ロルス
邪神ロルス(Lolth)は、ファンタジー作品『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』を中心に登場する、
ダークエルフ(ドラウ)の主神であり、「蜘蛛の女王」として知られる存在です。
概要
ロルスの基本情報
- 称号
- 蜘蛛の女王(Spider Queen)、闇の母(Dark Mother)、陰謀の女神(Goddess of Lies)など
- 属性
- 姿
- 巨大な蜘蛛の体に女性の上半身がついた姿で描かれることが多いですが、純粋な蜘蛛や美しい女性として現れる場合もあります
- 信者
- 主にダークエルフ(ドラウ)によって崇拝され、彼らの社会や文化に深く影響を与えています
特徴と役割
- 支配と陰謀
- ロルスは支配欲と陰謀を象徴する神です
- 彼女は信者たちに対して裏切りや権力闘争を奨励し、それによって彼らが強くなることを期待しています
- このため、ロルスを信仰する社会では陰謀や裏切りが日常的です
- 女性優位社会の象徴
- ロルスを崇拝するドラウ社会では、女性が支配的な地位にあり、男性は従属的な立場に置かれています
- 特に「マトロン・マザー」と呼ばれる女性指導者が重要な役割を果たします
- 蜘蛛の象徴性
- 蜘蛛はロルスの象徴であり、彼女の神殿や儀式には蜘蛛が頻繁に登場します
- また、蜘蛛そのものが彼女の使者や従者として扱われます
- ドラウ社会への影響
- ロルスはダークエルフが地下世界「アンダーダーク」に逃れた際、唯一彼らを見捨てなかった神とされています
- このため、ダークエルフは彼女を深く崇拝し、その教えに基づいた社会構造を築きました
- ダークエルフ社会ではロルスへの忠誠心が最重要視され、その教義に従わない者は容赦なく排除されます
- 宗教と儀式
- ロルスへの信仰では、蜘蛛を使った儀式や生贄が行われます
- これらの儀式は残虐で陰惨なものが多く、その目的はロルスへの忠誠心を示すことです
- 男性は基本的に神官になることが許されず、宗教的権威は女性によって独占されています
- 現代文化でのロルス
- ロルスは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』だけでなく、多くのファンタジー作品やゲームにも影響を与えています
- 特に「邪悪で魅力的な神」という設定から、多くの創作物で悪役として描かれています
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最終更新:2025年01月07日 22:01