ジャンル・スイッチング

ジャンル・スイッチング


「ジャンル・スイッチング」は、物語のジャンルが途中で切り替わること。またはその手法。


ジャンル・スイッチングの関連用語

「ジャンル・スイッチング」という表現は、一般的な用語として確立されているわけではありません。
ただし、特定の文脈で、例えばゲームや物語のジャンルが途中で切り替わる現象を説明するために使われることがあります。適切な用語としては、以下のような関連概念が挙げられます。
1. メタフィクション
  • 物語の途中でジャンルが切り替わる場合、特にメタ的な意識を伴う作品では「メタフィクション」という枠組みで語られることがあります
  • 例えば、映画『キャビン』はホラーからメタ的なブラックコメディへと変化することで知られています
2. ジャンルブレンド(Genre Blending)
  • 複数のジャンルを融合させる手法を指します
  • これは明確にジャンルが切り替わるというよりも、複数のジャンル要素が同時に存在する形態を指す場合が多いですが、一部の作品では途中でジャンルが変化することも含まれます
3. トーンシフト(Tone Shift)
  • 物語のトーンや雰囲気が劇的に変化する現象を指します
  • これにはジャンルの変更も含まれる場合があり、特に「超展開」として認識されることが多いです
  • たとえば、『魔法少女まどか☆マギカ』では、序盤の明るい魔法少女ものから中盤以降ダークファンタジーへとトーンが大きく変化します
4. サブバージョン(Subversion)
  • ジャンルや物語の期待を裏切る形で進行する手法です
  • これもジャンル・スイッチングに近い概念として使われることがあります
5. ハンドオフ(Hand-Off)
  • 特にゲームデザインにおいて使用される用語ですが、場面ごとに異なるジャンルやプレイスタイルへ切り替える手法を指します
  • この用語はゲーム業界で主に使われますが、物語にも応用可能です

ジャンル・スイッチングの例

作品名 開始ジャンル 変化ジャンル
『魔法少女まどか☆マギカ』 典型的な魔法少女アニメ ダークファンタジー
『ひぐらしのなく頃に』 日常系ミステリー サイコホラー, タイムループ
『キャビン』 古典的ホラー メタフィクション, パニックホラー
『ドキドキ文芸部!』 恋愛ビジュアルノベル サイコホラー, メタフィクション
『世界樹の迷宮』 王道ファンタジー ポスト・アポカリプス

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最終更新:2025年01月18日 21:49