ダブルクロス The 3rd EDITON リプレイ『Crumble Days』 > シーン10

scene10~CrumbleDays(崩れる日常)


【シーン8 : 偽りの記憶】(シーンプレイヤー:PC①)

GM:登場は鍵助くんのみです
鍵助:お!ワイだけ!?

GM:春日恭二の襲撃から一夜明けた。
GM:学校は拍子抜けするほどにいつも通りの様子だった。ただひとつ——矢神秀人の姿がないことを除いては
鍵助:「(どこだ矢神…!勘付かれたのか?当然か、向こうにはディアボロスがいる…)」
鍵助:「どうしたものか…」
GM:そんな中、あなたは綾瀬に話しかけられる。
綾瀬:「……どうしたの、門西手くん? ムズカシイ顔して」
鍵助:「え!?あ、あーいや…何でもない、委員会の仕事の事を考えていてな」
綾瀬:「ん、そっか。いつもお疲れ様。もしかして、今日の放課後は忙しかったり?」
綾瀬:綾瀬は花のような笑顔であなたを労う
綾瀬:「……よかったら、昨日言ってたこと、お話できないかなって」
鍵助:「ああ!!全然全く予定はないとも!是非聞かせてくれ、綾瀬」
綾瀬:「そっか! よかった……! じゃあ、5時に学校近くのマックでね!」
エルミナハ ロ ー マ ッ ク
GM:草

 マクドナルドのことだと思います。

鍵助:「五時にあそこのマックだな!任せろ!(?)」
綾瀬:「うん!今日は私も大丈夫だと思うから…!それじゃね!」
鍵助:「あぁ、また…」
鍵助:(落ち着け…落ち着け…これはデートではない繰り返すこれは放課後デートではない)
GM:では、待ち合わせ場所へ

 その後、授業を終えた鍵助は悶々とした思いを抱えつつも一人約束の場所へと向かった。

綾瀬:あなたが指定された場所に行くと、綾瀬はどこか落ち着かない様子で席に座っていた
綾瀬:騒がしい店内で、ひとりだけ日常から置いて行かれているような、そんな様子だ
鍵助:「綾瀬!よかった…」
綾瀬:「あ、門西手くん! ありがとうね、今日は」
鍵助:「いいんだ。そっちこそ部活とか大変だろうに」
綾瀬:テーブルをはさんで向かい合うように座る
綾瀬:「あー……そのことなんだけど、ほんとは部活は、そんなに忙しくなくて……」
鍵助:「?」
綾瀬:「……ただ矢神くんがあなたに近づくなっていうから。学校でぜんぜん話せなくて」小声で言う
理人:矢神ー!
鍵助:「あ、ああ……矢神はなんて?」ドキドキ
エルミナ鍵助は俺の男だから近づくなって
理人まホ壊
綾瀬(無視して)「ああ、前にも言ってたかもしれないけど、私のこと心配してるみたいで」
綾瀬:「門西手くんと会うと不安になっちゃうだろって……それで、本題に入っても大丈夫かな」
鍵助:「そちらがいいようなら、本題に移ろう」
綾瀬:「ん……うん。じゃあ」
綾瀬:「本題っていうのは……こないだの事故のことなんだけど」
鍵助:「ああ。酷い事故だった」うなずく

綾瀬:「……あの事故って、本当は何が起ったのかな?」

鍵助:「…というと?」
綾瀬:「だって……私と門西手くんだけほぼ無傷って……おかしくない? あの事故、何か変じゃない?」
鍵助:「それは…(ボクが助けたからで…いや、でも…)」

綾瀬:「……私さ」
鍵助:「ああ」
綾瀬:「あれ以来変な夢を見るの。事故の瞬間、男の人に抱き上げられるような夢……」
鍵助:「(おいおいおい!記憶処理が甘いんじゃあないのか!?)」
綾瀬:「それから、あたりがちかちか光ったり、石が割れるような音が聞こえたり……」
綾瀬:「……ねえ、門西手くん」
鍵助:「なんだ、綾瀬」
綾瀬:「あの事故の時、何か見なかった? 私がよく覚えてないだけど……何かあったんだよね?」
綾瀬:綾瀬は真剣な表情であなたの答えを待っている
鍵助:「(ど、どうこたえる)」

GMここで鍵助くんが取れる行動は3つ
GM肯定する、否定する、何も答えない
鍵助:三択!うーんこれは…うーーーーーーーん!!!
GMこの選択は、鍵助くんのこれからについて小さくない影響を与えるということをGMから宣言しておきます
鍵助:ええええなにそれ…めっちゃビビるやんそんなん言われたら
エルミナ:選べ!運命を!
GMダブルクロスは絆の物語だ!
57:頑張れ頑張れ…!

 日常と非日常の狭間で生きるオーヴァードは、幾度となくこのような選択を迫られる。
 その多くは、明確な正解など存在しない、難しい問いだ。
 だが、苦しくとも、答えが見えずとも、それでも向き合わねばならない。
 『絆』から目を背けては、オーヴァードは自己を保つことなどできないのだ。

 長い沈思黙考が続いた。プレイヤーたちは、固唾を飲んで鍵助の答えを待った。そして。

鍵助:……はい!いきます!

鍵助:「綾瀬、聞いてくれ」
綾瀬:「……うん」

鍵助「その夢の話、実は…夢じゃないんだ。事実起こり、僕らが体験した出来事だ」
綾瀬「――!」

鍵助:「そうだ、抱きかかえたのは僕。キミと同じく、僕にも奇妙なことがあれから起こり続けている」
綾瀬:「……嘘、でも、やっぱり——」
綾瀬:綾瀬は信じられない、とういうような——それでいて、どこか納得したような表情をしている。
鍵助:「このことは誰かに話していないか?話していないなら、会わせたい人がいる」
綾瀬:「……ごめん、少し整理させて」
GM:綾瀬がそう言って額に手を当てた、その時であった

GM——突如、《ワーディング》が展開される
鍵助:「これは…ッ綾瀬!」何が来る!?
GM:そして、あなたの前を、目にも止まらぬ速さで“何か”が通過する
GM:次の瞬間、綾瀬の姿は、あなたの目の前から消えていた
矢神:「——君には近づかないように言っておいたのにね」
矢神:声のほうを見れば、矢神が気絶した綾瀬の身体を抱えている
鍵助:「矢神ィ!!!いや“シューラ・ヴァラ”!綾瀬を放せ!!」
矢神:「断る」
鍵助:「だろうな、この犯罪者め…!」
矢神:「さて、君のことは気に入らないが……綾瀬さんに世界の真実を教えようという、その姿勢だけは僕も評価しよう」
矢神:「……元はと言えばあの事故はね、本当は綾瀬さんが目覚めるはずだったんだ。なのに、君が目覚めた」
鍵助:「なんだと!?」
鍵助:「(綾瀬が先…!くそ、どうして気付かなかった、このポンコツ脳みそ!)」
矢神:矢神はにやりと不気味に笑う
矢神:「あの事故は僕がやった。綾瀬さんを目覚めさせるために」
矢神:「綾瀬さんは、あの事故では覚醒はしなかったようだが……こうして無事でいる。ということは、やはり“選ばれた人間”というわけだ。この僕と同じようにね」
矢神:「ならばもう、彼女も普通の人間の側にはいられない」
鍵助:「違う!綾瀬は“これから選ぶ人間”だ!お前が決めるな、FH!!」
矢神:「そう思うなら、追ってくるといい。どちらが正しいか、”怪物”らしく力で決めようじゃないか」
矢神:矢神はそう言うと、店内を飛び出す!
鍵助:「待て!!(クソ…!どうする、ボクだけじゃ…!)」

 突如現れた“シューラ・ヴァラ”こと矢神秀人は、綾瀬をさらってどこかへと逃走した。
 店内には鍵助だけが取り残される。

GM:このまま追いかけても、一度仲間と合流しても構いません
鍵助:こいつめっちゃ速いんやろ?追いつけるんかな
GM:そうですね、綾瀬を抱えているからかはわかりませんが、全力で追いかければ見失うことはなさそうです
エルミナ:こちらとしてはどちらでも構わない。どうせ合流はするだろうから好きにやってくれ
鍵助:では!
鍵助:「あああちくしょう、なんでボクの能力は脳みそだけなんだ!!」
鍵助:「いや…そうか。バスの時の再現だ。筋肉の動かし方と呼吸だ、あと交通網。信号。まだ追える。あの方向は…」
鍵助:「待ってろ綾瀬、今行く」
鍵助:ってことで追いかけます。
GM:了解です!
鍵助:電話で連絡とかしていいのかな?リヒトとかに
GM:してもいいよ。理人くんも特別に侵蝕値上昇はしなくていいよ。
鍵助:お、ええんか?なら連絡先交換してたことにして、ダッシュで向かいながら電話かけよう
鍵助:「リヒト、見ていたか?!綾瀬が連れ去られた、今からいう方向に向かってくれ!!」
理人:「ああ、大変なことになってるね。支部長と57君を連れて、すぐに向かおう」そういうことで
GM:他のUGN組はもうひとつシーンがありますのでそこで演出していただきましょう
GM:ではでは、連絡が無事取れたところでシーンを移りたいと思います。が、
鍵助:なんだなんだ

GM:その前に……鍵助くんは“綾瀬真花”のロイスをタイタスにしてください
鍵助うおおおこれ強制か!!
GM:ですです

 タイタス化。
 劇的に関係が変化したロイスは、時としてその在り方を変えてしまう。

エルミナ:彼女に世界の真実を話すという選択をしたという事は、彼女との関係はもはや「日常をつなぎとめるもの」たりえない……

 タイタス化したロイスは、絆としての力を失う。それはオーヴァードにとって日常との溝が開く、という事である。

鍵助:今理解した!!嫌な予感!!!!
GM:ふふふ……ではシーンを移りたいと思います


 攫われた綾瀬を追い、ひた走る鍵助。
 物語はクライマックスへと突入する!



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最終更新:2020年01月04日 01:16