメランで、代母はラマノンの貴族ヨハンナ・グイレマンダ(Johanna Guiremanda(*1))だった。  サロン・ド・クローの名士でたびたび市の執政官にもなっていたトロン・ド・クドゥレ家の当主(Tronc de Coudoulet)と1565年に結婚した。エドガール・ルロワの研究書では、その名は本文ではピエール・トロン・ド・クドゥレとなっているのに対し、家系図ではジャン(Jehan)となっている。  なお、ノストラダムスがサロン滞在中...
  • 百詩篇第2巻64番
    百詩篇第2巻 64番 原文 Seicher1 de faim, de soif2 gent Geneuoise3 Espoir prochain viendra au defaillir, Sur point4 tremblant sera loy5 Gebenoise6. Classe7 au grand port8 ne se peult acuilir9. 異文 (1) Seicher seicher 1627 (2) de faim, de soif de faim, de foif 1589Rg, de faim, soif 1600, de faim 1611B (3) Geneuoise Geneboise 1644 1653 1665 (4) point pont 1590Ro (5) loy Loy 1672 (6) G...
  • Peloncle
     Peloncle は詩百篇第8巻89番に、「Peloncleの上に足を置いて」 という形で一度だけ登場する語。  古語辞典の類にはなく、造語か変形であろうと考えられるが、確定した見解といえるものはない。 19世紀の信奉者アナトール・ル・ペルチエははっきりしないとしつつも、ラテン語 pellicula から 「肌」 転じて 「体」、もしくはラテン語の spelunca から「洞窟」の意味ではないかとした(*1)。ジャン=ポール・クレベールは特定できないとしつつ、「洞窟」の意味ではないかとしたので、ル・ペルチエの後半の指摘と一致する。 エドガー・レオニは敵を敗走させる女神ペロニア (Pellonia) からではないかとした。 マリニー・ローズは固有名詞の場合には、ラテン語 spelunca に由来するドローム県のエスプリュシュ (Espeluche) か、ピレネーゾリアンタ...
  • ノストラダムスの遺言書 全訳と訳注
     ノストラダムスの遺言書の日本語訳を示す。訳は当「大事典」でオリジナルにつけたものである。基本的に直訳を心がけたが、当時の表現に頻出する、同じような意味の言葉を重ねている箇所は、日本語として冗長になりすぎる場合にはいちいち逐語訳していない。  〔 〕は原文にない言葉を当「大事典」で補った箇所で、〔= 〕とあるのは最後に回すまでもない簡略な注記を指す。  原文はノストラダムスの遺言書 原文と語注を参照のこと。節の区切りは、ダニエル・ルソによるものを踏襲した原文の区切りに対応している。  なお、従来の唯一の日本語訳は『ノストラダムスの遺言書』 (二見書房)およびその改題版に含まれたものだった(外部サイト「ノストラダムスサロン」の「ノストラダムス遺言書」では、信頼性に注意を喚起した上で全文を引用している)。それは省略が多い上に、不適切な訳も多いから、ここでも具体的に検討したいところではある...
  • 人名一覧
     ノストラダムスに関連する人名や団体名の一覧。  原則として姓をカタカナ表記した際のアルファベット順に並べている。「ド」などを姓に含むかどうかは、外国語文献の索引に準じて個別に判断している。また、一部日本人のペンネームは外国人名のように見えても全体で一つと見なしている(例えば、「フェニックス・ノア」は「は行」に掲載)。  なお、ノストラダムスの一族のうち、細かすぎる項目はノストラダムス一族の方に、出版業者のうちノストラダムス本人と関連性が薄い人物は出版業者の一覧の方に、それぞれ記載しているので、そちらを参照されたい。  名前の後の括弧は大まかな職業やグループわけを示している。斜線が引かれている場合、その前が職業などを指し、後ろがノストラダムス関連の立ち位置などを指す(「その他」とあるのは、専門的な研究者や信奉者的な解釈者と分類しづらい人物を示す)。 あ 明石三世(インテリ...
  • Arton
     Arton は、意味の確定していない語。諸説がある。 ピエール・ブランダムールはartimon の誤記と見た。ブランダムールはこの語をラテン語 artemon に由来する語として「船の帆」と訳している(*1)。なお、『新仏和中辞典』(白水社、1977年)では、artimon の訳として「後檣」(檣=帆柱)の語があてられている。artimon とする読みはピーター・ラメジャラーやブリューノ・プテ=ジラールからも支持されている。 ジャン=ポール・クレベールは、古代ギリシアの人名アルトンテス(Artontes)と理解した(*2)。 マリニー・ローズはフランスの地名と見て、ヨンヌ県のアルトン(Arton)、アンドル県のアルトン(Arthon)、ロワール・アトランティック県のアルトン(現アルトン=アン=レ Arthon-en-Retz)などの可能性を示した(*3)。アルトン=アン=レの可能...
  • 詩百篇第8巻16番
    詩百篇第8巻 16番* 原文 Au1 lieu que HIERON2 feit3 sa4 nef fabriquer5, Si grand deluge6 sera si subite, Qu on n aura7 lieu ne terres8 s atacquer9 L onde monter Fesulan Olympique. 異文 (1) Au An 1611B (2) HIERON Hieron 1590Ro 1627Ma 1627Di 1644Hu 1649Ca 1650Le 1650Ri 1653AB 1665Ba 1667Wi 1668 1720To 1840, HIESON 1605sn 1649Xa, Hieson 1672Ga (3) feit 1568 1591BR 1597Br 1603Mo 1605sn 1611 162...
  • 詩百篇第10巻15番
    詩百篇第10巻 15番* 原文 Pere duc1 vieux d ans2 de soif3 chargé, Au iour extreme filz desniant4 les guiere5 Dedans le puis6 vif mort viendra plongé, Senat au fil7 la8 mort longue legiere9. 異文 (1) duc Duc 1611B 1649Ca 1650Le 1656ECL 1665Ba 1667Wi 1668A 1668P 1672Ga 1720To 1772Ri 1840 1981EB (2) d ans dans 1568B 1650Le 1653AB 1665Ba 1772Ri (3) soif soy 1590Ro (4) desniant desmant 16...
  • 詩百篇第9巻20番
    詩百篇第9巻 20番* 原文 De nuit viendra par la forest1 de Reines2, Deux pars3 vaultorte4 Herne5 la pierre blanche, Le moine6 noir en gris7 dedans Varennes8 Esleu cap.9 cause tempeste10 feu, sang tranche. 異文 (1) forest Forest 1672Ga (2) Reines Renes 1627Ma 1627Di, Rennes 1672Ga 1840 (3) pars parts 1627Di 1672Ga, par 1644Hu 1650Ri 1650Mo (4) vaultorte vaultote 1627Di, voltorte 1605sn 16...
  • アンドレ・ド・ノートルダム
     アンドレ・ド・ノートルダム(André de Nostredame, 1557年11月3日 - 1601年12月2日)は、ノストラダムスとアンヌ・ポンサルドの間に生まれた三男(第四子)。後半生を修道士として過ごした。  アンドレは1557年11月3日にプロヴァンス州サロン・ド・クロー(現サロン=ド=プロヴァンス)に生まれた。幼いころのことはよく分かっていないが、1564年にサロンの町に国王シャルル9世(未作成)と母后カトリーヌ・ド・メディシス(未作成)が立ち寄った際には、ノストラダムスの家族全員が謁見させてもらえたとされるので(*1)、当然、アンドレもそこに居合わせたことだろう。  ノストラダムスが1566年に没した際には、遺言によって、母親や2人の兄とともに家の権利を分有した。遺言が誠実に執行されたのなら、自身が25歳になった際(1582年)に100エキュを受け取るのと...
  • 詩百篇第9巻54番
    詩百篇第9巻 54番* 原文 Arriuera au port de Corsibonne1, Pres2 de Rauenne qui pillera la dame3, En mer4 profonde5 legat6 de la7 Vlisbonne8 Souz roc9 cachez10 rauiront septante ames. 異文 (1) Corsibonne Corcibonne 1572Cr (2) Pres Prês 1667Wi (3) dame Dame 1665Ba 1672Ga 1720To 1840 (4) mer Mer 1672Ga (5) profonde prafonde 1611A, parfonde 1611B (6) legat legar 1611A, leger 1611B 1981...
  • アンヌ・ド・ノートルダム
     アンヌ・ド・ノートルダム(Anne de Nostredame, 1559年12月15日 - 1597年以前)は、ノストラダムスとアンヌ・ポンサルドの間に生まれた次女(第五子)。  1559年12月15日にプロヴァンス州サロン・ド・クロー(現サロン=ド=プロヴァンス)に生まれた。かつてエドガール・ルロワらの研究では1558年頃の生まれとされていたが、兄セザールの自筆らしき手稿によって正確な生年月日が特定された(*1)。  トゥーロン(未作成)の有力者ピエール・ド・スヴァ(Pierre de Seva)と結婚し、息子メルキオール・ド・スヴァ(未作成)(Melchior de Seva)を生んだ。なお、ピエール・ド・スヴァについて、イアン・ウィルソンはラングドック州ボーケールのピエール・ド・セーヴ(Pierre de Sève)として紹介している(*2)。具体的な根拠があって...
  • 詩百篇第8巻86番
    詩百篇第8巻 86番* 原文 Par Arnani1 tholoser2 ville franque3, Bande infinie par le mont4 Adrian, Passe riuiere5, Hurin6 par pont7 la planque Bayonne8 entrer tous9 Bihoro10 criant. 異文 (1) Arnani arnani 1605sn 1649Xa, Harnani 1611B 1981EB (2) tholoser Tholoser 1605sn 1611 1628dR 1649Ca 1649Xa 1650Le 1653AB 1665Ba 1667Wi 1668 1720To 1772Ri 1840 1981EB, Tholose 1672Ga (3) ville franque ville...
  • 詩百篇第8巻68番
    詩百篇第8巻 68番* 原文 Vieux Cardinal par le ieusne deceu, Hors de sa charge1 se verra desarmé2, Arles ne monstres double3 soit apperceu, Et Liqueduct4 le Prince5 embausmé. 異文 (1) charge cha ge 1668P, Charge 1712Guy (2) desarmé desarme 1590Ro (3) ne monstres double demonstre Double 1712Guy (4) Liqueduct liqueduct 1568X 1590Ro 1607PR 1610Po 1611B 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1650L...
  • Charlus
     フランスには Charlus という地名はなく、いくつもの候補が挙げられている。 アナトール・ル・ペルチエロワール県のシャルリュー(Charlieu) エドガー・レオニ、ピーター・ラメジャラーなどアヴェロン県、タルン=エ=ガロンヌ県、エロー県にあるケリュス(Caylus) ジャン=ポール・クレベールドルドーニュ県のカルリュ(Carlux) タルン県のカルリュ(Carlus) マリニー・ローズタルン県のカルリュ(Carlus) アヴェロン県、タルン=エ=ガロンヌ県、エロー県にあるケリュス(Caylus)  DNLF で似たような地名を探してみると、ほかにもシャルリ(Charly)やシャリュス(Chalus)などが見つかる。  コサド(Caussade)というタルン=エ=ガロンヌ県の地名と一緒に出ていることを考えれば、最有力は同じ県内のケリュスだろう。ただし、綴り字から一番近いのは...
  • 詩百篇第10巻17番
    詩百篇第10巻 17番* 原文 La royne1 Ergaste2 voiant sa fille blesme, Par3 vn regret dans l estomach4 encloz, Crys5 lamentables seront lors d Angolesme6, Et au germain7 mariage fort clos8. 異文 (1) royne 1568 Royne T.A.Eds. (sauf Reyne 1653AB 1665Ba 1672Ga 1720To, reyne 1840) (2) Ergaste estrange 1606PR 1607PR 1610Po 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1653AB 1665Ba 1716PR 1720To (3) Par Prr 1650M...
  • ルイ・ド・ノートルダム
     ルイ・ド・ノートルダム(Louis de Nostredame)は、ノストラダムスの弟。  1534年から1535年の遺言書にしか見られない詳細不明の人物である(*1)。職業は「書記・公証人」(clerc et notaire)だったらしい(*2)。  同じような詳細不明の弟にはピエールがいる。  ピーター・ラメジャラーの家系図では、ルイが1522年生まれとなっているが(*3)、根拠が全く分からない。 名前 コメント
  • Albanin
     Albanin は詩百篇第8巻40番だけに登場する語。  アナトール・ル・ペルチエはイタリアのアルバの住民を指す語としつつ、ここではサトゥルヌス主義者と対置されて、キリスト教徒の意味とした(*1)。  アルバの住民やアルバ公の軍隊を指すという解釈はエドガー・レオニやピーター・ラメジャラーも展開した(*2)。  なお、標準的なフランス語でアルバの住民のことは、アルバン(Albain)という。  他方で、ジャン=ポール・クレベールは、Albanois (アルバニア人)が押韻のために語尾変化しただけと判断した(*3)。  マリニー・ローズは、詩の舞台がトゥールーズである以上、4行目の Albanin もその地名だろうとし、市内のノートルダム=ド=ラ=ダルバード聖堂(Nostre-Dame-de-la-Dalbade)があるダルバード地区に住む人の意味ではないかとした...
  • La Concordance des Prophéties de Nostradamus
     『アンリ2世からルイ大王までの歴史とノストラダムス予言集との一致』(La Concordance des Prophéties de Nostradamus, avec l histoire depuis Henri II jusqu à Louis le Grand)は、バルタザール・ギノーが著したノストラダムス予言の解釈書である。 【画像】1712年版の扉(*1) 出版  パリのジャック・モレル(Jacques Morel)から1693年に初版。1709年にはジャック・モレル未亡人が増補新版を出版し、1712年にも再版した。1718年にユアール(P. M. Huart)も再版しているが、これはモレル未亡人版と同じ版であるという(*2)。両家は住所表示が近いので、おそらく正式に版を譲られたのではないだろうか。 構成  この著作は三部構成になっている。第一部...
  • 詩百篇第8巻40番
    詩百篇第8巻 40番* 原文 Le1 sang du Iuste2 par Taurer la daurade3, Pour se venger4 contre les Saturnins5 Au nouueau lac6 plongeront la maynade7, Puis8 marcheront9 contre les Albanins. 異文 (1) Le La 1627Ma 1627Di (2) Iuste iuste 1594JF 1644Hu 1650Ri 1653AB 1665Ba 1672Ga 1697Vi 1720To 1772Ri 1840 (3) Taurer la daurade Taur la Dorade 1594JF 1605sn 1628dR 1649Xa 1649Ca 1650Le 1667Wi 1668 16...
  • 百詩篇第2巻59番
    百詩篇第2巻 59番 原文 Classe Gauloyse par apuy1 de grand garde2 Du grand Neptune, ses tridents3 souldars4 Rousgée5 Prouence6 pour sostenir7 grand8 bande, Plus Mars Narbon.9 par iauelotz10 dards11. 異文 (1) par apuy apuy 1557B, par appuz 1653, n aura apuy 1656ECL (2) grand garde grande garde 1557U 1557B 1568 1588-89 1589PV 1590Ro 1591BR 1597 1605 1649Xa 1772Ri, grand garde 1590SJ 1649Ca ...
  • 化粧品とジャム論 (ヴォラン、1555年)
     『化粧品とジャム論』の初版は、1555年にリヨンのアントワーヌ・ヴォランによって出版された。 【画像】初版ないし1556年版の扉。説明は後述(*1)。 正式名 Excellent moult utile Opuscule à touts necessaire, qui desirent auoir cognoissance de plusieurs exquises Receptes, diuisé en deux parties.La premiere traicte de diuerses façon de Fardemens Senteurs pour illustrer embellir la face. La seconde nous monstre la façon maniere, de faire confitures de plus...
  • 詩百篇第9巻37番
    詩百篇第9巻 37番* 原文 Pont molins1 en Decembre2 versez, En si haut lieu3 montera la Garonne Murs4, edifices5, Tholose renuersez, Qu on6 ne sçaura7 son lieu autant8 matronne. 異文 (1) molins moulins 1590Ro 1591BR 1597Br 1603Mo 1606PR 1607PR 1610Po 1611 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Mo 1650Ri 1653AB 1981EB 1665Ba 1716PR(a b) 1720To 1840, moulin 1716PRc, Molins 1672Ga (2) Decembre December 1672...
  • 詩百篇第9巻14番
    詩百篇第9巻 14番* 原文 Mys en1 planure chaulderons2 d’infecteurs3, Vin, miel huyle4, bastis sur fourneaulx5 Seront plongez sans mal dit mal facteurs6 Sept.7 fum8 extaint9 au canon10 des11 borneaux12. 異文 (1) Mys en Mis’en 1650Le (2) chaulderons chauderon 1605sn 1611 1628dR 1649Ca 1649Xa 1650Le 1668 1672Ga 1981EB, chaudrons 1650Mo (3) d’infecteurs d’Infecteurs 1672Ga (4) huyle e...
  • 百詩篇第7巻20番
    原文 Ambassadeurs1 de2 la Tosquane3 langue, Auril May Alpes mer4 passer5 Celuy de veau6 expousera7 l harangue8, Vie Gauloise ne venant9 effacer10. 異文 (1) Ambassadeurs Ambassadeur 1627 1644 1653 1665 1712Guy 1840 (2) de de de 1611B (3) Tosquane 1557U 1557B 1568 Toscane T.A.Eds. (4) mer Mer 1672 (5) passer passee 1610 1611 1627 1644 1650Ri 1653 1660 1665 1716 (6) veau Vea...
  • 百詩篇第2巻43番
    原文 Durant l estoyle cheuelue apparente, Les trois grands1 princes2 seront faits3 ennemis, Frappes4 du ciel5, paix6 terre7 tremulente8. Po9, Tymbre10 vndants11, serpent12 sus13 le bort mis. 異文 (1) grands grand 1605 1611 (2) princes Princes 1588-89 1627 1644 1649Ca 1650Le 1665 1668 1672 1716 1772Ri (3) faits fait 1555A 1840, fai 1557U, fais 1557B 1568A 1590Ro (4) Frappes 1555 1840 ...
  • 百詩篇第5巻98番
    原文 A quarante huict1 degré2 climaterique3, A fin4 de Cancer5 si grande seicheresse6 Poisson en mer, fleuue, lac7 cuit hectique8, Bearn9, Bigorre10, par feu ciel11 en destresse12. 異文 (1) A quarante huict A quarante-huict 1644 1649Ca 1650Le 1653 1665 1668, A quarante huïct 1588Rf, Quarante huict 1611B (2) degré degreé 1627 (3) climaterique climareticque 1588-89, Climacterique 1672 ...
  • 詩百篇第8巻10番
    詩百篇第8巻 10番* 原文 Puanteur1 grande sortira de Lausanne, Qu on2 ne saura3 l origine4 du fait, Lon5 mettra6 hors toute7 la gent loingtaine8 Feu veu au ciel9, peuple estranger deffait10. 異文 (1) Puanteur Puanreur 1568C, Puantur 1607PR (2) Qu’on Quand 1716PRc (3) saura 1568X 1568A 1568B 1590Ro scaura 1672Ga, sçaura T.A.Eds. (4) l origine lorigine 1606PR 1607PR 1716PR(a c) (5) Lon 15...
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