舐めプ
「舐めプ」とは、「舐めたプレイ」の略で、主に対戦ゲームやスポーツで使われるスラングです。
相手を軽視し、わざと手加減したり、不
真面目な態度でプレイする行為を指します。この言葉には否定的なニュアンスが含まれており、相手を侮辱する行動として捉えられることが多いです。
概要
特徴と意味
- 軽視・侮辱
- 挑発的行動
- わざと弱い攻撃を繰り返したり、勝てる状況でとどめを刺さずに遊ぶような行為
- 広い適用範囲
- ゲーム以外にも、スポーツや仕事、テストなどで「手を抜く」「適当にやる」という意味でも使われます
- 由来
- 「舐める」(侮る)と「プレイ」を組み合わせた言葉で、特に格闘ゲームの文脈で広まりました
- 強いプレイヤーが弱い相手に対して余裕を見せつけるようなプレイが発端です
分野ごとの具体例
- ゲーム
- 格闘ゲームで相手をあと一撃で倒せる状況なのに攻撃を止める
- スポーツ
- 圧倒的な実力差がある試合で、全力を出さずに適当にプレイする
- 仕事や勉強
バトルものの作品における「舐めプ」(舐めたプレイ)の典型的な例を以下にまとめます。
これらは、強者が相手を軽視し、余裕を見せることで、物語の展開やキャラクター性を強調するためによく用いられる演出です。
- 1. 「片手で十分だ」発言
- 片手だけで戦うことで相手を侮る行為
- 代表的な例として、『ドラゴンボール』のフリーザやベジータが挙げられます
- 圧倒的な力の差を見せつけるために片手や指一本で攻撃するシーンが典型です
- 2. 「本気を出せ、つまらん」発言
- 相手の実力不足を嘲笑し、自分がまだ全力を出していないことをアピールするセリフ
- 『BLEACH』や『ドラゴンボール』など、多くのバトル漫画で見られる展開です
- 3. 相手への挑発
- 「たかが○○が」や「こんな程度か」といった挑発的なセリフで相手を軽視する
- 『ONE PIECE』のエネルがルフィに対して余裕を見せたシーンなどが該当します
- 4. わざと攻撃を避けない
- 相手の攻撃を受けても平然としていることで、自分の強さを誇示する行為
- 『ジョジョの奇妙な冒険』や『呪術廻戦』などでよく見られるパターンです
- 5. 奥の手や必殺技を使わない
- 圧倒的な力を持ちながらも、最初から全力を出さずに戦う行為
- 例えば、『Fate/stay night』ではギルガメッシュが士郎との戦いで黄金の鎧やエア(乖離剣)を使わず敗北したシーンがあります
- 6. 敵に回復アイテムやチャンスを与える
- 『ドラゴンボール』では悟空がセルゲームで仙豆を渡してセルを回復させた行動が有名です
- このような行為は、敵に反撃の機会を与える結果となることがあります
- 7. 格上相手への舐めプ
- 自分より明らかに強い相手に対しても軽視した態度で挑むケース (→噛ませ犬)
- 『鬼滅の刃』では「サイコロステーキ先輩」が下弦の伍・累に対して侮って挑み、一瞬で敗北した例があります
舐めプの結果と役割
- 敗北フラグ
- 舐めプは物語上、しばしば敗北や逆転劇につながります
- これはキャラクターへの教訓やストーリーの盛り上げとして機能します
- キャラクター性の強調
- 傲慢さや油断しやすい性格など、キャラクターの特徴づけにも使われます
- 視聴者への爽快感
- 舐めプしたキャラが痛い目を見ることで、視聴者にカタルシス(溜飲が下がる感覚)を与える効果があります
これらはバトルもの作品のお約束とも言える展開であり、物語に緊張感や意外性を与える重要な要素となっています。
ただし、過剰な舐めプはリアリティやキャラクターへの共感を損ねる場合もあるため、適切なバランスが求められます。
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最終更新:2025年02月01日 23:43