アーモンドアイ - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

通称⑨。(129−34)
第四十三代目カガンになると考えられるフサイチパンドラの娘と目される、九冠馬のウマソウルを持つウマ娘。
スズカガン(あるいはカガン)の目に時折浮かぶシャニラクの目に似た、X字状の光をその目に宿している。

跛者(ティムールのこと。諸説あるが、彼は右脚に傷病による不自由を抱えていたと伝わっている)は数字の「9」にこだわりを持っており、そういった意味でもウマムスタン時空において9は特別な意味を持つ点でイレギュラーになると考えられる。(128−152)
また、超が9つ付く負けず嫌いということで、大体ヴァルゼライド閣下(サンデーサイレンスの精神性、およびしばしば作中人物が発する「まだだ」の元ネタであるキャラクター)のような人物あるいは精神性と思われる人物。(128−151)

……ではない。少なくとも今のところは。

当記事作成時点においては、β世界にいた実馬のアーモンドアイのみ登場しており、ウマムスタン最初の競走馬の一頭・トゥランアイと激突した。
ただし、このβ世界ではゴールドシップがこの世界の同位体(実馬)と接触し覚醒。
またカガンの法則(SS産駒G1馬の生まれ年およびその中でのG1勝利の順)が見出され実際にあてはまっていることから、同位体にあたるウマ娘の彼女もいずれ現れるものと考えられる。

主な身分

• β世界の競走馬

作中の動向

β世界

...

ウマムスタン最初の競走馬たちを任されたマチカネフクキタルがその中の一頭であるトゥランアイのスケジュールを決める際の占いに出現。
曰く、「(桜花賞直行は)胡瓜に完膚なきまでに叩き潰される」ということで、トゥランアイはクイーンカップを経由して桜花賞へ参戦する。
そしてアーモンドアイは、クイーンカップを勝利したトゥランアイと桜花賞で対決。
勝利こそしたものの、トゥランアイにハナ差まで追い詰められるという大激戦を繰り広げることとなった。
なおこの様子を見たフクキタルは、興奮のあまり気絶している。
(11−168～179)

その後は適性外ゆえトゥランアイが勝ち負けに絡めなかったオークスをおそらく史実通り勝利。(11−181～189)
向こうとの適性の違いと言及がなかったことから以降の動向は不明であるが、おそらくは史実通りに歩んだ上で4歳時の安田記念(史実3着、14−191よりトゥランアイ6着)で再戦。
その後も概ね史実通りの足取りであったものと思われる。

作中人物との関係

トゥランアイ

3～4歳の一時期に激突した歴史の闖入者。
先行型でとても頭が良く、また佐目毛という珍しい特徴を持つ。馬体は軽戦車型。(8-71、74)
アーモンドアイ(β世界)の馬生に与えた影響はそう大きなものではないが、桜花賞においてはハナ差の激闘を繰り広げ、マチカネフクキタルを興奮のあまり気絶させた。

適性の違いからその道が交わることは少なかったが、後の九冠馬を追い詰めたその実力は短距離〜マイルのGIを芝ダート問わず5勝、うち4勝はスプリンターズSとマイルCSの二連覇(15-175)という凄まじい結果によって証明された。
なお、ここまでマイルレースで暴れているにも関わらず、距離適性ランクは短距離SマイルC。(58−93)
恐るべき知性でスタミナの不利を覆したからこその怪物といったところか。

ラッキーライラック(β世界の実馬)

同期のライバル。
β世界においても阪神JFを勝利し2歳女王となっているが、トゥランアイにアタマ差まで迫られる激戦となっていた。
(10−52～56)
史実においては一番人気の2着であった桜花賞であるが、上記の通りアーモンドアイに敗れるばかりか、歴史に乱入したトゥランアイに連対の座さえかっさらわれてしまう。(11−168)
特に言及がないため、この桜花賞は繰り下がって3着、トゥランアイがかき回さなかったオークスも史実通り3着、以降アーモンドアイとは史実通り戦ったと思われる。

この項目としては余談だが、トゥランアイが3着となった4歳時ヴィクトリアマイル(14−191)でも史実4着かつ言及なしであったことからおそらく後塵を拝している。
もしかするとアーモンドアイ以上にトゥランアイの存在が刻まれた馬かもしれない。

フサイチパンドラ

母親。
ウマ娘として現れた場合もウマムスタンが存在する宇宙においてはそうであると思われ、こちらは上記の通り第四十三代目カガンになると考えられる。
何やら物騒な名前であるが、ネオユニヴァースは四十代目半ばまでの歴史とカガンしか知らず。
上位宇宙も四十一代目エアメサイアがまだ就任していない(107−114)時点であり、先代スズカフェニックスも謎が多い(各種の材料こそあるが、127−124の通りリンク先作成時点で脚本の人が何も考えていない)。
そのため、詳細は一切不明。