ネロ

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「ネロ」で検索した結果

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  • ネロ
     ネロ (Nero) 、ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスは、ローマ皇帝(在位54年 - 68年)。暴君の代名詞としてその名前が知られている。フランス語ではネロン (Néron)。 【画像】『ナショナル ジオグラフィック日本版』2014年9月号 概要  西暦37年12月15日にイタリアのアンティウム (現アンツィオ) にて、名家の父ルキウス・ドミティウス・アエノバルブスと、カリグラ帝の妹にあたる母アグリッピナの間に生まれた。  幼くして父と死別したが、アグリッピナと再婚したクラウディウス帝の養子となり、その娘オクタウィアと結婚したことで、クラウディウスの死後、16歳で帝位についた。  当初は善政を敷いたが、母親殺しも含む乱行によって、次第に悪評が上回るようになった。64年のローマ大火も、ネロはキリスト教徒の仕業だとして迫害を強めたが...
  • 666
    ...、この数はローマ皇帝ネロを指すという説が、ほぼ定説化しているといってよい。  専用の数字(数を表す文字)が存在しなかった古代の言語では、個別の文字を数に対応させることは珍しいことではなかった(*5)。六百六十六はヘブライ文字で「皇帝ネロ」と綴った時の数字の合計と一致している(*6)。  写本によってはこの数字を 「616」 としているものがあるが、これもその読み方の傍証とされることがある。ヘブライ式のネロは、その名をネロンと表記するギリシア語の読みに影響されているが、ラテン語ではネロが正しいので、Nに対応する文字を除いて計算した者がいたのだろうという。ヘブライ文字でNに対応する数字は50なので、666からそれを除けば616になるわけだ(*7)。  この獣の数字の刻印は、ローマ皇帝の名や肖像を刻んだ貨幣のことと理解される(*8)。実際、「刻印」と訳される原語には、専門用語の...
  • Aenobarbe
    ...と、古代ローマの暴君ネロ(生まれた時の名はルキウス・ドミティウス・アエノバルブス)とする説などが見られる。  同じ名前の人物というと、ほかに紀元前121年にラングドック地方に初めて入植した古代ローマ人のクネイウス・ドミティウス・アヘノバルブス(*1)などがおり、「赤鬚」というあだ名を持つ人物には神聖ローマ帝国の赤鬚帝(バルバロッサ)フリードリヒ1世がいる。 登場箇所 百詩篇第5巻45番(未作成) 百詩篇第5巻59番  なお、百詩篇第1巻74番には、ほぼ同じ意味のフランス語 Barbe d airain (銅の鬚) が登場する。 名前 ...
  • 詩百篇第9巻76番
    ...に、 非人間的なネロの藁布団から生まれた者。 二つの川の間、軍隊の左翼(にて) (ある者が) 若き禿頭に殺されるだろう。 訳について  1行目 Rapax はラテン語で形容詞としては 「強欲な、強奪する」、名詞としては 「強盗、盗人」の意味(*1)。この場合は noir と Rapax のどちらが名詞で、どちらが形容詞なのかはっきりしないが、前半律の区切りで考えれば、noir が名詞となるだろう。  実際、エドガー・レオニ、ピーター・ラメジャラー、リチャード・シーバースらはそのように理解している。なお、レオニは noir をアナグラムして roi (王)を導いているが、現在では支持されない。  仮に Rapax が大文字で書かれていることを尊重し、それを名詞と見なすなら 「血塗られた黒き強盗とともに」 となるだろう。なお、エヴリット・ブライラーは並列的にも読め...
  • 詩百篇第10巻3番
    ...逃亡者はプヌロン(ペネロン)のために放免するだろう」となる。「一人の逃亡者をプヌロンのために放免するだろう」とも訳せる。  3行目 murmurer (ささやく)は能動態だが、on が省略されているものと見なし、受動的に訳した。また、4行目との繋がりから言葉を補った。  山根訳1行目「のちに五番目の者は群を追い出さぬ」(*4)は、上で述べた前半律の区切れ目から言えば不適切である。  大乗訳1行目「五人のあとでひつじの群れはおいださず」(*5)は、構文理解上は問題ないが、troupeau を「ひつじの群れ」とまで特定できるかは大いに疑問。  同2行目「彼はペネロンへの走路を解放し」は、fuitifを「走路」と訳すのが不適切。 信奉者側の見解  テオフィル・ド・ガランシエールは Penelon を意味不明とし、誤植が含まれている可能性を指摘していた(*6)。詩の内容...
  • ケルン
    ...たアグリッピナ(皇帝ネロの母)の功で都市権を付与され、この地の総督府所在都市になったことで、コロニア・クラウディア・アラ・アグリッピネンシウム(もしくはコロニア・アグリッピネンシス、「アグリッピナの植民都市」) と呼ばれるようになった。このコロニア(植民都市)がケルンの語源である。  中世にはケルン大司教座がおかれ、「北のローマ」の異名をとるほどに繁栄した。文化的にはケルン画派などを輩出し、商業的にはハンザ同盟都市のひとつとしてリューベックと競った。なお、ケルンで教鞭を執った思想家には、アルベルトゥス・マグヌス、マイスター・エックハルト、ドゥンス・スコトゥス(ジョン・ダン・スコット)などがいた。  ハンザ同盟の衰退とともに一度は繁栄に翳りが見えたが、19世紀後半以降、近代工業化に成功し、再興を果たした。1248年に起工されたケルン大聖堂が完成を見たのもこの時期であり(...
  • 詩百篇第9巻17番
    ... 第三の者は当初、ネロの行状よりも悪いだろう。 財産を蕩尽し、人の血を撒き散らす。 かまどを再び造らせるだろう。 黄金の世紀、死、新しい王、大騒動。 訳について  1行目 premier は副詞と見なした。現代フランス語では形容詞と名詞の用法しかないが、中期フランス語では「最初に、第一に」(premièrement, d abord)の意味があった(*2)。tiers が形容詞で premier が名詞だとすれば「第三の第一人者」という訳も可能である。なお、1行目に見られる ne は比較表現における虚辞であって、当然否定語として訳さない。  2行目は、ラメジャラーの校訂に従えば「人の血が流れるのが勇敢な者たちによって目撃される」となるだろうが、クレベールが指摘するように、ここでの vaillant は勇者ではなく財産の意味に理解すべきだろう。que は様々な接続詞句...
  • 百詩篇第6巻4番
    ...都市をパリと解釈し、ネロとアグリッピナに対比させつつパリが共産主義者に炎上させられる予言とした。ノストラダムスが1983年パリ壊滅を予言したとして、かつてフランスではフォンブリュヌの本がベストセラーになったが、これはその中核に位置する詩のひとつだった。  エリザベート・ベルクールはフォンブリュヌの解釈を批判し、アグリッピナの都市はケルンと解釈すべきで、パリと強引に結びつけるのはこじつけだと批判した(*3)。 同時代的な視点  アグリッピナの都市はコロニア・アグリッピネンシス(アグリッピナの植民都市)を語源に持つ都市ケルンのことだろう。この点は、フォンブリュヌ親子のような例外を除けば、信奉者側の解釈も一致している。  ピエール・ブランダムールは4行目の土星が獅子宮にあり、火星が巨蟹宮にある星位は1594年5月を指していると考えた。その時にはライン川がケルンを流れなくな...
  • 百詩篇第6巻66番
    ...0 56 01) ネロの(7番目の)セクトの基盤から、偉大なるローマ人のlesOzが発見されるであろう、マーブル状から分離されて隠されていたものが姿を現し、アウリルで(の中で)地は震え、悪が力付く。 -- Nao_a_jp (2012-06-23 02 54 21)
  • 詩百篇第10巻6番
    ...のは、隣に建っていたネロの巨像にちなむという(*4)。  山根訳は一応許容範囲内だろう。  大乗訳は1行目「ニスメスの庭で水は高く流れ」(*5)が誤訳。「庭」は Gardon を英語の Garden とでも取り違えたのだろう。なお、1行目から2行目にかけて si... que...の構文(英語の so... that...構文と同じ)になっていることも訳に反映されていない。4行目「墓と火を消して あらわれる」も誤訳。4行目は明らかに前置詞などの省略があり、何を補うかで訳の幅はあるだろうが、Vesta が訳に含まれていないのは問題であろう。 信奉者側の見解  1656年の注釈書では、1557年9月9日のガルドン川大洪水と解釈されている。この解釈はテオフィル・ド・ガランシエール(1672年)、ロルフ・ボズウェル(1943年)、エリカ・チータム(1973年)らが支持してい...
  • 詩百篇第9巻
    ... 第三の者は当初、ネロの行状よりも悪いだろう。 財産を蕩尽し、人の血を撒き散らす。 かまどを再び造らせるだろう。 黄金の世紀、死、新しい王、大きな醜聞。 18 王太子の百合がナンシーで持つだろう、 フランドルに至るまで、帝国の選帝侯を。 偉大なモンモランシーには新しい監獄。 許可された場所の外で、明瞭な罰で解放する。 19 マイエンヌの森の真ん中で、 太陽が獅子宮にある時、雷が落ちるだろう。 メーヌの貴族の偉大なる落胤が その日、血のついた槍とともにフージェールに入るだろう。 20 夜に来るだろう、レンヌの森を通り、 ヴォトルト、エルネ、ラ・ピエール・ブランシュを通って、 ヴァレンヌで灰色をまとった黒き修道士が。 彼は長に選ばれ、嵐、火、血、切断を引き起こす。 21 ブロワの聖なるソロンヌの高い殿堂への ロワール川の...
  • 百詩篇第3巻53番
    ...、アグリッピナが暴君ネロの母で独裁者ヒトラーと結びつくモチーフであるなども踏まえ、アドルフ・ヒトラーの勢力伸長と解釈した(*8)。  エリカ・チータム(1973年)、セルジュ・ユタン(1978年)、ジャン=シャルル・ド・フォンブリュヌ(1980年)は、(それぞれ力点の置き方はやや異なるが) ドイツ軍が1940年5月に中立国だったオランダ・ベルギーを強行突破してフランスに攻め込んだことと解釈した(*9)。 同時代的な視点  アグリッピナがケルンの隠喩であることには異論がない。4行目 Gale は上述の通り、ウェールズとガリアの2説ある。ガリアを採るとすると、高田勇・伊藤進が指摘するように、フランドル経由は南・中央ドイツからはかなり迂遠な経路となる。他方、ウェールズを採るとすると、ジャン=ポール・クレベールが指摘するように、位置関係として遠すぎるように思われるのも事実であ...
  • Penelon
    ...もあると指摘し、ペルネロン(Pernellon)、ピエールロング(Pierrelongue)、ペールロング(Peyrelongue)などではないかとした(*2)。 ピーター・ラメジャラーは、pour Penelon l aschera を pour peines l on laschera と読み替えた(*3)。当『大事典』ではこの読み方を暫定的に採用している。 登場箇所 百詩篇第10巻3番 名前 コメント
  • 詩百篇第1巻74番
    ...obarbeと同義でネロを連想させることと、ノストラダムスと同時代に海賊バルバロッサがいたと指摘するにとどまった。 【画像】 関連地図。エペイロス地方は主都イオアニアで代用。なお、エペイロスの記事にもあるように、西の沿岸部までこの地方に含まれる。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 人名一覧
    ...占星学者/解釈者) ネロ(古代ローマ皇帝) ノストラダムス ノストラダムス協会(団体) ノストラダムス2世(偽ノストラダムス) ノストラダムスの甥 ノストラダムスの弟子 アンリ・ノストラダムス(自称「ノストラダムスの甥」) シーザー・ノストラダムス(音楽講師/解釈者) ダニエル=ジョン・エゼキエル・ド・ノストラダムス(その他) フィリップ・ノストラダムス(占星術師/偽ノストラダムス) ガブリエル・ノストラデイマス(その他) アンヌ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの次女) アンドレ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの三男) シャルル・ド・ノートルダム(ノストラダムスの次男) ジャン・ド・ノートルダム(ノストラダムスの弟) セザール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの長男) ディアーヌ・ド・ノートルダム(ノストラダムスの三女) ピエール・ド・ノートルダム(ノストラダムスの祖父) マドレ...
  • ノストラダムスの大予言III
    ...ラダムスの予言詩にはネロだのハンニバルだのといった古代史の登場人物が複数出てくる(暦書の方はこの傾向がいっそう顕著である)。  それらは普通の比喩だと解釈するのに、「大いなるローマ」だけは特別究極だ、と解釈するのは何の根拠もない話である。  ちなみに O vaste Rome が特殊な表現だとする主張は、実証的な論者の文献ではまったく確認が取れない。  それどころか、この場合のvasteは「巨大な」の意味ではなく「荒廃した」の意味ではないかとする説もあり、当「大事典」ではそちらの説を採っている。 血の汗  この『大予言III』は、五島が若い頃に函館のハリストス正教会の近藤という聖職者から聞いたという古代ローマの3人の女性が血の汗を流したというエピソードで始まり、それと同じ血の汗を流すという怪奇現象がアメリカ、イースタン航空の客室乗務員の間で流行しているという話と結...
  • 用語集
    ...ヌ、ネプチューン) ネロ パエトン(フェイトン) バッコス(バックス、バッカス) → ディオニュソス バッタ → 飛蝗 ヒスター → Hister 反キリスト ヒエラルキア 飛蝗 ピロメラ(フィロメラ) フェイトン → パエトン フェニックス 不死鳥 → フェニックス プランクスの都市 ブランコス(ブランシュ) プロイトス フローラ ヘカトンベ(ヘカトゥーム) ペスト → 悪疫 別のもの ヘルメス ベレロポン 卜占官 マギ(マゴス、マグス) マナ マホメット → ムハンマド マルス(マーズ) みことば 水の三角宮(三つの水の宮) → トリプリキタス ムハンマド メドゥーサ(メデューサ) メルクリウス(メルキュール、マーキュリー) ユピテル(ジュピテル、ジュピター) ユピテル主義者 ラドヴァン → advent リビティナ → 詩百篇第2巻93番 リベル・パテル 数字 1999年7の...
  • 的中例として有名な予言
    ...の者が第一位になり、ネロよりもひどいことをする・・・」 アシニャ紙幣による混乱詩百篇第1巻53番「・・・偉大な民族が苦しめられ、聖なる法は完全に廃れる・・・金銀の新しい鉱脈が見つかる時に」 詩百篇第6巻23番「・・・貨幣の価値下落が布告され、人々は王に反抗するだろう・・・」 ヴァレンヌ事件(1791年)と八月十日事件(1792年)詩百篇第7巻44番「ブールはとても善良だが・・・不当な逃亡の末に処刑される」 詩百篇第9巻20番「・・・灰色の黒き僧侶がヴァレンヌで・・・」 詩百篇第9巻34番「・・・戦いがチュイルの上を通過し・・・ナルボンとソールスは・・・」 国王ルイ16世一家の幽閉と処刑(1792年 - 1793年)詩百篇第1巻57番「・・・血まみれの口は血の中を泳ぐだろう、地には乳と蜜を塗られた顔が」 詩百篇第4巻49番「民衆の前で高き天から遠くない人物の血が流されるであろう・・・」...
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