レイヤーエフェクト
アウトライン

Outline / 「アウトライン」「輪郭線」の解説:

ペイントされたピクセルに対して輪郭線を付与します。
  • ピクセルアートにおいてとても効果的な演出となる輪郭線を簡単につけることができる。操作・設定も簡単シンプル。
    • ピクセルで構成されたいわゆるドットキャラの視認性を高めるために元来よく使用されてきた要素ということもあり(ソフト・ハードの制約でビデオゲーム黎明期においては輪郭線がないゲームがほとんどだったが)、ピクセルで描いたドット絵に黒の輪郭線をつけるだけでも、ぐっと雰囲気・存在感が増す魅力的な要素といえる。
    • もちろん黒以外の輪郭線もつけられる

<アウトラインの項目・設定方法>
エフェクトをかけたいレイヤーを選択している状態でレイヤータブ内「Add Effect」ボタンを押し、ドロップダウンリストから「Outline」を選ぶと設定項目がレイヤータブ内に追加される。




<共通のレイヤーエフェクト操作>
効果オンオフ切り替えスイッチ:レイヤーエフェクト共通の機能。設定を保持したままエフェクトのオンオフを切り替えることができる。

レイヤーエフェクトの削除:こちらも共通の機能。外見は「閉じるボタン」のそれだが、これを押した瞬間に確認も警告もなしに管理パネルから削除されるので十分に注意を(削除した直後なら「Undo」で復活させることができる)。



輪郭線カラーの追加/削除/編集:付与したい輪郭線の色を設定する。
  • 複数のカラーを好きなだけ追加できる
  • カラーを増やすほど輪郭線が内側から二重三重…と太っていく
    • 設定したカラーは並び順で「左→右」=「内側→外側」と使用されるので、輪郭線のストライプを変更するにはドラッグ操作でカラーを並べ替えすると楽。



Outline Style:「輪郭線のスタイル」


Outline Only:「輪郭線のみ表示」
本体を非表示にして、付与した輪郭線のみを表示する。アイテム欄でまだ取得していないシークレットアイテムを表示する、キャラを輪郭線のみの表示にして透明化状態を表現するなど、用途はイロイロ。



<輪郭線のカラー設定によるバリエーション例>









※1ピクセルの輪郭線をつけるだけでも上下左右4ピクセルが必要になるため、8X8や16x16ピクセルでキャラを表現していた昔のゲームでは、輪郭線をつけると表現できるサイズが犠牲になったり中身に対して線幅の比率が大きくうるさくなる
※スプライトが単色しかつかえない、そもそも表示能力が16色、ライン上2色までといったハード性能の制約もあったりしたので、ゲームのドット絵キャラにフチドリがついて美しい表現が出てくるようになったのはアーケードゲームだと84年のパックランドや85年のフェアリーランドストーリーあたりくらいからのような気がする(筆者の記憶力はトンチキなのであまり信用してはいけない)→81年のクラッシュローラーがキャラにフチドリあった^^
※そもそも表示されるキャラすべてにフチドリがついたら狭い画面だと自己主張が激しすぎるので画面解像度がある程度広くなってきてからのことだと思う(288 x 224ピクセルとか)


オマケ:

Photoshopのパス描画を書き出したら円弧部分に余計なディザかけられたけどそれを白でカラーオーバーレイすればよかったのかもしれない→透明度込みのディザだったのでムリでした(※実はそんなときにこそPixelmashの"DisablePartialAlpha"が威力を発揮するのだ)
最終更新:2022年05月18日 18:47