未来からの大警告

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「未来からの大警告」で検索した結果

検索 :
  • 未来からの大警告
     『未来からの大警告』は1986年に徳間書店から刊行された浅利幸彦の著書。前年に別の出版社から刊行された『神の正体』(全2巻)をアレンジした内容となっている。 内容  浅利の後の著書『セザール・ノストラダムスの超時空最終預言』(1992年)と比べると、設定にかなりの違いがあり、この時点では彼の基本構想が固まっていなかったことがうかがえる。  ノストラダムスについては、新約外典の『ニコデモ福音書』から 世界の創造の時より五千五百年たった時に、地上に神の子が人の形をとって降りてくる(*1) の前後を引用し、聖書における世界創造は紀元前4000年だから、そこから5500年後はノストラダムスが生まれた西暦1503年とほぼ重なるとして、この「神の子」をノストラダムスのことだと解釈し、ノストラダムス予言の正当性を主張した(*2)。 コメント  浅利自身が後に大幅に修正...
  • ノストラダムスの大警告
     『ノストラダムスの大警告』は、1989年にムー・スーパー・ミステリー・ブックスの一冊として刊行された藤島啓章の著書。 【画像】 『ノストラダムスの大警告』カバー。金文字で「完全解読!!」と大書されている。 内容  目次は以下の通り。 第1章 エイズ、原発事故、中東紛争はすべて予言どおりに成就した! 第2章 大予言者ノストラダムスの波瀾に富んだ生涯 第3章 人類に襲いかかるすさまじい大災厄の警告! 第4章 ノストラダムスは富士山の大爆発まで予言していた!? 第5章 激動する国際情勢は人類を破滅の淵へと追いやる 第6章 運命のシナリオが描く全面核戦争と謎の救世主 第7章 1999年、破滅の予言が成就するとき何が起こるのか?  基本的なシナリオは、以下の通り。  1990年代初頭にアメリカとソ連が同盟関係になるが、長続きせず、中東戦争をきっかけに米・西欧とソ・東...
  • 藤島啓章
     藤島啓章(ふじしま けいしょう、1948年- )は愛媛県出身のノンフィクション作家。早稲田大学第一文学部卒業。『失われた文明の謎』(学研M文庫)、『大地震完全対策―この1冊があなたを救う!』 などの著書がある。 【画像】『大地震完全対策』カバー表紙 ノストラダムス関連  学研のムー・ブックスの1冊として『ノストラダムスの大警告』(1989年)を出版した。これは雑誌『ムー』(100号、1989年)の総力特集記事「1999年ノストラダムスの大警告」を再構成の上大幅加筆して単行本化したものである。  また、『聖書預言 戦慄の黙示』(コスモ出版、1992年)では、「序章 ソ連の崩壊を的中させたノストラダムスの予言」で、自身の過去の解釈が的中したとアピールしている。実際には、藤島はソ連が1990年代の世界大戦の引き金を引くと解釈しており、都合の悪いところには一切ふれな...
  • 関連書一覧 (日本)
    ...5) 浅利幸彦 『未来からの大警告』 徳間書店(1986) 河合浩三 『大予言の謎は解けた』 大陸書房(1986) 五島勉 『ノストラダムスの大予言V』 祥伝社(1986) 五島勉 『ノストラコネクション 地球少年ジュン2』 祥伝社(1986) 内藤正俊 『ノストラダムスと聖書の預言』 暁書房(1986) 内藤正俊 『大予言トリックの謎』 自由国民社(1986) レイモンド・レナード 『ノストラダムスの遺産』 祥伝社(1986) 大川隆法 『高橋信次霊訓集1 ポスト・ノストラダムスの時代』 幸福の科学出版(1987) おきたかし 『恐怖の予言大全科』 秋田書店(1987) 川尻徹 『ノストラダムス 暗号書の謎』 二見書房(1987) 黒沼健 『予言物語』 河出書房新社(1987) 五島勉 『ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編』 祥伝社(1987) 五島...
  • 日本の関連書刊行年順
    ...) 4.浅利幸彦 『未来からの大警告』 徳間書店(1986) 1987 1.川尻徹 『ノストラダムス 暗号書の謎』 二見書房(1987) 2.五島勉 『ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編』 祥伝社(1987) 3.ミシェル・ド・ロワザン 『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま甦る!』(1987) 4.ミシェル=クロード・トゥシャール 『大予言者ノストラダムスの謎』 大陸書房(1987) 5.ジョン・ホーグ 『ノストラダムスの千年記』 KKベストセラーズ(1987) 1.ミカエル・ド・セザール 『ノストラダムスの霊能力開発法』 現代書林(1987) 2.五島勉 『ノストラ最後の審判 地球少年ジュン3』 祥伝社(1987) 3.おきたかし 『恐怖の予言大全科』 秋田書店(1987) 4.黒沼健 『予言物語』 河出書房新社(1987) 5.大川隆法 『高橋信次霊訓集1 ポス...
  • ムー・スーパー・ミステリー・ブックス
     ムー・スーパー・ミステリー・ブックスは、学習研究社(未作成)(学研)が出版している新書版の叢書。「ムー・ブックス」とも略されることもある。  雑誌『ムー』の創刊3周年を記念して刊行されることになったシリーズで、超古代文明論、UFO、UMA、超能力、心霊、予言などの話題を扱う叢書として、多くの関連書を出版してきた。 ノストラダムス関連  ノストラダムスを主題とするものは以下の3冊だけである。 藤島啓章『ノストラダムスの大警告』(1989年) 飛鳥昭雄、三神たける(未作成)『預言者の謎とノストラダムス(未作成)』(1998年) オッタービオ・チェーザレ・ラモッティ『ノストラダムス新世紀予言』(1999年)  予言を包括的に扱ったものや、他の話題とともに断片的に語られるケースなら、 高橋良典(未作成)『大予言事典・悪魔の黙示666』(1982年) 飛鳥昭雄、三神たける(未...
  • 浅利幸彦
    ...社、1985年) 『未来からの大警告』(徳間書店、1986年) 『セザール・ノストラダムスの超時空最終預言』上下巻(徳間書店、1992年) 『ノストラダムスは知っていた』(徳間書店、1999年) 『悪魔的未来人「サタン」の超逆襲!』(ヒカルランド、2012年) 【画像】 『セザール・ノストラダムスの超時空最終預言』上巻 【画像】 『ノストラダムスは知っていた』 【画像】『悪魔的未来人「サタン」の超逆襲!』 説の概要  著書によって少なからぬシナリオの変更はあるが、基本的に歴史を天使的未来人 (天使的宇宙人) と悪魔的未来人 (悪魔的宇宙人) の干渉によってたびたび改変されているものと捉え、聖書とノストラダムスの予言は、人類が天使的未来人から救済してもらえる期限を示したものだったとしている。  とりあえず、上記の文献(特に1992年...
  • 1999年日本「大予言(ノストラダムス)」からの脱出
     『1999年日本「大予言」からの脱出』は1996年に光文社から刊行された五島勉の著書。  「大予言」の部分に「ノストラダムス」と読みがながふってある。 内容  題名にノストラダムスとはあるものの、副題が「終末を覆す『来るべきものたちの影』」となっているように、H.G.ウェルズのSF小説 The Shapes of Things to come (邦題:世界はこうなる) を予言書として見た上で、そこに他の予言者らの予言を重ねて未来像を探るといった体裁になっている。  そのウェルズに基づく予言の例として、「たとえばあと十年も待てば、ガンやエイズや強いアトピーなどで苦しむ人たちへの朗報がかならず聞かれる。つまり画期的な全治への治療法が発見される。また感染しても発病しなくなる」(*1)といった未来予測が書かれている。 コメント  ノストラダムスとの関連では、その予...
  • 池田邦吉
     池田邦吉(いけだ くによし、1947年- )は、東京都出身の建築家(一級建築士)。  東京工業大学工学部建築学科卒業。三輪正弘環境造形研究所、三浦西野建築設計事務所、西部不動産株式会社等に勤務し、社団法人日本ツーバイフォー建築協会研修部長を務めた。    1987年に一級建築士事務所・株式会社アーキコスモを設立し、同じ年には建築家として『図解ツーバイフォー建築の実務』(オーム社、1987年)を出版している。  1996年にアーキコスモを解散、「ノストラダムス研究所」という団体を設立し、その所長としてノストラダムス解釈に専念するようになる。  ほか、ニューサイエンスやスピリチュアル方面の著書として、『あしたの世界』(4巻まで)(明窓出版、2004年-2006年。1、2巻は船井幸雄と共著)、『光のシャワー ヒーリングの扉を開く―バーバラ・アン・ブレナン博士に出会って』(明...
  • 《新たなる時代への序曲》真説ノストラダムスの大予言
     『《新たなる時代への序曲》真説ノストラダムスの大予言』は、2002年に出版された加治木義博の著書。  これ以降、『真説ノストラダムスの大予言』シリーズが書かれることはなかったので、著書の中で明示されたわけではないが、結果的に最終巻となった。 【画像】カバー表紙 内容  この本は2002年2月1日初版発行、つまり2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを踏まえて出版された。  序章「ノストラダムスの予言は間違っていなかった!」では、ノストラダムスが同時多発テロを見通しただけでなく、そこから繋がる次の世界大戦の様子まで詳細に予言していると主張し、前提としてリンカーンとケネディの暗殺、ソ連崩壊、チャレンジャー号爆発など、過去の的中例を挙げている。  第1章「わかっていた多発テロとアフガン戦争」、第2章「テロの裏面まで熟知したノストラダムス」では、アメリ...
  • 百詩篇断片・9番
    シャストゥイユが伝えた百詩篇 9番 原文 Non loin du port pillerie et naufrage De la Cieutat1 frapte2 Isles Stécades De Saint-Tropé3 grand marchandise nage Classe4 barbare au rivage5 et bourgades. 異文 (1) la Cieutat ta cieudad (Ruzo 1975), la cieudad (Ruzo 1982) (2) frapte frappe (Ruzo) (3) Saint-Tropé St troppe (Ruzo) (4) Classe Ctasse (Ruzo 1975) (5) rivage irivage (Ruzo 1975) 日本語訳 港から遠く...
  • 並木伸一郎
     並木伸一郎(1947年 - )は、東京都生まれの奇現象研究家。早稲田大学社会科学部卒業。電電公社(現・NTT)勤務を経て日本フォーティアン協会を設立し、同協会会長となる(*1)。  オカルト関係の著作が数多くあり、21世紀に入ってからは『2012年地球は滅亡する!』(竹書房文庫、2008年)を著したほか、そのスピンオフのマンガ『日本人が地球滅亡を救う!!』(竹書房、2008年)の監修などを行っている。 【画像】『2012年地球は滅亡する!』 文庫版カバー表紙 【画像】『新・世界驚愕ミステリー99』 ノストラダムス関連  並木のノストラダムス関連の言及で当「大事典」が確認している最初のものは、『週刊プレイボーイ』1973年12月18日号に載った五島勉 『ノストラダムスの大予言』についての一言コメントである。それは 「みんなこじつけみたい。でも面白...
  • sumaru
     sumaru (すまる)は当「ノストラダムスの大事典」およびブログ「ノストラダムスの大事典 編集雑記」の運営者。修士(経済学)および修士(学術)。  取得学位のうち、修士(学術)はノストラダムスを主題とする研究により取得した。  ノストラダムスを主題とする学術論文(学会誌や大学紀要の掲載論文)を執筆したり、ASIOSの複数の著書でノストラダムス関連の項目を担当したりしている。  学術論文や学会発表などでは本名を使うが、一般向け出版物や、テレビ・ラジオ番組などでの情報提供(トップページ参照)の際には、山津寿丸(やまつ すまる)という名義も使っている。 所属団体 学会(日本学術会議協力学術研究団体) 日本フランス語フランス文学会(2021年~) 一般社団法人・任意団体など 一般社団法人 超常現象情報研究センター(旧・潜在科学研究所)(2015年~)...
  • ノストラダムスの大予言
     『ノストラダムスの大予言』は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。 1974年のノンフィクション部門ベストセラー1位、総合部門2位(*1)。実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなった著作である。  2014年には電子書籍版が出された。 【画像】Kindle版 構成 目次の傍点は下線で代用した。 序章 史上、空前絶後の大予言者ノストラダムスの生涯について簡単に説明され、ペストを不思議な未来医術で鎮めたことなどが挙げられている。そして予言詩集『諸世紀』を著し、ルイ16世処刑のギロチンの幅や、アメリカから出た黒い船がエダという都に辿りつくことなどを予言したと説明される。 1章 四百年前に今日を完全に予言アンリ2世に対し、10年後に死ぬと予言したというエピソードを皮切りに、自動車の出現を予言した「馬についての対話」(百詩篇第10巻31番)、海外旅行ブー...
  • 未来の事件の有名な予言
     このページは、信奉者の間で、未来に起こる出来事の予言として解釈されることが多かった予言の索引である。有名な予言の断片を知っていても、それが何巻の何番なのか思い出せないケースなどがあると予想される。一応、当「大事典」上部には検索窓が付いているが、訳し方によってヒットしないこともありうる。この索引はそれに対応するためのものである。  「有名」の基準は管理者の主観に負うところが大きいが、主として複数の文献で目にしたことがある解釈を取り上げている。なお、通説的な訳と当サイトの訳が異なる場合があるが、検索しやすいようにあえて通俗的な訳で掲載しているものも少なくない。管理者個人はこれらの解釈を支持するものでは全くない。 テーマ別分類  事例は大まかなテーマで分類している。  なお、ノストラダムス予言の主題別索引(天災、飢餓などのテーマで四行詩を分類している)も必要に応じて参照...
  • ノストラダムスの大予言・最終解答編
     『ノストラダムスの大予言・最終解答編』は、1998年に祥伝社から出版された五島勉の著書。  1973年から続いてきた『ノストラダムスの大予言』シリーズの最終巻となった。  トーハン調べでのベストセラー「新書・ノンフィクション」部門1998年第3位。 【画像】カバー 構成  第1章では、五島が1973年に『ノストラダムスの大予言』初巻の内容を概説しつつ、出版した直後のことを振り返り、出鱈目な妄説だと嘲笑を浴び続け、8年後ころに自殺を決意するところまで追い詰められたと綴る。  五島はそのような批判を浴びた理由を、当時描かれていた明るい未来像に冷水を浴びせたことにあるとした。  そして、自殺の直前に、自分が警告していたことの正しさを確信させてくれるようなオゾンホールのニュースを初めて聞き、強い危機感とともに予言の真意追及への意欲を持ったとしている。  そして...
  • ノストラダムスの2017年予言
    2016年予言―2017年予言―2018年予言 ノストラダムスの2017年予言について扱う。 ネットニュースなどでの報道  毎年のことだが、ノストラダムスの2017年に関する予言なるものが出回っている (以下はいずれも外部リンク)。 Nostradamus predictions 2017 Donald Trump’s tough year(Herald Sun, 2016年12月16日) HAPPY NEW YEAR? A war over global warming and increased space tourism… what Nostradamus predicted for 2017(The SUN, 2017年12月29日) Nostradamus predictions for 2017 Terrifying forewarnings of 1...
  • 百詩篇第2巻54番
    百詩篇第2巻 54番 原文 Par1 gent estrange, de Romains2 loingtaine3 Leur grand cité4 apres eaue5 fort troublée,6 Fille sans main7, trop different8 domaine9, Prins chief10, sarreure11 n auoir12 esté riblée. 異文 (1) Par Pour 1610 1716 (2) de Romains Romains 1557U 1557B 1568 1588-89 1590Ro 1597 1610 1611 1716 1772Ri, des Romains 1600, romains 1605 1628 1649Xa, de Romins 1665, Nation 1672 (3)...
  • 詩百篇第12巻24番
    詩百篇第12巻 24番* 原文 Le grand secours venu de la Guienne1, S arrestera2 tout aupres de Poitiers. Lyon3 rendu par Montluel4 Vienne5, Et saccagez par tout6 gens de mestiers7. 異文 (1) Guienne / Guyenne Guenne HCR (2) S arrestera Sarrestera 1650Ri 1653AB (3) Lyon Lion 1672Ga (4) Montluel Mont Luel 1605sn 1627Ma 1627Di 1649Xa 1665Ba 1691AB 1698L 1780MN, Mont-Luel 1611A 1628dR 1649Ca 1...
  • ノストラダムスの大予言II
     『ノストラダムスの大予言II』は1979年に出版された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの第2弾で、1980年度のベストセラーランキング総合第3位(*1)。  公称発行部数は1991年の時点で100万部(*2)、1997年の時点で92万部(*3)とされていた(数値が不自然なようだが、出典のママ)。 【画像】カバー表紙 内容  まず、サブタイトルにもなっているグランド・クロスについて、それをとりあげたテレビ番組を引き合いに出しつつ紹介している。  その際に、1999年8月18日に太陽系の惑星が地球からの見かけ上、十字に並ぶことが説明され、さらにフランク・スタッカートの説の紹介として当時のヨーロッパでは太陰暦が使われており、当時の暦でいう1999年7月は現在の暦の1999年8月だと指摘されている(第1章)。  そして、このグランド・クロ...
  • 検証 予言はどこまで当たるのか
     『検証 予言はどこまで当たるのか』はASIOS、菊池聡、山津寿丸の著書で、2012年10月に文芸社から刊行された。  ASIOSからの参加者は五十音順に秋月朗芳、蒲田典弘、羽仁礼、原田実、藤野七穂、本城達也、皆神龍太郎、山本弘の8名で、外部参加の菊池、山津をあわせて全10人による共著である(山津は7年後にASIOSに加入)。  当「大事典」管理者sumaru (山津寿丸) にとっては、初の著書である。  神田神保町の書泉グランデでは、発売された週 (9月30日 - 10月7日) の週間ベストセラーで文芸書ランキング第1位になった(*1)。 【画像】『検証 予言はどこまで当たるのか』カバー 内容  全5章の構成で、巻末には座談会が収録されている。  第1章「海外の予言」では、2012年に関連するマヤ暦の話題や太陽のスーパーフレア、ピラミッドの予言、水瓶座...
  • Propheties par l'astrologue du treschrestien Roy de France
     『敬虔なキリスト教徒たるフランス王とサヴォワ公妃に仕える占星術師による予言集』(Propheties par l astrologue du treschrestien Roy de France de Madame la Duchesse de Savoye.)は、リヨンのフランソワ・アルヌレによって1572年に出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。クレスパンの著書の中でも、本家ノストラダムスの百詩篇集からの剽窃が特に目立つ文献である。 【画像】(左)リヨン市立図書館所蔵、(右)大英図書館所蔵(*1)。題名の2列目や文字配列など、いくつもの違いがある。 正式名 Propheties par l astrologue du treschrestien Roy de France de Madame la Duchesse de Sauoye, dediee...
  • 百詩篇第6巻98番
    百詩篇第6巻 98番 原文 Ruyné1 aux Volsques2 de3 peur si fort terribles, Leur grand4 cité5 taincte6, faict pestilent7 Piller8 Sol, Lune violer leurs9 temples10 Et les11 deux fleuues12 rougir de sang coulant. 異文 (1) Ruyné Ruyne 1590Ro 1627 1650Le 1668 1672 (2) Volsques volsq̃s 1557B, volsques 1590SJ (3) de ne 1627 (4) grand grand' 1591BR 1597 1610 (5) cité ciré 1627, Cité 16...
  • ノストラダムスの大予言IV
     『ノストラダムスの大予言Ⅳ 1999年、日本に課された"第四の選択"』は、五島勉の『ノストラダムスの大予言』シリーズの4冊目。  1982年に祥伝社から刊行された。 【画像】 カバー表紙 構成  目次を示す。一段下げているのは、各章タイトルのサブタイトル。 まえがき 1章・“戦慄の新解釈”、出現!「日本が書くで破滅する」と解釈したフォンブリューヌ 2章・謎を孕む二つの予言詩ノストラダムスは果たして“日ソ核戦争”を暗示したか? 3章・人類を救う“別のもの”を追って巧妙にすりかえられたノストラダムス予言の真意 4章・“恐怖の大王”の正体は何か?「一九九九年七の月」の大破局を、フォンブリューヌはどう解いたか 5章・真の大破局と“第三の選択”真の危機から、フォンブリューヌはなぜ目をそむけたか 6章・「日本を壊滅せよ」――呪いの深層願望古代ローマ滅亡...
  • 百詩篇第2巻92番
    原文 Feu couleur1 d or du ciel2 en terre3 veu Frappé4 du hault, nay5, fait cas merueilleuz Grand meurtre6 humain prins7 du grand8 le nepueu9, Morts10 d expectacles11 eschappé12 l orguilleux13. 異文 (1) couleur coleur 1557B, couleurs 1660 (2) ciel Ciel 1672 1712Guy (3) en terre enterre 1590Ro (4) Frappé Frappe 1653 1665 (5) nay n ay 1649Ca 1650Le 1668P (6) Grand meurtre Vn...
  • すべてのジュネーブ
    「すべてのジュネーブ」は、詩百篇第9巻44番に登場するとして、日本で広く知られる語。  だが、実際にはそれは五島勉の『ノストラダムスの大予言』によって広まった誤訳に過ぎない。 目次 原文と翻訳 五島勉『ノストラダムスの大予言』の訳と解釈 訳の検証英語訳との比較 はずされていたハシゴ 象徴的な解釈は成り立つのか 世界保健機関(WHO)は予言されているのか 命令形は珍しいのか 原文と翻訳  該当する原文と、当「大事典」が提供する訳文は以下のとおりである(詳しい異文や語註などは詩百篇第9巻44番の記事を参照のこと)。  Migres migre de Genesue trestous,  Saturne d or en fer se changera,  Le contre RAYPOZ exterminera tous,  Auant l a ...
  • セザールへの手紙 全文
     『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』の第一序文、いわゆる「セザールへの手紙」の翻訳を示す。  以下の節区切りは、ウジェーヌ・バレストが確立し、ピエール・ブランダムールが踏襲したものを採用している。  以下の訳は不断の見直しを必要とする仮訳であることにご注意いただきたい。  いずれは全ての節の番号にリンクを貼り、詳細な各節解説(原文とその異文・校訂、訳文とその語註・解説など)を付けていく予定だが、いつのことになるか未定のため、さしあたって全訳のみ提供しておく。  緑字は、他の文献からの借用、翻案などを示す。ノストラダムス作品において、先行する作品の重要性をうかがわせるものであろう。  ( )は分かりやすくするための追記、〔 〕は簡単な注記である。 ミシェル・ノストラダムスがその予言集に寄せた序文 息子カエサル・ノストラダムスへ 生命〔=長...
  • 真説ノストラダムスの大予言
     『【真説】ノストラダムスの大予言』は、1990年に出版された加治木義博の著書。  1991年のベストセラー新書・ノンフィクション部門第2位、総合第19位(東販調べ)。公称発行部数は38万部で(*1)、以降シリーズ化された。 内容  プロローグ「今までの“ノストラダムスの予言”は間違っている」で、まず従来の解釈書はいつ起こるかという「時」の明示がなく、解釈書として役に立たないものだったと批判している。  第1章「私は『時』の暗号を解読した」では、第一序文(セザールへの手紙)を抜粋しつつ、詩番号を加減乗除することで事件の起こる「時」を算出できると主張した。  第2章「『序』には予言の読み方が隠されていた」では、第一序文の解読をさらに進め、ノストラダムスは占星術やアナグラムを使っておらず、占星術らしい星座の名前や神の名前は比喩として、また固有名詞はアナグラムでは...
  • 『ノストラダムスの預言書解読』シリーズ
     『ノストラダムスの預言書解読』シリーズは、成星出版から出されていた池田邦吉による解釈書である。 構成  日本のノストラダムス解釈書には五島勉の『ノストラダムスの大予言』シリーズ、加治木義博の『真説ノストラダムスの大予言』シリーズ、川尻徹の『ノストラダムス暗号書の謎』三部作など、シリーズ化されたものがいくつもあるが、池田によるこのシリーズの特色は、ある程度内容的に連続性が見られることである。  『解読I』(宇宙からの警告篇)では、自分の解読法と2000年までの出来事の概要が示されている。『解読II』(ノアの方舟篇)は、特に洪水や水害の予言を中心に、前巻の内容を補足している。  『解読III』(セザールへの手紙篇)では、『予言集』第一序文(セザールへの手紙)の翻訳と解釈を示すとともに、歴史的な的中例を振り返るものとなっている。  『解読IV』(1999年前篇)では、199...
  • 悪魔的未来人「サタン」の超逆襲!
     『悪魔的未来人「サタン」の超逆襲!』は2012年にヒカルランドから刊行された浅利幸彦の著書。  後述するように、一部にウィキペディアなどから盗用した記述が存在する。 【画像】『悪魔的未来人「サタン」の超逆襲!』 内容  全9章であり、浅利が過去に主張してきた世界観が下敷きになっている。  ごく大まかに要約すると、1999年は人類が天使的未来人から救済される期限で、それまでに天使的未来人を呼べなければ、悪魔的未来人に支配される悲惨な未来しかない。自分は天使的未来人に選ばれた聖書とノストラダムス予言の最終解読者であり、人類救済の使命を負っていた、というものである。  浅利が1999年までに出版した著書は救済の可能性を示すものであった。  だが、本書は逆に、人類は自分の主張に耳を貸さず、期限までに天使的未来人を呼べなかったのだから、近々悪魔的未来...
  • ぼくらの昭和オカルト大百科
     『ぼくらの昭和オカルト大百科』は初見健一の著書。2012年に大空出版の大空ポケット文庫の1冊として刊行された。 【画像】 カバー表紙 内容  「70年代オカルトブーム再考」という副題が内容を端的に示している。序章にあたる「00」と、「01」から「05」までの章で構成されている。 01 終末 02 UMA 03 超能力 04 UFO 05 心霊 ノストラダムス関連  「01 終末」は当時の終末ブームを再考するもので、中心的に扱われているのは五島勉の『ノストラダムスの大予言』である。上に掲げたカバー表紙自体が、そのパロディとなっている。 コメント  当「大事典」の性質上、ノストラダムス論に絞ってコメントしておく。  著者の初見健一は1967年生まれであり、実際に1973年から74年にかけてのブームを体験した世代の証言としては、一定の価値を持つだ...
  • ノストラダムスの大予言III
     『ノストラダムスの大予言Ⅲ 1999年の破滅を決定する「最後の秘詩」』は、1981年2月に刊行された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの第3巻にあたるが、初巻(1973年11月)と第2巻(1979年12月)が6年開いたのに対し、第2巻と第3巻は1年余りしか開いていない。 【画像】カバー表紙 構成  全8章の構成である。以下のコメントには批判的内容を多く含むため、客観性の確保のため、目次を引用してこの本の基本構成を示しておく。 まえがき―ノストラダムスの「最後の秘詩」とは? 1章 「血の汗」―大滅亡の予兆 2章 破滅の大予言「最後の秘詩」 3章 「ローマの滅亡」が、いま再現する 4章 人の心に潜む「破滅の法則」 5章 滅亡の日までの“タイム・テーブル” 6章 現代「ローマ帝国」の正体とは何か 7章 現代に蘇るユダヤの呪い 8章 日本は果...
  • ノストラダムスの大予言 (映画)
     『ノストラダムスの大予言』は、1974年に公開された東宝の映画。1974年8月3日公開、1時間54分。監督 舛田利雄、構成・脚本 八住利雄、特技監督 中野昭慶。観客動員数は年間2位。 【画像】海外版のビデオ 内容  原作として五島勉の『ノストラダムスの大予言』が挙げられているが、内容的な関連性はあまりなく、むしろ特別スタッフとして参加した西丸震哉(未作成)の思想が色濃く反映されているという指摘もある(*1)。  そのストーリーは、環境研究所の西山良玄(丹波哲郎)、娘のまり子(由美かおる)、恋人のカメラマン中川明(黒沢利雄)らを中心に、彼らが直面する極度の公害やそれが引き起こす災厄を描写するものとなっている。  製作スタッフはかなり真剣に警世の側面を打ち出そうとしたともされるが、その描写には説教色の強さや、荒唐無稽さが少なからず見られるとも指摘されている(*...
  • ノストラダムスの2023年予言
    2022年予言―2023年予言―2024年予言 この項目ではノストラダムスの2023年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2023年と明記された予言はない。  ただし、この年をひとつの画期とみなす解釈書なども過去には見られた。 目次 以前の解釈例エミール・リュイール ヴライク・イオネスク マリオ・レディング 佐藤和也 前年からこの年にかけての解釈例書籍・雑誌などでの解釈 インターネット上の解釈 以前の解釈例 エミール・リュイール  エミール・リュイールは、『ノストラダムス 予言集1948-2023』(Nostradamus. Ses Prophéties 1948-2023, 1947年)で、タイトルの通りに2023年頃をひとつの区切り目とみなしていた。  アンリ2世への手紙や詩百篇第1巻17...
  • 七十世紀の大予言
     「七十世紀の大予言」は、黒沼健の作品。単行本『謎と怪奇物語』(新潮社、1957年)に収録された。日本人によるノストラダムス予言解釈の紹介としては、最古の部類に属する。『雑誌記事索引集成データベース ざっさくプラス(皓星社)』によると、初出は『探偵実話』第3巻3号(1952年)pp.77-87らしい。ただし、該当する号は国会図書館でも欠番となっているので、詳細不明。 内容  ノストラダムスがリヨンの出版業者マセ・ボノム(未作成)の元を訪れ、『予言集』出版の交渉をするところから始まる。  そのエピソードの後、簡略な伝記や出自に関する紹介がなされ、若き日のシクストゥス5世に会ったというエピソードなどにも触れられている。  その後、的中例の紹介として、アンリ2世の死を予言したことのほか、詩番号を挙げていないものの、イギリスの繁栄(第10巻100番)、ピューリタン革命(第9...
  • と学会
     と学会は、1992年に結成された団体。「著者の意図とは別の意味で楽しめる本」を「トンデモ本」と定義し、そうした文献や同じような視点で楽しめるグッズ等の紹介・批評を行なっている。初代会長はSF作家の山本弘(~2014年4月)。2009年時点の会員は約120名(*1)。  1992年以降、「日本トンデモ本大賞」を主催し、前年に出版された一番のトンデモ本を来場者の投票で決定している(2014年は中止)。 【画像】と学会年鑑KIMIDORI。カバーイラストは主要会員らがモデル。  と学会名義の著書としては『トンデモ本の世界』シリーズ、『と学会年鑑』シリーズなどがある。2011年には結成20周年を記念して『トンデモ本の大世界』が出版された。 【画像】トンデモ本の大世界 ノストラダムス関連  と学会が主催する「日本トンデモ本大賞」の第1回受賞作品は川尻徹...
  • 五島勉の著書一覧
    五島勉の著書をまとめておく。 『ノストラダムスの大予言』(1973年)以前には、『世界の廃墟物語』でムーやアトランティスを扱ったことや、創価学会関連の著書を複数出していたの除くと、宗教・オカルト系は見られない。 【画像】五島勉の主な著作(関連する著作も含む) 以下、 「🌟」はノストラダムスを主題とするか、関連性が強いもの。関連性が低くとも、題名などにノストラダムスを含む場合には、🌟を付けた場合がある。 刊行日は奥付による。奥付の日付は、実際の発売日と異なるものも少なくないはずだが、その多くは現在では正確な刊行日の追跡がほぼ不可能なので、奥付の日付で統一する。 推薦文が掲載されている場合には、推薦者と見出しを記載した(帯の推薦文の場合、本文から抜粋した場合がある)。肩書は、初期の版のまま掲載する。 過去に公刊された五島勉の著作リストとしては、以下のものがある。「保...
  • ノストラダムスの大予言 (電子書籍版)
     1973年に祥伝社から刊行された五島勉の『ノストラダムスの大予言』は、2014年9月に電子書籍として再刊された。 【画像】 電子版の表紙。印刷版のうち、いわゆる青版と同じである。 概要  1973年の『ノストラダムスの大予言』(以下、『大予言』)をそのまま再版した、と主張されている。  もっとも、当の『大予言』 は初版刊行後、1974年夏までにいくつもの点で少なからぬ加筆や修正を施されていた(詳しくは『ノストラダムスの大予言』の各版の違いを参照のこと)。  この電子書籍版は、そうした改訂のみならず、1981年の微調整も踏まえたものが再版されている。 新規加筆部分  印刷版との違いは、「電子版のためのまえがき」(18ページ)、「電子版のためのあとがき」(6ページ)の追記である。  前者では、「1520年ごろの秋」に、当時「アヴィニョン大学の学生」だ...
  • ノストラダムスの大予言・地獄編
     『ノストラダムスの大予言・地獄編』は、五島勉の著書。1994年に祥伝社から出版された、『ノストラダムスの大予言』シリーズの9巻目である。  日販調べでの1994年ベストセラー「新書(一般・教養)」部門で第10位にランクインした。 内容 前書き北朝鮮の核の脅威という地獄、大不況という地獄、環境問題という地獄に加え、第四の地獄があると述べている。 1章「一九九九年、未知の『地獄の王子』が来る」ノストラダムスが空から来る恐怖の大王だけでなく、地の底からの「地獄の王子」の出現も予言していたとされる。 そして、長女マドレーヌとの対話や、『予言集』第二序文(アンリ2世への手紙)の一節が、傍証として引き合いに出されている。 2章「東京を襲った怪現象とノストラダムス」「地獄の王子」に関わる怪現象として、1993年12月に東京で観測された蜃気楼が取り上げられる。 そして、詩百篇第...
  • 「恐怖の大王=アメリカ同時多発テロ事件」説
     詩百篇第10巻72番には様々な解釈があるが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以降、その事件の予言だったとする解釈が提示されるようになった。 【画像】五島勉『イスラムvs.アメリカ』  ここでは主に『ノストラダムスの大予言』シリーズで知られる五島勉による説を紹介、検討する。 1999年7月から2001年9月までの五島のコメント  五島は、1999年7月以降、マスメディアの取材や、自著での釈明において、返答を二転三転させていた。たとえば以下のごとくである。 核兵器とか環境汚染とかが増えて、このままじゃダメだというギリギリの線まで来ていたのを、人類は何とか押しとどめて破滅を回避した(『SPA!』1999年8月11・18日号)(*1) つまり核と温暖化と悪性紫外線だけでも、破滅の「恐怖の大王」の名にふさわしいものは、すでに実戦配備されているか、上空...
  • ノストラダムスの超法則 死活の書
     『ノストラダムスの超法則 死活の書』は、五島勉が1994年に青春出版社から刊行した著書。  同社の新書版「プレイブックス」の一冊として刊行され、1994年の年間ベストセラー新書・ノンフィクション部門第7位にランクインした(トーハン調べ、日販調べとも)。  奥付がその年の12月になっていることを考えると、短期的にかなりの売れ行きを示したと考えられる。 【画像】カバー表紙 内容  序章「大予言を阻止する『ノストラダムスの超法則』 ― 残されていたもう一つの衝撃をはじめて明かす」は導入的な内容である。  ノストラダムスの予言詩集とは別に、プライベートな手紙に驚くべき超法則が隠されていたが、ジャン・デュペーブの『ノストラダムス:未公刊書簡集』(1983年)で復刻された当時の手紙をそのまま紹介することは禁止されているので、自分がエッセンスを取り出して、他の伝記類の情報と...
  • Pronostication Novvelle, Pour l'an mil cinq cents soixante deux. (Lyon)
     『1562年向けの新たなる占筮』(Pronostication Novvelle, Pour l an mil cinq cents soixante deux.)は、1561年にリヨンのアントワーヌ・ヴォランとピエール・ブロトーによって出版された暦書である。 【画像】題扉(*1) 正式名 Pronostication Novvelle, Pour l an mil cinq cents soixante deux. Composee par maistre Michel Nostradamus, Docteur en Medecine, de Salon de Craux, en Prouence. 1562年向けの新たなる占筮。プロヴァンス州サロン・ド・クローの医学博士ミシェル・ノストラダムス師により構成された書  内容  24ページで、ジャン=エメ・ド・シャ...
  • 百詩篇第2巻79番
    原文 La1 barbe crespe2 noire par engin Subiuguera la gent3 cruele fiere. Le grand CHYREN4 ostera du longin5 Tous les captifs6 par Seline7 baniere. 異文 (1) La barbe En barbe 1557B 1627 (2) crespe erespe 1610 1716 (3) la gent la gene 1772Ri (4) Le grand CHYREN Vn grand Chyren 1557B 1589PV 1649Ca 1650Le 1668A, le grand chien 1572Cr, Le grand Chiren 1588-89 1597 1600 1610 1650Ri 1...
  • Prophecies on World Events by Nostradamus
     『ノストラダムスによる世界の諸事件に関する予言集』(Prophecies on World Events by Nostradamus)は、スチュワート・ロッブの著書。1961年にニューヨークのライヴライト(Livelight Publishing Co.)から出版された。 【画像】『ノストラダムスによる世界の諸事件に関する予言集』(クリックするとAmazonのページに飛びます) 内容  テーマ別に編成された信奉者的な立場からの解釈書である。  第1章「個人名の予言」は、百詩篇第7巻1番(アシル)、百詩篇第9巻18番(モンモランシーとクレルペーヌ)、百詩篇第9巻34番(ナルボンとソース)、百詩篇第5巻57番(モンゴルフィエ)など、具体的な名前を的中させた予言を集めている。  第2章「日付指定事件の予言」では、百詩篇第6巻54番(1607年)などの年号が明記されて...
  • 飛鳥昭雄
     飛鳥昭雄(あすか あきお、1950年4月16日 - )は、大阪府出身の漫画家。自身は「サイエンスエンターテイナー」という肩書きも用いている。著者名義は漢字表記の「飛鳥昭雄」、ひらがな表記の「あすかあきお」の二通りあり、後者は漫画作品や子供向けの著書にしばしば見られる。本人によれば、それらの名義での著書やDVDは2009年5月の時点で127点にのぼるという(*1)。  ほかの名義がいくつかあることも仄めかしているが、少なくとも小説家の「千秋寺亰介」 (せんしゅうじ きょうすけ) が自身の別名義であることは公表している(*2)。  「おれはMr.フリスビー」で小学館の漫画賞である第4回藤子不二雄賞(1982年)に佳作入選した(*3)。1980年代には『ザ・超能力』という、超能力などのトリック暴きをテーマにした漫画を連載していた(*4)。  「サイエンス・エンターテイナー」と...
  • 詩百篇第9巻44番
    詩百篇第9巻 44番* 原文 Migres1 migre2 de Genesue3 trestous4, Saturne d or en fer5 se changera, Le contre6 RAYPOZ7 exterminera tous8, Auant l a ruent9 le ciel10 signes11 fera. 異文 (1) Migres Migrés 1591BR 1597Br 1603Mo 1606PR 1607PR 1610Po 1611 1627Ma 1627Di 1628dR 1649Ca 1650Mo 1650Ri 1667Wi 1668 1716PR 1772Ri 1791Ga 1792Du 1793Bo 1800Sa, Migrez 1644Hu 1653AB 1665Ba 1672Ga 1720To (2) migre ...
  • ノストラダムス 1999年から始まる惨劇
     『ノストラダムス 1999年から始まる惨劇』は、1997年に刊行されたステファン・ポーラスの著書で、英語版Nostradamus 1999の日本語訳版である。  桂ケイ訳で、ソニー・マガジンズから刊行された。 【画像】カバー表紙 内容  著者は従来のノストラダムス本にない構成をとったとしている。具体的には、過去の解釈を省き、未来に的を絞り、ノストラダムスの四行詩群を本来の配列に並べなおした上で、政治情勢や環境問題との関連性を考察し、近未来に起こる第三次世界大戦を詳述したと述べている。  全8章である。 第一章 恐怖の大王の降臨 第二章 災害のあと 第三章 第三次世界大戦の勃発 第四章 東ヨーロッパの戦い 第五章 西ヨーロッパの崩壊 第六章 フランスの戦い 第七章 連合軍の反撃 第八章 第三次世界大戦のあと  章のタイトルにある程度表れているように、...
  • ノストラダムスの大予言V
     『ノストラダムスの大予言V』は、1986年に祥伝社から出版された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの5作目であり、刊行当時は「完結編」と位置付けられていた。 内容  全6章の構成である。  「1章 ハレー彗星後の人類はこうなる」は、五島がフランスの秘密結社だという「ルシフェロン」の副首領との電話でのやりとりを再構成したもので、1986年のハレー彗星接近のあと、宇宙兵器が絡む大規模な戦争が起こる可能性があるという解釈が示されている。  「2章 未来の鍵、“失われた詩”はどこに?」は、時間を遡り、ルシフェロンにどういう経緯で接触することになったのかを振り返った上で、「失われた詩篇」が含まれた「ユタン秘蔵本」なる本の入手にも成功したことが語られている。  「3章 衝撃の逆転・彼は21世紀をも予言!」「4章 一九九九年後の日本の運命は!...
  • ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編
     『ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編』は、1987年に出版された五島勉の著書で、『ノストラダムスの大予言』シリーズの6作目で、完結編とされていた『大予言V』の後に出版された最初の続編である。 【画像】カバー表紙 題名  上記カバー画像の通り、「スペシャル」の位置が分かりづらいので、『ノストラダムスの大予言・日本編』と表記されることもある。  しかし、まえがきで五島自身が『大予言スペシャル・日本編』と表記しており、奥付でも「ノストラダムスの大予言 スペシャル ・日本編」と、「スペシャル」だけやや小さいものの、「大予言」の直後に入ることが示されている。 内容 1章 二人の宇宙神 対『日の国』の王子ノストラダムスの「アンリ2世への手紙」の中から、米ソのINF全廃合意を的中させたという章句を引き出し、その恐ろしいまでの正確さを紹介するとともに、それが「解いては...
  • 恐怖の大王
     恐怖の大王(un grand Roi d'effrayeur)は、詩百篇第10巻72番に登場する語句である。日本ではノストラダムスの予言というと、この 「恐怖の大王」 が代名詞のように語られるが、20世紀初頭まではノストラダムスの予言の中でほとんど注目されてこなかった言葉でもある。  実証主義的な書誌研究では、そもそもこの詩が収められている詩百篇第10巻の全体が本物であるかどうか自体が決着していない。なお、恐怖の大王が来るとされた1999年という年は、ノストラダムスが重要な典拠としていたことが確実視されているリシャール・ルーサの年代観などとは全く整合せず、ノストラダムス予言全体の中では少々孤立している印象も否めない。 訳語の検証  この語は詩百篇第10巻72番に登場する。しかし、その原語 un grand Roi d'effrayeur のうち、「恐怖...
  • @wiki全体から「未来からの大警告」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索