地方章 |
国の標語:mayani kokiā マヤニ島は永続する |
国歌: |
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公用言語 |
マヤニ語 侯式ヴァンジェ語 共立英語 |
首府 |
マファタ |
政府 |
マヤニ島地方政府 |
首長の称号 |
島代表 |
首長の名前 |
ナファタ・ヤママ・アコニ・パノー |
人口 |
約295,000人 |
概要
マヤニ島地方政府は惑星ベルディンの中央海に浮かぶ島の住民を代表する政府であり、
ラヴァンジェ諸侯連合体に所属する独立地方行政自治体の一つである。このため、首長は連合体政府の参集時に地方政府としての諮問意見を提示することが出来るため、他の地方自治体に比べて(
転移者自治領ほどではないが)比較的高い自治性を持つとされる。
この地方政府は、特に地上の中でも泉域の影響を受けていない地域で持続的に存在する地域として特筆される。
産業
首府であるマファタを含め、主要産業は魔法関連が主である。
発見まで、伝統的な生活を維持してきたために殆ど産業の発達は無かった。しかし、502年に
連合帝国から約26000人のケルフィリア族が移住して以来の地上開拓調査で諸侯連合体に発見されて以来、ラヴァンジェ領内に存在する数少ない非泉域地上であることから、魔法研究や実験開発などを誘致して産業確立に成功した。510年にマヤニ島自治振興協定を政府と締結し、最初の独立地方行政自治体となった。
522年の
クラック対処協定締結からは国内のみならず、国外の魔法産業や研究者・教育者・学生を誘致し、ラヴァンジェの中でも有数の国際魔法都市として発達した。
しかし、500年代末の
転移者自治領の成立から、徐々に同様のシェアを奪われていくようになり、産業振興が不安定となっていった。
6~7世紀は、税収の不安定化によって連合体政府からの支援を受けつつ、自治体運営をするような経済状況となっていたが、800年代に入って、
聖玄羅連邦との諸協定締結からいち早く
聖道巫術研究を導入。玄羅の芸術品の中継地ともなることで、各地の王侯貴族から再び注目を浴びることになり、財政の復活を遂げた。
地理・気候
惑星ベルディンの中央海の中域に位置する。サンゴ礁の死骸から形成されてきた環礁に由来する平地であり、環礁湖への地底水流が堰き止められて、島内部の地形が形成されている。島内部は海底地盤と渡り鳥のグアノによって形成されている。
泉域の影響が波及している地域から離れており、気流と海流の孤立した領域であるために泉域の悪影響を殆ど受けない。
年中温暖かつ定期的なスコールが特徴的である。一年を通して、乾季と雨季に季節が分かれ、季節の変わり目には断続的な大雨が降る。
住民
アヴェアヘル系民族であるヘウェカ人の一種であるマヤニ人が先住民であるが、40%程を外来のラヴァンジェ人や海外から研究・教育目的で入国した外国人が占めるため、都市は人種的混沌の様相を見せている。
文化
何らかの魔法異能技術を用いる住民が多く、先住民も義務教育段階で基礎的な知識を得た後に、高等学校等級にて
現象魔法・
令咏術・
聖道巫術のいずれかを選択して習得するために日常に異能技術が浸透している。特に先住民であるマヤニ人は古来の伝統と異能技術を組み合わせることによって新たなファイン・アートの現場を生み出しており、これらは800年代以降のラヴァンジェ貴族の興味を引く要因の一つにもなっている。
言語
宗教
マヤニ人は、
フィラン多神教体系
のうち、カルディ信仰を主とする。島内には寺院が数多く建てられている。他のラヴァンジェ人や外国人の信仰に対応するために各種宗教の協会や寺院も点々としている。マヤニのカルディ寺院は基本的に寛容であり、礼拝に来た外国人も積極的に受け入れる傾向にある。
治安維持
独立地方行政自治体として、島代表騎士団の「マヤニ島保安隊」が設置されている。
ILAGの規定によれば、マヤニ島防衛隊の指揮権は連合体政府招集時以外では政府代表にあるが、協定によって平常警察活動、平常治安維持活動、泉域防衛活動、災害援助活動、その他人道支援に限って地方政府の直接権限で命令が可能であり、活動を行う。
また、魔法技術の拠点であることから
現象魔術師機関の出先機関(MP、違法術式捜査局、魔術情報工作)などの即応部隊が駐屯し、泉域作戦対応の訓練を行うために
FSTVの教育部隊も擁している。
ギャラリー
マヤニ人の少女 |
首長 |
火炎魔法を使うマヤニ人の少女 |
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最終更新:2025年07月04日 23:53