ギャル語
ギャル語は、東京都渋谷区渋谷を中心とした
ギャル特有言語スタイルで、
役割語としての特徴を持っています。
概要
- 一人称と二人称
- ・一人称
- ギャル語では「あたし」や「あーし」などがよく使われます
- 「あーし」は「あたし」をさらにくだけた形で、カジュアルでやんちゃな印象を与えます
- ・二人称
- 特定のギャル語の二人称代名詞は明確には示されていませんが、親しい間柄でのフランクな呼び方が特徴です
- 文末表現
- 文末には感情やニュアンスを強調するための独特な表現が多用されます
- 例えば、「〜じゃん」「〜だし」「〜的な」などが挙げられます
- 「的な」は曖昧さを持たせる効果があり、「〜だし」は終助詞的に使われることがあります
- 「かわちぃ」(かわいい)や「エグち」(すごい)など、語尾を変化させて意味を強調することもあります
- 助動詞
- ギャル語では助動詞の使い方も独特です
- 例えば、「〜てり」(例: 気持ちよくてり)は感情を強調するために使用されます
- また、「〜させてもろて」のように、標準語の「〜させてもらって」をくだけた形に変化させることで親しみやすさを演出します
世代ごとの変化や特徴
ギャル語は時代とともに進化しています。
- 1990年代: 「チョベリグ」(超ベリーグッド)や「MK5」(マジでキレる5秒前)など、略語や独自の表現が流行
- 2000年代以降: 「卍」(テンションが高い状態)や「きゃぱい」(キャパオーバー)など、新しい言葉が次々と生まれています
- 最近: SNSの普及により「エグち」や「わかりみが深い」など、共感や感情を表現する言葉が増加しています
- 使用例
- 「あーし、今日マジきゃぱいんだけど!」(私、今日は本当にキャパオーバーなんだけど!)
- 「この服かわちぃ~!」(この服かわいい~!)
- 「それガーチャー!ほんまごめんやで」(それは私のミス!本当にごめんね)
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最終更新:2025年02月07日 08:39