• メインウィンドウの上部メニューバーには左から右へメニュー項目が並んでいます。ここではそのひとつ(左から2つ目)、「Edit」メニューについて解説します。
  • その名の通り「編集操作」に関する項目群となっています。



"Undo"
  • ショートカットキー:Ctrl+Z
  • 「アンドゥ」「元に戻す」:直前の操作を取り消して結果を一手巻き戻します。
    • 連続でこのコマンドを繰り返すことで一手ずつ複数回にわたって巻き戻せる。
    • 鉛筆ツールでグリッドにドットをポチポチと1ピクセルずつ置いていく描き方の場合はその1ピクセルごとに巻き戻り、1度のドラッグ操作で一息にフリーハンド曲線や一筆書き文字のようなものを描画した場合はUndo操作でいっぺんに消える(戻る)。
    • 10×10ピクセルのキャンバスに1ドットずつぽちぽちして100マスを埋めてからUndoを連続で実行してみたところ、連続アンドゥ操作可能回数(操作履歴記憶回数)は…なんと驚きの20回だけであった。
    • レイヤーエフェクトの各種オプションの数値変更はおろかレイヤーの表示オン/オフなどもしっかり操作履歴にカウントされるので、実際にはカッツカツな回数である(個人の感想です)。Photoshopだけじゃなく無料のEdgeでもメモリーの許す限りアンドゥ回数には実質上限ないのに、これはなかなかにつらく、作業に注意が必要なところである(プロジェクト保存はこまめに行おう)。
    • なおUndo回数を増やそうと「設定」メニューを画面のすみからすみまで探したくなる衝動に駆られるが、そんな気の利いたメニューはPixelmashには存在しない。

"Redo"
  • ショートカットキー:Ctrl+Shift+Z
  • 「リドゥ」「やり直す」:直前のUndoで取り消した操作をやり直します。
    • この線は余計だったか取り消そう(undo)。→いやあったほうがよかったか?→(redo)うんやっぱあったほうが正解だな!



"New Layer(Hi-Resolution)"
アイコン ショートカット
なし
  • 「新規高解像レイヤーの追加」:新しい高解像レイヤーを作成・追加します。
    • 現在のプロジェクトの最大サイズに等しいピクセル数(=最大解像度)のレイヤーが追加される

"New Layer(Pixelized Resolution)"
アイコン ショートカット
なし
  • 「新規レイヤーの追加」:現在の解像度に準じたレイヤーを新しく作成・追加します。
    • 解像度スライダーで解像度を落としている場合、その解像度に準じたピクセル数のレイヤーが追加される。
    • 異なる解像度の元画像を複数枚プロジェクト内にそれぞれインポートしているときに便利



"Copy Layer"
  • ショートカットキー:Ctrl+C
  • 「レイヤーのコピー」:現在のレイヤーをコピーします。
    • 注)レイヤーの内容をコピー&ペーストで流用できるのは単一のPixelmash内だけに限られているので、同時起動させたPixelmash間でレイヤーのやりとりはできない(エクスポート/インポートを介するしかない)


"Paste Layer"
  • ショートカットキー:Ctrl+V
  • 「レイヤーの貼り付け」:コピーしたレイヤーを新しいレイヤーとして貼り付けます。
    • レイヤーに内容を上書きするのではなく、新しいレイヤーがしれっと増えるので、『この既存のレイヤー上にあのレイヤーの中身を上書きしよう』などということはできない。それってもうDuplicateなんじゃ・・・

"Paste Layer Effects"
  • ショートカットキー:Shift+Ctrl+C
  • 「レイヤーエフェクトの貼り付け」:コピーしたレイヤーエフェクトを選択したレイヤーに貼り付けます。
    • レイヤーコピーで一時記憶したレイヤーのレイヤーエフェクトのみを別のレイヤーに流用できる

"Paste Layer Transform"
  • ショートカットキー:Shift+Alt+C
  • 「レイヤー変形の貼り付け」:コピーしたレイヤーの変形内容を選択したレイヤーに貼り付けます。

"Duplicate Layer"
  • ショートカットキー:Ctrl+D
  • 「レイヤーの複製」:現在選択されているレイヤーを複製してその場でプロジェクトに挿入します。

"Delete Layer"
  • ショートカットキー:Del
  • 「レイヤーの削除」:選択したレイヤーを削除します。



"Copy Animation Frame"
  • ショートカットキー:Ctrl+Alt+C
  • 「アニメーションフレームのコピー」:選択したアニメーションフレームをコピーします。
    • 事実上、これがいわゆる「レイヤー内のピクセル要素だけをコピー(=エフェクトはコピーされない)」として機能するので、バリエーション違いや「ちょっと足し・ちょっと消し」の手法でベース描画部分が共通のレイヤーを量産したいというときなどは、これを活用しまくることになる。
    • アニメーションが設定されていない/作る気もない普通のレイヤーでもこの操作が利くため。ピクセルだけをコピー&ペーストできて、不本意なレイヤーも増殖しない。普通にピクセルの編集作業がしたいだけなのに、なんでこうなるの!と嘆く人にこそ地味にオススメの機能である。Pixelmashは本当に計り知れないツールである。
    • 厳密に言えばPixelmashの全てのレイヤーはキーフレームを1つ必ず持たされている(削除できない)
    • こんな不条理がまかり通るのが許せない人はNevercenterに「矩形範囲でのピクセル選択とコピペぐらい実装したらどうなの?ぷんぷん!」というような激励のメッセージを送ることをおすすめする

"Paste Animation Frame"
  • ショートカットキー:Ctrl+Alt+V
  • 「アニメーションフレームの貼り付け」:コピーしたアニメーションフレームを選択したアニメーションフレームへ貼り付けます。
    • 前述のように、「レイヤー内のピクセル要素だけを既存のレイヤーに貼り付けられる」素直な挙動を発揮するため、普段遣いのコピー&ペーストとして使える
      • コピーした時点でのレイヤーの中身にペースト後は置き換えられるのでその点は注意が必要
    • 言ってしまえば、レイヤーを通常コピペした後に付与されているエフェクト群を手動で全て削除した結果に等しい
    • もちろん、本来の用途である、「既存キーフレームのピクセル要素を追加した新規キーフレームに貼り付けしてそれに手を加えることでアニメーションのコマ割り制作を容易にする」使い方をしてもいい。



"Resize Project"
  • ショートカットキー:なし
  • 「プロジェクトのサイズ変更」:現在のプロジェクトのサイズ(最大解像度)を変更します。
    • 最大解像度を変更する=グリッドフィールドのマス数/キャンバスの広さが変わる
    • 高解像レイヤーと標準レイヤーを混在させていても連動してリサイズされるので安心
    • 注)Photoshopの「キャンバスサイズの変更」とちがって、Pixelmashでグリッドフィールドを拡張した場合は中央基準で四辺に広がる(すでにある内容を左寄せ/上寄せで右や下方向に指定してキャンバス拡張はできない)。

"Bake Project Resolution"
  • ショートカットキー:なし
  • 「プロジェクトの解像度をベイク」:書き出しに際してソフト・ツール間での再現性を向上させるために、現在のプロジェクトのサイズに対するベイク処理を行います。

"Bake Project Resolution And Effects"
  • ショートカットキー:なし
  • 「プロジェクトの解像度とエフェクトをベイク」:現在のプロジェクトのサイズとエフェクトに対してベイク処理を行います。


"Bake Layer Resolution"
  • 「レイヤーの解像度をベイク」:選択中のレイヤーのサイズにベイク処理を行います。
    • Pixelmashにはいわゆる「レイヤーの統合」といった便利な機能が存在しないので、『ある程度描き込んだけど位置をずらしてその余白に書き足したい…でも1枚のレイヤーにしておきたい…』なときは、移動させたレイヤーをベイクすることでビューポートの位置・サイズがグリッドフィールドに合うよう再リセットされる(余白に描き込めるようになる)のでそういう用途で使うこともできる。


"Bake Layer Resolution And Effects"
  • 「レイヤーの解像度とエフェクトをベイク」:選択中のプロジェクトのサイズとエフェクトに対してベイク処理を行います。
    • レイヤーエフェクトがかかっているレイヤーの内容物を見た目どおりに実ピクセル化させる。結果としてレイヤーエフェクトは解除されるものの見た目は同一なのでそこからピクセル単位で手を加えることができる。
      • ミラーリングで左右対称の輪郭を完成させたあとにベイクして実ピクセル化させて中を塗りつぶしたり左右非対称の陰影やアクセントを加えたり…とか。

"Bake Layer Transform"
  • 「レイヤー変形をベイク」:選択中のレイヤーにかけられている変形効果をベイクします。

"Color Management"
  • 「カラーマネジメントの設定」:現在のプロジェクトに対してカラーマネジメントによる調整と制限を行うか(書き出す際にICCプロファイルを持たせるか)を下記のなかから選択・設定します。
    • No Color Management:調整を行わない
    • Work in sRGB:
    • Convert to sRGB on Export:
    • Work in Adobe RGB:
    • Convert to Adobe RGB on Export:
    • Convert GIFs to sRGB on Export:
最終更新:2022年05月19日 00:08