グリフィン

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「グリフィン」で検索した結果

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  • グリフィン
     グリフィン(Griffin)ないしグリュポン(Gryphon)は、ギリシア神話などに登場する伝説上の怪物。現代のフランス語や英語ではグリフォン(Griffon)。 【画像】リュコステネスの著書に見られるグリフィン(*1)  頭、翼、前足が鷲、胴体と後ろ足が獅子の姿をしている。もともと、インドの伝説に登場するドラゴンの一種が、ヨーロッパに流入した際に変形したものらしい。  伝説上、ギリシアの遙か北方(一説に「北風」の地よりもさらに遠い極北の地)に棲み、黄金を守っているとされた。  また、マンデヴィルの『東方旅行記』などでは、インドに多く棲息しているともされた。  キリスト教会においては、天(鷲)と地上(獅子)の融合した存在として、キリスト教会やローマ教皇の象徴とされる一方、初期キリスト教会では(鉤爪で人間をさらうという伝説もあったことから)悪魔の象徴...
  • 六行詩29番
    ... 日本語訳 グリフィンが準備しているのかもしれない、 敵に抵抗し、 まさにその軍備を増強するために。 他方、象が来るだろう。 それは近づくや彼を急襲するだろう。 六百と八、海が燃やされる。 訳について  5行目の「彼」(le)は1行目のグリフィンもしくは2行目の敵を受けている。 信奉者側の見解  ノエル=レオン・モルガールの用語解説ではグリフィンは神聖ローマ帝国、象はトルコとされている(*1)。  テオフィル・ド・ガランシエールはグリフィンをオランダ人、象をスペイン人とし、オランダ独立を巡り、スペインが攻撃を仕掛けるさまを描写したものとした。最後の行は1608年のオランダ・スペイン間の海戦の状況だという(*2)。  マックス・ド・フォンブリュヌ(未作成)は未来に現われるヨーロッパ統一政府の詩とした百詩篇第10巻86番のすぐ後にこの詩を...
  • 六行詩56番
    ...う、 供給する者がグリフィンと結びつくであろう時に。 その破滅は近い。そして、マルスは始終唸りどおしで、 聖地の近くで大きな諸事件を起こすだろう。 大地にも海にも偉大な軍旗の数々がはためくことになる、 もしも舟が二人の兄弟に取り囲まれたのならば。 信奉者側の見解  ノエル=レオン・モルガールの用語解説では、提供する者は王太子(ルイ13世)、グリフィンは神聖ローマ帝国、象はトルコとされている(*1)。  テオフィル・ド・ガランシエールは、象を神聖ローマ帝国、供給する者をフランス王、グリフィンをオランダと解釈し、フランスとオランダで同盟が成立するときに、神聖ローマ帝国が滅びるという予言だろうとした(*2)。  ジャン=シャルル・ド・フォンブリュヌは、近未来に起こると想定していた第三次世界大戦において、ソ連(提供する者)とグリフィン(ワルシャワ条約機構)が...
  • 詩百篇第10巻86番
    ... 日本語訳 グリフィンのようにヨーロッパの王が来るだろう、 アクィロの人々に随行されて。 彼は赤と白の者たちの大軍隊を導くだろう。 そして彼らはバビロンの王に対抗するだろう。 訳について  4行目 aller contre は「対抗する、反逆する」を意味する成句(iront は aller の活用形)。  山根訳は全く問題ない。  大乗訳は3行目「赤と白は軍を指揮し」(*1)が誤訳。変則的なケースを想定しても、前置詞 De の役割や動詞の活用形との不整合の説明がつかず、rouges や blancs を主語にとることはできない。 信奉者側の見解  テオフィル・ド・ガランシエールは三十年戦争と解釈した。「ヨーロッパの王」は、ヨーロッパの一角を占めるスウェーデンの王グスタフ・アドルフで、「バビロンの王」は神聖ローマ皇帝を指すという。後者の根拠として...
  • Pronostico et Lvnario...Sopra l'Anno MDLXIII.
    『1563年向けの占筮と暦』(Pronostico et Lvnario... Sopra l Anno MDLXIII.)は、パドヴァのクリストフォロ・グリフィオによって出版されたイタリア語版の暦。フランス語版との対照を行ったものがいないため、真偽未詳である。 【画像】『1563年向けの占筮と暦』の扉(*1) 正式名 Pronostico et Lvnario de L Eccellentiss. Filosofo, Medico, et Astrologo M. Michele Nostradamo. Calcvlato Nella citta di Salon de Craux in Provenza. Sopra l Anno MDLXIII.Tradatto fidelmente della lingua Francese nella Italiana, ...
  • パドヴァ
     パドヴァ(Padova) はイタリア、ヴェネト州パドヴァ県の県庁所在地。英語名はパドゥア(Padua)、フランス語名はパドゥ(Padoue)。 概要  伝説上、トロイアの将軍であるアンテノルがトロイア陥落後にイタリアに渡ってきて建設したとされる都市で、古代ローマ時代の名称はパタウィウム(Patavium)。  紀元前4世紀頃に建設されたバッキリオーネ川沿いの都市で、河川を利用した貿易などで栄えた。ティトゥス・リウィウスの出身地でもある。  ロンゴバルト人の破壊を経験するが、中世には自由都市として再興を果たし、イタリアで2番目に古いパドヴァ大学の創立によって学芸の町としても名を馳せた。また、ジョットのフレスコ画に代表される芸術の町でもあり、13世紀前半にパドヴァ近郊で歿した聖アントーニオを記念する巡礼地でもあった。  1405年からはヴェネツィアの支配下に置かれ、18世...
  • 用語集
    ...カロン 恐怖の大王 グリフィン(グリフォン) サトゥルヌス(サチュルヌ、サターン) サトゥルヌス主義者 サバの涙 → シェバの涙 サリカ法 → 詩百篇第5巻38番 シェバの涙(サベの涙、サバの涙、サバのしずく) シナゴーグ シャロン → カロン シラン(シーラン、シーレン、チラン) → Chyren すべてのジュネーブ(すべてのジュネーヴ) スランの港(セランの港、セリムの港) 聖書新約聖書 スエビ人(スエウィ人) セラフィム(セラピム) 太陽の都市 ディオニュソス デウカリオン テュポン トリカブト ドルスの大王 → 詩百篇第1巻100番、セオフィラスの異本 トロイアの血 ネプトゥヌス(ネプチュヌ、ネプチューン) ネロ パエトン(フェイトン) バッコス(バックス、バッカス) → ディオニュソス バッタ → 飛蝗 ヒスター → Hister 反キリスト ヒエラルキア 飛蝗 ピロメラ...
  • セザール・ノストラダムスの超時空最終預言
    ...とである(*3)。「グリフィン」も半鷲半獅子だからグランド・クロスである(*4)。百詩篇第8巻29番に出てくる「四つの柱」(実は誤訳)は、四つの星座を表しているからグランド・クロスである(*5)。「十字架」はもちろんグランド・クロスである(*6)・・・。  さらに彼の言い分に拠れば、「リヨン」は獅子と綴りがほぼ同じだから反キリスト=悪魔的宇宙人のことである。「マルセイユ」も綴りにマルスが入っているので反キリストである。「ローヌ川」はリヨンやマルセイユを通るので反キリストである(*7)。「ジュネーヴ」はネゲヴのアナグラムになるから反キリストである(*8)。「土星」も反キリスト、「火星」も反キリスト、「月」も「しし座」も「かに座」もすべて反キリストである(*9)・・・。  「隠喩」という言葉は、いつからこじつけを意味する婉曲表現になったのだろうか。  要するに、具体的な...
  • この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言
    ...。 29 グリフィンが準備しているのかもしれない、 敵に抵抗し、 まさにその軍備を増強するために。 他方、象が来るだろう。 それは近づくや彼を急襲するだろう。 六百と八、海が燃やされる。 30 間もなく大病を治す医師と、 序列も地位も不釣合いな蛭が、 オリーヴの枝に火をつけるだろう。 伝書使はどちらの側も巡り、 そして、そんな火が彼らの帝国に近づく、 自由な者の終わった議論を再燃させつつ。 31 その者はそれらの危険に打ち勝った者で、 鉄にも火にも水にも決して怯えることがなかった。 そしてバザークルにとても近い地方からの 鉄器の一撃に皆が驚かされる。 奇妙にもワニによって与えられる、 そんな光景を見て人々は激昂する。 32 騎兵たちのためのワインはとても上質でたっぷりとある。 涙と溜息、嘆き、叫びと憂慮。 天は...
  • ノストラダムスの大予言 (映画)
     『ノストラダムスの大予言』は、1974年に公開された東宝の映画。1974年8月3日公開、1時間54分。監督 舛田利雄、構成・脚本 八住利雄、特技監督 中野昭慶。観客動員数は年間2位。 【画像】海外版のビデオ 内容  原作として五島勉の『ノストラダムスの大予言』が挙げられているが、内容的な関連性はあまりなく、むしろ特別スタッフとして参加した西丸震哉(未作成)の思想が色濃く反映されているという指摘もある(*1)。  そのストーリーは、環境研究所の西山良玄(丹波哲郎)、娘のまり子(由美かおる)、恋人のカメラマン中川明(黒沢利雄)らを中心に、彼らが直面する極度の公害やそれが引き起こす災厄を描写するものとなっている。  製作スタッフはかなり真剣に警世の側面を打ち出そうとしたともされるが、その描写には説教色の強さや、荒唐無稽さが少なからず見られるとも指摘されている(*...
  • ジャン・ド・トゥルヌ
     ジャン・ド・トゥルヌ(Jean de Tourne, 1504年 - 1564年9月7日)は、16世紀フランスの印刷・出版業者。1540年から1564年までリヨンで出版事業を行い、リヨンの文学活動の発展に大きく寄与した。ラテン語式にはヨアンネス・トルナエシウス(Joannes Tornaesius)と名乗り、モットーには自身の名をアナグラムした「神の内の技芸」(Son art en Dieu)を用いた。 生涯  1504年にリヨンの金銀細工師の息子として生まれた。若い頃、リヨンの出版業者トレクセル兄弟(Gaspard et Melchior Trechsel)やセバスチャン・グリフのもとで下積みを行ったが、このグリフの工房での下積み時代の同門にはエチエンヌ・ドレがいた。トゥルヌは1540年から独立して事業を営み、当初はドレが手がけた作品の再版などを多く行った。また、1547年から...
  • 詩百篇第10巻
    ... 86 グリフィンのようにヨーロッパの王が来るだろう、 アクィロの人々に随行されて。 彼は赤と白の者たちの大軍隊を導くだろう。 そして彼らはバビロンの王に対抗するだろう。 87 大王がニース近くの港を奪いに来るだろう。 死によって大帝国も同じようにするだろう。 アンティポリスに彼の眷属を配置するだろう。 海からの掠奪がすべてを消し去るだろう。 88 二日目の夜警の時に、足と馬〔=歩兵と騎兵〕が 入り込むだろう。海からすべてを荒らしつつ。 毛〔=バルバロッサ?〕がマルセイユの内部に入るだろう。 涙、叫び、血。これほどに辛い時代はかつてなかった。 89 レンガから大理石へと壁が変えられるだろう。 五十七年間の平和。 人々には喜び。水道橋は繋ぎ直される。 健康、大きな果実、喜び、そして蜜の時代。 90 非人間的な暴...
  • マリオ・レディング
     マリオ・レディング(Mario Reading, 1953年 - 2017年(*1))はイギリス、ドーセット出身の作家。イースト・アングリア大学中退。  レディング自身の言によれば、稀覯書の販売業者、乗馬教師(南アフリカ)、ポロ選手(インド、フランス、スペイン、U.A.E.)、厩舎経営(イギリス)、コーヒー農園経営(メキシコ)など、世界各地で様々な職業を経験したという(*2)。  映画関係の著作として Dictionary of Cinema が、小説に The Music-Makers がある。 【画像】The Music-Makers 表紙 ノストラダムス関連  21世紀に入ってから、以下のような解釈書を次々と出版している。 『未来に向けたノストラダムス全予言』(The Complete Prophecies of Nostradamus for t...
  • Propheties de Maistre Noel Leon Morgard
    ...nestable) グリフィン(Griffon) 神聖ローマ皇帝(l’Empereur) ゾウ(Elephant) トルコ(Le Turc) 医師(Medecin) アンリ大王(Henry le Grand) フェニックス(Phoenix) ド・モンモランシー(Demontmorancy)  『王太子』はルイ13世だろう。この予言はアンリ4世(アンリ大王)に献上されたという体裁なので、よもやルイ13世の治世下の王太子を指すということはないだろう(そもそもルイ14世の誕生は1638年のことであり、予言で詳細に語れるはずもなかった)。  しかし、ルイ13世の誕生は1601年のことで、どちらにせよ1600年に献上されたという設定で登場するのは不自然である。  『ロニー』は、アルブロンによると、ロニー=シュル=セーヌで生まれたシュリー公のことらしい。シュリーはアンリ4世の治世...
  • リヨン
     リヨン(Lyon)はフランス中南部の都市。かつてのリヨネー州の中心であり、現在はローヌ県の県庁所在地。フランスで第3位の人口を持つ都市(約45万人)で、大都市圏(都市共同体)としてみれば、フランス第2位(約120万人)である。 地理  ローヌ川とソーヌ川(未作成)の合流点に位置している。古代から中世にはソーヌ川の右岸に都市が発達したが、近世以降、川に挟まれた半島状の地域が中心となった。近現代にはさらにローヌ左岸に工業都市が発達した(*1)。  リヨンの周辺は、ワインの銘柄の一つ「コート・デュ・ローヌ」の産地でもある。 【画像】E.ギガル コート・デュ・ローヌ ブラン 2007 語源  当初のラテン語名はルグドゥヌム(Lugdunum)であった。その語源は「リヨーグ(ケルト神話の神)の砦のある丘」もしくは「美しい砦のある丘」とされる(*2)。現...
  • ノストラダムス予言の学術的研究による分類
    ...篇第10巻86番 「グリフィンのようにヨーロッパの王が来るだろう、アクィロの人々に随行されて・・・」 唯一のイギリス出身教皇ハドリアヌス4世(在位:1154年 - 1159年) 百詩篇第5巻99番 「ミラノ、フェッラーラ、トリノ、アクイレイア、カプア、ブリンディジは悩まされるだろう・・・ローマがブリタニアの老人を指導者に戴くであろう時に」 教会大分裂 百詩篇第1巻32番 「大帝国がすぐに移されるだろう、小さな場所に。それは瞬く間に成長するだろう・・・」 百詩篇第5巻92番 「御座が十七年間保たれた後に、そういう巡り終えた期間に五人が変わるだろう・・・」 テンプル騎士修道会事件(1307年) 百詩篇第1巻81番 「・・・カッパ、テータ、ラムダは死なされ、追放され、苦しめられる。」 百詩篇第2巻51番 「・・・二十三人のうちの六人が雷によって焼かれる・・・」 百詩篇第8巻90番 「...
  • Nostradamus' Samlede Profetier
     『ノストラダムス総予言』(Nostradamus Samlede Profetier) はデンマークの首都コペンハーゲン(ケベンハウン)で刊行されたデンマーク語訳版の『予言集』である。訳者は学術博士(dr.phil.)の Palle Spore で、出版社はスフィンクス(SPHINX) である。著作権表示では1994年刊行となっているが、Spore の序文が1982年になっているので、その頃に初版が出ていたのかもしれない。ISBNは87-7759-094-5。  全編デンマーク語訳のみである。補遺篇は百詩篇第6巻100番を除いて、収録されている。ただし、7巻の補遺は43番から48番という番号になっている。10巻補遺には番号はなく「1568年」云々とある。11巻は六行詩58篇のあと、91、92番という番号付けで四行詩が収録されている。12巻は標準的な番号付け(4、24、36・・・...
  • クレール・ド・グリニャン
     クレール・ド・グリニャン(Claire de Grignan, 生没年未詳)は、ノストラダムスの長男セザールと結婚した女性。  ジャン・ド・グリニャン(Jean de Grignan)とジャンヌ・ド・クラポンヌ(Jeanne de Craponne)の娘で、セザールとは1604年に結婚した(*1)。母ジャンヌは、アダン・ド・クラポンヌの兄フレデリクの姪だという(*2)。  その容姿について、セザールは類まれなる美しさであると褒めている。  セザールとの間に子供はいなかった。  生没年に関する言及は関連書の中に見出せないが、1630年に書かれたセザールの遺言書では、遺産の受取人としてディアーヌ・ド・ノートルダムが指定されているので、それ以前に亡くなっていたものと思われる。 ...
  • オルス・アポロ
     『オルス・アポロ』(Orus Apollo)は、ホラポロ(未作成)の『ヒエログリュピカ(未作成)』を韻文訳したノストラダムスの手稿のことである。オルス・アポロ(ホルス・アポロと同じ)は、ホラポロの異称として16世紀にしばしば用いられたものである。  当時、ノストラダムスの手稿以外でも『ヒエログリュピカ』の訳書の表題には「オルス・アポロ」の語はしばしば盛り込まれたが、現代ではそれらの訳書は『オルス・アポロ』と略称されることはない。ノストラダムスのこの手稿は、彼の生前に公刊されることはなく、20世紀に初めて公刊された。 【画像】『オルス・アポロ』の扉(*1) 正式名 Orvs Apollo fils de Osiris Roy de Aegipte Niliacqve. Des notes Hieroglyphiqves. Livres deus mis en rith...
  • メンフィス
     メンフィス (Menphis) は古代エジプトにおいてしばしば首都が置かれた場所で、当時の遺跡が残る。現在のエジプトの首都カイロからは南に約30 km 程度の場所にあり、行政上はミット・ラヒナ村に属する。一帯にはギザの大ピラミッドをはじめとするピラミッド群が多く残っており、「メンフィスとその墓地遺跡群 - ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」の名で世界遺産にも登録されている。 【画像】『パズルの達人ワイドサイズ メンフィスとその墓地遺跡』(エポック社) テネシー州メンフィス  アメリカ合衆国のテネシー州には、このメンフィスにあやかった同名の都市があり、歌手エルヴィス・プレスリーにゆかりのある都市として、また、公民権運動で指導的立場にあったマーチン・ルーサー・キングJr. 牧師が殺害された都市として世界的に知られている(*1)。 【画像】『エルヴィ...
  • セラフィム
     セラフィム(Seraphim, セラピム)は、旧約聖書の『イザヤ書』に登場する天使である。フランス語ではセラファン(Séraphin)。  本来、単数形はセラフ、複数形がセラフィムだが、フランス語の場合、セラファンは単数扱いである。  日本では「熾天使」(してんし)と訳されることもある。  イザヤ書では3対の翼を持つ天使として描かれている。  「ウジヤ王の死んだ年、わたしは主が高くあげられたみくらに座し、その衣のすそが神殿に満ちているのを見た。その上にセラピムが立ち、おのおの六つの翼をもっていた。その二つをもって顔をおおい、二つをもって足をおおい、二つをもって飛びかけり、互に呼びかわして言った。『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主、その栄光は全地に満つ』」(『イザヤ書』第6章1節 - 3節)(*1)  セラフィムは語源的には「蛇」と繋がりがあり、東洋の神話...
  • フィレンツェ
     フィレンツェ (Firenze) はイタリアのトスカーナ州の州都。フランス語名はフロランス (Florence)。語源は「花の都」である。アルノ川沿岸に位置し、古くから交通の要衝となっていた。 【画像】 若桑みどり 『フィレンツェ』 歴史  古代ローマ時代の都市フロレンティア (Florentia) を起源とし、12世紀にはかつてのフィレンツェの支配者といえた都市フィエーゾレにかわってトスカーナ地方の中心都市となった。  新興商人らの下で発展したフィレンツェは、途中、皇帝派と教皇派の対立やペスト大流行などによる混乱もあったが、メディチ家が支配権を確立した15世紀以降、全盛期を迎えることになった。  15世紀末には神学者ジロラモ・サヴォナローラによる神権政治によって、メディチ家の支配が途絶えた時期もあったが、1532年にはアレッサンドロ・ディ・メディチが神聖...
  • フィエーゾレ
     フィエーゾレ (Fiesole) はトスカーナ州の都市。古代ローマ時代の名称はファエスラエ (Faesulae)。  紀元前7世紀から6世紀にかけてエトルリア人によって丘の上に建設された都市で、長らく地域の中心都市として栄えた。今も神殿、共同浴場、古代ローマ劇場など、かつてを偲ばせる遺跡群が残る。  中世に近隣のフィレンツェが勢力を伸ばすと立場が逆転し、フィレンツェの後塵を拝するようになった。 ノストラダムス関連  ノストラダムスは何度もイタリアに足を伸ばしていたので、立ち寄っていたとしても不思議ではないが、史料から裏付けることは出来ない。  『予言集』にも直接登場しているわけではないが、百詩篇第7巻8番と第8巻16番に登場しているFesulanという単語が、フィエーゾレの古代ローマ名ファエスラエに由来すると考えられている。 大きな地図で見る ...
  • アンフィポリス
     アンフィポリス(Amphipolis)またはアムピポリスは古代ギリシア都市の遺跡。  紀元前437年に建設されたギリシア北部の都市で、テッサロニーキ(テサロニケ)からは東北東へ100 km に位置する(*1)。  その意味は「丸く取り囲まれた町」の意味で、ストリモン川に取り囲まれた地の近傍に発達したことからこの名がある。  ローマ支配下ではマケドニア南東部の主都となり、交通の要衝として栄えたが、フィリピ(ピリピ。北東約50km)の発達に取って代わられ、衰亡した。  新約聖書ではパウロが第2回伝道旅行でフィリピからテサロニケに赴いた際に通過した都市として、『使徒言行録』(使徒行伝)17章1節で言及されている(*2)。 ノストラダムス関連  『予言集』ではフランス語式に綴ったアンフィポル(Amphipolle)が、詩百篇第9巻91番のみに登場している。 ...
  • マルグリット・ド・ノートルダム
     マルグリット・ド・ノートルダム(Margueritte de Nostredame, 1485年以前 - 没年未詳)は、ノストラダムスの叔母。ノストラダムスの父ジョームの妹。  生没年は不明だが、父ピエール・ド・ノートルダムの1485年2月付の遺言書で言及があることから(*1)、そのときにはすでに生まれていたと考えられる。  1494年12月26日にアヴィニョンの染物工ピエール・ジョアニス(Pierre Joannis)と結婚した(*2)。  ノストラダムスがアヴィニョン大学在学中に面倒を見たといわれることがあるが、史料的に裏付けることはできない。 名前 ...
  • 百詩篇第3巻77番
    原文 Le tiers1 climat soubz Aries comprins Lan2 mil sept cens vingt sept3 en Octobre, Le roy4 de Perse par ceux5 d Egypte6 prins Conflict, mort, perte7 à la croix8 grand opprobre9. 異文 (1) tiers Tiers 1712Guy (2) Lan 1555 1840 L an T.A.Eds. (sauf L au 1668A, L An 1672) (3) vingt sept sept 1665, vingt sept 1672, vingt-sept 1712Guy (4) Le roy 1555 1557U 1557B 1568A 1590Ro 18...
  • 的中例として有名な予言
    ...百篇第10巻86番「グリフィンのようにヨーロッパの王が来るだろう・・・彼らはバビロニアの王に対抗するだろう」 ナポレオンのエルバ島脱出とフランス再上陸(1815年)詩百篇第10巻13番「兵士たちが隠され・・・アンティーブ市から遠くない場所で試みられる」 百日天下(1815年)詩百篇第1巻23番「三ヶ月を過ぎて日が昇り、猪と豹は戦場に・・・」 詩百篇第1巻32番「・・・狭く小さな場所の中央で、彼は権力を置くことになるだろう」 ワーテルローの戦い(1815年)詩百篇第4巻75番「いざ戦おうとする時に裏切るだろう。敵の指導者が勝利を掴むだろう・・・」 ナポレオンの百日天下と二度の流罪詩百篇第6巻89番「二つの深淵の間に手足を縛られる、乳と蜜を塗られた顔は・・・」 詩百篇第8巻59番「二度高く、二度低く置かれ・・・大事なところで失敗するだろう」 ナポレオンのセント・ヘレナ島流刑(1815年)...
  • サン=レミ=ド=プロヴァンス
     サン=レミ=ド=プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence)は、南フランスのブーシュ=デュ=ローヌ県の都市である。ノストラダムスの生誕地として、また画家ゴッホの療養地として国際的に知られている。 概要  アルピーユ山脈のふもとに位置し、町の歴史は古代ローマの入植地だった頃に遡る。当時の遺跡はサン=レミの近郊に残っている(グラヌムの遺跡)。  10世紀には近隣にロマネスク様式のサン=ポール=ド=モゾル修道院が建造され、1810年から私営の精神病院に転用されている。その病院は画家ゴッホが療養のため滞在していたことがあるため、国際的に有名である(ゴッホが滞在していた部屋は見学可能)。この病院の背後には採石場跡であるマス・ド・ラ・ピラミッドがある。  現在の町の中心部には、町の歴史や文化にゆかりのある博物館がいくつもある。  サドの館(Hôtel de Sad...
  • Adaluncatif
     Adaluncatif は意味の確定していない語。様々な可能性が指摘されている。 アナトール・ル・ペルチエは、ラテン語 adalligatus の派生語で、「~に結びついた」(attaché à)とした(*1)。 エドガー・レオニは Calif を含む語だろうと指摘するにとどまった(*2)。 エヴリット・ブライラーは、Adalun と catif に分け、Adalun は北アフリカに見られる家族名、あるいは「偶像」を意味する eidolon の転訛という二説を挙げている。catif は captif(囚われの)、chetif (惨めな、ちっぽけな)、ペルシャ湾岸にある都市カティフ(Katif)、アルジェリア最大の川シェリフ(Chelif)、もしくはムハンマドの後継者の称号カリフ(calif, 教主)の五説を挙げている(*3)。 ミシェル・ショマラ出版社が2000年に復刻した1568年...
  • フィリップ・ノストラダムス
     フィリップ・ノストラダムス(Philippe Nostradamus)ないしフィリッポ・ノストラダーモ(Philippo Nostradamo)は、ノストラダムスに便乗した同時代の占星術師の一人である。  ノストラダムスの偽者は複数いたが、このフィリップ・ノストラダムスは、ノストラダムスの正式な血族によって偽者と名指しされた唯一の人物でもある。ノストラダムスの実弟ジャン・ド・ノートルダムは1570年1月25日付のスチピオン・チーボ(Scipion Cibo)に宛てた手紙で、「フィリップ・ド・ノートルダムとかいう輩」(ce quidam Philippe de Nostredame)は権威付けにノートルダム姓を名乗っているだけであり、「その他のノストラダムス達」も含め、誰一人正当な血縁者はいないと述べている(*1)。  フィリップの著作の刊行点数は他の偽ノストラダムスにくらべて少...
  • ノストラダムス現象
     ノストラダムス現象は、ノストラダムスとその作品が影響を及ぼしてきた様々な事象のことである。  ノストラダムスは、『予言集』や翌年一年間を予言した『暦書』類などの形で様々な 「予言」 を残した。  彼の (主として暦書で展開した) 予言は同時代でも様々な反応を惹き起こし、とりわけ同時代においては批判者や中傷者、さらに便乗的な偽者や模倣者を生み出した。ノストラダムスの予言は死後も大事件のたびに便乗する者や政治的意図を持つ者たちが大きく採り上げ、現代に至るまで多くの便乗本や解釈書が刊行されてきた。  これらの原動力としては、当初は暦書が主体であったが、次第に『予言集』の影響が強くなっていった。その『予言集』は、18世紀末までに130種以上の版を重ねるという成功をおさめ、2022年現在では英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、オランダ語、フィンランド語、スウェーデン語...
  • ドフィーヌ・ド・ノートルダム
     ドフィーヌ・ド・ノートルダム(Dauphine de Nostredame)は、ノストラダムスの姉もしくは妹。しばしばノストラダムスの妹で第二子(長女)とされるが、生年がはっきりしないため、ミシェル(ノストラダムス)とドフィーヌのどちらが第一子だったのかは特定できない。1576年の遺言書で「大変な高齢」(Son extrême vieillesse)とあることから長子と推測するものもいる(*1)。  名前はデルフィーヌ(Delphine)と綴られることもある。  生涯をサン=レミ=ド=プロヴァンスで過ごし、独身を貫いた。弟のアントワーヌ・ド・ノートルダムとのかかわりでいくつかの史料に名を見出すことができる (*2)。  1576年の遺言書では、遺産の受取人としてアントワーヌとその息子クロード(未作成)を指名している(*3)。 ...
  • セオフィラスの異本
     セオフィラスの異本は、五島勉の『ノストラダムスの大予言』などに登場するノストラダムス予言集の異本である。  ただし、五島以外の誰一人としてそのような異本の存在に触れておらず、単なる創作の疑いが強い。 概要  五島が『ノストラダムスの大予言』で展開している説明を要約すると以下の通りである。  ノストラダムスの『予言集』は1558年版が最古であり、そこには詩百篇が全12巻揃っていた。  しかし、部数が少なかったせいもあり、アンリ2世の親戚筋にあたるレンヌ公が持っていたものしか伝わっていない。  それは英国の王立図書館に残っているが、レンヌ公が1590年ごろに英国に亡命した際の混乱で背綴じがほどけ、第11巻、第12巻にあたるページの多くが失われてしまった。  1558年版はほとんどが失われてしまった結果、現在の『予言集』の復刻はすべてレンヌ公のその伝本を基にしてい...
  • The True Prophecies or Prognostications of Michael Nostradamus
     『ミシェル・ノストラダムスの真の予言集あるいは予測集』(The True Prophecies or Prognostications of Michael Nostradamus)は、テオフィル・ド・ガランシエールの著書。  1672年にロンドンのトマス・ラトクリフとナサニエル・トムソンによって出版され、1685年に同じ都市のジョン・サラズバリーによって再版された。  初めての仏英対訳版『予言集』であると同時に、フランス語以外の言語で出版された最初の版でもある。 【画像】1672年版の扉(*1) 正式名 The True Prophecies or Prognostications of Michael Nostradamus, Physician to Henry II. Francis II. and Charles IX. Kings of Fran...
  • ノストラダムス一族
    父方の先祖・親類 アストリュージュ・ド・カルカソンヌ(ノストラダムスの五世祖) ヴィタル・ド・カルカソンヌ(ノストラダムスの高祖父) アルノートン・ド・ヴェロルグ(ノストラダムスの曾祖父) ヴァンゲソンヌ(ノストラダムスの曾祖母) ピエール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの祖父) トリスタン・ド・ヴェロルグ(ノストラダムスの大叔父) ブランシュ・ド・サント=マリー(ノストラダムスの祖母) ジョーム・ド・ノートルダム(ノストラダムスの父) フランソワ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔父) アルルのピエール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔父) カトリーヌ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) バルトロメ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) マルグリット・ド・ノートルダム(ノストラダムスの叔母) 母方の先祖・親類 ジャン・ド・サン=レミ(ノストラダムスの母方の曽祖父...
  • フィリベール・サラザン
     フィリベール・サラザン(Philibert Sarrasin ou Sarrazin, 16世紀初頭-1573年5月5日)は、フランス生まれの医師。16世紀後半の著名な医師ジャン=アントワーヌ・サラザン(未作成)の父。  サン=トーバン=アン=シャロレ(未作成)で生まれた。若い頃、パリでプロテスタントの思想に触れ、影響を受けた。その後、ペルピニャン(未作成)で哲学を講じ(同時にこの頃医学博士号を取得したと推測される)、アジャンではジュール・セザール・スカリジェ(未作成)の息子の家庭教師をつとめた。アジャン滞在中にはノストラダムスとも親交があったようだが、プロテスタント傾向のあったサラザンと親しかったことが、ノストラダムスの異端審問召還の理由になったとする説もある。  1540年代にリヨンに移住し、1547年にノストラダムスがリヨンに立ち寄った際には、強く批判したともされる...
  • Nonnay
     Nonnay は都市アノネー(未作成)(Annonay)の語頭音消失。ノストラダムスの専売特許ではなく、中世の歴史家フロワサール、16世紀の神学者テオドール・ド・ベーズ、詩人アグリッパ・ドービニェらも同じ表現を用いていたらしい(*1)。  他の読み方の可能性としては、アナトール・ル・ペルチエが提起し、マリニー・ローズが支持していた「11月」とする読み方(november の語源になったラテン語 nonus が韻を踏むために変形したと見る(*2))や、エドガー・レオニが示していた nonne(修道女)の変形として「処女宮」と読む可能性(*3)などが挙げられる。  なお、ヘンリー・C・ロバーツの訳では「ゼロ」(Zero)になっているが、語学的根拠は不明である(テオフィル・ド・ガランシエールは訳しておらず、説明もしていない)。 登場箇所 詩百篇第10巻67番 ...
  • 百詩篇第4巻27番
    原文 Salon, Mansol1, Tarascon2 de SEX.3 l arc4, Ou5 est debout6 encor7 la piramide8, Viendront liurer le prince9 Dannemarc10 Rachat honni11 au temple12 d Artemide13. 異文 (1) Mansol Nansol 1557B, Tansol 1668P (2) Tarascon Tarrascond 1627 (3) SEX. 1555 1557U 1568 1644 1650Le 1650Ri 1668 1840 sex 1588-89 1590Ro, SEX, 1597 1600 1605 1610 1611 1628 1649Xa 1660 1716, Sex 1557B 1589PV 1649Ca...
  • エヴリット・ブライラー
     エヴリット・フランクリン・ブライラー(Everett Franklin Bleiler, 1920年4月30日 - 2010年6月13日)は、アメリカ合衆国の編集者、書誌学者。エヴェレット・ブレイラーとも表記される。  SFや探偵小説などの分野に造詣が深く、世界幻想文学大賞(生涯功労賞部門)、ピルグリム賞を受賞した。主な著作としては、ヒューゴー賞ノミネート作である『サイエンス・フィクション 草創期』『サイエンス・フィクション ガーンズバックの時代』などがある(*1)。  ほかに、『岡倉天心の「茶の本」』(The book of tea by Kakuzo Okakura, New York Dover Publications, 1964)、『ハンディ日本語文法』(Basic Japanese grammar, Tokyo C.E. Tuttle, 1967)な...
  • 詩百篇第10巻55番
    詩百篇第10巻 55番* 原文 Les malheureuses1 nopces2 celebreront, En grande ioye, mais la fin malheureuse3 Mary mere4 nore5 desdaigneront, Le Phybe6 mort, nore7 plus piteuse8. 異文 (1) malheureuses Malheureuses 1568X, mal-heureuses 1610Po, mal heureuse 1605sn, nalheureuses 1611A, mal heureuses 1627Di 1628dR 1649Xa 1649Ca 1650Le 1668A (2) nopces Nopces 1672Ga (3) malheureuse mal-heureus...
  • デルフィーヌ・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)
     デルフィーヌ・ド・ノートルダム(Delphine de Nostredame)は、アントワーヌ・ド・ノートルダムとロワーズ・ベルル(未作成)の娘で、ノストラダムスの姪にあたる。1558年2月17日に洗礼を受け、そのときに立ち会った代父が伯父のベルトラン・ド・ノートルダム、代母がデルフィーヌ・グダルド(Delphine Goudarde)だったということしか分からない(*1)。 名前 コメント
  • 詩百篇第10巻96番
    詩百篇第10巻 96番* 原文 Religion du nom1 des mers2 vaincra3, Contre la secte4 fils Adaluncatif5, Secte obstinee deploree6 craindra, Des deux blessez7 par Aleph Aleph8. 異文 (1) nom Nom 1603Mo 1650Mo (2) des mers de mers 1607PR 1610Po 1665Ba 1840, de mets 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1653AB, des Mers 1672Ga (3) vaincra vanicra 1606PR 1607PR, viendra HCR (4) la secte sa secte 1650Mo, la...
  • テオフィル・ド・ガランシエール
     テオフィル・ド・ガランシエール(Théophile de Garencières, 1610年- 1680年)は17世紀ロンドン(未作成)で活動したフランス出身の医師。 【画像】ガランシエールの肖像 生涯  1636年にカーン(未作成)で医学博士号を取得し、遅くとも1647年までにイングランドへ渡った。渡英後、1657年にオックスフォード大学でも医学博士号を取得し、ロンドンの医学校に勤務した。医師として、『この破局的な1665年におけるペストの本質、原因、兆候、救済、予防に関する理論的小論』(ロンドン、1665年。これは翌年までに少なくとも3版を数えた)、『混じりけのない真の珊瑚染料の身体への驚異の効能と素晴らしい効果』(ロンドン、1676年)などを刊行した。  彼はカトリックの信者であったが、渡英の際に棄教しており、のちに『クレメンス8世が陰謀と狡猾な策略...
  • The Nostradamus Encyclopedia
     『ノストラダムス百科全書』(The Nostradamus Encyclopedia)は、ピーター・ラメジャラーの著書。1997年にロンドンのゴッズフィールド・プレス(Godsfield Press)からハードカバー版が出され、1999年にニューヨークのセント・マーティンス・プレス(St. Martin s Press)からペーパーバック版が出された。 【画像】ペーパーバック版の扉(クリックするとAmazon のページに飛びます) 正式名 The Nostradamus EncyclopediaThe definitive reference guide to the work and world of Nostradamus ノストラダムス百科全書ノストラダムスの作品と世界への決定的なリファレンス・ガイド 内容  5部構成になっている。  第1部「生涯と経歴」...
  • 人名一覧
     ノストラダムスに関連する人名や団体名の一覧。  原則として姓をカタカナ表記した際のアルファベット順に並べている。「ド」などを姓に含むかどうかは、外国語文献の索引に準じて個別に判断している。また、一部日本人のペンネームは外国人名のように見えても全体で一つと見なしている(例えば、「フェニックス・ノア」は「は行」に掲載)。  なお、ノストラダムスの一族のうち、細かすぎる項目はノストラダムス一族の方に、出版業者のうちノストラダムス本人と関連性が薄い人物は出版業者の一覧の方に、それぞれ記載しているので、そちらを参照されたい。  名前の後の括弧は大まかな職業やグループわけを示している。斜線が引かれている場合、その前が職業などを指し、後ろがノストラダムス関連の立ち位置などを指す(「その他」とあるのは、専門的な研究者や信奉者的な解釈者と分類しづらい人物を示す)。 あ 明石三世(インテリ...
  • 六行詩33番
    六行詩集 33番* 原文 Bien peu apres sera tres-grande1 misere, Du peu2 de bled3, qui sera sur4 la terre5, Du Dauphiné6, Prouence7 Viuarois8, Au Viuarois9 est vn pauure10 presage, Pere du fils, sera entropophage11, Et mangeront12 racine13 gland14 du bois15. 異文 (1) tres-grande 1605sn 1649Xa tres-grand 1600Mo 1611 1627Di 1628dR 1649Ca, tres grand 1600Au 1627Ma 1627Di 1644Hu (2) Du peu D ...
  • 六行詩35番
    六行詩集 35番* 原文 Dame par mort grandement1 attristée, Mere2 tutrice au sang qui la3 quittée4, Dame5 Seigneurs, faits enfans orphelins6, Par7 les aspics8 par les Crocodilles9, Seront surpris forts Bourgs10, Chasteaux11 Villes12 Dieu tout puissant13 les14 garde des malins. 異文 (1) grandement d vn grandement 1600Mo (2) Mere Et mere 1600Mo (3) la l a 1611 1628dR 1644Hu 1649Ca (4...
  • 六行詩57番
    六行詩集 57番* 原文 Peu apres l aliance1 faicte, Auant2 solemniser3 la feste4, L Empereur le tout troublera, Et la nouuelle mariée5, Au franc pays6 par sort7 liée8, Dans peu de temps apres mourra9. 異文 (1) l aliance l Alliance 1672Ga (2) Auant Auantque 1600Au (3) solemniser solenniser 1628dR 1649Ca, solemnises 1672Ga (4) feste Feste 1672Ga (5) mariée Mariée 1672Ga (6) franc pay...
  • 百詩篇第5巻69番
    原文 Plus ne sera1 le grand en faulx2 sommeil3, L inquietude4 viendra prendre repoz Dresser phalange5 d or6, azur7, vermeil, Subiuguer8 Affrique la9 ronger iusques aux oz11. 異文 (1) ne sera sera 1772Ri (2) faulx feux 1597 1600 1610 1627 1644 1650Ri 1716, feu 1653 1665 (3) sommeil semmeil 1653 (4) L inquietude L inquiétude 1649Ca, L Inquietude 1672 (5) phalange Phalange 1644 1...
  • ピエール・ジョアニス
     ピエール・ジョアニスないしピエール・ド・ジョアニス(Pierre de Joannis)は、ノストラダムスの叔父。ノストラダムスの父ジョームの妹マルグリットの夫。「ピエール・ド・ジョアニ」と発音した可能性もある。  1494年12月26日にマルグリットと結婚した(*1)。  息子オノレ、孫テオドール、曾孫メルキオン=ジャック・ド・ジョアニス(Melchion-Jacques de Joannis)へと家督が受け継がれていく。  なお、このメルキオン=ジャックはマルグリット・ド・ノートルダムの兄ジョームの曾孫トミーヌ・ド・ノートルダムと再婚した。  ただし、家を継いだのは最初の妻マルグリット・ド・トゥイエ(Margueritte de Touier)との子、ガブリエルであった(*2)。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連...
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