概要
当記事では、宇宙艦船を含む構造体の分類記号と数の目安について纏めます。
対象となる時代は共立公暦0年~1000年を想定しますが、史実に関わる場合は、それ以降の時代においても適用されます。
国際基準
- クラス(Class)の略は「c」。例題として、Aクラスは「Ac」、Iクラスは「Ic」を用います。
- なお、以下に指定された全てのクラスを纏めて表す場合は「All Class」と呼びます。
- 枠内上記に示される、小型、中型、大型、特型、極型のことを「種別1」と呼びます。
- 枠内左記に示される、それぞれのクラスのことを「種別2」または「クラス」と呼びます。
- なお、実際には各国語独自の言語に基づく分類記号を用いていますが、ここでは便宜上英語に訳して解説しています。
種別 |
小型(A) |
中型(B) |
大型(C) |
特型(D) |
極型(E) |
Aクラス(略号.Ac) |
100m前後 |
1km以降 |
10km以降 |
100km以降 |
1000km以降 |
Bクラス(略号.Bc) |
200m以降 |
2km以降 |
20km以降 |
200km以降 |
2000km以降 |
Cクラス(略号.Cc) |
300m以降 |
3km以降 |
30km以降 |
300km以降 |
3000km以降 |
Dクラス(略号.Dc) |
400m以降 |
4km以降 |
40km以降 |
400km以降 |
4000km以降 |
Eクラス(略号.Ec) |
500m以降 |
5km以降 |
50km以降 |
500km以降 |
5000km以降 |
Fクラス(略号.Fc) |
600m以降 |
6km以降 |
60km以降 |
600km以降 |
6000km以降 |
Gクラス(略号.Gc) |
700m以降 |
7km以降 |
70km以降 |
700km以降 |
7000km以降 |
Hクラス(略号.Hc) |
800m以降 |
8km以降 |
80km以降 |
800km以降 |
8000km以降 |
Iクラス(略号.Ic) |
900m以降 |
9km以降 |
90km以降 |
900km以降 |
9000km以降 |
艦名の一例
- 艦名:SBCBB-15 セレーナ
- S:国籍(セトルラーム)
- B:種別Ⅰ(中型艦)
- C:種別Ⅱ(Cクラス)
- BB:艦種(戦艦)
- 15:番号(同艦級の何隻目か)
- セレーナ:艦名(任意の名称)
艦種略号の一例
- 雑用艦=MS(Miscellaneous Ship)
- 駆逐艦=DD(Destroyer)
- 巡洋艦=CA(Cruiser)
- 戦艦=BB(Battle ship)
- 戦闘機母艦(偵察用小型空母)=RC(reconnaissance aircraft carrier)
- 空母=CV(Aircraft Carrier)
- 補給艦=RO(Replenishment Oiler)
- 貨物船=CS(Cargo Ship)
- 客船(貨客船)=PS(Private Ship)
- 病院船=HS(Hospital Ship)
- 工作艦=RB(Repair Boat)
- 給糧艦=VS(Victualler Ship)
- 揚陸艦=LS(Landing Ship)
- 移動要塞=MF(Mobile Fortress)
現代創作における配備戦力の目安
以下に示される配備数は該当勢力が保有する全ての艦種を纏めた数を想定しています。設定の参考までにどうぞ!
また、当時代における組織は高度文明を始め、宙域、星域、局所の4つのカテゴリに分類されていますが、その指定基準は総合的な国力(設定の分量や想定される影響力)に基づいて考察されるものであり、領域の広さは関係ありません。
また、軍事力の強さは必ずしも大国(または先進国)としての条件を満たすわけではないことに留意し、お好みの設定を進めてみてください。
高度文明(列強国)
あらゆる分野において総合的に優れた力を持つ
大国。
セクターを跨いで強い影響力を有した。
(設定の条件に関しては
現代ガイドライン
を参照してください)
- ユミル・イドゥアム連合帝国:数的重視で、3719隻の常時稼働体制を維持。加えて、9510隻の保留艦(待機艦、修理艦、訓練艦、戦時徴用艦)を温存しており、民間企業との連携によってストックされた。同盟・友好国向けに量産艦船も生産している。
- オクシレイン大衆自由国:新旧混在型の編成を取っており、最大3500隻程度の保有が想定される。共立公暦1000年.現時点で、黒丘同盟唯一(オブザーバー加盟国を除く)の大量破壊兵器保有国として認められた。
- セトルラーム共立連邦:過去政策の経緯から今現在は質的重視の戦略を取るが、安保同盟における一部兵装の共通規格化に伴ってバランス型への移行を遂げつつある。最新の小型艦艇を1300隻.中型艦艇を54隻.大型艦艇を18隻保有。加えて外国製の大型艦艇が1隻、中型艦艇が100隻と、小型艦艇の1475隻による編成となった。(計:2948隻)
宙域文明(大国)
政治・経済・軍事・文化面のいずれかにおいて優れた影響力を持つ。
- ウェトラム人類統一機構:数的重視で、中近代の旧式艦を4000隻程度保有。加えて1000隻の最新鋭艦を揃えた。全ての戦闘艦に大量破壊兵器を実装することから、共立機構との共有管理を進めている。経済的影響力は皆無に等しい。
- ソルキア諸星域首長国連合:新旧混在型で、3隻の大型艦艇と121隻の中型艦艇を主力艦として艦隊の中核を成し、855隻の小型艦艇でそれらの護衛を担っている。旧暦時代における大災厄と存続戦争の経験から、高い練度を保っているであろうことが想定された。
- メイディルラング界域星間民主統合体:新旧混在型で1316隻の小型艦艇を保有。うち803隻が同盟国との連携を想定し、敵艦(特に大型以上の艦船)の制圧及び拿捕を兼ねた突撃仕様となっている。
- キルマリーナ共立国:新旧混在型で、1185隻の小型艦艇及び50隻の中型艦艇を有する。対立国である連合帝国と接しており、宙域国の中では相当の軍事力を持つことが想定された。
- エルカム交通公団:軍事力は巡洋艦250隻分の巨大装甲列車1編成、駆逐艦10隻分の装甲警備列車が60編成、戦艦砲4基分の戦力をもつ列車砲が4両存在する。所有惑星は首都星のテレステと中規模居住惑星1つのみだが、こと経済力に限っては共立世界全域に及ぶ大国の一つとして数えられる。
- ユピトル学園主権連合体:質的重視で、最新の小型艦艇を450隻.中型艦艇を8隻.大型艦艇を1隻保有する。
- ラヴァンジェ諸侯連合体:元は850隻の艦艇を有していたが、同盟国との連携を進めた結果、質的重視に転換し、350隻にまで削減した。特殊な魔法戦術を採用するため、現代戦において必ずしも科学的な対策を取るわけではないことに留意する必要がある。
- ツォルマリア星域連合直轄領:経済大国。過去大戦の反省から、独自の軍を保有しておらず、平和維持軍に防衛と警察権を委ねている。
星域文明(中堅国)
個々の力において大きな影響力を持たない。外交の不足を補うために結束したり、大国と連携することもある。
局所文明(小国)
個々の力において国際的な影響力を殆ど持たない。外交の不足を補うために結束したり、大国と連携することもある。
- エルクール大公国:全体として約300隻程度の宇宙艦船を有する。対外防衛に関しては基本帝国本土(皇帝直轄領)に委ねており、単独での作戦行動は想定していない。
- 民主ユピセヴィオ公国:連合帝国を構成する惑星国家の一つ。旧暦時代における連邦化政策の影響から、セトルラームとの間に強い外交関係を築いた。主に連邦製の小型艦9隻を主力として、その他102隻の艦船(最終的に300隻体制への移行を目指している)を有する。局所的な抑止力としては十分と見られた。
- ロフィルナ王国:中型戦闘母艦7隻を主力として、その他、小型艦艇を295隻有する。そのうち198隻が帝国からの譲渡で占められており、一定数の量子核兵器を温存。大陸国家としては規格外とされる夥しい数の戦闘機を配備した。財政上の問題から、宙軍戦力の4割は稼働していない状況にある。
- その他のイドゥニア小国家群:戦力規模は国家によって異なる。軍を持たぬ一部の国を除いて1隻~100隻程度の宇宙艦艇を有した。
航空機およびドローンの保有数について
以下の内容は軍の保有数のみ記載。民間の保有数に関しては別枠として扱われることに留意されたい。
- 列強クラスの場合、航空機が10~30万。ドローンが100~500万を想定。性能や運用思想によって大きな差が見られる。
- 宙域大国の場合、航空機が5~15万。ドローンが50~300万とされているが、一部で平均値を大きく超えた勢力も存在する。
- 中堅諸国の場合、航空機が3~10万、ドローンが100万以下であることが多く、性質によって、かなりの差が見られる。
- 小国クラスの場合、航空機が0~3万、ドローンが1~10万と、大量生産によるコストの低下に伴って増加の一途を辿った。
上記の保有数は全体の平均値に過ぎず、必ずしもこれに当てはまらない勢力も存在する。
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最終更新:2025年08月16日 14:26