ジョン・タイター
ジョン・タイターは、2000年から2001年にかけてインターネット上に現れた、2036年からのタイムトラベラーを自称する人物です。
登場の経緯
- 2000年11月2日、アメリカの電子掲示板に最初の書き込みを行いました
- 自身を1998年生まれで、2036年からやってきたタイムトラベラーだと主張しました
主張の内容
- 1. タイムマシン
- CERNによって実用化されたと説明。ブラックホールを利用した装置を自動車に搭載していると主張。
- 2. 目的
- 1975年製のIBM 5100というコンピューターを入手し、未来に持ち帰ることが目的だと述べました。
- 3. 世界線の概念
- タイムトラベルによって観測されるパラレルワールドを「世界線」と呼び、元の世界とのずれがパーセンテージで表されると説明。
- 4. 未来の予言
- 2004年のアメリカでの内戦勃発、2015年の第三次世界大戦など、様々な未来の出来事を予言しました。
特徴的な主張
- エヴェレットの多世界解釈が正しいと主張。
- タイムパラドックスの問題は、無限に存在する世界線の概念で解決されるとしました。
影響と評価
- インターネット上で大きな話題となり、多くの議論を巻き起こしました
- 予言のほとんどが実現しなかったため、信憑性に疑問が投げかけられています
- 2009年の調査で、フロリダの弁護士とその兄弟による創作であった可能性が指摘されました
消息
2001年3月に「予定の任務を完了した」との言葉を残して書き込みを止め、以降は消息を絶っています。
まとめ
ジョン・タイターの正体や目的については、現在も謎のままです。タイムトラベラーの真実性、作り話、あるいは社会実験的な試みだったのかなど、様々な推測がなされています。
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最終更新:2024年11月03日 11:19