『ミラビリス・リベル』(Mirabilis Liber ; 後代には Liber Mirabilis とも)は1520年代にフランスで刊行された編著者不明の予言書。ピエール・チュレル(未作成)、リシャール・ルーサ、ギヨーム・ポステル(未作成)、ノストラダムスらに対し、直接・間接的に少なからぬ影響を及ぼした。なお、ミラビリス・リベルとは『驚異の書』を意味するラテン語であるが、今日の英語圏、仏語圏などでは、訳出されることはほとんどなく、半ば固有名詞化しているため、ここでもそのように扱う。
Jennifer Britnell and Derek Stubbs , “The Mirabilis Liber: its Compilation and Influence” , Journal of the Warburg and Courtauld Institutes, Volume 49, 1986, pp.126-149