レイヤーエフェクト
テキスト

テキストエフェクトの解説:

「文字入力」「テキスト表示」。対象のレイヤー内に任意の文字列を表示させることができます。※v2021.4.1以降のみ
  • Pixelmashには文字レイヤーという概念はない。レイヤーエフェクトに属することからわかるように、この機能はエフェクトの一環である。従ってすでに描画されているレイヤーにも元のピクセル情報を保持したままテキストを追加すること自体はできる(見た目の重ね順は背面になるが)。
  • エフェクトなので必要に応じてオン/オフ(非表示)できる
  • レイヤーエフェクトのなかでも珍しい、元のレイヤーにピクセルが存在しなくてもエフェクトがかけられるタイプ。設定項目で指定した文字列を投影することができる。
  • Pixelmash自体は日本語非対応だがシステムにインストールされたフォントを使用できるのでこのエフェクトで日本語・2バイト文字は普通に扱うことができる


<テキストの項目・設定方法>
エフェクトをかけたいレイヤーを選択している状態でレイヤータブ内「Add Effect」ボタンを押し、ドロップダウンリストから「Text」を選ぶと設定項目がレイヤータブ内に追加される。


<共通のレイヤーエフェクト操作>
効果オンオフ切り替えスイッチ:レイヤーエフェクト共通の機能。設定を保持したままエフェクトのオンオフを切り替えることができる。

レイヤーエフェクトの削除:こちらも共通の機能。外見は「閉じるボタン」のそれだが、これを押した瞬間に確認も警告もなしに管理パネルから削除されるので十分に注意を(削除した直後なら「Undo」で復活させることができる)。


文字色の設定:ベタ塗りする際の文字色を指定する。
  • ここで設定できるカラーは1色のみで、文字数や行数がいくらあろうと個別にカラー指定はできず一括指定となる。
  • レイヤーエフェクト扱いではあるもののレイヤーとして存在しているには違いないのでGradientやColoriseの対象にはなるため最終的な文字色は後付で考えれば良い。なんならベイクして一文字ずつ手塗りしても構わない(他ツールと比較してトータルの作業効率で劣るのは否めないが)。

表示テキストの入力欄:表示させたい文字列をここに入力する。スペース・改行も挿入可能。冒頭でふれたように、日本語もこのボックスにさえ入力すれば問題なく表示できる。
  • 初期設定では伝統のダミーテキスト「Lorem ipsum」が仮入力されているのでそれを任意の文字列に置き換えるかたちで使用する

Alignment:「文字揃えと文字列配置」アラインメントとは整列といった意味。表示させたい文字列をビューポート内にどう配置するかを以下の基準から好きに選択できる。
  • 漢字ひらがななどの2バイト文字を入力している場合は揃え方(特に左上揃えのとき)やフォントによってはビューポートから文字がはみだしてその部分が非表示になるので中段表示で位置調整するなど工夫をしたほうが早い・管理しやすいときがある…もともとPixelmashは日本語非対応なのでしょうがないところか
  • あろうことか単純にフォントに含まれているベースライン情報を基準にしているだけのようで、英文フォントを使用していても「下段配置」のときは「g」の下部などがビューポートを貫通している。ユーザーがもう自衛するしかない。
  • このエフェクトで文字列を作成したあとに「Edit」メニューでドキュメントのサイズを変更すると外見上での見かけは同じだがビューポート内での表示にズレが生じるので気になる人は注意。適宜BakeLayerResolutionをかけるのもアリ。
    • Left Top:「上段・左詰め」「左上揃え」
    • Left Mid:「中段・左詰め」
    • Left Bottom:「下段・左詰め」「左下揃え」
    • Center Top:「上段・中心揃え」
    • Center Mid:「中段・中心揃え」「中央揃え」
    • Center Bottom:「下段・中心揃え」
    • Right Top:「上段・右揃え」「右上揃え」
    • Right Mid:「中段・右揃え」
    • Right Bottom:「下段・右揃え」「右下揃え」





Font:「フォント」使用したい書体を選択する。
  • デフォルトのフォントとしてシステム内にインストールされたフォントリストでの先頭フォントが必ず毎回ここに入るので非常につかいづらい
    • 筆者の環境ではよりによって記号フォントの「AIGDT Regular」がデフォルトとなっている。ばかなの?
  • アルファベットでのリスト内ジャンプこそできるものの、スクロールバーなどのUIはないのでインストールしている書体数が多い環境では覚悟が必要。HomeキーとEndキーでのリスト先頭/末尾へのジャンプも利く。
    • 日本ユーザーならDとかFとかKとかMとかPとか、よく使うフォント群の頭文字を覚えて活用しよう
    • 重度のPixelmashユーザーと思われても構わないのなら極端によく使う書体があるのなら「ExportLayerEffect/ImportLayerEffect」で書体と文字列ごと登録してライブラリとして呼び出すことで、煩わしさを体感的に緩和できてるのか実際できてないんだかよくわからない状態に自分をごまかすことはできる
  • 他ツールでも有効な「書体選択時にカーソル位置そのままでマウスホイールで書体送り」の小技はPixelmashでも可能。時間はかかるが、書体をパラパラ変更しながら見た目をその場で確認したいというときには便利。


FontSize:「文字サイズ」

LineHeight:「行送りの高さ」文字列が改行込みの複数行の場合、ここで行送りの高さを指定できる。初期設定は1。
  • 0.5や0.88といった1以下の数値も指定できてかなり融通(調整)が利くのでここは優秀。

Opacity:「透明度」

Enable Anti-Aliasing:「アンチエイリアシングの適用」
  • Pixelmashの特徴・利点に反している気がしないでもないが、ユニークなことにこのオプションがちゃんとあるので「なめらかな文字表現」も可能となっている。






最終更新:2022年07月28日 01:09