ノストラダムス大予言の秘密

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  • ノストラダムス大予言の秘密
     『ノストラダムス大予言の秘密』は、高木彬光の著書。1974年に日本文華社から新書版で刊行され、翌年に角川書店から文庫版が刊行された。 【画像】 文庫版のカバー 目次 第一章 ノストラダムスは一九九九年に人類が滅亡するとは予言していない 第二章 ノストラダムスの予言書とはどういう本なのか 第三章 占いと予言とはどう違うか? 私の占い研究歴からの判断 第四章 日本の大予言者I 高島嘉右衛門について 第五章 日本の大予言者II 出口王仁三郎について 第六章 ノストラダムスの予言の的中率は九九パーセントか三五パーセントか 第七章 日本と第二次世界大戦に対するノストラダムスの予言 第八章 ゲーテのパスツール・ショックは史実を無視したデッチアゲである 第九章 奇怪な人魚の解釈は荒唐無稽なデタラメである 第十章 この予言詩の解釈は人によってぜんぜん違っているのだ...
  • ノストラダムス大予言原典・諸世紀
     『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』は、1975年にたま出版から発売されたノストラダムス予言の原文対訳集である。  ヘンリー・C・ロバーツのThe Complete Prophecies of Nostradamusを翻訳したもので、2020年現在では日本語として唯一の原文対訳だが、信頼性は低い。  大乗和子訳、内田秀男(未作成)監修。 【画像】現行のカバー写真。初期のカバーはAmazonのこのページを参照のこと。 構成  ロバーツの英訳書の全訳である。  最初にゲーテの『ファウスト』からの引用句がある。  続いて息子セザールによるノストラダムスの肖像画が、ロバーツのコレクションとしてモノクロで転載されている(実際には、オリジナルはエクス=アン=プロヴァンスにある)。  続いて「セザールへの手紙」の日本語訳が収録され、そのあとで、ロバーツによる端書きの訳と、...
  • ノストラダムス大予言は贋作だった
     『ノストラダムス大予言は贋作だった』は、ジョセフ・サビノによるノストラダムス解釈書。白崎綾子訳で、1992年に株式会社経済界から出版された。スペイン語から直接日本語に訳されたノストラダムス本としては、唯一のものである。 内容  日本語版の題名にもあるように、ノストラダムス予言は、より前の時代の別の「大予言者」の予言をもとに作られたものに過ぎないという仮説を展開した。  彼の仮説では、真の大予言者は6世紀にアンデスに降り立った異星人アマルで、ノストラダムスは、アマルがラテン語で書き、フランスの洞窟に隠していた予言書を手に入れて剽窃したに過ぎないという。  この仮説を導くにあたり、サビノはヨーロッパ中の図書館を巡り歩いて『予言集』の古版本を探し、以下の版を参照したという。  1568年ブノワ・リゴー版、1588年ロフェ未亡人版、1589年シャルル・ロジェ版、1611...
  • 1970年代までの日本のノストラダムス現象
    ...書として高木彬光の『ノストラダムス大予言の秘密』や山本杉広『終末のスターをつく』が刊行されているし、フェニックス・ノアが占星術的スタンスからの解釈書『神の計画』を刊行したのも同じ年である。  また、『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』の刊行は1975年のことだが、この『原典』が、(その原文校訂の拙さ、訳文の問題点などにもかかわらず) のちの日本人解釈者たちに重宝がられたのを除けば、この時期の関連書で、のちの論者に影響を及ぼしたと思われる文献は見られない。  田窪勇人は、1973年から1978年までの関連書籍が少なかった理由として、「日本ではノストラダムスの実体がまだよく理解されていなかったこと、彼に関する資料が不明だったことを意味している」(*6)と指摘している。  1979年末には、五島勉の『ノストラダムスの大予言II』が刊行された。奥付は1979年12月5日とな...
  • ノストラダムス予言全書
     『ノストラダムス予言全書 ― ノストラダムス百科全書パート2』は、日本語訳されたピーター・ラメジャラーの著書。1998年に東洋書林から出版された。田口孝夫(未作成)・目羅公和(未作成)共訳。 【画像】『ノストラダムス予言全書』カバー表紙(クリックするとAmazonのページに飛びます) 内容  1997年に出版されたThe Nostradamus Encyclopediaの忠実な翻訳である。ただし、本書に収録されているのは、そのうち第3部と第5部のみである。残りの部分はパート1と位置付けられた『ノストラダムス百科全書』で訳されている。  予言解釈、予言の原文、用語集など、『予言集』原典とその解釈のための要素が多く収録されている。 コメント  特筆すべきは予言の原文がそのまま収録されていることである(六行詩45番は1行目が脱落しているが、これは原書の時点...
  • ノストラダムスの大予言
     『ノストラダムスの大予言』は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。 1974年のノンフィクション部門ベストセラー1位、総合部門2位(*1)。実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなった著作である。  2014年には電子書籍版が出された。 【画像】Kindle版 構成 目次の傍点は下線で代用した。 序章 史上、空前絶後の大予言者ノストラダムスの生涯について簡単に説明され、ペストを不思議な未来医術で鎮めたことなどが挙げられている。そして予言詩集『諸世紀』を著し、ルイ16世処刑のギロチンの幅や、アメリカから出た黒い船がエダという都に辿りつくことなどを予言したと説明される。 1章 四百年前に今日を完全に予言アンリ2世に対し、10年後に死ぬと予言したというエピソードを皮切りに、自動車の出現を予言した「馬についての対話」(百詩篇第10巻31番)、海外旅行ブー...
  • 高木彬光
    ...反論が行われると、『ノストラダムス大予言の秘密』(1974年)を著した。この本は、翌年に文庫化された。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ノストラダムスの大予言V
     『ノストラダムスの大予言V』は、1986年に祥伝社から出版された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの5作目であり、刊行当時は「完結編」と位置付けられていた。 内容  全6章の構成である。  「1章 ハレー彗星後の人類はこうなる」は、五島がフランスの秘密結社だという「ルシフェロン」の副首領との電話でのやりとりを再構成したもので、1986年のハレー彗星接近のあと、宇宙兵器が絡む大規模な戦争が起こる可能性があるという解釈が示されている。  「2章 未来の鍵、“失われた詩”はどこに?」は、時間を遡り、ルシフェロンにどういう経緯で接触することになったのかを振り返った上で、「失われた詩篇」が含まれた「ユタン秘蔵本」なる本の入手にも成功したことが語られている。  「3章 衝撃の逆転・彼は21世紀をも予言!」「4章 一九九九年後の日本の運命は!...
  • 『ノストラダムスの大予言』シリーズ
     『ノストラダムスの大予言』シリーズは、1973年から1998年にかけて出版された五島勉の一連の著書。  初巻の爆発的な売れ行きのあと、1979年に『ノストラダムスの大予言II』が出された。  その後はより短い期間に次々と出版され、『ノストラダムスの大予言V』で一度は完結と銘打たれた。  しかし、特別編として『ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編』が出された後、湾岸危機に合わせた緊急出版として『ノストラダムスの大予言・中東編』(1990年)が出され、その後はなし崩しにシリーズが継続された。  その結果、『ノストラダムスの大予言・最終解答編』(1998年)までの合計10冊のシリーズになった。  五島勉は『最終解答編』刊行後のインタビューで、ここまで追及したらもうノストラダムスから引き出せるものはないという趣旨のコメントをし、シリーズが事実上完結したことを表明し...
  • ノストラダムス全予言 (二見書房)
     『ノストラダムス全予言』は、1988年に二見書房(未作成)から出版された関連書。エリカ・チータムのThe Prophecies of Nostradamusの全訳をベースに、日本語版独自の解釈を積み重ねた文献である。流智明(未作成)監修、山根和郎訳。  『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』(たま出版、1975年)とともに、日本では数少ない詩百篇集の全訳本である。 構成  エリカ・チータムの序文に続き、本編が収録されている。  原書にはフランス語原文と英訳が収録されていたが、日本語版では原則として日本語訳のみで、1ページにつき4篇の詩が掲載されている。ただし、一部の詩篇は1ページないし2ページを使いクローズアップされ、原文も併記されている。全ての詩篇に小見出しがつけられているのは、日本語版独自の工夫である。  収録詩篇は原書に準じており、正篇の942篇のみである。...
  • ノストラダムスの大予言・最終解答編
     『ノストラダムスの大予言・最終解答編』は、1998年に祥伝社から出版された五島勉の著書。  1973年から続いてきた『ノストラダムスの大予言』シリーズの最終巻となった。  トーハン調べでのベストセラー「新書・ノンフィクション」部門1998年第3位。 【画像】カバー 構成  第1章では、五島が1973年に『ノストラダムスの大予言』初巻の内容を概説しつつ、出版した直後のことを振り返り、出鱈目な妄説だと嘲笑を浴び続け、8年後ころに自殺を決意するところまで追い詰められたと綴る。  五島はそのような批判を浴びた理由を、当時描かれていた明るい未来像に冷水を浴びせたことにあるとした。  そして、自殺の直前に、自分が警告していたことの正しさを確信させてくれるようなオゾンホールのニュースを初めて聞き、強い危機感とともに予言の真意追及への意欲を持ったとしている。  そして...
  • ノストラダムスの大予言III
     『ノストラダムスの大予言Ⅲ 1999年の破滅を決定する「最後の秘詩」』は、1981年2月に刊行された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの第3巻にあたるが、初巻(1973年11月)と第2巻(1979年12月)が6年開いたのに対し、第2巻と第3巻は1年余りしか開いていない。 【画像】カバー表紙 構成  全8章の構成である。以下のコメントには批判的内容を多く含むため、客観性の確保のため、目次を引用してこの本の基本構成を示しておく。 まえがき―ノストラダムスの「最後の秘詩」とは? 1章 「血の汗」―大滅亡の予兆 2章 破滅の大予言「最後の秘詩」 3章 「ローマの滅亡」が、いま再現する 4章 人の心に潜む「破滅の法則」 5章 滅亡の日までの“タイム・テーブル” 6章 現代「ローマ帝国」の正体とは何か 7章 現代に蘇るユダヤの呪い 8章 日本は果...
  • ノストラダムスの大予言IV
     『ノストラダムスの大予言Ⅳ 1999年、日本に課された"第四の選択"』は、五島勉の『ノストラダムスの大予言』シリーズの4冊目。  1982年に祥伝社から刊行された。 【画像】 カバー表紙 構成  目次を示す。一段下げているのは、各章タイトルのサブタイトル。 まえがき 1章・“戦慄の新解釈”、出現!「日本が書くで破滅する」と解釈したフォンブリューヌ 2章・謎を孕む二つの予言詩ノストラダムスは果たして“日ソ核戦争”を暗示したか? 3章・人類を救う“別のもの”を追って巧妙にすりかえられたノストラダムス予言の真意 4章・“恐怖の大王”の正体は何か?「一九九九年七の月」の大破局を、フォンブリューヌはどう解いたか 5章・真の大破局と“第三の選択”真の危機から、フォンブリューヌはなぜ目をそむけたか 6章・「日本を壊滅せよ」――呪いの深層願望古代ローマ滅亡...
  • ノストラダムスの大予言II
     『ノストラダムスの大予言II』は1979年に出版された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの第2弾で、1980年度のベストセラーランキング総合第3位(*1)。  公称発行部数は1991年の時点で100万部(*2)、1997年の時点で92万部(*3)とされていた(数値が不自然なようだが、出典のママ)。 【画像】カバー表紙 内容  まず、サブタイトルにもなっているグランド・クロスについて、それをとりあげたテレビ番組を引き合いに出しつつ紹介している。  その際に、1999年8月18日に太陽系の惑星が地球からの見かけ上、十字に並ぶことが説明され、さらにフランク・スタッカートの説の紹介として当時のヨーロッパでは太陰暦が使われており、当時の暦でいう1999年7月は現在の暦の1999年8月だと指摘されている(第1章)。  そして、このグランド・クロ...
  • ノストラダムスの大予言・中東編
     『ノストラダムスの大予言・中東編』は、1990年に祥伝社から出版された五島勉のノストラダムス解釈書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの7冊目である。  イラク軍のクウェート侵攻に端を発する湾岸危機に便乗する形で発売され、1990年のベストセラー新書・ノンフィクション部門6位、1991年の同部門3位(いずれもトーハン調べ)にランクインした。 【画像】カバー表紙 概要  従来の関連書と異なり、ノストラダムスの生涯についてはほとんど本編では触れず、まえがきのなかで簡潔にまとめている。  本編では、ノストラダムスは湾岸危機を予言していたとして第2巻79番などの四行詩の分析を行い、湾岸危機自体は長期化しないだろうが、より大きな中東大戦が起こる可能性があると説く。  さらに、より詳細な分析をおこなう鍵として、六行詩集やアーサー・クロケットが...
  • ノストラダムス関連の小説・漫画などの一覧
     ノストラダムスを主題とするフィクション、およびノストラダムス本人かノストラダムス予言に作品の主要部分もしくは主要キャラクターが触発されている作品の一覧。  また、内容的な関連性がなくともタイトルに「ノストラダムス」やそれに準ずる名称が含まれていれば、リストアップしている。  *印がついているのは、成人向け作品。 海外の小説・演劇の脚本など  刊行年順になっている。 Jacques Bienvenu, Comedie facecieuse et tres plaisante du Voyage de Frere Fecisti en Provence, vers Nostradamus (1599 / 1829) (Eustache Le Noble), Entretiens de Rabelais et de Nostradamus (1691) Eustache L...
  • ノストラダムス関連のコンビニ本の一覧
    ノストラダムスを扱ったコンビニ本の一覧  ここでいう「コンビニ本」とは、コンビニエンスストアなどに置かれているような500円前後の廉価なペーパーバックのコミック、ムックなどを指す。こうした文献のうち、オカルトや予言を扱ったものには、ある種の賑やかしのような形でノストラダムスにも数ページ程度割かれていることがしばしばある。  それらの情報には、ウィキペディアをはじめとするネット上の情報を適当に拾い集めただけのチープなものも少なからず存在している。  関連書一覧に逐一載せていくにはあまりにも瑣末な情報だが、その一方で、ブームが完全に沈静化した21世紀日本でのノストラダムスの扱われ方を考える一助にはなると思われるので、このページにまとめておく。  なお、一部、コンビニ本の定義に当てはまらないような雑誌の増刊の類も含める。*は漫画。 2006年 『PSY-サイ- 人智を超...
  • 関連書一覧 (日本)
    ...4) 高木彬光 『ノストラダムス大予言の秘密』 日本文華社(1974)文庫版 『ノストラダムス大予言の秘密』 角川書店(1975) フェニックス・ノア 『神の計画』 日新報道(1974) 松本利昭 『オカルトな子どもたち 悪魔・心霊・四次元・超予元』 久保書店(1974) 山本杉広 『終末のスター(大予言・超能力・コックリ)をつく』 大盛堂書店出版部(1974) 山本佳人 『キリスト宇宙人説』 大陸書房(1974) スチュワート・ロッブ 『オカルト大予言』 大陸書房(1974) 渡辺一夫 「ノストラダムスの「魔法鏡」の話」 (『群像』所収、講談社)(1974)『渡辺一夫著作集14』(1977)*に収録 ヘンリー・C・ロバーツ 『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』 たま出版(1975) 安居香山 『予言と革命』 探究社(1976) アンガス・ホール 『大予言と...
  • ノストラダムスの大予言 (映画)
     『ノストラダムスの大予言』は、1974年に公開された東宝の映画。1974年8月3日公開、1時間54分。監督 舛田利雄、構成・脚本 八住利雄、特技監督 中野昭慶。観客動員数は年間2位。 【画像】海外版のビデオ 内容  原作として五島勉の『ノストラダムスの大予言』が挙げられているが、内容的な関連性はあまりなく、むしろ特別スタッフとして参加した西丸震哉(未作成)の思想が色濃く反映されているという指摘もある(*1)。  そのストーリーは、環境研究所の西山良玄(丹波哲郎)、娘のまり子(由美かおる)、恋人のカメラマン中川明(黒沢利雄)らを中心に、彼らが直面する極度の公害やそれが引き起こす災厄を描写するものとなっている。  製作スタッフはかなり真剣に警世の側面を打ち出そうとしたともされるが、その描写には説教色の強さや、荒唐無稽さが少なからず見られるとも指摘されている(*...
  • ノストラダムス ― 予言の真実
     『ノストラダムス ― 予言の真実』は、エルヴェ・ドレヴィヨンとピエール・ラグランジュの著書『ノストラダムス 永遠回帰』の日本語訳版。2004年に創元社の「知の再発見」双書の第118番として出版された。伊藤進監修、後藤淳一(未作成)訳。 【図版】カバー表紙 内容  原書の記事を参照のこと。  日本語版は図版の省略などもほとんどなく、レイアウトなども含めてかなり忠実に訳されている(ちなみに、クルト・アルガイヤーの『1987年――悪魔のシナリオ』など、いくつか日本語文献の写真が載っているが、これは差し替えではなく原書のままである)。 さらに、付録には監修者伊藤進による小論「人文主義者ノストラダムス」が加えられ、巻末には日本語版独自の簡潔な読書案内(日本語文献対象)まで付いている。 コメント  日本で海外のノストラダムス現象について俯瞰できる文献は、高田勇...
  • 日本の関連書刊行年順
    ... 1.高木彬光 『ノストラダムス大予言の秘密』 日本文華社(1974) 1.スチュワート・ロッブ 『オカルト大予言』 大陸書房(1974) 2.黒沼健 『七人の予言者』 新潮社(新潮文庫)(1974) 3.五島勉・西丸震哉 『実説大予言』 祥伝社(1974) 4.フェニックス・ノア 『神の計画』 日新報道(1974) 5.山本杉広 『終末のスター(大予言・超能力・コックリ)をつく』 大盛堂書店出版部(1974) 6.山本佳人 『キリスト宇宙人説』 大陸書房(1974) 7.松本利昭 『オカルトな子どもたち 悪魔・心霊・四次元・超予言』 久保書店(1974) 1975 1.ヘンリー・C・ロバーツ 『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』 たま出版(1975) 2.高木彬光 『ノストラダムス大予言の秘密』 角川書店(1975) 1.武智鉄二 『邪馬台の詩』 白金書房(1975...
  • 真説ノストラダムスの大予言
     『【真説】ノストラダムスの大予言』は、1990年に出版された加治木義博の著書。  1991年のベストセラー新書・ノンフィクション部門第2位、総合第19位(東販調べ)。公称発行部数は38万部で(*1)、以降シリーズ化された。 内容  プロローグ「今までの“ノストラダムスの予言”は間違っている」で、まず従来の解釈書はいつ起こるかという「時」の明示がなく、解釈書として役に立たないものだったと批判している。  第1章「私は『時』の暗号を解読した」では、第一序文(セザールへの手紙)を抜粋しつつ、詩番号を加減乗除することで事件の起こる「時」を算出できると主張した。  第2章「『序』には予言の読み方が隠されていた」では、第一序文の解読をさらに進め、ノストラダムスは占星術やアナグラムを使っておらず、占星術らしい星座の名前や神の名前は比喩として、また固有名詞はアナグラムでは...
  • 日本のノストラダムス現象
     日本におけるノストラダムス現象は、西欧主要国やアメリカでのそれと比べれば、明らかに特殊な経緯をたどった。その基点となったのが五島勉の『ノストラダムスの大予言』(1973年) であったことは疑いないところだが、そのインパクトゆえに、1973年から1974年ころのブームを回顧したり分析したりする文献はいくつも出された代わりに、それ以後を包括的に扱い、日本のノストラダムス現象の全体像を通覧する文献はほとんど出てこなかった。  例外といえるのは田窪勇人の「日本におけるノストラダムス受容史」(『ユリイカ』1999年2月号) くらいのものであろう。あとは、山本弘の『トンデモノストラダムス本の世界』および『トンデモ大予言の後始末』が、日本のノストラダムス本のほとんどを取り扱っているという点で、間接的にではあるが、日本のノストラダムス現象の全体像をつかむことに役立つとはいえる。 【...
  • 『真説ノストラダムスの大予言』シリーズ
     『真説ノストラダムスの大予言』シリーズは、加治木義博の一連の著作。初巻は1991年の新書・ノンフィクション部門第2位、総合部門第19位(東販調べ)にランクインした。 一覧  刊行年の後の部数は『日経エンタテインメント!』調査(1997年)による発行部数(*1)。 真説ノストラダムスの大予言(1990年、38万部) 真説ノストラダムスの大予言2(1991年、15万部) 真説ノストラダムスの大予言人類最終戦争・第三次欧州大戦(1991年、12万部) 真説ノストラダムスの大予言・日本篇(1991年、12万部) 真説ノストラダムスの大予言・あなたの未来予知篇(1992年、5万部) 真説ノストラダムスの大予言 激動の日本・激変する世界(1994年、6万部) 真説ノストラダムスの大予言 《黄金の世紀》(1998年) 《新たなる時代への序曲》真説ノストラダムスの大予言(2002年) ...
  • ノストラダムス秘密の大予言
     『ノストラダムス秘密の大予言』は1991年にオウム出版から刊行された麻原彰晃の著書。 【画像】カバー表紙 内容  全4章構成である。  「第一章 本物の予言詩集を求めて」「第二章 ノストラダムスの故国、フランスでの資料収集」では、麻原とオウム真理教の中心的な信者が信頼できる原文を求めてフランスに飛び、ミシェル・ショマラと会見したことなどが述べられている。  「第三章 ついに解かれた封印」「第四章 一九九九年の謎」は、手に入れた1555年版、1557年11月3日版などを元に解釈した結果を部分的に紹介したものである。 コメント  本書はオウム真理教の機関誌『マハーヤーナ』に掲載された記事に加筆修正したものである。  ミシェル・ショマラとの会見内容についてだが、ショマラの発言中には殊更にオウムを持ち上げる発言はほとんど見られない。  その一方...
  • ノストラダムス関連商品の一覧
    ノストラダムス関連商品の一覧  この項目では、書籍、映像作品、音楽作品、ゲームなどに分類されない雑貨などを取り扱う。なお、ゲーム 『ノストラダムスに聞いてみろ♪』、アニメ 『世紀末オカルト学院』のような二次的な創作に関連するグッズは、それらの記事に関連させる形でまとめる予定なので、この項目には含めない。 服飾 ノストラダムス大人用コスチューム♪ハロウィン♪ ノストラダムスマスク ハルマゲドン・ブラトリンプがかつて発表した試作品のブラジャー(*1)。 占い・オカルト 詩百篇タロット クリスタル・マニ『ムー』1994年9月号に広告が掲載された水晶玉。「ノストラダムスの予言が、今ここに」 という小見出しで紹介文が書き始められていた(*2)。 食品 ノストラダムス伝説札幌の千秋庵製菓が1999年のバレンタインデー向けに発売した、ノストラダムスの肖像が描かれたチョコレー...
  • ノストラダムスの2020年予言
    2019年予言―2020年予言―2021年予言  ノストラダムスの予言に2020年と明記されたものは存在しない。  ノストラダムスの予言として2020年について語られることはある。しかし、それらはいずれも時期の明記されていない予言をこじつけているか、さもなくば単なる偽作に過ぎない。 【画像】 2020 NOSTRADAMUS 新型コロナウイルス  2020年初頭から、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)が広まると、ノストラダムスはそれを予言していたと言い出す手合いが増えた。  しかし、2019年末までの時点で、2020年に起こるであろう主要な災いとして、何らかの病気の世界的流行を挙げていた解釈者はいなかった。  詳しくは新型コロナウイルスの記事を参照のこと。 ジーン・ディクソンとの関連  かつては、何らかの世界的危機が...
  • ノストラダムスの極秘大予言
     『ノストラダムスの極秘大予言』は、アーサー・クロケットのNostradamus Unpublished Propheciesの日本語版。南山宏(未作成)訳で1991年に大陸書房から出版され、1992年に文庫化された。 【画像】 新書版のカバー 内容  前半はNostradamus Unpublished Prophecies(1983年)の忠実な翻訳だが、章立てが差し替えられており、新発見予言が最初に置かれている。原書が薄手のペーパーバックでほとんど写真や図版がないため、日本語版ではそれらが大幅に追加されている。  後半はクロケットによるファティマの聖母に関する別の著書(1982年)の翻訳である。 コメント  新発見予言が単なる偽作であることは「クロケットの四行詩」参照。  なお、巻末で訳者の南山宏が、詩百篇第11巻、第12巻の断片は、文...
  • ノストラダムスの大予言・地獄編
     『ノストラダムスの大予言・地獄編』は、五島勉の著書。1994年に祥伝社から出版された、『ノストラダムスの大予言』シリーズの9巻目である。  日販調べでの1994年ベストセラー「新書(一般・教養)」部門で第10位にランクインした。 内容 前書き北朝鮮の核の脅威という地獄、大不況という地獄、環境問題という地獄に加え、第四の地獄があると述べている。 1章「一九九九年、未知の『地獄の王子』が来る」ノストラダムスが空から来る恐怖の大王だけでなく、地の底からの「地獄の王子」の出現も予言していたとされる。 そして、長女マドレーヌとの対話や、『予言集』第二序文(アンリ2世への手紙)の一節が、傍証として引き合いに出されている。 2章「東京を襲った怪現象とノストラダムス」「地獄の王子」に関わる怪現象として、1993年12月に東京で観測された蜃気楼が取り上げられる。 そして、詩百篇第...
  • ノストラダムスの2022年予言
    2021年予言―2022年予言―2023年予言 この項目ではノストラダムスの2022年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2022年と明記された予言はない。  ちなみに、週刊誌などが採り上げた「闇の3日間」というモチーフも『予言集』には出てこない。ノストラダムスと全く関係のない説であり、(少なくともノストラダムスの予言としては)根も葉もないデタラメである。 【画像】『来るべき闇の3日間 覚悟はできているか?』(2015年) 目次 旧来の解釈の「2022年」 2021年以降に出てきた説インターネット上での解釈 出版物での言及実話ナックルズ FRIDAY 週刊プレイボーイ 現代怪異マニアックス 旧来の解釈の「2022年」  2021年予言の項目でも書いたことだが、 2023年に「大君侯」が...
  • ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編
     『ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編』は、1987年に出版された五島勉の著書で、『ノストラダムスの大予言』シリーズの6作目で、完結編とされていた『大予言V』の後に出版された最初の続編である。 【画像】カバー表紙 題名  上記カバー画像の通り、「スペシャル」の位置が分かりづらいので、『ノストラダムスの大予言・日本編』と表記されることもある。  しかし、まえがきで五島自身が『大予言スペシャル・日本編』と表記しており、奥付でも「ノストラダムスの大予言 スペシャル ・日本編」と、「スペシャル」だけやや小さいものの、「大予言」の直後に入ることが示されている。 内容 1章 二人の宇宙神 対『日の国』の王子ノストラダムスの「アンリ2世への手紙」の中から、米ソのINF全廃合意を的中させたという章句を引き出し、その恐ろしいまでの正確さを紹介するとともに、それが「解いては...
  • ノストラダムスはエヴァンゲリオンを予言していた
     『ノストラダムスはエヴァンゲリオンを予言していた』は、1999年に刊行されたらしい同人誌。著者名義はクリスマス・ピポ。 概要  アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』テレビ版全26話について、ノストラダムスの詩篇と結びつけた解釈が展開されている。対応する詩篇数はエピソードによってかなり差があり、第1話は詩百篇第1巻29番をはじめとして6篇が対応しているが、第2話に対応しているのは第5巻53番のみである。  編集後記も含めて採り上げられている詩篇は全部で84篇だが、第25話と第26話のみは該当なしとして1篇も扱われていない。  詩篇はいずれも『ノストラダムス大予言原典・諸世紀』(たま出版)からの引用であることが、奥付に明記されている。  編集後記は愚かな批評家に対する法の警句の引用のみで成り立っており、編集前記と奥付はフィクションになっている。  『新世紀エヴァンゲリ...
  • ノストラダムスの2023年予言
    2022年予言―2023年予言―2024年予言 この項目ではノストラダムスの2023年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2023年と明記された予言はない。  ただし、この年をひとつの画期とみなす解釈書なども過去には見られた。 目次 以前の解釈例エミール・リュイール ヴライク・イオネスク マリオ・レディング 佐藤和也 前年からこの年にかけての解釈例書籍・雑誌などでの解釈 インターネット上の解釈 以前の解釈例 エミール・リュイール  エミール・リュイールは、『ノストラダムス 予言集1948-2023』(Nostradamus. Ses Prophéties 1948-2023, 1947年)で、タイトルの通りに2023年頃をひとつの区切り目とみなしていた。  アンリ2世への手紙や詩百篇第1巻17...
  • 真説ノストラダムスの21世紀大予言
     『真説ノストラダムスの21世紀大予言』は、2001年にワニブックスから刊行されたG.B.ノストラダムス研究班の著書。 【画像】カバー 内容  全6章である。 第1章 予言されていたアメリカ同時多発テロ 第2章 世界を揺るがせたノストラダムスの予言 第3章 予言で語られたイスラムの運命 第4章 1999年7月の終末予言再検証 第5章 第三次世界大戦への序曲 第6章 人類を滅亡に追いこむグランドフィナーレ予言集  いくつかの章の末尾に「おもしろ予言雑学」と題するコラムが収録されている。 コメント  刊行時期と第1章の題名から明らかなように、アメリカ同時多発テロに便乗して刊行されたノストラダムス本である。「おもしろ予言雑学」のいくつかの内容から推察するに、熱心な信奉者が作成したようには見えない。 著者  「G.B.ノストラダムス研究班」について、奥...
  • ノストラダムスの大予言 (電子書籍版)
     1973年に祥伝社から刊行された五島勉の『ノストラダムスの大予言』は、2014年9月に電子書籍として再刊された。 【画像】 電子版の表紙。印刷版のうち、いわゆる青版と同じである。 概要  1973年の『ノストラダムスの大予言』(以下、『大予言』)をそのまま再版した、と主張されている。  もっとも、当の『大予言』 は初版刊行後、1974年夏までにいくつもの点で少なからぬ加筆や修正を施されていた(詳しくは『ノストラダムスの大予言』の各版の違いを参照のこと)。  この電子書籍版は、そうした改訂のみならず、1981年の微調整も踏まえたものが再版されている。 新規加筆部分  印刷版との違いは、「電子版のためのまえがき」(18ページ)、「電子版のためのあとがき」(6ページ)の追記である。  前者では、「1520年ごろの秋」に、当時「アヴィニョン大学の学生」だ...
  • トンデモノストラダムス本の世界
     『トンデモノストラダムス本の世界』は、山本弘が1998年に洋泉社から出版した著書。日本で刊行された100冊以上のノストラダムス本について、笑える点を指摘しつつ紹介している。翌年に改訂文庫版が出版された。  洋泉社版は『トンデモ本の世界(未作成)』『トンデモ本の逆襲(未作成)』『トンデモ超常現象99の真相(未作成)』に続く「本家と学会第4弾」と位置付けられていた(*1)。 【画像】洋泉社版のカバー(クリックすると Amazon のページに飛びます) 構成  第1章「ノストラダムスをめぐる13のダウト」ではノストラダムスに関するありがちな誤解をとりあげ、第2章「フィクション大魔王・五島勉の伝説」では、五島勉の『ノストラダムスの大予言』シリーズのおかしな点を検証している。  第3章「トンデモ・ノストラ研究家列伝」と第4章「トンデモノストラ本大行進」では、切...
  • ノストラダムスの2019年予言
    2018年予言―2019年予言―2020年予言  ノストラダムスの2019年予言は、いくつかのインターネットメディアで報じられている。しかし、毎年恒例の単なる与太話の域を超えるものではない。  なお、ノストラダムス本人の予言で2019年と明記された予言は存在しない。 報道の例 「【緊急】2019年ノストラダムスの予言を大公開! 移民押し寄せ日本滅亡、最高気温100度、地震連発、寿命は200歳に…!」(TOCANA, 2018年10月18日) "Nostradamus 2019 predictions World War 3, climate change and asteroid disaster - SHOCK"(Express, 2018年12月5日)  ほかにも英語圏を中心にいくらか見られるが、同工異曲なので省く。  いずれにして...
  • 1999年日本「大予言(ノストラダムス)」からの脱出
     『1999年日本「大予言」からの脱出』は1996年に光文社から刊行された五島勉の著書。  「大予言」の部分に「ノストラダムス」と読みがながふってある。 内容  題名にノストラダムスとはあるものの、副題が「終末を覆す『来るべきものたちの影』」となっているように、H.G.ウェルズのSF小説 The Shapes of Things to come (邦題:世界はこうなる) を予言書として見た上で、そこに他の予言者らの予言を重ねて未来像を探るといった体裁になっている。  そのウェルズに基づく予言の例として、「たとえばあと十年も待てば、ガンやエイズや強いアトピーなどで苦しむ人たちへの朗報がかならず聞かれる。つまり画期的な全治への治療法が発見される。また感染しても発病しなくなる」(*1)といった未来予測が書かれている。 コメント  ノストラダムスとの関連では、その予...
  • 虹とノストラダムス
     『虹とノストラダムス』は、太田忠司の小説。2012年にPHP研究所から発売された。帯の惹句は「あの頃、僕たちは世界の終わりを信じていた」「『あの予言』に触れたすべての人に贈る物語」。 【画像】カバー表紙 コメント  粕谷知世の『終わり続ける世界のなかで』のように、日本のノストラダムス現象を題材にとった小説といえるだろう。  海外の場合、ノストラダムスその人を題材にした小説や演劇は古くからあるが、ジャン=シャルル・ド・フォンブリュヌやパコ・ラバンヌの解釈が惹き起こしたパニックを題材にした創作の話は、当「大事典」では確認していない。ノストラダムスその人よりも、五島勉の『ノストラダムスの大予言』が与えた社会的影響の方が創作の題材になりやすいという点も、日本のノストラダムス現象の特殊な側面を示すものといえるだろう。 文庫版  2016年5月に『明日、世界が終わると...
  • ノストラダムス現象
     ノストラダムス現象は、ノストラダムスとその作品が影響を及ぼしてきた様々な事象のことである。  ノストラダムスは、『予言集』や翌年一年間を予言した『暦書』類などの形で様々な 「予言」 を残した。  彼の (主として暦書で展開した) 予言は同時代でも様々な反応を惹き起こし、とりわけ同時代においては批判者や中傷者、さらに便乗的な偽者や模倣者を生み出した。ノストラダムスの予言は死後も大事件のたびに便乗する者や政治的意図を持つ者たちが大きく採り上げ、現代に至るまで多くの便乗本や解釈書が刊行されてきた。  これらの原動力としては、当初は暦書が主体であったが、次第に『予言集』の影響が強くなっていった。その『予言集』は、18世紀末までに130種以上の版を重ねるという成功をおさめ、2022年現在では英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、オランダ語、フィンランド語、スウェーデン語...
  • ノストラダムスの超法則 死活の書
     『ノストラダムスの超法則 死活の書』は、五島勉が1994年に青春出版社から刊行した著書。  同社の新書版「プレイブックス」の一冊として刊行され、1994年の年間ベストセラー新書・ノンフィクション部門第7位にランクインした(トーハン調べ、日販調べとも)。  奥付がその年の12月になっていることを考えると、短期的にかなりの売れ行きを示したと考えられる。 【画像】カバー表紙 内容  序章「大予言を阻止する『ノストラダムスの超法則』 ― 残されていたもう一つの衝撃をはじめて明かす」は導入的な内容である。  ノストラダムスの予言詩集とは別に、プライベートな手紙に驚くべき超法則が隠されていたが、ジャン・デュペーブの『ノストラダムス:未公刊書簡集』(1983年)で復刻された当時の手紙をそのまま紹介することは禁止されているので、自分がエッセンスを取り出して、他の伝記類の情報と...
  • ノストラダムスの2018年予言
    2017年予言―2018年予言―2019年予言  ノストラダムスの2018年予言は、いくつかのインターネットメディアで報じられている。しかし、毎年恒例の単なる与太話の域を超えるものではない。  なお、ノストラダムス本人の予言で2018年と明記された予言は存在しない。 目次 2018年トップ10予言 トランプ暗殺と27年続く戦争 2018年トップ10予言  海外のサイト「ロンバルディレター」(Lombardi letter)は WW3? Top 10 Nostradamus Predictions for 2018 (第三次世界大戦か? 2018年向けのノストラダムス予言トップ10) という記事を2017年3月24日に掲載した(*1)。  日本ではこの記事などに依拠する形でネットメディアのTOCANAが同年9月6日に 【ショック...
  • 五島勉のノストラダムス研究歴
     五島勉のノストラダムス研究歴に関する主張をまとめておく。五島の経歴の中でも、著書やインタビューごとに特に食い違いが大きいのがこの点である。まともに「研究」をしているのであれば(あるいは「研究」といった大仰なものでなくとも興味を持って「調査」をしてきたのなら)、普通その思い出話がそれほど大きくズレることは考え難いが、その考え難いことが五島の場合には起きている。  以下、(筆)とあるのは五島自身が書いたもの、(談)というのはインタビューや対談での五島自身の発言を指す。  太字は当「大事典」による強調。 五島自身のコメントと寸評 『ノストラダムスの大予言』初版、1973年11月25日 (筆) あなたはノストラダムスの名を知っておられるだろうか。〔略〕私も、実はなんにも知らなかった。が、1962年の秋に私はたまたま、彼が書き残した予言詩の原文(フランス語)の一節を読む機会に...
  • バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している
    『バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している』は、2018年に刊行された上北貴久の著書。 構成  目次は以下の通りである。 はじめに 序 章 再開されたバブル 第1章 狂気相場 第2章 限りない欲望 第3章 日銀はいずれ利上げに追い込まれる 第4章 ノストラダムスはアメリカの本土攻撃を予言していた 第5章 ノストラダムスは日本の財政破綻と中国の覇権を予言している 第6章 アメリカ帝国の滅亡と資本主義の崩壊 第7章 バブルは80%はじける おわりに  章のタイトルからも見当が付くと思われるが、第3章までが経済情勢の分析や予測で、第4章以降はノストラダムスの的中例の紹介および未来に関する予言解釈となっている。  著者は五島勉を高く評価し、「政治・経済・歴史・地理・語学・聖書・ギリシャ神話・カバラ占星術」などのすべてに精通しているノストラ...
  • 1980年代の日本のノストラダムス現象
    日本のノストラダムス現象 1980年代  この項目では1980年代の日本のノストラダムス現象について扱う。 概況  田窪勇人は日本のノストラダムス現象の第二期を1979年からとしている(*1)。この区切り方は妥当なものであるが、その幕開けとして位置づけられている五島勉の『ノストラダムスの大予言II』は、1979年の年末 (奥付では12月5日) となっているので、実質的な影響力の伝播は1980年以降のことであろう。『ノストラダムスの大予言II』の公称発行部数は少なくとも90万部以上となっており、以降のシリーズも含め、一定以上の影響力を持ったことは疑いない。  別のものに関するゆがんだ受容が広まったのもこの時期であり、新興宗教での利用にもつながっていく。新興宗教ということでいえば、のちにオウム真理教にも影響を及ぼす川尻徹がデビューし、旺盛に関連書を刊行したのは1980年代半ば...
  • ノストラダムス関連年表
     このノストラダムス関連年表では、彼の生涯やノストラダムス現象に関わりのある主な出来事についてまとめた。  信奉者側がどのような事件を的中させたと主張しているかについては的中例として有名な予言を参照のこと。 ノストラダムスの存命中の関連年表 1503年12月14日(木曜日) - 誕生。 1518年頃? - アヴィニョン大学で自由七科を学んだとされる 1520年 - 学業を中断したと推測されている。 1521年 - 各地を遍歴し、薬草の採取や関連する知識の収集につとめる(- 1529年) 1529年10月23日 - モンペリエ大学医学部に入学。数年以内におそらく除籍。 1531年 - アジャンでアンリエット・ダンコスと最初の結婚。 1530年代後半? - 最初の妻と子どもをペスト(?)で失う。以降放浪したとされる。 1545年前後? - 手稿『オルス・アポロ』を...
  • 新発掘 ノストラダムス最後の封印予言
     『新発掘 ノストラダムス最後の封印予言』は、アーサー・クロケット著、南山宏(未作成)訳の『ノストラダムスの極秘大予言』の改題文庫版。  1998年に廣済堂出版から刊行された。 【画像】 カバー表紙 内容  『ノストラダムスの極秘大予言』とほとんど変わらない。  違いは、いくつかの写真の追加などと、訳者あとがきの細部の表現などの修正くらいであろう。 コメント  山本弘は原書の刊行(1983年)から15年経っての出版なのに、「新発掘」などと名乗っていることのおかしさを指摘した(*1)。  実際、1990年にロベール・ブナズラがクロケットの四行詩は取るに足らない偽作であると指摘していたことと比べるなら、海外の諸研究との差は歴然というべきだろう。 書誌 書名 新発掘 ノストラダムス最後の封印予言 著者 アーサー・クロケット 訳者 南山宏 版...
  • ノストラダムス
     ノストラダムス、本名ミシェル・ド・ノートルダム(Michel de Nostredame alias Nostradamus, 1503年12月14日 - 1566年7月2日) は、ルネサンス期フランスの人文主義者で、少なくとも薬剤師・料理研究家、詩人、翻訳者、占星術師としての著作を発表し、自らは愛星家 (Astrophile)と名乗った。また、晩年には国王シャルル9世(未作成)の常任侍医と顧問に任命された。  日本では1999年の人類滅亡を予言した人物として知られているが、そもそもその根拠となった恐怖の大王が登場する詩篇は、本物かどうかすら、実証的には十分に評価が定まっているとは言いがたい。ノストラダムスの予言がその詩篇に収斂していくかのような認識は、それ自体が通俗的なトンデモ解釈の山によって生み出された妄想である。  1980年代以降、ルネサンス期の一人の人文主義者と...
  • まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻
     「まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻」 は、さくらももこの漫画作品 『ちびまる子ちゃん』 のエピソードのひとつである。フィクションではあるが、五島勉の『ノストラダムスの大予言』(1973年) に端を発する最初のノストラダムス・ブームに直面した子供たちの反応を見事に描いた傑作とされている。  少女漫画雑誌 『りぼん』 1990年11月号に掲載され、単行本 (りぼんマスコットコミックス) では第8巻 (pp.36-51) に 「その50 『まる子 ノストラダムスの予言を気にする』の巻」 という題で、文庫 (集英社文庫〈コミック版〉) では第5巻 (pp.26-41) に 「まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻」 という微妙に異なる表記で、それぞれ収録されている。  アニメ 『ちびまる子ちゃん』(第一期) でこのエピソードは映像化されており、DVD 『ちびまる子ちゃん全...
  • ノストラダムス2世
     ノストラダムス2世(Michel de Nostradamus le jeune, 1574年歿?)は、ノストラダムスに便乗した同時代の占星術師の一人である。本名や生年は不明で、ノストラダムス本人との血縁関係は一切裏付けられていない。また、「ノストラダムスの弟子」と自称していたが、この点も裏付けが取れない。  なお、Nostradamus le jeune は「若者(の方の)ノストラダムス」の意味である。普通「2世」は姓でなくファースト・ネームにつくものなので、むしろ「小ピット」「小デュマ」などにならって「小ノストラダムス」とでもした方が良いのかもしれないが、先行する文献に倣って「ノストラダムス2世」としておく。 【画像】ノストラダムス2世の肖像画(『20年間の予言』扉の木版画)(*1) 活動  記録上この名前を初めて確認することができるのは1568年のことである...
  • @wiki全体から「ノストラダムス大予言の秘密」で調べる

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