- メインウィンドウの上部メニューバーには左から右へメニュー項目が並んでいます。ここではそのひとつ(一番左)、「File」メニューについて解説します。
- その名の通り「ファイル操作」に関する項目群となっています。
"New Project"
- ショートカットキー:Ctrl+N
- 「新規作成」「新たなプロジェクト」。指定したサイズで新しい空白のPixelmashファイルを開きます。
- Pixelmashでは制作物をProject/プロジェクトと称して管理しています。
- すでにプロジェクトを開いて作業中のときにこのメニューを選ぶと「保存されていない変更がありますが今保存しておきますか?」と確認ウィンドウが開きます。
- PixelmashはPhotoshopなどのように複数のファイルを同時に開いてタブ/ウィンドウで編集対象を任意に切り替えることはできず、常に単一ファイル(単一プロジェクト)での編集作業を行う形式。そのため前述の確認時に保存しないとそれまでに作業していたファイルは保存されずそのまま閉じられてしまいます。
- Pixelmashを同時に複数起動して別ファイルをそれぞれで編集する作業は可能
- 保存先はデフォルトではProgram Files/Pixelmashフォルダ直下となっています。ファイルフォーマットはpmf形式(*.pmf)
- 新規プロジェクト開始時に「Standard Pixel Art」か「Dynamic-res Pixel Art」のどちらを作成するか尋ねられます。
- Standard Pixel Art:「標準的なピクセルアート」。使用するキャンバスのピクセル数(縦横サイズ)を指定する。最大ピクセル数は9999×9999。
- Dynamic-Res Pixel Art:「動的解像度のピクセルアート」。使用するキャンバスのピクセル数とスケーリングレートを併せて指定することができる。
- 小さなサイズのピクセルアートを今どきの高解像度・高精細(昔と比べてドットピッチがとても小さい)ディスプレイやタブレットで原寸表示をすることなど、もはや考えられず、ほとんどの場合が「デザインしたピクセルアートを例えば10倍の寸法に拡大して使用する~」というシチュエーションだと思われる。スケーリングレートがあると制作時に意識しなくとも10倍(デフォルト設定)の寸法で作成したピクセルアートをきっちりかっちりリアルタイム(=Dynamic)で確認・書き出せるのでものすごく便利
- 具体例を挙げると、24×24ドットでツイッター用のドット絵を描いてもそのまんま貼り付けると極小アイコンになってしまうがPixelmashの「Dynamic-res~」だと書き出すときに240×240ドットで完璧にデザイン時の見た目を保ったまま10倍の大きさで使用できるアイコンを手軽に作れてしまう…みたいな。
- 最大ピクセル数は2048×2048だがスケーリング指定はキャンバスサイズ(縦×横ピクセルの多い数値のほうに依存した上限が適応される(256ピクセル四方だとスケーリング上限は10、64ピクセル四方だと32、16ピクセル四方だと128)
- それぞれのモードで256×256ピクセルのキャンバスを用意し、64×64ピクセルの同一ビットマップ画像をインポート(ペースト)して保存すると、標準だと7KB/動的では10KBのデータサイズとなる。
- キャンバスサイズは後からでも「Edit」メニューから変更可能
"Open"
- ショートカットキー:Ctrl+O
- 「開く」「ファイルを開く」。既存のPixelmashファイル(PMCファイル)または画像を開きます。
"Import Image"
- ショートカットキー:Ctrl+I
- 「画像のインポート」。現在作業中のプロジェクトに画像をインポートします。
"Save Project"
- ショートカットキー:Ctrl+S
- 「保存する」「プロジェクトの保存」。プロジェクトをPMFファイルとして保存します。パレットにカラーを登録している場合はパレット内容も保存されます。
"Save Project As"
- ショートカットキー:Shift+Ctrl+S
- 「プロジェクトに名前をつけて保存」。プロジェクトを新しいPMFファイルとして別に保存します。
"Export Project Template"
- ショートカットキー:なし
- 「テンプレートとして保存」。プロジェクトをテンプレート用として保存します。
- 適用している全てのレイヤー効果を保存できるのでその使いまわし用に。
- ファイル形式はPMF(同じ)
"Export"
- ショートカットキー:Ctrl+E
- 「エクスポート」「書き出す」。プロジェクトを以下の形式でエクスポートします。
- PNG、JPG、TIF
- PNGスプライトシート、JPGスプライトシート、TIFスプライトシート
- アニメーションGIF
- MOV、MP4、M4V ※v2022.1.0以降
"Export Selected"
- ショートカットキー:Shift+Ctrl+E
- 「選択部分をエクスポート」。プロジェクト内で選択したレイヤーのみをエクスポートします。
"Import Layer Effects"
- ショートカットキー:なし
- 「レイヤーエフェクトのインポート」レイヤーエフェクトをインポートして現在のレイヤーにマージさせます。
- 読み込めるファイル形式はPMFX(*.pmfx)
- インポートする対象のアクティブレイヤーにすでにエフェクトがある場合、レイヤータブのエフェクトリスト内ではその下段にインポートされたエフェクトが追加される
"Export Layer Effects"
- ショートカットキー:なし
- 「レイヤーエフェクトのエクスポート」レイヤーエフェクトに名前をつけて保存します。
- 保存ファイル形式はPMFX(*.pmfx)
- エクスポートする際にアクティブになっているレイヤーにかかっているエフェクト群を全て単一のpmfxファイルとして保存する。
- マスターレイヤーに一括エフェクトを、子レイヤーの1つに違うエフェクトを個別にかけているような場合、アクティブになっているレイヤー内のエフェクトだけが保存される
最終更新:2022年05月14日 02:27